2019年04月25日公開
2019年04月25日更新
【ジョジョ】プロシュート兄貴の強さは?かっこいい名言やスタンド能力を紹介
プロシュートとは荒木飛呂彦が原作を務める『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部『黄金の風』に登場するキャラクターです。敵として登場したにも関わらず、弟分のペッシに対しては面倒見の良い性格をしているため『ジョジョ三大兄貴』の筆頭と呼ばれており、ファンからも人気となっています。今回はそんなプロシュート兄貴のかっこいい名言やスタンド能力を紹介し、彼について深くまで触れていきます。
目次
ジョジョのプロシュート兄貴とは?
ジョジョの奇妙な冒険の作品情報
ジョジョの奇妙な冒険の概要
『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦による漫画作品で、『週刊少年ジャンプ』にて1987年から連載が開始されました。略称は『ジョジョ』で、物語の黒幕を倒すと部数が『第〇部』と進んでいき、サブタイトルも変わります。最大の特徴は部数が進むにつれて主人公が変わる事で、第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターから2019年現在は第8部の主人公である東方定助となっています。
主人公だけでなく登場人物の多くは特殊な能力を持っており、第1部~第2部は『波紋』と呼ばれる生命エネルギーを活性化させて太陽光と同じ波動を発する事が出来る能力がメインとなっていました。第3部からは超常的な能力を持つ守護霊のような存在『スタンド』という力が新たに作中に加えられた事でバトルシーンが大きく変化し、スタンド使いによって様々な能力が存在するため飽きの来ないド派手なバトルを見る事が出来ます。
そんな『ジョジョ』は単行本が累計で100巻を超えており、2019年4月現在で累計発行部数が1億部を超えるという大ヒットを記録しています。また、アニメやゲーム、トレーディングカードなど様々なジャンルにメディアミックスされており、近年では2012年から放送開始したテレビアニメが人気となっています。テレビアニメは今回メインとなっているプロシュート兄貴が登場する第5部『黄金の風』が2019年4月現在放送中です。
ジョジョの奇妙な冒険のあらすじ
時は1880年、イギリスの名門貴族の息子であるジョナサン・ジョースターは、ジョースター家に養子として迎えられたディオ・ブランドーの陰謀によってジョースター家を乗っ取られてしまいます。ディオは『石仮面』をかぶった事で吸血鬼となり、人間を超越した力を手に入れたため、ジョナサンは吸血鬼に対抗するための手段である波紋を修業によって会得し、死闘の末にディオを倒す事に成功しますが、自分も命を落としてしまいます。
しかしジョナサンは婚約者との間に子を残していたため、ジョースター家の血が絶える事は免れ、戦いは次世代へと受け継がれていきます。ディオはそれから100年後に復活し、最強のスタンド『ザ・ワールド』を使って世界を支配しようと目論みます。ジョースター家の血を引く空条承太郎はディオを倒すために仲間と共に旅に出て、強力なスタンド使い達を倒しながら、遂にディオとの戦いが始まり、死闘の末に完全に消滅させました。
それから10数年、ディオの息子であるジョルノ・ジョバーナが主人公となり第5部『黄金の風』の物語が始まります。第5部はジョルノがギャング団『パッショーネ』に入団し、ギャングスターになるために上り詰めていく物語を描いており、強力なスタンド使いであるギャング同士のバトルが繰り広げられていきます。ジョルノはディオの息子と言ってもディオの首から下はジョナサンの身体であったためジョースター家の血が流れています。
プロシュート兄貴のプロフィール
プロシュート兄貴はギャング組織『パッショーネ』の『暗殺チーム』に所属しています。『暗殺チーム』とは総勢9名からなる暗殺専門部隊で、仕事上ボスからの信頼を得にくいため報酬などの待遇が悪く、『パッショーネ』の中でも地位の低いチームとなっています。そのため『暗殺チーム』はボスを暗殺して『パッショーネ』を乗っ取ろうと考えており、ボスの娘であるトリッシュを誘拐してボスの正体を探ろうとしていました。
そんな『暗殺チーム』に所属しているプロシュート兄貴はスーツ姿に七三分けという風貌で、頭の回転が早く、任された任務なら命を懸けて強い覚悟を持って臨むというプロの殺し屋で、任務の最中に何が起ころうとも惑うことなく常に冷静に対処します。しかし目的のためなら無関係の人々の命を奪うという事も厭わないという冷酷な一面も持っています。口調はギャングらしく『黙ってろ!』などと言った強いものとなっています。
プロシュート兄貴とペッシの関係
プロシュート兄貴は常に弟分のペッシと一緒に任務をこなしています。しかしペッシは『暗殺チーム』に所属しているにも関わらずまだ1人も殺した事が無く、さらに精神的に未熟な面が目立つので面倒見の良いプロシュート兄貴はペッシに早く一人前になってほしいと考えており成長の大切さをいつも教えています。成長過程のペッシですが、隠れている敵の存在を敏感に感じ取る事が出来るためプロシュート兄貴に高く評価されています。
