2019年03月30日公開
2019年03月30日更新
【ダリフラ】叫竜の正体は人間の子供?人類の真の敵ではなかった?種類をまとめて紹介
ダリフラは2018年に放送されたロボットアニメ作品です。この記事では、ダリフラに登場する謎の生命体である叫竜の正体について徹底解説をしていきます。叫竜は人類を襲う敵で、それに対抗するために人間の子供はフランクスという機体に乗って叫竜を倒していました。叫竜には大きさによって種類があり、個体によっては強さのレベルも違っていました。何のために叫竜が人類を襲っているのかなどをまとめています。
叫竜が登場するダリフラ
ダリフラは2018年に放送されたロボットアニメ作品です。人類を襲う敵である叫竜に対抗する為に育成されたパラサイトのヒロと、叫竜の血を受け継いでいる少女のゼロツーがパートナーとなり、叫竜と戦うストーリーとなっています。この記事ではダリフラに登場する叫竜の正体や種類について解説します。
ダリフラの作品情報
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」通称ダリフラは、錦織敦史が監督を務める日本のアニメ作品です。錦織敦史は「天元突破グレンラガン」でキャラクターデザインを担当し、第7回東京アニメアワード個人賞を受賞している実力者です。
アニメ作品としてのダリフラは完結していますが、現在は矢吹健太朗によって少年ジャンプ+で漫画化され、その他にもスピンオフ作品がmatoによって同じく少年ジャンプ+で連載されています。
ダリフラのあらすじ
ダリフラは、叫竜と呼ばれる謎の巨大生物と戦闘するパラサイト候補生として育成された子供のヒロと、叫竜の血を引いたゼロツーと呼ばれる少女が出会うところから始まります。ゼロツーは生まれながらに角が生えており、「パートナー殺し」の悪名を持っていました。
ヒロは叫竜と対抗する為に作られたフランクスという、男女二人で乗るロボット兵器との同調に失敗しており、パートナーのナオミは接続実験の失敗によって落第してしまいました。そのこともあり、ヒロは一緒にパラサイトとして育った仲間の中でははぐれものになっていました。そんな時にゼロツーと出会います。
ヒロに興味を持ったゼロツーは「パートナーにならないか」と言います。パートナーに誘われたヒロは、その時からゼロツーを気にするようになります。ある日施設を出ていくナオミを見送っていると、突然叫竜が出現します。巨大な叫竜を相手に、ゼロツーが乗るフランクス・ストレリチアが応戦していました。
しかし、本来の力を出し切れていないストレリチアは叫竜を相手に倒されてしまいます。ゼロツーが「パートナー殺し」と言われているのは、ゼロツーと一緒に乗ったパートナーが3度目の出撃で必ず死ぬからです。後にゼロツーと共に乗って重症を負ったミツルは、全身の血も肉も吸い取られるようだと語っていました。その時も、ゼロツーはパートナーを失い、戦う事ができない状況でした。
そんな状態のゼロツーを放っておけなかったヒロは、自分がパートナーとして乗ることを決意します。そうしてゼロツーと一緒に乗ったヒロは、圧倒的な力で叫竜を倒すことができたのです。ゼロツーはヒロのことを「ダーリン」と呼び、ヒロとゼロツーは互いにパートナーになることを望みながらも周りから反対されてしまいます。
ゼロツーとヒロはパートナーになれるのか、叫竜の正体は一体なんなのか、物語が進むごとに白熱するロボットアニメ作品となっています。
叫竜の正体は人間の子供?
人間の敵である叫竜は、いくつもの舞台を殲滅させるほどの力を持っています。そんな叫竜の正体とは、一体何なのでしょうか。ここでは叫竜の正体について噂されている説をまとめています。
叫竜の正体①人間の子供だという説
叫竜の正体で話題になったのが、ダリフラの15話で登場した叫竜のコアの内部の姿です。叫竜はコアを破壊することで倒すことができるのですが、なんとそのコアの中には人間の子供のような物体が存在しているような描写がありました。
実際にダリフラの15話でミク達が戦闘で倒した叫竜のコアの中からは、一見金色のような塊が出てきます。それはまるで母親のお腹の中にいる胎児のような姿でした。イクノも子供のような物体を見て「人間…みたいに見えるね」と言いますが、ミクはそれを否定しました。一瞬の描写でしたが、コアから出てきた子供のような物体は叫竜に関する伏線だと言われています。
叫竜を倒すための核であるコアから出てきた物体が人型の子供の姿をしていたため、叫竜の正体は実は人間なのではないかという線が強いとされていました。ダリフラでは、子供と大人は明確に分かれているような描写が何度かされています。そのため、子供と大人はそもそも別の種族ではないかと言う考えもありました。
しかし、実際に子供と大人は別の種族というわけではなく、進化した人類のことを大人と呼んでいました。その進化した人類というものは、研究によって不老不死手術を受けた者たちのことでした。その代償として不老不死手術を受けると生殖能力を失いますが、叫竜になることはありません。そのため、この説は否定されることとなります。
叫竜の正体②人間が乗っている説
ダリフラの15話で叫竜のコアから子供のような姿をした物体が現れたことで、叫竜にも人間が乗っているのではないかという説もありました。巨竜は謎の生命体と言われているだけであり、フランクスと同じように人間が乗っているロボットなのかどうかは判断がつきませんでした。
もし本当に人間が乗っているのであれば、互いに別の兵器を作った人間同士で戦争をしていたことになります。そうなると、なぜ叫竜に乗った人間が人間を襲い始めたのか、さらに謎が深まります。
叫竜の正体③VIRMに対抗するための生体兵器
叫竜の正体は子供なのではないかという意見が多かったのですが、実はその正体はVIRMに対抗するための生体兵器でした。そもそも、叫竜を作り上げたのは「叫竜人」と言われている太古の昔に人類とは違う文明で生きてきた種族だったのです。
フランクス博士が叫竜の死骸を調べたところ、叫竜は雄雌二体の叫竜人からできていることが解明されました。最初の叫竜は、もともとフランクスのように男女二名が乗っていた事がわかります。正式には人間ではなく全く別の種族の叫竜人が乗っていたのですが、「人間が乗っていた」という考察はあながち間違ってはいなかったのです。
叫竜は人類の真の敵ではなかった?
