2019年04月27日公開
2019年04月27日更新
【がっこうぐらし!】丈槍由紀の不自然な行動とは?性格・症状や正体を考察
大人気アニメ「がっこうぐらし!」の主人公丈槍由紀(たけやゆき)の不自然な行動や性格、現実逃避とも見れる症状や正体を画像を参照しながら考察していきいます。1話で状況がひっくり返ったゾンビアニメとして突如と話題になった「がっこうぐらし!」は一体どんなアニメなのでしょうか?丈槍由紀に浮上する様々な疑問も紹介していきますので、気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
丈槍由紀とは?
がっこうぐらし!の作品情報
「がっこうぐらし!」は、Lerche制作により2015年に放映されたテレビアニメです。監督は安藤正臣さんが、シリーズ構成は原作者の海法紀光さんが担当しました。また、脚本には多くのゲームシナリオライターの方が参加しています。原作漫画、アニメの他、2019年には実写映画化され話題となりました。
出典: https://abema.tv
また、原作漫画、テレビアニメ、実写映画ではそれぞれストーリーや結末が異なり、原作・アニメでは丈槍由紀が主人公はですが、実写映画では恵飛須沢胡桃が主人公となっています。テレビアニメ「がっこうぐらし!」の原作と異なる点は、太郎丸の登場回数、みーくんの登場タイミング、オリジナルエピソードが足されていたこと、が挙げられます。まとめでは「がっこうぐらし!」の主人公の由紀について画像付きで考察していきます。
がっこうぐらし!の原作
原作『がっこうぐらし!』は海法紀光さん原作ですが、作画は千葉サドルさんが担当しています。『がっこうぐらし!』は、2012年より漫画雑誌『まんがタイムきららフォワード』で連載されており、現在11巻まで刊行されており、12巻で完結すると発表されています。原作『がっこうぐらし!』は、第1巻から第5巻を高校生編、第6巻から第9巻を大学生編と構成されています。アニメでは1巻から5巻が描かれてたことになります。
がっこうぐらし!のあらすじ
テレビアニメ「がっこうぐらし!」は、ある日町に突如としてパンデミックという感染症が蔓延し人間がゾンビになってしまうという”ゾンビ騒動”が勃発します。ゾンビの感染は校内にも広がり、やがて下校時刻にさしかかる時分に校内で残っていた生徒は次々にゾンビと化していきました。
巡ヶ丘学院高等学校に通う主人公の丈槍由紀、運動神経がよくサバサバした性格の3年生恵飛須沢胡桃(えびすざわくるみ)、しっかりした性格にお姉さん的存在の3年生若狭悠里(わかさゆうり)、おっとりした性格の教師の佐倉慈(さくらめぐみ)は、たまたま校内で生き残ることができた生存者です。佐倉慈ことめぐねえは、生徒を守る為に学園生活部という活動を創立します。2年生の直樹美紀(なおきみき)は後に合流します。
避難生活を送っていく矢先、めぐねえはゾンビに襲われ亡くなってしまいました。主人公の由紀はこうした中、現実で起きている悲劇や災禍に目を背けているのかいないのか、めぐねえに話しかけたり通常と同じように授業を受けたりと不自然な態度を取り始めます。「学園生活部」という”学校で寝泊まりする部活”をしているといって楽しんでいたのです。
丈槍由紀のプロフィール
丈槍由紀は、私立巡ヶ丘学院高等学校に通う「学園生活部」の3年生です。学園生活部ではムードメーカー的存在です。丈槍由紀の髪は肩くらい、ピンク色の髪に猫耳がついた帽子に熊のピンや普通のピンをつけています。制服のリボンは3年生の赤色ですが、制服のベースが他の学園生活部員と異なっています。丈槍由紀は、明るい性格に天真爛漫で学校でのつらい避難生活には欠かせない存在として描かれています。
丈槍由紀の不自然な行動と画像
不自然な行動①衝撃の1話
丈槍由紀の不自然な行動その1は、1話の最後に現れました。上の画像を見て頂くと分かるように、丈槍由紀の笑顔とは裏腹に背景の教室は廃れています。丈槍由紀の目には幸せな日常世界が映っていますが、それは彼女が現実逃避をしているということだったのです。「最近、学校が好きになった。」というセリフがありますが、それは都合よく現実から目を背けるために脳内変換した結果でした。
不自然な行動②ゾンビに噛まれない?
