ベルセルクの髑髏の騎士の正体は覇王ガイゼリック?強さや謎を徹底考察

「髑髏の騎士」は「ベルセルク」という漫画を原作とする作品に登場するキャラクターです。文字通り「髑髏の騎士」という風貌をしており、主人公であるガッツの窮地に現れては手助けをしてくれる謎多きキャラクターです。今回の「ベルセルク」記事ではそんな謎多き「髑髏の騎士」の強さの考察や正体、ガイゼリックとの関連性などについて画像をまじえて紹介していきます。また「髑髏の騎士」の名言も一挙に紹介します。

ベルセルクの髑髏の騎士の正体は覇王ガイゼリック?強さや謎を徹底考察のイメージ

目次

  1. 髑髏の騎士が暗躍する作品「ベルセルク」とは?
  2. ベルセルクの「髑髏の騎士」との出会い
  3. ベルセルクの髑髏の騎士は主人公ガッツの前に「狂戦士の甲冑」を所有者していた人物
  4. ベルセルクの髑髏の騎士の戦闘能力を考察
  5. ベルセルクの「髑髏の騎士」の正体は?
  6. ベルセルクの「髑髏の騎士」とゴッドハンドとの因縁
  7. ベルセルクの髑髏の騎士がガッツたちに同行しない謎を考察
  8. ベルセルクの髑髏の騎士の奥の手「呼び水の剣」
  9. ベルセルクの髑髏の騎士の過去と縁深き者たち
  10. ベルセルクの髑髏の騎士の名言を一挙紹介
  11. ベルセルクの「髑髏の騎士」が「覇王ガイゼリック」である可能性は高い!

髑髏の騎士が暗躍する作品「ベルセルク」とは?

大人気ダークファンタジー作品

「ベルセルク」は三浦健太郎によるダークファンタジー漫画です。1989年に連載が始まり、現在39巻まで刊行されています。主人公は身の丈を超す大剣を軽々と扱う男ガッツ。かつて共に戦った「鷹の団」の団長グリフィスによって自身の体に「生贄の烙印」を刻まれ、以来グリフィスに対する憎しみと復讐心に突き動かされ壮絶な旅をしています。同じく「鷹の団」で共に戦った愛する女性キャスカを呪いから救おうとしています。

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ベルセルクの「髑髏の騎士」との出会い

放つ殺気は使徒「ゾッド」級

「髑髏の騎士」は原作漫画9巻冒頭で初登場する正体不明のキャラクターです。主人公・ガッツは3年間過ごした「鷹の団」を脱け、ひとり森で野宿しているところに髑髏の騎士が現れます。その強さはガッツをもってしても手に余る使徒「ゾッド」を彷彿とさせるほどでした。「髑髏の騎士」の計り知れない実力を前に、ガッツはただおののくばかりでした。

「髑髏の騎士」が告げし予言

上の画像の様に、「髑髏の騎士」は出会って間もないガッツにある予言を告げます。それは「蝕(しょく)の刻」という216年周期で巡ってくるといわれる「夜祭」の訪れを予言するものでした。正体が分からない相手の唐突な予言を前にガッツの思考はまとまりません。「髑髏の騎士」とは誰なのか。なぜガッツに助言のようなことを言うのか。すべては謎のまま、その時のガッツの「何もんだてめぇ」というセリフに要約されています。

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ベルセルクの髑髏の騎士は主人公ガッツの前に「狂戦士の甲冑」を所有者していた人物

ガッツは旅の中で「狂戦士の甲冑」という身体能力を極限まで引き出す防具を手に入れます(上の画像参照)。たとえどんなに傷ついてもその痛みを忘れさせ、肉を貫き骨に食い込ませてでも身体を補強し続ける呪物だったのです。そんな強力な呪物をガッツの前に使用していた人物こそ、正体不明キャラ「髑髏の騎士」なのです。