叫竜は人類の敵として存在していましたが、フランクス博士と001によって叫竜の真の目的が明らかになりました。叫竜は人類を狙っているのではなく、その真の目的は違ったところにあったのです。ここでは叫竜の真の目的をまとめました。
叫竜は人類の真の敵ではない?
叫竜は人類の真の敵ではないことが001によって明らかになりました。そもそも人類は叫竜人と戦うつもりはありませんでした。しかし、真の敵は人間を使って叫竜人と戦わせていたのです。そのため、人類を襲っていると思われていましたが、実際は人間を操っている敵を倒すことが目的だったのです。
人類の真の敵はVIRM
人間を操っていた敵はVIRMという宇宙人でした。叫竜人がかつて知能を持って人型として暮らしていた頃に、宇宙からVIRMといわれる精神生命体が地球にやってきます。VIRMは精神生命体なので、肉体を持っていませんでした。VIRMは他の星の生物を自分たちと同じような精神生命体にしようと目論んでいました。叫竜人達にも、自分達と同じような精神生命体になるように言います。
しかし叫竜人はVIRMの要望に従うつもりはなかったため、VIRMは武力行使で地球を侵略しようとしました。叫竜人はそれに対抗すべく、太古の昔から今までVIRMを倒すために戦ってきました。一時的に叫竜人はVIRMを撃退することに成功しましたが、実は人類にまぎれて長い侵略計画を立てていました。
地球に残ったVIRMはAPEの七賢人のメンバーとなり、人間を叫竜と戦わせるよう仕向けていたのです。そのため、叫竜人は人類を操っているVIRMを倒そうとしていました。実際に人類が叫竜と戦うことをやめると、叫竜も人間を襲うことをやめてVIRMの殲滅に力を入れるようになります。
叫竜の種類一覧
叫竜には種類がたくさんあります。第13都市部隊のパラサイト達が本格的に始動し始めたころは、サイズの小さい叫竜を相手に戦っていました。あの叫竜は、入隊式のときに第13都市を襲った巨大な叫竜とはまるでレベルが違っていました。このように叫竜には個体によって大きさに違いがあり、それによって階級が決まっています。ここでは叫竜の種類についてまとめています。
叫竜の種類一覧:コンドラッド級
叫竜の種類の一つであるコンラッド級は、とてもサイズが小さく一個体の強さはそこまで強くはない叫竜でした。アニメでは第3話から登場しました。ダリフラの3話に登場したのは、楕円形のような形をしており、胴体には4つの短い足がついています。群れを成すとコンラッド級がそれぞれ合体し、複合体になって巨大な姿になります。
ダリフラの6話ではグーテンベルク級でついてくるように侵攻してきました。量産型の機械ように同じような姿形をしていました。11話ではグーテンベルク級から切断されたものが、コンラッド級として独立して動いていました。座布団のような形をしていることが特徴です。15話では超レーマン級の口から吐き出されて登場しました。ダンゴムシのような形をしています。
叫竜の種類一覧:モホロビチッチ級
叫竜の種類の一つであるモホロビチッチ級は、ダリフラの1話で第13都市部隊のパラサイトの入隊式に突如として地面から現れたサイズの叫竜です。モホ級とも呼ばれています。第1話で登場したモホ級は巨大な頭部を持っており、それに似つかない細い胴体と脚を持っています。大きな頭からはビームを放ちます。
ダリフラの4話で登場したモホ級の叫竜は胴体が長く、地中を移動していました。尻尾はアームのような形になっており、尻尾を使ってフランクスを捕まえることもできます。
ダリフラの8話で登場したモホ級の叫竜は、球体にいくつもの口がついている姿形をしていました。そこまでの戦闘力はありませんが、口からはパイロットスーツが溶ける特殊な溶解液を吐き出します。
ダリフラの10話で登場したモホ級の叫竜は、四足歩行でがっちりとした図体をしています。尻尾には大きなトゲがついており、長い爪で攻撃していました。
ダリフラの12話で道場したモホ級の叫竜は、四足歩行で馬のような姿形をしており、群れで行動します。雪道でもすばやく移動して攻撃を仕掛けます。
叫竜の種類一覧:グーテンベルク級
叫竜の種類の一つであるグーテンベルク級は、フランクスを遥かに上回る大きさで、モホ級に比べても戦闘力が高いところが特徴です。初めて登場したのはダリフラの6話でした。6話で登場したグーテンベルク級の叫竜は、形態を変える特徴を持っていました。金槌に変形してストレリチアを殴り続ける描写もありました。
