2019年04月04日公開
2019年04月04日更新
【シュタインズ・ゲート】リーディングシュタイナーとは?原因・正体や意味をネタバレ
5pb.とニトロプラスの共同開発により大ヒットした想定科学ADV『シュタインズ・ゲート』というゲームや、そこから派生するアニメなどに登場する設定「リーディングシュタイナー」の意味についてネタバレを含みつつ徹底解説!『シュタインズ・ゲート』を彩るタイムトラベルの謎や、岡部倫太郎が椎名まゆりや牧瀬紅莉栖、そしてフェイリスなどを救うために活用した「リーディングシュタイナー」の能力と発現条件についても紹介していきます。ネタバレを含む項目は「ネタバレあり」と表記しますので参考にしてみてください。
目次
シュタインズ・ゲートとは?
2000年代を代表するコアな国産タイムトラベルものである『シュタインズ・ゲート』をご存知ですか?秋葉原を舞台とした奇妙な一夏の冒険劇や、「99%の科学と1%のファンタジー」と銘打たれた緻密なSF設定が人気を博してアニメや映画にもなった『シュタインズ・ゲート』には独特な固有名詞が登場します。
その難解な固有名詞のひとつであり物語のキーになってくる「リーディングシュタイナー」について、今回は徹底的に解説してきましょう。あらすじなどを紹介する上でネタバレが過分に含まれますのでご注意ください。
シュタインズ・ゲートの作品情報
『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は大元は5pb.とニトロプラスの共同開発というかたちで2009年に発売されたゲームソフトです。タイムトラベルによる試行錯誤によってどのヒロインを救うかなどシリアスな内容から大ヒットし、2011年にはアニメシリーズ『STEINS;GATE』が、そして2013年には劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』がというように10年以上も愛され続けるロングヒット作品となっています。
『シュタインズ・ゲート』は5pb.の科学アドベンチャーシリーズの第2作目にあたる作品でもあり、「タイムトラベル」や「世界線改変」をモチーフにして独特なSF用語を伴いながら作品展開を行なっています。「リーディングシュタイナー」もそのひとつであり、この能力を有している主人公岡部倫太郎はループする時間のなかで仲間たちの運命を変えるべく奔走することになるのです。
メインヒロインである椎名まゆりと牧瀬紅莉栖をはじめ、フェイリスこと秋葉留未穂や漆原るか、桐生萌郁、阿万音鈴羽といったそれぞれに「願い」があるヒロインたちと親友である橋田至など魅力的なキャラクターたちの「誰を救いどんな未来を掴むか」といった群像劇を楽しむことが出来ます。
主な登場人物
- 岡部倫太郎:「未来ガジェット研究所」ラボメンナンバー001。重度の厨二病をもつ自称マッドサイエンティスト「鳳凰院凶真(ほうおういんきょうま)」
- 椎名まゆり:ラボメンナンバー002。岡部倫太郎に誘拐され入会したコスプレ好きの少女
- 橋田至:ラボメンナンバー003。岡部倫太郎の親友であり、フェイリスの大ファンでもある天才ハッカー
- 牧瀬紅莉栖(まきせくりす):ラボメンナンバー004。帰国子女でタイムマシンについての論文を発表した才女
- 桐生萌郁(きりゅうもえか):ラボメンナンバー005。極度に内気な携帯依存症の少女
- 漆原るか:ラボメンナンバー006。岡部倫太郎に恋する巫女跡取りの男の娘
- 秋葉留未穂(あきばるみほ):ラボメンナンバー007。フェイリスと呼ばれるメイドカフェの人気厨二病アイドル
- 阿万音鈴羽(あまねすずは):ラボメンナンバー008。「ブラウン管工房」のバイト戦士
また、ゲーム『STEINS;GATE』の別エンディングのその後を描いたアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』が2018年にセカンドシーズンとして登場したことでも話題になりました。もちろん、続編でもこの「リーディングシュタイナー」なキーになってくるのです。今回は解説の都合上、アニメ版と映画版を基軸としてあらすじなどを確認しながら「リーディングシュタイナー」の意味など多くの謎に迫ります。