プロシュート兄貴のジョジョでの活躍
プロシュート兄貴はペッシと共にネアポリス駅からフィレンツェ行き列車に乗って、先に列車に乗っていた『ブチャラティチーム』全員を始末しようとしていました。プロシュート兄貴は最初は黒い影で登場して姿を隠しており、自身のスタンド『ザ・グレイトフル・デッド』の能力を使って列車の乗客もろとも『ブチャラティチーム』を老化させて力を弱らせ、その隙に全員殺害しようと目論みます。
しかしジョルノが『ザ・グレイトフル・デッド』の能力の特徴に気付きます。それは体温が低ければ低いほど老化が遅くなるというもので、身体を氷で冷やしながら近寄ってきたミスタの攻撃によってプロシュート兄貴はピンチとなります。そこでプロシュート兄貴は自分を老化させるというファインプレーでミスタを油断させ、老化させて戦闘不能にする事に成功します。そしてプロシュート兄貴は他の団員達を始末するために動き出します。
次にプロシュート兄貴の相手となったのはブチャラティで、死闘の末にブチャラティのスタンド『スティッキィ・フィンガーズ』によってプロシュート兄貴は列車の外に放り出されてしまいます。しかしプロシュート兄貴は瀕死の重傷を負いながらも生きており、列車にしがみついていました。プロシュート兄貴はそんな満身創痍の状態でもスタンド能力を最後まで解除せず、ペッシに覚悟を見せつけたうえで転落して死亡しました。
この後、プロシュート兄貴の覚悟を見た事によってペッシがプロシュート兄貴のような本当の暗殺者に成長し、『ブチャラティチーム』全員を相手に戦います。あまりの急激な精神の成長ぶりにブチャラティも『人は数十分の間にこんなに成長できるのか』と驚いておりペッシに気高い精神を見出します。そして成長したペッシはブチャラティとの交戦の末に首を折られた事で敗北しました。
瀕死の状態になったペッシはプロシュート兄貴を殺された苦しみをブチャラティにも味わわせようと、ジョルノ達を道連れにしようとしますが、それによりブチャラティに『ゲス野郎に堕ちた』と称され、『スティッキィ・フィンガーズ』のパンチラッシュによって『アリーヴェデルチ(さよならだ)』となりました。
ジョジョのプロシュート兄貴の強さ・スタンド能力
強さ・スタンド能力①ザ・グレイトフル・デッド
『ジョジョ三大兄貴』の筆頭・プロシュート兄貴のスタンドは『ザ・グレイトフル・デッド』です。ステータスは『破壊力B/スピードE/射程距離(列車1本程度は十分)/持続力/機密動作性E/成長性C』で、ジョルノ達が持つような近距離型の戦闘タイプではない事が分かります。しかし列車の運転席をパンチで破壊する程度のパワーはありスピードも老化した『スティッキィ・フィンガーズ』のラッシュを片手で捌くほどは持ち合わせています。
人型のスタンドですが全身に目があり、下半身が無いため太い腕で移動する事が特徴です。また胴体には腸を思わせる紐のようなものが垂れ下がっています。荒木飛呂彦によるとデザインは全身に目のある妖怪をイメージしたという事です。名前の由来はアメリカのロックバンド『グレイトフル・デッド』で、北米版のゲーム作品では『サンクフル・デッド』、北米版のアニメ作品では『ザ・サンクフル・デス』と改名されています。
強さ・スタンド能力②老化させる
プロシュート兄貴のスタンド『ザ・グレイトフル・デッド』は全身にある目からガスを発生し、そのガスに触れたものを老化させる事が出来ます。時間が経つ毎に老化は進み、最終的には老衰してしまうという恐るべき能力で、ジョルノ達を苦しめました。老化の進み時間は能力を受けた人物の体温によって変わり、体温が高いと早く進み、逆に低いと遅くなるため、作中でブチャラティ達は身体を氷で冷やすという対策をしていました。
またプロシュート兄貴本体か『ザ・グレイトフル・デッド』が直接相手に触れると、ガスよりももっと急激に老化させる事が出来ます。しかしガスを受けた人間は敵味方問わず老化してしまうので、味方はあらかじめ氷を用意しておくなどの事前準備が大事となっており、作中ではペッシが氷をかじって対策していました。老化はプロシュート兄貴の意志で自在に解除する事が出来ます。
なお、プロシュート兄貴自体も老化する事が出来ますが、他人を老化させるよりも圧倒的に老化・若返りをするスピードが早いため、作中では自分を老人化させ、ミスタを油断させて攻撃していました。しかし『ザ・グレイトフル・デッド』の能力は直接相手に致命傷を与えるという訳ではなく、寿命の長い生物では長期戦を強いられてしまうので、相手にプロシュート兄貴本体の存在を悟られずに攻撃し続ける事が大事となっています。
ジョジョのプロシュート兄貴のかっこいい名言集
プロシュート兄貴の名言①「『ブッ殺す』…そんな言葉は…」
プロシュート兄貴の名言①は、「『ブッ殺す…そんな言葉は…」です。ブチャラティに『ブッ殺す』と発言したペッシに向かってプロシュート兄貴は発言したセリフで、暗殺のプロは『ブッ殺す』という言葉を言っている暇があればすでに相手を殺しているのだという仕事のプロらしいかっこいい名言となっています。ちなみに事後報告である『ブッ殺した』なら使っていいという事です。