ダリフラの9話に登場したグーテンベルク級の叫竜は巨大なクラゲのような姿をしており、胴体から伸びる螺旋状のものでフランクスを拘束していました。また、胴体の部分は爆発をする液体を含んでおり、刺激を与えると巨大な爆発を生みます。
ダリフラの11話に登場したグーテンベルク級の叫竜は時速80kmで移動し、再生力が高い個体でした。身体の表面から触手を伸ばしてフランクスを拘束することができます。また、切断された部分は分裂してコンラッド級になります。
叫竜の種類一覧:超レーマン級
ダリフラの15話で登場した超レーマン級とは、山のように巨大な叫竜の種類のことをいいます。背中には火山を背負っており、口からは複数のコンラッド級を吐き出します。
叫竜の種類一覧:階級不明
ダリフラに登場している叫竜には階級不明のものもあります。これは巨大な手のような形をした叫竜です。手の部分だけでもとても巨大なこの叫竜は、グレンクレバスから出現しました。
叫竜に関する感想や評価は?
やっと溜めてきたアニメ見て行ってるけどダリフラめっちゃ面白い😭
— ごまぞう (@FGOY34) July 4, 2018
叫竜の正体も分からんし気になることだらけで一昨日寝たの2時半笑
昨日は1時笑
もう仕事にダメージが…(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू) pic.twitter.com/JFMlIlr2wS
まだ叫竜の正体が明らかになっていなかった時は、なぜ叫竜は人間を襲うのか、叫竜の正体はなんなのか気になっている方がたくさんいました。アニメを撮りためていた方は、続きが気になりすぎてつい夜更かしをしてしまったそうです。
ところどころ面白かったけど、叫竜の正体とか宇宙とか後半の急展開についていけなかった……最後もなんかなあ。二クールもかけてこんな結末か…… #ダリフラ
— らん@実況アカウント (@rananimejikkyo) July 7, 2018
叫竜の正体や本当の敵が明らかになったものの、叫竜が狙っていたのは人間ではなく宇宙人だったという展開についていけなかったという方もいました。15話では子供のような人型の物体がコアから出てきただけあって、人間と叫竜を結びつけて考察していた人にとってはすこし残念な展開だったようです。
ダリフラは突然明後日の方向に風呂敷拡げたからポカン(°Д°)ってなって、更にそれを割と雑に畳んだもんだからアレなんですけど、宇宙へ行くという流れに繋げるにしても、叫竜の正体とか真相とか、もうちっとやりようがあったんではないかと思ってしまう#ダーリンインザフランキス
— みずの (@mizuno2389) June 25, 2018
こちらの方も、叫竜の正体や真相についていけないという感想を持っていました。宇宙にまで話が広がるとは思っていなかったと、まさかの展開に驚いている方もたくさんいました。また、叫竜の姫にもっと活躍してほしかったという方もいました。
今ようやくダリフラ21話見たけど最高に熱い展開じゃった。
— 赤那@絵描きリハビリ (@sekina0320) June 18, 2018
要は叫竜の正体は古代人で、突如現れたvirmの解脱勧誘を拒否ったから戦争してたんだね..。ていうか最後ゼロツーが完璧に逝ってたような
話についていけないという感想があった一方で、叫竜の正体が分かってからの展開が熱いと語っている方もいました。これまでずっと謎だった、叫竜や人間を襲う理由が解明されて、すっきりしたという感想もありました。
叫竜の正体まとめ
叫竜がダリフラに初登場した時は、人類の敵として主人公・ヒロの前に立ちふさがりました。叫竜の種類はたくさんあり、サイズによってその種類が分けられています。そんな人類の敵とされていた叫竜の正体は、古代に人類とは別の文明を築き上げていた叫竜人によって作られた生体兵器でした。
また、叫竜の狙っていたのは人類ではなく宇宙の侵略者であるVIRMでした。ダリフラの感想では、この叫竜の正体や目的についていけなかったという意見がたくさんありました。その一方で、展開が熱いと語っている方もいました。まだダリフラを観ていない方は、ぜひ一度ダリフラを観てみてください。