丈槍由紀は学園生活部をしながら通常通り授業を受けたり友だちと話したりしていますがゾンビに噛まれることはありませんでした。それは全て丈槍由紀の幻覚、想像の中でのやり取りだったということが1話の最後で分かります。ゾンビに噛まれなかったのは”そこにゾンビがいなかったから”なのです。
不自然な行動③ファインプレーが多い
学園生活部の部員はファインプレーが素晴らしいと言われます。それは、不自然な行動や言動をとる丈槍由紀を部員は黙認し、その上で丈槍由紀と接しているからです。亡くなってしまったはずのめぐねえと話していても丈槍由紀を注意することは決してありませんでした。顧問のめぐねえがいなくなっても丈槍由紀のサポートを続ける部員のファインプレーに注目です。
不自然な行動④みーくんを救う
上の画像は、直樹美紀ことみーくんは、親友の祠堂圭(しどうけい)と学校の帰りにショッピングモールへ寄り道をしていた時の画像です。その時にゾンビ騒動が勃発したためショッピングモール内に取り残されてしまったのです。ショッピングモール内での生存者は2人と1匹の犬太郎丸でした。その内友人の圭は外へ出てしまい、みーくんと太郎丸は取り残されてしまったのです。そんな時、たまたまみーくんを助けたのが丈槍由紀でした。
不自然な行動⑤演技かと疑われる
上の画像は、みーくんが丈槍由紀に「もう演技するのは辞めにしませんか」と切り出すシーンです。みーくんは、学園生活部と丈槍由紀の関係が依存状態にあることとこのままではお互いに不健全だということ、また、丈槍由紀が演技をしていると訝しみこのセリフを言いました。ですが、今までの丈槍由紀の態度は決して演技ではないということに気が付きます。
不自然な行動⑥くるみの看病の時
上の画像はゾンビに襲われ感染症に苦しむ胡桃と、胡桃の看病をする学園生活部員の画像です。胡桃はこの時、めぐねえのゾンビに襲われてしまいゾンビに感染しかけていました。丈槍由紀は、「もう、お別れはいやだよ」そう胡桃を心配していましたが、そのセリフで「やっぱり演技なのでは?」と視聴者から疑いをかけられたシーンでもあります。
不自然な行動⑦卒業・進学を提案
上の画像は、今の状況をどうするかという選択に直面されたことに気が付いたのか、丈槍由紀が学園生活部員に卒業をし進学をしようと提案したシーンです。自分たちでだけで卒業式を開いたことで、丈槍由紀は学校に自分たちだけしかいないことに気が付いているのか?と考察されています。
不自然な行動⑧ゾンビに触られて号泣
上のシーンは、太郎丸がいなくなってしまい一人で太郎丸を探しに行った際にゾンビと遭遇した丈槍由紀のシーンです。一人でゾンビのいるスペースに出てしまうのは初めてでした。蠢く何者かの正体をゾンビと認識し触れられたことで恐怖を覚えた丈槍由紀は、やはりゾンビの存在を認識できていたと言われています。
丈槍由紀の性格を考察
丈槍由紀の性格①子供っぽい
出典: https://abema.tv
丈槍由紀は子どもっぽい性格だと言われています。それは、頭に被る猫耳の帽子や熊のヘアピンをしているところ、また、はしゃいだり天真爛漫なところがそう言われる所以ではないでしょうか?
丈槍由紀の性格②他のメンバーの心の支えに
みーくんに「演技をしている」と言われる丈槍由紀ですが、彼女の性格や不自然だと言われる行動は、孤独で緊迫感のある状況下に生きる学園生活部のメンバーは少なからず丈槍由紀の存在は心の支えになっていると考えられます。
丈槍由紀の症状や正体を考察
症状①改善しつつある?
丈槍由紀の当初の症状は、精神不安の影響か幼児退行や幻覚、幻聴が見受けられましたが、アニメの後半以降の高校を卒業し進学しようと提案したときには、だんだんめぐねえと話すことはなくなっていきました。また、学園生活部員のことを心配し考えながら行動している描写が増えています。このことから、丈槍由紀の症状は改善しているといえるでしょう。
症状②由紀の言動には重要性がある?
学園生活部でショッピングモールへ食料調達に向かった際、ショッピングモールにたどり着くまでの難所やピンチの時に、意外にも丈槍由紀はその状況が好転するようなアドバイスをふとしてみたり、頼りになる態度やセリフを言っています。意図せず胡桃を勇気づけたり慰めたりと何らかの言葉がけをするのも丈槍由紀でした。このことから、みんなを前向きに率いているのは丈槍由紀だと考えられます。
症状③危険を察知できる?
