松田陣平のイケメンな生き様！登場回や佐藤美和子や安室透との関係は？

「名探偵コナン」の原作漫画は、青山剛昌先生による推理漫画で、1994年から週刊少年サンデーで連載中です。2019年4月現在96巻まで発売されており、世界累計発行部数は2億3000万部を超えたそうです。また、2017年に1000話目を迎えた際には「サンデー」に連載された歴代の漫画の中で、史上最長の連載期間に達したとして話題になりました。

アニメ「名探偵コナン」は1996年から日本テレビ系列で放送が始まり、高視聴率を記録しています。さらに、劇場版についても1996年から毎年1作ずつ公開されており、2018年の「ゼロの執行人」では歴代コナン映画の最高興行収入となる90億円を記録し、国民的アニメ作品として知られています。

高校生探偵の工藤新一は幼馴染の毛利蘭と遊園地に遊びに行きます。帰り際、新一は黒ずくめの男たちの怪しげな取引を目撃し、殴り倒されて薬を飲まされます。新一が意識を取り戻すと、なんと身体が縮み、小学生サイズになっていました。

阿笠博士の提案で、正体を隠すことにした新一は「江戸川コナン」という名で、探偵事務所を営む蘭の家で暮らすことになりました。そして、新一は小学生探偵「江戸川コナン」として様々な難事件に立ち向かい、自分の身体を小さくした黒ずくめの男たちの組織を追うことになったのでした。

「名探偵コナン」に登場する、松田陣平（まつだ じんぺい）は、登場回数は少ないながらもコナンファンに大きなインパクトを残したキャラクターです。松田陣平はもともと警視庁の警備部機動隊の中にある爆弾処理班でエースと呼ばれていました。

しかし、ある事件をきっかけに、佐藤美和子らの所属する強行班三係に転属させられます。松田陣平はサングラスをかけたスタイルに、タバコを吸い、ズボンのポケットに手をつっこんだ姿がかっこいいと好評で、ワイルドイケメンとして人気が高いキャラクターです。

松田陣平の名前のモデルとなったのは、俳優の松田優作さんだと言われています。上の名前は優作さんの名字をそのままもらい、下の名前は、松田優作さんがドラマ「太陽にほえろ！」で演じた柴田純が由来だと言われており、柴田純の愛称「ジーパン」を文字って「陣平」となったそうです。

今回は「名探偵コナン」でワイルドイケメンとして、登場回数は少ないながらも人気の高い松田陣平についてみていきます。松田陣平のイケメンな生き様や登場回、名言をご紹介し、佐藤美和子や安室透との関係、アニメ声優の神奈延年さんについてもみていきます。

松田陣平の親友である萩原研二も、松田陣平同様、警視庁警備部に所属する機動隊員で、爆弾処理班に所属していました。萩原研二は、松田陣平、安室透らと警察学校の同期で、佐藤美和子の一つ上です。「揺れる警視庁　1200万人の人質」では、萩原研二が爆弾処理中に命を落としたことが明らかになりました。そのお話の中で、別の場所に仕掛けられた爆弾を松田陣平と萩原研二がそれぞれ解体していました。

松田陣平は先に爆弾の解体を終え、萩原研二が爆弾を処理している現場に到着します。そして、萩原研二に電話をかけます。のんびり解体している萩原研二に松田陣平は、早く爆弾を解体するように促します。萩原研二も松田陣平の電話でやる気を出して、爆弾解体に取り掛かります。しかしその時、犯人の手によって止められていた爆弾のタイマーが動き出します。そして、松田陣平の目の前で萩原研二がいる建物が爆発したのでした。

松田陣平は電話で萩原研二から、もし自分が爆弾で死んだら「仇をとってくれ」と頼まれていました。そのため、松田陣平は親友・萩原研二の仇を取るため、爆弾処理班から爆弾事件の捜査を行う特殊犯係への転属を願い出ます。しかし、松田陣平の目的が親友の仇をとるための復讐だろうからとして、上層部は一度冷静にさせるため、松田陣平を佐藤美和子らのいる強行犯三係に配属するのでした。

親友の萩原研二が爆弾で殉職してから4年が経過し、強行犯三係に配属されてからも松田陣平は亡くなった彼にメールを送信し続けます。そのとき、松田陣平がメールを打つのがとても早く、指先が器用だという特技が明らかになるのですが、亡くなった親友に対し、何年経ってもメールを送り続ける松田陣平の生き様が切ないと言われ、反響のあったシーンです。

漫画では11月7日、アニメでは1月6日のこの日、松田陣平は配属された強行犯係三係で、警視庁に毎年届くFAXを待っていました。それは萩原研二が亡くなった次の年の3年前から毎年送られてくる「3」「2」「1」という数字のFAXでした。毎年送られてくるこのFAXを松田陣平は、萩原研二を爆死させた爆弾事件の犯人から届く、爆弾のカウントダウンだと考え、「0」に当たるこの年には別の内容のFAXが届くと睨んでいました。