シュタインズ・ゲートのあらすじ
2010年の夏、秋葉原。大学生である岡部倫太郎は中二病から抜け出せず、「未来ガジェット研究所」を立ち上げて親友の橋田至や椎名まゆりとともに日々科学実験を行なっていました。そのなかで「過去にメールを送信できる装置(Dメール)」の発明に成功し、興味本位からメンバーたちの様々な要望を叶えるべくDメールを使用して擬似的なタイムトラベルを楽しんでいきます。
その要望のなかにはフェイリスや漆原るか、桐生萌郁など様々なメンバーの思惑が含まれ彼女たちをDメールを使って手助けすることで岡部倫太郎は非日常を謳歌していくのです。しかし、悲劇は彼ら「未来ガジェット研究所」を襲いました。なんと、Dメールの精度をあげるためにとった行動と開発中の「タイムマシン」を巡って「ある機関」から刺客が送られ、椎名まゆりが殺害されてしまうのです。
ネタバレありあらすじ:シュタインズ・ゲート
信じがたい出来事に絶望し受け入れきれなかった岡部倫太郎はDメールやタイムマシンを使いながら運命を変えるべくタイムトラベルを試み世界線を飛び越える門「シュタインズ・ゲート」を目指してループしはじめます。その過程で登場するのが「リーディングシュタイナー」なのです。
この際に、時空改変の過程で「リーディングシュタイナー」の能力の詳細や「なぜ岡部倫太郎でなければならないのか?」が明らかになっていきます。そして、「ある重大な人物の犠牲と救いたいものの運命の確定」を天秤に掛けることを余儀なくされ、現在の世界線(α世界線)に残るか、全ての犠牲を排除したβ世界線への跳躍するかを選択することになるのです。
この2つのエンディングのうち片方がアニメ版『STEINS;GATE』で選ばれ、こちらはβ世界線のさらに先をいった世界線「シュタインズ・ゲート」と呼ばれることになります。
少々難解ですが、このエンディング後者を選んでしまった世界線(α世界線)の後日談がアニメ続編『シュタインズ・ゲート ゼロ』であり、「シュタインズ・ゲート」世界線の後日談が描かれているのが映画版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』という構造になっているのです。特に「リーディングシュタイナー」の謎についてはアニメ版よりも更に詳しく映画版で言及されています。
リーディングシュタイナーとは?
リーディングシュタイナーは岡部倫太郎の能力
『シュタインズ・ゲート』において外せない設定のひとつが岡部倫太郎の持つ「リーディングシュタイナー」という能力です。この「リーディングシュタイナー」は「世界線跳躍を行なっても過去の世界線の記憶を維持できる」というタイムトラベル主題の作品でよく取り上げられる「記憶の連続性」にまつわる重要なキーになっています。
「リーディングシュタイナー」を持つことで「自他が過去の世界線で行なったこと」や、「運命の収束点」を感じ取ることが出来、タイムトラベルを繰り返しながら岡部倫太郎は真相へと至っていくのです。ネタバレは避けますが、「過去視・未来視」とは違い、情報ソースとなるのは全て「過去に体験した世界線の事象」のみになるためこれが物語の劇中で問題になってきます。
この能力は後述しますが、牧瀬紅莉栖やフェイリスなどの一部のラボメンにも発現し物語を加速度的にドラマチックにしていく重要なキーにもなっています。
岡部倫太郎はリーディングシュタイナーにより運命に抗う
岡部倫太郎が「リーディングシュタイナー」を最大限活かして何故時間跳躍を繰り返さなければいけなくなったかについては、ネタバレになりますが「椎名まゆりの死」が深く関連しています。Dメールとタイムマシンの発明というふたつの因果に応じて確定されてしまった「椎名まゆりの死」を覆すために何度もタイムトラベルをしながら回避しようと運命に抗うのです。
岡部倫太郎はこの観測能力を「リーディングシュタイナー」と銘打ち厨二病設定のなかに上手く組み込むことで、同じ厨二病を患ったフェイリスをはじめ、仲間たちを誘導し問題を徐々に解決しながら世界線跳躍を行うのです。この運命に抗うテーマについてはオープニング曲の「Hacking to the Gate」でも熱く歌われています。
リーディングシュタイナーのタイムトラベルによる不幸
