2019年03月25日公開
2019年03月25日更新
ダリフラ最終回(24話)のあらすじと感想をネタバレ!最後の子供はヒロとゼロツー?
ダーリン・イン・ザ・フランキス(以下ダリフラ)とは、TRIGGER・A-1 Pictures共同制作によるアニメ作品です。2018年1月から7月にかけて放送されると、豪華なキャスト陣と製作者によって構成された、近未来的なストーリーが話題を呼び、多くのファンを得ることになりました。この記事では、ダリフラの最終回のネタバレを考察も交えながら解説していきます。ヒロとゼロツーの子供や最終回の内容、最終回の感想などのネタバレも含んでいますので、ダリフラの原作を未視聴・未読の方は注意してご覧ください。
目次
ダリフラとは?
ダーリン・イン・ザ・フランキス(以下ダリフラ)とは、TRIGGER・A-1 Pictures共同制作によるアニメーション作品です。放送期間は2018年1月から7月にかけての半年間ですが、その豪華なキャスト陣と製作者によって構成された、人と人とを繋ぐ心のあり方を謳った近未来的なストーリーが話題を呼び、現在でも根強いファンがいる作品です。
この記事では、ダリフラの最終回のネタバレを考察も交えながら解説していきます。ダリフラのヒロとゼロツーの子供や最終回の内容、ダリフラの最終回の感想などのネタバレも含んでいますので、ダリフラの原作を未視聴の方は注意してご覧ください。
ダリフラの作品情報
ダリフラは原作をCode:000、監督を錦織敦史さんが担当したアニメーション作品です。ダリフラのシリーズ構成やキャラクターデザイン、メカニックデザインに田中将賀さん、コヤマシゲトさんなどの実力はスタッフを採用しています。業界ではあまりにも有名なスタッフたちが名を連ねたことで、ダリフラの制作発表当時話題となりました。
ダリフラのこれまでのあらすじ
ここからは、ダリフラのあらすじを紹介していきます。ダリフラの舞台は「マグマ燃料」の採掘や環境破壊によって荒廃した世界。この環境破壊によって、人々は地上で生きることを諦め、巨大な要塞都市を建造して移動しながら生きていました。「マグマ燃料」はそうしてまでも手に入れることを諦められないほど、高いエネルギー効率を保持し、人々は燃料を頼りに生活していたのです。
しかし、ある時、謎の巨大生物である叫竜が出現し、人々を襲い始めます。これに対応するため、世界を束ねる天才科学者集団の「APE」は、「フランクス」と呼ばれる巨大兵器を開発しました。フランクスは男女二人乗りのロボットで、これに乗るパイロット「パラサイト」を育てるために、名前も持たないコドモ達をプラントに収容していたのです。
ダリフラのパラサイトたちが戦う巨大生命体である叫竜は、大きさによって階級が決められており、同一クラスであっても同じ姿と能力を持つとは限らないのが特徴的です。また青い血液も特徴で、マグマ燃料のエネルギー反応に集う習性があると考えられています。完全に倒すには体内のどこかに存在する「コア」を破壊する必要があります。
そんなパラサイト達を統べるのが、七賢人と呼ばれる存在です。七賢人は「パパ」と呼ばれており、白い礼装と仮面に身を包んだ7名のオトナです。コドモにとっては指導者的存在に当たる彼らは、基本的に合議制だが、001の暗殺未遂を巡り意見の対立があるなど、決して一枚岩ではありません。少なくとも数十年以上前から活動しており、人類の不老不死化やプランテーションの製造を推し進めてきました。
そんなダリフラの主人公はこのパラサイト候補生のヒロという少年です。彼は第13都市部隊のプラントで仲間達とともに訓練を重ねていましたが、いつしかフランクスと同調する力を失ってしまいます。これによってヒロは居場所を失い自暴自棄になってしまうのです。