案の定、その年に送られてきたのは数字ではなく、文章でした。その文章は暗号となっており、それを瞬時に解いた松田陣平は、杯戸ショッピングモールへ向かいます。松田陣平は爆弾の仕掛けられた観覧車に乗りこみ、爆弾を解体し始めます。しかし、松田陣平が観覧車に乗り込むのを見た犯人は、新たな爆発を起こして観覧車を止めてしまうのでした。そして、松田陣平は爆弾犯からのメッセージを発見します。

そのメッセージには、爆発3秒前に次の爆弾の在り処を示すヒントを流すというものでした。萩原研二の仇をとりたいと思っていた松田陣平でしたが、このメッセージを見た松田陣平は次の爆弾の在り処を突き止めて大勢を救うために命をかけることに決めたのでした。

そんな松田陣平の大勢の命を救うために自分の命を投げ出す生き様に、視聴者からは号泣したという声が多く挙がったそうです。また、松田陣平の自分が死ぬ寸前でもうろたえずに平然としているところもかっこいいと称賛され、人気の高いシーンでもあります。

松田陣平の命日について、ハイドショッピングモールの大観覧車に爆弾が仕掛けられ、彼が殉死した日は漫画とアニメで異なっています。「名探偵コナン」の原作漫画では11月7日となっていますが、アニメ「名探偵コナン」では新年の2時間スペシャルとして放送されたため、1月6日となっています。ただ、ファンの間では原作を重んじる傾向があるみたいで、松田陣平の命日は11月7日と言う人が多いようです。

それでは、ワイルドイケメンとして人気の高い松田陣平の、登場回はいつなのでしょうか？次に、松田陣平の登場回の漫画の巻数やアニメの話数、放送された日付、映画公開年などを、登場回のタイトルとともにご紹介していきます。

松田陣平が「名探偵コナン」に初登場したのは、漫画では36巻、アニメでは301・302話です。アニメ版タイトルは「悪意と聖者の行進」前後編で2002年11月25日・12月2日に放送されました。この前後編で、佐藤刑事がかつて想いを寄せていた刑事の存在が明らかになります。その佐藤美和子が想いを寄せていた刑事というのが松田陣平です。既に亡くなっているので、初登場から回想シーンという珍しいキャラクターだと言われています。

このお話で、変装した高木刑事を見た佐藤美和子刑事が、彼の頬をひっぱたくという出来事がありました。実は、このときの高木刑事の変装が3年前に亡くなった松田陣平にあまりにも似ていたため、佐藤美和子は驚いて思わず手が出てしまったのでした。松田陣平は高木刑事が警視庁に配属される前に亡くなっていたので、高木刑事は彼のことを知りませんでした。

しかし、佐藤美和子が高木刑事をひっぱたく姿を隣で見ていた白鳥警部や宮本由美婦警は松田陣平のことを知っていました。そのため、白鳥警部は次のような意味深発言をして、松田陣平の次の登場回となる「揺れる警視庁　1200万人の人質」への伏線としました。また、このお話で、普段はワイルドさの欠片もない高木刑事が、佐藤美和子が想いを寄せいていた松田陣平に実は似ているということが分かった回でもありました。

松田陣平の2回目の登場回は、漫画では36〜37巻、アニメでは304話です。アニメ版タイトルは「揺れる警視庁　1200万人の人質」で2003年1月6日に2時間スペシャルとして放送されました。松田陣平は主に佐藤美和子の回想シーンで登場します。

このお話での松田陣平の活躍は、前述の「松田陣平の生き様」でご紹介したとおりです。大勢の命を救うために自分の命を投げ出す生き様に、多くの視聴者は号泣したそうです。また、自分が死ぬ寸前でもうろたえずに平然としているところも、かっこいいと称賛されています。

松田陣平の3回目の登場回は、漫画では40巻、アニメでは358・359話です。アニメ版タイトルは「本庁の刑事恋物語5」前後編で2004年5月3日・5月10日に放送されました。遊園地デートをする佐藤美和子と高木刑事は、そこで麻薬の取引が行われることを知ります。コナンらと共に捜査を始めた佐藤美和子と高木刑事は、取引現場を突き止めますが、犯人に逃走されてしまいます。

佐藤美和子は犯人を追いかけますが、途中で急に地面に座り込んでしまいます。実は、佐藤美和子は犯人を追いかける途中で観覧車とその背後に打ち上がった花火を見て、松田陣平が殉死したときのことを思い出したのでした。回想の1シーンのみでしたが、松田陣平の再登場をきっかけに佐藤美和子と高木刑事の距離がグンと縮まることとなった回なのでした。