ベルセルクの髑髏の騎士の戦闘能力を考察

ベルセルク「髑髏の騎士」の強さを支える技能その1「高速剣技」

「髑髏の騎士」の基本的な戦い方は馬上での剣技です。愛馬の高速移動とともに繰り出される高速の剣技で瞬く間に魔物を切り裂くほどの強さを見せます。主人公・ガッツが苦戦する使徒「ゾッド」とも互角以上に渡り合う強さを有しています。薔薇をあしらった盾も装備しており、攻防のバランスが取れています。上の画像にあるのが愛用の剣と盾です。

ベルセルク「髑髏の騎士」の技能その2「空間切断」

「髑髏の騎士」が普段使う剣とは別に、奥の手とも言える剣を有しています。それこそが強さの秘密とも言える「喚び水の剣」です。これにより「髑髏の騎士」は空間を斬りこの世とは違う軸である異層を潜り抜けることが可能となります。この力で主人公・ガッツはたびたび「髑髏の騎士」に助けられることになります。上の画像は空間を切断している様子です。

ベルセルクの「髑髏の騎士」の正体は?

千年前に大帝国を築いた皇帝「ガイゼリック」との関連は?

ベルセルクのキーパーソンのひとりである「髑髏の騎士」の正体は、1000年前に一代で大帝国を築いたとされる皇帝「覇王ガイゼリック」であるとの説が有力です。根拠はガイゼリックが髑髏の兜を愛用していたことや、ゴッドハンドのひとりである「スラン」が「王さま」と呼んだことなどが挙げられます(上の画像参照)。また、使徒「ゾッド」も「千年我らに仇なす貴様だ」とも言っています。

かつての「覇王ガイゼリック」は大帝国を築いたあとは国民に重税課し、贅の限りを尽くし享楽のるつぼにしてしまいます。そんな所業を見かねた神さまが5人の天使を遣わし、ガイゼリックの都を一夜のうちに地上から消し去ったと伝えられているのです。そのガイゼリックの都が存在した証拠に、「再生の塔」と呼ばれる地下牢獄の底には、「生贄の烙印」が刻まれた亡骸が存在しているのです。

ベルセルクの「髑髏の騎士」とゴッドハンドとの因縁

ゴッドハンドのメンバーとは既に顔見知りの関係

まだゴッドハンド全員と会話したわけではないので定かではありませんが、「髑髏の騎士」はゴッドハンドのメンバーを知っている模様です。原作漫画26巻「胎海(はらわだ)の娼姫(しょうき)」にて、ゴッドハンドのひとりであるスランが「王さま」と呼びかけており親しい間柄であるように見えます。上の画像の女性がスランです。

現在5名となったゴッドハンドの中でも「髑髏の騎士」と因縁が深そうな相手は天使長と呼ばれる「ボイド」です(上の画像右下のキャラ)。焼かれた唇、削がれた鼻、縫われた目、肥大した剥き出しの脳味噌というグロテスクな風貌をしたキャラクターです。「蝕の刻」の「降魔の儀」を取り仕切る立場にあると窺えます。強さなどの正体についてもわずかな手掛かりしかありません。

「髑髏の騎士」と因縁深いとされる「ボイド」ですが、その全容はいまだ謎に包まれています。唯一判明している技能は「空間転移」です。ベルセルクの主人公・ガッツが直面した「蝕の刻」において、異次元の空間を破って現れた「髑髏の騎士」の斬撃を「空間転移」で返しています。ゴッドハンドを束ね天使長と呼ばれるだけあって一筋縄ではいかない強さです。果たしてその正体は?今後の展開に注目です。

上の画像はベルセルクのアニメで「髑髏の騎士」がボイドに攻撃を仕掛けるシーンです。この時にボイドは「空間転移」の能力を発動し「髑髏の騎士」の攻撃を相手の背後へ転移させています。ベルセルク原作漫画では正面に転移していましたがアニメでは「攻撃が転移したこと」が分かりやすいようにアレンジされています。

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ベルセルクの髑髏の騎士がガッツたちに同行しない謎を考察

ベルセルクの「髑髏の騎士」はベヘリットを集めている

ベルセルクの「髑髏の騎士」は主人公・ガッツの窮地に駆けつけ力を貸してくれる頼もしい存在です。ゴッドハンドを倒すという目的も同じなだけに同行してくれると心強いことは間違いありません。しかし「髑髏の騎士」は同行してくれません。考えられる理由は「髑髏の騎士」もまた仲間というものに対して強い抵抗があるものと推察できます。加えてベヘリットを効率的に集めるという目的があるため同行しないと考えられます。