そんなダリフラのヒロですが、彼はある日、プラント内の泉で、APE直属部隊「9's」のエースパイロットで、叫竜の血を引くとされる少女・ゼロツーとの出会いを果たします。ゼロツーに見初められたヒロは、彼女に「ボクのダーリンになってよ」と言われるのです。
ダリフラのゼロツーにはパートナー殺しの異名と噂がありました。それは、ゼロツーと同乗する者は、3回目には死んでしまうというものです。しかしヒロは、ゼロツーとフランクスに搭乗し、彼女の専用機である「ストレリチア」を起動させることに成功します。自らの居場所を見つけたヒロは、ゼロツーとともに、ストレリチアのパラサイトになることを決意します。
ダリフラのゼロツーとヒロは互いに関係を深くしていきますが、周囲の人間はそれをよくは思わず、パートナー殺しの異名や、自分勝手な振る舞いのゼロツーを非難します。また、次第にヒロの体にも異変が起き始めます。それだけではなく、ゼロツー本人の叫竜化が進み、精神が不安定になっていきます。叫竜の本拠地である「グランクレバス」の制圧を目論む上層部は、二人のパートナーを解消し、ゼロツーを9'sに帰還させることを決定します。
精神が不安定になり、フランクスの操縦さえ以前のようにできなくなったゼロツーは、その不安定さからパートナーのヒロにまで意識が共有されます。そこでヒロは、かつて、自分がまだパラサイトではなかった幼少期に叫竜の少女を助けていたことを思い出すのです。二人は、二人が出会う前からパートナーだったのです。
ダリフラのゼロツーは、かつてラボと呼ばれる場所に連れて来られ、外には出られないが食事を始めとした生活に困ることはない日々を送っていました。そのときに母から「まものと王子様」というタイトルの絵本を貰い、以後それを宝物として大事にし、「外の世界には、とても綺麗なものがたくさんある」と信じ続けていたのです。
しかし、ある日、ラボの大人達にとある部屋に連行され、そこで身ぐるみを剥がされ、ベッドの上で拘束され、身体にショックを与えられたり、自身の手に穴を開けられるという酷い実験を受けることになります。彼女には人間にはない超再生能力があったので、この実験は長く続いていました。
来る日も来る日も実験をされていたゼロツーのもとに、とある男の子が助けに来てくれます。男の子は自分の足かせに刻まれた数字をみてぜろぜろにではなく、ぜろつーという呼び方を与えます。この名前を気に入ったゼロツーは、名づけ親の男の子と共に、雪に囲まれた世界や、川やそこに住む魚、樹木やそれに生る木の実、ゆきだるまなどの新しいものだらけの世界を探検して回りました。
逃げている途中で、空腹に襲われたゼロツー。男の子はそんなゼロツーに食べ物を与えます。その美味しさたるや、今まで食べたどんなものよりも美味しく、ゼロツーは喜びに満ち溢れます。そのお礼として、ゼロツーは母から貰い、片時も手放すことのなかった自分の宝物である絵本を男の子に見せたのです。ゼロツーは文字が読めないので、代わりに読んでほしいと男の子に頼み、追手から逃れながら読んでもらうことになります。
そんな道中で、ゼロツーは怪我をしてしまいます。男の子が応急処置を施してくれるのですが、ゼロツーはその行動を、絵本の王子様と重ねます。そんな暖かな想いもつかの間、ゼロツーたちは追ってきた大人達に囲まれてしまいます。男の子はゼロツーを助けるため立ち向かいますが、奮闘空しく負傷してしまいます。
その時、男の子の中に流れる血液の色と、自身の中に流れている血液の色が異なっていることを目の当たりにし、 「私とこの子は、別の生き物なんだ」と気付いてしまうのです。ゼロツーは「どんな手段を用いてでも人間になってみせる。彼と同じになれば、ずっと一緒にいられるはずだから」と、自分自身に誓います。