しかし、タイムトラベル能力と「リーディングシュタイナー」には、他のタイムトラベルもの同様に大きな代償が伴いました。それは「椎名まゆりの死」が「世界線の収束点」になっていることでした。「世界線の収束点」とはタイムトラベル問題ないしは「バタフライエフェクト」などとして言及される事柄で、「どんな行動をとったとしても歴史の修正力によって自然にそうなってしまう事象」を意味します。
岡部倫太郎はもっとも回避したかった「椎名まゆりの死」が「世界線の収束点」であることに途中で気付き、また「リーディングシュタイナー」を有するがゆえに全ての世界線での「椎名まゆりの死」を何度も体感し記憶し続けねばならないという不幸が運命付けられていたのです。
また、ネタバレになりますがあらすじでも言及した通りフェイリスはじめ自分が良かれと思って叶えてあげた願いや思惑と「椎名まゆりの死」を常に天秤に掛けることになっていってしまいます。ゲーム版はプレイヤーがいるのでテンションはそれぞれですが、アニメ版などでもこの遣る瀬無さに岡部倫太郎は打ち倒され、もう時間跳躍はしないと劇中に決断することもありました。
そんな岡部倫太郎を立ち上がらせたのが牧瀬紅莉栖であり、彼女もまた1研究者として、あるいは愛する岡部倫太郎の心を救うために奔走します。そうして復活した岡部倫太郎は「オペレーション・スクルド」を発動して、ネタバレをこの記事では避けますが絶望的な世界線の壁に挑むことになるのです。
Tips:世界線の収束に抗う物語
確定された特異点を時空を奔走し故意に改変しようと試みる物語はゲームだけでなく、漫画やアニメ、映画や小説の世界でも多く見られる人気の主題です。世界線の収束を意味する単語として「特異点」「タイムパラドックス」などのSF用語が多く見られるのが特徴です。
その多くが「人の死」や「すでに確定された歴史的事件」などの時間の経過の不可逆性に対する強い願望と結びついており、本来ニンゲンでは越えられないからこその魅力があると言えます。ゲームで言えばリセットをすることで何度でも挑むように他の媒体では何度も登場人物がこの世界線の収束力に抗っていくのです。
有名な作品で言えば、少々ネタバレになりますが、『時を駆ける少女』では自転車事故や火事などで失われるものに対して抗うことになったり、『戦国自衛隊』では逆にタイムパラドックスを正すためにタイムトラベルを試みる例もあります。近年では『君の名は。』などでも話題になった19世紀以降SF小説の分野に輝きだしたテーマなのです。
リーディングシュタイナーの原因・正体をネタバレ考察
リーディングシュタイナーの発生理由・原因
『シュタインズ・ゲート』シリーズにおける「リーディングシュタイナー」の発生理由については「タイムマシンの発明」が大きく関わっていると言われています。
伏線の解説は省きますが、アニメ版に焦点を合わせて言及するならば、物語冒頭の時点で秋葉原の電気館に突き刺さった「タイムマシン」が存在する世界線(重大なネタバレをすると、この世界線こそが「シュタインズ・ゲート」でありゴール地点)からDメールの使用を経てタイムパラドックスが発生し、別世界線に変動したことで「リーディングシュタイナー」は岡部倫太郎に発現したという考察が可能です。
リーディングシュタイナーの正体
物語冒頭では完成していなかったタイムマシンを発明するためのトリガーこそが「リーディングシュタイナー」であるとも言え、「Dメール」で移転してしまった世界線を「リーディングシュタイナー」を駆使しながら精査し「タイムマシン」で解決するという構図になっているのです。
つまり、簡単に例えると「リーディングシュタイナー」はオムライスにおける卵のように使い方次第でその世界線の行先(料理の種類)を決められる能力であると意味付けられます。どのようにすれば時間を改変できるかを何度も試行錯誤することでタイムマシンの発明に至り、それがまたタイムパラドックスの壁へと突き進むことになるのです。
また、物語の終盤では「Dメール」では積載不可能な要素として「人間の意識や記憶」が重要になってきます。「Dメール」では送信出来ない記憶という膨大なデータ容量を「タイムマシン」によって送信するという仕組みこそが「リーディングシュタイナー」の特異性を示しています。
リーディングシュタイナーの意味をネタバレ考察
リーディングシュタイナーの意味は運命探知?