ベルセルクの髑髏の騎士の奥の手「呼び水の剣」

強敵ゴッドハンドたちに対抗するための力

前述の通り、ベルセルクの「髑髏の騎士」は「喚び水の剣」という切り札を作り上げるために、各地を渡り歩き「ベヘリット」という異界の物体を集めている。「喚び水の剣」(上の画像参照)が初めて披露されたのはベルセルク原作漫画26巻「道連(なかま)」において、混沌と化した闇の領域(クリフォト)から脱出する場面です。切り裂いた空間により魔物を吸い寄せ、異層を潜り抜けることでガッツを救い出したのです。

ゴッドハンドを葬るための切り札として練り上げた「喚び水の剣」ですが、ベルセルク原作漫画34巻「逆光」において、ガッツの友・グリフィスの転生体にして仇敵・フェムトを屠るべく放った一撃を逆に利用されてしまいます(上の画像参照)。誕生したばかりである5人目のゴッドハンド・フェムトの未知なる強さの前に「髑髏の騎士」が手玉に取られた形です。

ベルセルクの髑髏の騎士の過去と縁深き者たち

先にも述べた通り、ベルセルクの「髑髏の騎士」の正体は「覇王ガイゼリック」である説が濃厚です。1000年前に神の怒りを買って5人の天使によって人ならざる存在になってしまい、それ以来ガッツと同じようにゴッドハンドへの復讐に生きていると推察できます。

ベルセルクの「髑髏の騎士」と縁深き者その1「不死者・ゾッド」

ベルセルクに登場する「不死者(ノスフェラトゥ)」のゾッド(上の画像参照)とは、ベルセルク原作漫画の5巻に初登場する使徒(ベヘリットにより人ならざるものに転生した人間)で、圧倒的な強さを誇ります。その理念は「強者と戦う」ことただひとつです。すでに300年もの間戦いに明け暮れており、そのどこかで「髑髏の騎士」と出会い幾度となく戦ってきた「宿敵(とも)」と呼ぶほどの関係です。

ベルセルクの「髑髏の騎士」と縁深き者その2「天使長・ボイド」

ベルセルクでも屈指の重要人物である天使長・ボイドとは一体何者なのでしょうか?「髑髏の騎士」の正体が「覇王ガイゼリック」だと仮定するならば、ガイゼリックの都が一夜にして天使に滅ぼされたことも先に述べた通りです。そして「再生の塔」の地下深くに死都・ミッドランドが現存し、「生贄の烙印」が刻まれた夥しい数の亡骸が転がっているのです。つまり、その時誕生したゴッドハンドが存在する可能性を示唆しています。

ベルセルク原作漫画18巻「猛信者」においてモズグス(上の画像参照)が「この塔はかつて覇王ガイゼリックによって幽閉された賢者があらゆる拷問の中に王の罪を神に訴えつづけついには天使を降臨させた」と言っています。この拷問された賢者=ボイド説が有力です。つまり人間だった頃のボイドが「真紅のベヘリット」により降魔の儀を行いゴッドハンドとなり、ガイゼリックの都に住む人々が生贄にされたとすれば辻褄が合います。

ベルセルクの「髑髏の騎士」と縁深き者その3「胎海の娼姫」

ベルセルク原作漫画26巻「胎海(はらわだ)の娼姫(しょうき)」において、「髑髏の騎士」と「胎海(はらわだ)の娼姫(しょうき)」ことスランが対峙します。このときスランは「髑髏の騎士」のことを「王さま」と呼び、人間の頃からの知り合いのように窺えます。「髑髏の騎士」が「覇王ガイゼリック」と仮定するならば、かつてガイゼリックに仕えていた側近かなにかなのでしょうか?現時点でそれ以上の関係性や強さは不明です。