ラボに連れ戻され、記憶を消されても、姿形は心に誓った誓いに従って、あの日の男の子に近づいていきました。その男の子こそ、幼少期のヒロなのです。離れ離れとなったヒロとゼロツーですが、ヒロの離れたくないという熱い想いから再び邂逅します。そこでお互いの気持ちを知った二人は、ストレリチアの能力を最大限に引き出し、グランクレバスの制圧に成功するのでした。
グランクレバスの制圧から一月がたった頃、先の戦闘で第13都市は壊滅的な損害を受けたことで、生活の供給やコドモ達の世話をしていた大人達が消えてしまいました。これによって、ヒロたちは自給自足の生活を強いられます。そんな中、ゼロツーの全所属部隊である、「9's」が第13都市を訪れます。そして、ヒロたちの住むプラントが破棄されることを知らされるのです。
以前、自給自足の生活を行うためにプラント内をさまよった面々は、とある荒廃した街を見つけることになります。ココロはその中で出産に関する本を入手し、大事に持っていました。しかし9'sに咎められたことでショックを受けます。そこにミツルが現れ、ココロに好意を告白し、肉体関係を持つのです。
このことを知ったヒロなどの仲間たちは、ココロとミツルの結婚式を開催しますが、その途中で9'sとAPEの部隊がミストルティンを襲撃し、ミツルとココロがAPEに拉致されてしまうのです。破棄されるプラントを旅立った面々は、パラサイトを収容する「トリノス」に移動し二人の帰りを待ちます。しかし、ようやく現れた二人は、結婚式は愚か、お互いへの恋慕さえ失っていたのでした。
ダリフラの最終回あらすじをネタバレ
怒涛の展開を見せるダリフラですが、これから先はダリフラの最終回のあらすじをネタバレを紹介します。ダリフラの最終回のネタバレがあるので未視聴の方は注意してください。
あらすじネタバレ:最終決戦
ダリフラのミツルとココロがAPEに記憶を操作されたと知り、オトナに対して不信感を募らせ、第13都市部隊は次作戦が終わり次第、APEの保護下から離れることを宣言します。同じ頃、七賢人のうちの2人が「叫竜の姫」と呼ばれる少女・001のもとを訪れます。そして、人類と叫竜の戦争を終わらせるべく、降伏勧告を行うのですが、001はこれを無視し、2人を殺害してしまうのです。これによって人類は叫竜の全滅作戦を決行します。
このダリフラの001は、七賢人から「叫竜の姫」と呼ばれている謎の少女であり、多数の叫竜を従えており、額に生えた角や肌、瞳の色は青く、尻尾を持っているという特徴があります。彼女の正体は「叫竜人」と呼ばれる古代人の唯一の生き残りです。
001は他の叫竜たちとは違い、人語を理解し、さらに話すことができます。それは直接、声帯で発声しているのではなく、テレパシーに酷似した能力であり、脳内に直接語りかけて対話をしているのです。001は過去に、降伏勧告にやってきた2名の七賢人を殺害します。それはマグマ燃料の採掘を行う人間への憎悪を捨てきれず、人間との戦いを選んだ結果なのです。
この作戦には「スターエンティティ」というグランクレバスの地下に眠っている最終兵器が必要不可欠です。そのため、この兵器と接続するためにストレリチアはグランクレバスの最下層を目指します。最終作戦に向けて着々と準備が進む中、001は今まで戦ってきた叫竜は彼女たち叫竜人が作ったものであり、フランクスもそれを元にしていること、その目的は宇宙からの侵略者「VIRM」に対抗するためであったことを明かすのです。
スターエンティティを巡って争っている中で、実は主席と副主席、フクロウのような仮面をつけた背の低い人物の3名は、VIRM側の存在であると判明します。普通の人間である残り4名はその正体を知らずにいて、001への面会時に2名が殺害、残りのメンバーもVIRM襲来時に邪魔者として切り捨てられてしまいました。