「リーディングシュタイナー」はもちろん一般的な用語ではなく、『シュタインズ・ゲート』シリーズにおけるSF用語です。公式の訳では「運命探知」という意味になっています。この訳について少々解説していきましょう。「リーディングシュタイナー」の綴りは「Reading Steiner」であり、「Reading」は「読み取る」という意味なので「探知」がこれにあたると考察できます。
残りの「Steiner」の意味は「Stein」がドイツ語の「石」という意味なので直訳すると「石をするもの」になります。この石が『シュタインズ・ゲート』シリーズの世界観を踏まえるのであれば岡部倫太郎が何度も繰り返し観測した「世界線の収束点」なのではないかと考察することができるでしょう。
すなわち、「リーディングシュタイナー」とは「運命を観測する能力」でもあり、まさに(厨二病的発想によるネーミングによって名付けられた)「運命探知」を意味するれっきとしたSF用語なのです。
リーディングシュタイナーは岡部倫太郎以外にも発現する?
実はというとこの「リーディングシュタイナー」を発現したと考察することができる登場人物は岡部倫太郎以外にも存在します。この章ではそんな人物たちを消化しましょう。
リーディングシュタイナーが発現した人物①牧瀬紅莉栖
メインヒロインのひとりでもある牧瀬紅莉栖はヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所所属研究員で脳科学を専攻している若き才女です。彼女は物語の冒頭で7月28日に秋葉原の大ビルで開催される「秋葉原テクノフォーラム」でのタイムトラベルに関する講演に講師として招かれ、岡部倫太郎と口論になりそこから関係が深くなっていきます。
非常に好奇心旺盛で世話焼きでもある彼女が、阿万音鈴羽とともに行なった「ある選択」がきっかけとなってこの物語が動き出したといっても過言ではない特異点のひとつでもあり、アニメ版では終盤、そして映画版では主人公としてこの「リーディングシュタイナー」の能力を発揮することになります。
岡部倫太郎を想う気持ちの強さに加えて、その類稀なる知能と脳科学者の卵としての知見で「タイムマシン」の発明に必要な要素を割り出したこともまた「リーディングシュタイナー」の発現に関わっているのではないかと考察されています。
リーディングシュタイナーが発現した人物②フェイリス
フェイリスは秋葉原のネコ耳メイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」の看板娘であり厨二病的なセリフも合間って序盤の謎が多いヒロインです。フェイリスはボードゲーム「雷ネットアクセスバトラーズ」のトップランカーでもあり心理戦に優れているのも特徴です。そんな彼女の真の顔は一帯の地主の娘であり、「タイムマシン」発明のキーアイテムを父親が所有していたなど間接的に発明に関わっていくことになる重要な人物でもあります。
「リーディングシュタイナー」が発現したとされるキーポイントは彼女の願った「ある願い」がタイムマシン発明に直結する大きな特異点であったことと、岡部倫太郎がフェイリスにとった「ある行動」が大きく関わっているのではないかと考察されているのです。
彼女の願いを「Dメール」によって取り消した際にフェイリスの「リーディングシュタイナー」は発現し、あたかも厨二病的なノリに付き合っているかのようにして岡部倫太郎を支えることになるのです。
リーディングシュタイナーに関する感想や評価は?