プロシュート兄貴の名言②「『ブッ殺す』と心の中で…」
プロシュート兄貴の名言②は、「『ブッ殺す』と心の中で…」です。プロシュート兄貴はプロの殺し屋のため、『ブッ殺す』と発言する前に心の中で思っている時点ですでに相手を殺しているため行動は終わっているのだと発言しています。『ジョジョ』ファンの中でもかなり人気となっている名言です。
プロシュート兄貴の名言③「言っただろうがよォー…」
プロシュート兄貴の名言③は、「言っただろうがよォー…」です。まだプロシュート兄貴の姿が黒い影の段階で発言したセリフで、必ず目標を始末するという覚悟が伝わってくる名言です。
プロシュート兄貴の名言④「それにたいしたこたァ…」
プロシュート兄貴の名言④は、「それにたいしたこたァ…」です。プロシュート兄貴は列車の乗客全員を老化させていましたが、毎年怒っている旅客機の大事故よりは大した事は無いから大丈夫という事を言っています。さすがギャング団の一員と分かる名言です。
プロシュート兄貴の名言⑤「いいかッ!オレが怒ってんのは…」
プロシュート兄貴の名言⑤は、「いいかッ!オレが怒ってんのは…」です。怖さからスタンドを解除してしまったペッシの心の弱さを責めているプロシュート兄貴のセリフで、弟分を成長させたいという気持ちが伝わってくる兄貴らしい名言です。
プロシュート兄貴の名言⑥「甘ったれてんだ!…」
プロシュート兄貴の名言⑥は、「甘ったれてんだ!…」です。氷を無くした事がスタンドを解除した理由だと言い訳するペッシの心の内を見抜き、怒っている時のプロシュート兄貴の名言です。
ジョジョのプロシュート兄貴と他キャラの戦いを予想
予想①プロシュート兄貴とギアッチョの戦い
『ジョジョ』のキャラによる夢の対決として、プロシュート兄貴とギアッチョの戦いは面白い戦いになる事間違いなしです。ギアッチョのスタンド『ホワイト・アルバム』は大気の温度を冷やす事ができ、また氷のスーツを身に纏う事が出来るため、もし戦えばプロシュート兄貴はかなり不利な状況となるでしょう。この不利な状況を頭脳明晰なプロシュート兄貴がどうやって打破するかが見ものです。
予想②プロシュート兄貴とアレッシーの戦い
アレッシーとは『ジョジョ』の第3部に登場した敵キャラで、彼のスタンド『セト神』はプロシュート兄貴とは逆に相手を若返らせる事が出来ます。そのため2人のスタンド能力はお互い打ち消し合ってしまう事になるので、もしかしたら肉弾戦へと突入するかもしれません。
ジョジョのプロシュート兄貴に関する感想や評価は?
#ジョジョの奇妙な冒険黄金の風#プロシュート兄貴
— とぅなか (@too_nka) April 18, 2019
かっこよすぎる
プロシュート兄貴がかっこよすぎるというファンは非常に多くいます。イケメンなルックスもさることながら、最大の魅力はやはり自分の命を投げ出してでも目的と弟分であるペッシの成長を望んだところで、それにより『ジョジョ三大兄貴』の1人として語り継がれる事となりました。
プロシュート兄貴が最後までペッシを見守ってて涙が止まらなかった。
— かぼ (@aboborakabo) January 25, 2019
ペッシもプロシュートが死にそうになって覚醒したし。
お互いがお互いのことを心から尊敬し、信じてたんだなって。
そんな二人がほんと好きです。#jojo_anime #プロシュート兄貴#ペッシ pic.twitter.com/HRNAK31OqU
プロシュート兄貴は瀕死の状態になりながらもペッシの援護に回り、絶命した後はその覚悟を受け継いだペッシが成長を見せました。そんな信頼し合っていた2人の関係を素敵だと思うファンは多くいます。
「ブッ殺すと思ったなら
— あずM@小説『三匹のカエル~』 (@azuemu) January 18, 2019
その時すでに行動は終了している」
「任務は遂行する
部下は守る
両方やらなくっちゃあいけないのが幹部の辛いところだな」
「覚悟はいいか?
俺は出来てる」
20年たっても普段ふいにこの辺の台詞が頭よぎったりする
#ジョジョ
#ブチャラティ
#プロシュート兄貴 pic.twitter.com/1utBTw3Hn3
プロシュート兄貴の名言は前述してきましたが、敵でありながらかっこいいセリフが多いため、長い間心に残っているというファンは多くいます。作中では死んでしまったプロシュート兄貴ですが、これからも人気キャラとして君臨し続けるでしょう。
ジョジョのプロシュート兄貴の強さまとめ
『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部『黄金の風』に登場するキャラクター・プロシュート兄貴の強さやスタンド能力、かっこいい名言などを紹介してきましたが、敵でありながら兄貴肌全開の男気溢れる人物である事が分かります。今回のまとめを読んだ後にもう1度、『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部を読み返してみるというのはいかがでしょうか?