ベルセルクの「髑髏の騎士」と縁深き者その4「魔女・フローラ」

ベルセルクの「髑髏の騎士」を語る上で欠かせない人物こそ、シールケの師匠である「魔女・フローラ」(上の画像参照)です。フローラは人の理を超えて生きている存在であり、2人はお互いを「古き友」と呼ぶ間柄であることからその縁は相当深いものだと推察できます。

ベルセルクの髑髏の騎士の名言を一挙紹介

名言その1「踠き挑み足掻く!それこそが死と対峙する者の唯一の剣!ゆめゆめ忘れぬことだ!」

上の画像の名言はベルセルク原作漫画9巻で「髑髏の騎士」の初登場時にガッツに対して告げた助言です。これはこの1年後に訪れる「蝕(しょく)の刻」において、ガッツが「生贄の烙印」から逃れる術を示唆しています。たった一言「絶望」に染まる只中において、「髑髏の騎士」の助言通りに踠き、挑み、足掻き続けることで生贄を回避します。

名言その2「お前の希望がそのまま彼の娘の希望であるとは限らぬということだ」

ベルセルク原作漫画28巻「月下の少年」の冒頭で告げられた名言です。「髑髏の騎士」はキャスカの心を取り戻す方法を教示します。望みのある言葉を聞いて静かに歓喜するガッツに釘を刺す形で告げられるのです。痛いところを突かれたガッツはその言葉の意味を考え動揺します。そして己に問い続けるのです。

名言その3「戦うか救うか思い人は一人にすることだ。二羽を得られるほど易くはないぞ」

ベルセルク原作漫画18巻「街道2」において、「断罪の塔」へ赴こうとするガッツに対して告げた名言です。断罪の塔でキャスカはモズグスらの手によって魔女として火あぶりにされて殺されそうになります。その時ガッツは眼前に現れたゴッドハンドたちの影に惑わされ、キャスカを危険に晒してしまいます。幸いにして「髑髏の騎士」の言葉を思い出したガッツはキャスカ救出に駆けつけることが出来たのです。

名言その4「ならばこそ安からかなれ」

魔女・フローラが住む「霊樹の森」がゴッドハンドとなったグリフィスの命令を受けた「戦魔兵」によって襲撃される直前に言った名言です。互いを「古き友」と呼び合うフローラのために剣を執る心の強さが描かれています。上の画像がそのシーンです。

ベルセルク原作漫画24巻「元素霊(エレメンタル)」において、フローラは「髑髏の騎士」に「あなたが私に頼み事だなんて」「同病相あわれむと言ったところかしら?」「古き友よ。あなたにまだ人としての心が残っていると信じたいわ」と言っています。

最初のセリフで「髑髏の騎士」はフローラを滅多に頼らない関係だったことを示唆しています。「同病」とは「生贄の烙印」を指しているのでしょうか?それとも単に「人を超えた存在」のことかも知れません。3つ目のセリフは「髑髏の騎士」が「覇王ガイゼリック」だったことの示唆にもなります。しかし国民を蔑ろにし贅の限りを尽くしたガイゼリックに「人の心」を期待しているところを見ると王になる前からの関係もあり得ます。

ベルセルクの「髑髏の騎士」が「覇王ガイゼリック」である可能性は高い!

今回の記事では「髑髏の騎士」の強さや名言、「覇王ガイゼリック」との関係性を考察しその正体に迫りました。「髑髏の騎士」の強さの秘密やその正体については今後の物語で明らかにされていくでしょう。「髑髏の騎士」やガイゼリックに関する情報をこれからもつぶさにチェックしてみてください。もしかすると何気ないセリフの中に重大なヒントが隠されているかも知れません。

「骸骨の騎士」の名言通り、これからも「踠き、挑み、足掻く」精神でガッツはゴッドハンドたちに立ち向かってゆくことでしょう。ガッツとゴッドハンドたちがぶつかる時はきっと、「髑髏の騎士」も力を貸してくれるはずです。そんな頼もしい「髑髏の騎士」の強さや名言、そして正体を検証したい方は原作漫画の9巻からチェックしてみてください!

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