丈槍由紀は、これから何か起きることを予知していたかのような不自然な行動を取っています。アニメでは描かれませんでしたが、原作漫画の9巻(大学生編)では、丈槍由紀と合流した胡桃が仲間の元へ向かうシーンでその不自然さが明らかになっていると描写があります。武闘派のリーダータカヒトは、みーくんがゾンビ感染症の解毒剤を持っていると疑い、ボウガンでみーくんを脅しました。
このシーンでは、胡桃には聞こえなかった言葉が丈槍由紀には聞こえていた描写がされ、丈槍由紀の正体は人間ではない説が濃厚になっているとファンの間では言われています。また、丈槍由紀の特徴でもある髪が跳ねていたり、猫耳になっている帽子の形には丈槍由紀の正体と何かしらの関連と理由があると考察ができます。
症状④めぐねぇとの関係
これはアニメでも描かれましたが、丈槍由紀は常日頃めぐねぇの幻覚と思われる姿や幻聴と思われる声が聞こえ、めぐねえに相談したり助言されたりされているシーンがありました。ですが、ゾンビ感染症で廃れた世界になってしまった世界を受け入れた丈槍由紀は、それ以降それらの症状はほぼ現れなくなったのです。めぐねえと丈槍由紀、胡桃や悠里なども含め、教師と生徒という関係に疑問が持たれています。
ファンの間で考察されているのは、めぐねえの髪の長さと丈槍由紀の距離感に差があるとされています。これらのことも含めると、症状③で説明したような危険察知能力があるシーンが描かれていることから、他にも何かあると考えられます。
正体②ネコなどの動物だった?
症状の説明でもしましたが、丈槍由紀はたびたび「丈槍由紀は猫ではないか?」という説が浮上しています。その理由として、他の人には聞こえないような小さな物音が聞こえる、子どもっぽいといわれる行動、猫を連想させる言葉遣いが挙げられています。原作漫画『がっこうぐらし!』ではクマのぬいぐるみと遊ぶシーンもあり、猫の他にクマとの関係性もあるのではないかと考えられています。
またこの他にも、丈槍由紀は高校3年生という設定ですが、漢字が読めなかったり勉強も苦手だったりすることから、猫等の動物が丈槍由紀の正体かと言われています。
正体③クローン人間説
動物説の他に、丈槍由紀にはクローン人間説があります。めぐねえと丈槍由紀は同一人物をもとに製造されたクローン人間とも考察されています。まず、髪色や顔つきがめぐねえと丈槍由紀の共通点としてあげられます。他にも、胡桃が丈槍由紀に指摘した「演技」の件もそうです。防衛本能で現実逃避をしているなどではなく、2人が同一人物であるクローン人間だからともとれるのです。
正体④タイムリープ説
丈槍由紀の正体に関しては他にも「タイムリープ説」があります。それは、作中めぐねえが何度も「私のせいだ」と言っていること、胡桃がゾンビに噛まれた時に丈槍由紀が「もう離ればなれになるのは嫌」といっていることがあげられます。
めぐねえが自分のせいにし悔やむのは現状が好転しないことに対する懺悔にもとれますし、丈槍由紀の「もう離ればなれになるのは嫌」という「もう」は、何度か胡桃を助けられなかった過去があるともとれます。また、街の壊れ具合や様々な矛盾、明かされていない謎からもタイムリープ説が浮上しているのです。
丈槍由紀に関する感想や評価は?
丈槍由紀に関する感想や評価①めぐねえの存在
私ががっこうぐらし!が好きだと知ると「自分もがっこうぐらし!のアニメ見たよ、あれってゆきちゃんの幻覚だったんでしょ」って言ってくる人が多いんだけど、それに関しては私はYESともNOとも言えない。たしかにゆきちゃんの幻覚かもしれないがめぐねえの意思、思念と考えることができなくもない
— unyama/運山 (@ASW_G_11) April 24, 2019
丈槍由紀の幻覚や幻聴は、果たして本当にそうなのか?と疑問になっている方、また、丈槍由紀の幻覚等ではなくめぐねえの思念かもしれないと独自の考察をしている方もいらっしゃいました。
丈槍由紀に関する感想や評価②クローン人間説
がっこうぐらし!考察
— @nattu25251に転生 (@nattu25midorimu) August 14, 2016
ゆきちゃんって何回も同じこと経験してるんじゃないかなぁなんて、あと、みんな実験のために作られたクローンかなって思う(個人的に)
丈槍由紀は実験のために造られたクローン人間なのでは?という意見が多く見られました。また、クローン説も浮上しているため、丈槍由紀に関する様々な説が浮上しています。
丈槍由紀に関する感想や評価③廃れた校舎
がっこうぐらし今日で4周目ぐらいになってしまったんだけどさ、
— コンセント[ll] (@konnsennto1030) January 31, 2019
久々に見たらやっぱり泣けるよネェェェェエエ
オープニングが変わってるってよく言われるけどやっぱり私としてはゆきちゃんの中だけ綺麗なままの学校っていうのが凄くグッとくるんでみんながっこうぐらし二周はしてください()
丈槍由紀の幻覚である「綺麗な校舎」と、現実の「廃れた校舎」の違いにエモーショナルになる方も多く見受けられました。丈槍由紀の中にある変わらないままの日常、一方では変わり果ててしまった日常の差には様々な感情を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか?
丈槍由紀の不自然な行動まとめ
以上、丈槍由紀の不自然な行動や性格、その症状や正体を画像を参照しながら紹介きました。原作は12巻で完結すると発表されていますので、最終話は一体どのような結末になるのかぜひ注目してみてください。サイト内には、「がっこうぐらし!」に関する他のまとめ記事もありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。