2016年に公開された劇場版 名探偵コナンの20作目「純黒の悪夢（ナイトメア）」でも、松田陣平は登場しました。この映画で松田陣平は安室透の回想シーンで登場し、安室透との意外なつながりが明らかになりました。詳しいエピソードは後ほど「松田陣平と安室透の関係」で見ていきます。今回も短い登場でしたが、彼を待ち望んでいる松田陣平ファンにとっては嬉しい再登場となったそうです。

希望した特殊犯係ではなく強行犯三係に配属され、機嫌の悪い松田陣平こと「松田君」（佐藤美和子はそう呼ぶ）の世話係を任されたのが佐藤美和子刑事でした。

最初は渋々コンビを組んでいた佐藤美和子でしたが、4年前に親友を無くしており、その親友にメールを送り続けている姿など、意外な一面に佐藤美和子は徐々に松田陣平に惹かれていきます。しかし、松田陣平は観覧車の爆弾処理中に、大勢の市民の命を救うため、爆弾により亡くなってしまいました。

爆弾が爆発する直前、佐藤美和子は松田陣平からメールを受け取っています。そのメールは、佐藤美和子に次の爆弾が仕掛けられている場所を伝えるものでしたが、追伸には佐藤美和子への個人的なメッセージが書かれていました。それが次のセリフです。実は、松田陣平と佐藤美和子は両想いだったのです。

想いを確かめ合うこともなく、亡くなってしまった松田陣平のことを佐藤美和子は3年経っても忘れられずにいました。そして「松田君」からのこの最後のメールを佐藤美和子は3年間ずっと消さずに大事に残していました。

現在では、高木刑事と恋人同士になった佐藤美和子ですが「悪意と聖者の行進」後半の時点では、高木刑事に惹かれる気持ちはあるものの、松田陣平のときのように大切な人を失うことが怖くて、一歩を踏み出せずにいました。それほど、松田陣平を失くしたことがショックだったのでしょう。

上のセリフはそのときの佐藤美和子の言葉です。しかし、その後高木刑事にかつて松田陣平に言われた言葉と同じことを言われ、松田陣平への想いを思い出として受け入れ、高木刑事との恋に一歩踏み出すことになったのでした。

前述の通り、松田陣平と安室透は警察学校の同期です。その後、松田陣平は爆弾処理班へ、安室透は公安（ゼロ）へと別々の部署に配属されますが「劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢」で、安室透が松田陣平を思い出すシーンがありました。それは、黒の組織が観覧車に仕掛けた爆弾を安室透が解体するという場面で、安室透は松田陣平の顔を思い浮かべ、彼に爆弾処理の仕方を教わったのだとコナンに語りました。

そして、安室透は殉死した松田陣平の爆弾処理の技術が完璧だったことを自分が証明すると断言します。このシーンは松田陣平と安室透の絆がよく分かるとして、ファンから大きな反響があったそうです。

また、その後、早く解体しようと焦る自分を落ち着かせるために、松田陣平を思い出し、安室透は上のセリフを言うのでした。このシーンも松田陣平と安室透が本当に仲の良い仲間だったことがよく分かるとして、人気の高いシーンだと言われています。

アニメ「名探偵コナン」で松田陣平の声優を務めたのは、ベテラン声優の神奈延年さんです。松田陣平のアニメ声優・神奈延年さんは子役出身で、過去には林延年という名義でお仕事をしていたそうです。声優デビューは1991年で「マクロス7」の熱気バサラ役の声優や「中華一番!」のレオン役の声優など、数多くの人気作品で主要キャラの声優を担当しています。

また、神奈延年さんは声優・俳優の他にも、歌手として音楽活動や、人気バラエティ「世界の果てまでイッテＱ！」の外国人の声の吹き替えなどナレーターでもマルチに活躍している人物です。次に、松田陣平の声優を務めた神奈延年さんのプロフィールと、神奈延年さんの声優としての主な出演作品をご紹介していきます。

• 生年月日：1968年6月10日
• 出身地：東京都品川区
• 身長：170cm
• 血液型：A型
• 職業：声優・俳優・歌手・ナレーター
• 所属事務所：青二プロダクション
• 活動期間：1991年〜（声優）、1971年〜（俳優）、1995年〜（歌手）

• 1991年「機甲警察メタルジャック」神崎ケン役
• 1992年「キン肉マン キン肉星王位争奪編」ジェロニモ役
• 1992年「伝説の勇者ダ・ガーン」ホークセイバー/空の四体合体ペガサスセイバー役
• 1993年「蒼き伝説シュート!」白石健二役
• 1993年「若草物語 ナンとジョー先生」ダン・キーン役
• 1994年「マクロス7」熱気バサラ役（上の画像）
• 1995年「ふしぎ遊戯」翼宿役
• 1996年「フェーダ・リメイク 〜エンブレム・オブ・ジャスティス〜」ブライアン・ステルバート役
• 1997年「剣風伝奇ベルセルク」ガッツ役