リーディングシュタイナー#とは①タイムトラベルにあったら嬉しい能力
未来や過去を見るタイムマシンより
— 👁🗨 ある👁🗨 (@tre_biane) March 31, 2019
過去をやり直すためのタイムリープマシンが欲しい
タイムリープマシンあっても今の記憶を過去に持っていけれんかったら意味ないからリーディングシュタイナーも欲しい
タイムトラベルを行うという壮大な夢に必要なものとして「タイムマシーン」と「過去視・未来視」は必須ですが、そのあとの「記憶の連続性」も必要であるという考察は多くの人々が行なっています。
Tips:人格の同一性とタイムトラベル
「人格の同一性」については哲学や心理学の分野でも盛んに議論される問題でもあり、例えば哲学者バートランド・ラッセルの『世界五分前創造説』では、時空的かつ質的に連続しているということは同一性の十分条件とはみなされないなどといった考え方が示されています。
一方でタイムトラベルを扱うSF作品の多くでは「リーディングシュタイナー」のように「記憶の連続性」が存在を証明するキーであるものとして扱うことも多く、各作品で定義が異なるのです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985〜)や『バタフライ・エフェクト』(2004)でもこういった論題は言及されています。
リーディングシュタイナー#とは②言い換えが便利なSF用語
起きたら春色バレンタインがトレンド入りしてる…どういうこと…いつの間に世界線を移動したんだ…リーディングシュタイナーは発動してないぞ
— あるぷ (@alp315) September 28, 2018
「リーディングシュタイナー」は「別世界線を覗きみる能力」などとしてファンのなかで共通認識化され「予期しない事態」や「予見されているだろうが誰も知らないこと」に対して当てはめて使われることが多いようです。
元号発表の瞬間、岡部が「バカなっ!」と叫び、リーディングシュタイナーが発動する
— ピカチュウ元年 (@OtOkOIV) April 1, 2019
時事ネタのジョークでも散見され、新元号の予想立ての際にも「リーディングシュタイナーが発動する」「リーディングシュタイナーする」などの表現で度々「予見する」という意味で使用される場面が見られました。
リーディングシュタイナー#とは③自覚した際に盛り上がるSFロマンある設定
自分、絶対思い出せない事を思い出して運命を変えたり、幻術や夢から覚める展開めっちゃ好きやねん!
— Meteor (@strongest26) April 4, 2019
ひぐらしとかの罪滅ぼしで別の世界線の記憶を思い出すとか、リーディングシュタイナー系はマジで好き!
多くのタイムトラベル作品で重要になる「記憶や意識の連続性」についての『シュタインズ・ゲート』シリーズ内での解答が「リーディングシュタイナー」になっていますが、この設定そのものは他の作品などで出会った際に「好ましい」「楽しい」「感動する」などの感想は多く持たれています。それゆえに「この能力欲しい」という感想に繋がってくるのです。
リーディングシュタイナー#とは④誰かの犠牲の上に立つ運命を受け止める能力
@xxdora15xx てかシュタゲの個別EDって基本的に何かの犠牲の上に成り立ってるのがほとんどだから、素直に感動できんかった。個人的にはフェイリスEDが好き。バイト戦士EDはむしろその後どうなるのかが気になる。
— ちゃんなべ・すていさむ (@green_roo) February 3, 2010
「リーディングシュタイナー」が存在するからこそ『シュタインズ・ゲート』シリーズが魅力的になっている要素として、「誰かの犠牲の上に成り立つエンディング」のどれを摑み取るかプレイヤー同様に主人公の岡部倫太郎も記憶し続けているポイントがあります。フェイリスルートのエンディングは特に人気が高く、多くの人が苦悶しながらもゲームを進めたようです。
シュタゲのアニメ見る→フェイリスのあまりの可愛さに感動→もっと知りたいなフェイリスのこと→原作購入→フェイリスエンドで感情移入して鼻の下が伸びる→シュタゲがもっと好きになる→何でもかんでもシュタゲ→ステマニ→ステマニ人口が増える
— たかし (@tk4q) July 26, 2011
またこのフェイリスファンの方のように自分が感情移入出来たヒロインたちに関するルートをやりこみ、様々なメディアミックスで自己補完することで楽しむというのも『シュタインズ・ゲート』シリーズの楽しみ方としてあげられています。
リーディングシュタイナーの意味やネタバレまとめ
『シュタインズ・ゲート』シリーズにおける「リーディングシュタイナー」の解説はいかがだったでしょうか?「リーディングシュタイナー」のもつ意味や、牧瀬紅莉栖やフェイリスにも能力発現した理由など、『シュタインズ・ゲート』シリーズをもっと楽しめるようになる要素が数々潜んでいますので、これをきっかけに機関の目を欺いて世界線の観測者になってみるのも楽しいかもしれません!