• 1997年「中華一番!」レオン役（上の画像）
• 1998年「シャイニング・フォースIII」メディオン役
• 1998年「ジェネレイターガウル」ガウル役
• 1998年「ソニックアドベンチャー」ナックルズ・ザ・エキドゥナ役
• 2002年「NARUTO -ナルト-」シリーズで薬師カブト役
• 2003年「ソニックX」ナックルズ・ザ・エキドゥナ役
• 2004年「ロックマンX コマンドミッション」スパイダー役
• 2005年「AIR」柳也役
• 2005-2006年「真・三國無双4」曹丕役
• 2006-2007年「恋する天使アンジェリーク」シリーズで風の守護聖ランディ役

• 2007年「リトルバスターズ!」井ノ原真人役
• 2008-2016年「純情ロマンチカ」草間野分役
• 2010年「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-」アクセル・アルマー役
• 2012-2013年「リトルバスターズ!」井ノ原真人役
• 2014-2015年「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」ランサー役
• 2016年「昭和元禄落語心中」初代助六役
• 2017年「ドラゴンボール超」サオネル役（上の画像）
• 2018年「グラゼニ」土手来丈役
• 2019年「エガオノダイカ」ハロルド・ミラー役

名言1つ目は、松田陣平が殉死する前に言ったセリフです。萩原研二の仇をとると約束した松田陣平でしたが、爆弾犯の小賢しい罠にハマり、松田陣平は大勢を助けるために命を投げ出すことを決めます。この名言は、爆弾が爆発する直前、松田陣平が亡き萩原研二に言ったセリフです。途中で爆弾が爆発したため、セリフは途中となってしまいましたが、松田陣平の無念さがよく伝わる名言だと言われています。

名言2つ目は、松田陣平が殉死した父の形見を大事に持っている佐藤美和子に言ったセリフです。強行犯三係に配属され、佐藤美和子とコンビを組むことになった松田陣平は、佐藤美和子の父親が殉職しており、その父親の形見の手錠を佐藤美和子が大事に持っていることを知ります。

佐藤美和子は松田陣平に、吹っ切らないと前に進めないと言われるのだろう、と思っていました。しかし、松田陣平が佐藤美和子に言ったのは次のセリフでした。同じく、親友を亡くした松田陣平には、佐藤美和子の気持ちが痛いほど分かるのでしょう。そして、松田陣平が殉死した後、佐藤美和子はこの言葉は涙を流しながら思い出すのでした。

こちらは、アニメ「名探偵コナン」304話「揺れる警視庁1200万人の人質」を観た人の感想です。松田陣平が本当にかっこいいと評価されています。

こちらも、アニメ「名探偵コナン」揺れる警視庁1200万人の人質を観た人の感想です。松田陣平の生き様を見て、号泣してしまったそうです。このように、揺れる警視庁1200万人の人質が放送されてから15年以上経っても観る人が多く、松田陣平に対する反響が大きいことが分かります。

こちらの方は、松田陣平の再登場を待ち望んでいるようです。爆弾事件で殉職した萩原研二の思いを受け止め、再び危険な爆弾処理の現場へ向かう松田陣平の姿がかっこいいと評価されています。

こちらも松田陣平がかっこいいという感想です。松田陣平は原作で見てもアニメで見てもかっこよくて、サングラス越しの瞳に何度も悩殺されているそうです。また、大勢を救うために自分の命を犠牲にすることを選んだ松田陣平が死を目前にしても焦ることのなく冷静に爆弾解体を進める姿がかっこよくて、萩原研二の無念を晴らせずに殉職した姿に涙したそうです。

こちらも松田陣平がかっこいいという感想です。松田陣平の爆弾処理の仕事に対する向き合い方や、萩原研二への思い、佐藤美和子との関係性のすべてが切なくてしんどいそうです。

いかがでしたか？「名探偵コナン」で登場回数が少なながらも人気のあるキャラクター、松田陣平についてみてきました。松田陣平の生き様はワイルドイケメンと称賛されていることが分かり、松田陣平のアニメや原作、映画での登場回についてご紹介してきました。また、佐藤美和子や安室透との関係や、松田陣平の名言をご紹介し、松田陣平のアニメ声優・神奈延年さんについてもみてきました。

そして、松田陣平に関する感想・評価をご紹介し、松田陣平のイケメンな生き様には大きな反響があり、彼の再登場を願う声も多いことが分かりました。今後も松田陣平の再登場はあるのか？期待して待ちましょう！