001は無理矢理ゼロツーを降ろし、スターエンティティに接続しますが、七賢人の中に隠れていた「VIRM」のスパイによって、スターエンティティは地球を消滅させるほどの超巨大爆弾となっていました。001はヒロとコネクトし、爆弾が発動するまで時間を稼ぎます。一方、自力でスターエンティティに辿り着いたゼロツーは、瀕死のヒロとコネクトを試みます。その姿に感心した001は、地球を守るために自身の力を全て2人に託します。
これによってダリフラのスターエンティティは「ストレリチア・アパス」に進化します。アパスはVIRMの本体を叩くため、火星周辺宙域に旅立つこととなりました。しかしそれはアパスの意識に乗り込んだゼロツーの意識だけであり、自身の肉体とヒロを地上に置いていったのです。
置いていかれたヒロはゼロツーを追って火星を目指します。そしてVIRMの激しい攻撃をかわしながら、二人は再び巡り会い、コネクトします。これによってアパスは「ストレリチア・真アパス」に進化します。ストレリチア・真アパスとは、アパスに溶け込んだゼロツーとヒロが再会を果たしたことで発現した、アパスの真の形態です。上半身の形状は、生身の巨大化したゼロツーで、ウェディングドレスを着た花嫁のような姿が特徴的です。
叫竜大艦隊の主戦力を担い、武装は頭部の大出力ビーム砲以外にも、全身から周囲に放つ全方位ビーム砲や、遠隔無線誘導兵器として6基のビットを装備しています。また、最終決戦ではVIRMのフリングホルニを1本奪って武器とするなど、その強力さがわかります。防御用にバリアシールドの展開も可能になっています。また、コクピットに搭乗したヒロは機械的に真アパスと融合しており、機体と切り離せない存在となっています。
あらすじネタバレ:二人の子供アイ
「ストレリチア・真・アパス」は、ついにVIRMの母体を撃破します。しかし、ストレリチアと完全に一体化していたヒロとゼロツーは、母体の爆発に巻き込まれて消える定めにありました。それでも二人は、いつの日かまた生まれ変わって再開することを誓いながら、消滅していったのです。地上に残されたゼロツーの体も消滅し、そこから桜の木が芽生え、大地は地上に再び緑を取り戻します。
そうして爆破とともに母体が消え去ったVIRMですが、ストレリチア・アパスをヒロとゼロツーが取り戻した後、主席と副主席は「いずれこの星を滅ぼす」と告げて撤退していきました。最後には「我らは不滅である」と告げて去って行ったため、彼らが再びこの地球を攻め落としに来る日も近いかもしれないと言われています。
そんな母体を破壊するシーンで、ヒロとゼロツーを救ったのは地球上からの祈りでした。地上で祈りを捧げるシーンでは、ゼロツーの思いに一番最初に気づくのがココロとミツルの娘「アイ」でした。アイはゼロツーが地上に残していった体の近くで遊んでいたのですが、ふと空を見上げて祈りを感じ取ります。そうして地上のみんなに知らせ、ゼロツーたちに思いを届けたのです。
なぜアイが最初に気づいたのか、明確な記載はありませんが、それも愛のなせる技なのかもしれません。なぜなら、アイという名前である少女は、ココロとミツルが禁忌を犯しながらも育て上げた愛の結晶であり、ヒロとゼロツーもまた、愛に生きたからなのです。
ダリフラの最終回のその後をネタバレ
ここまでダリフラの最終回のその後をネタバレ紹介して来ました。ここからは最終回のその後を紹介していきます。ダリフラ最終回のその後のネタバレがあるので、原作を未読・未視聴の方は注意してください。
その後:ヒロとゼロツー
ダリフラのヒロとゼロツーは最終回に爆発に巻き込まれ、そのまま消滅してしまいました。しかしそれだけでは終わらなかったのです。二人の魂は消滅を迎えず、地球へと帰還しました。そして物語の数年後、ゼロツーの体の下から芽吹いた桜の木の下で、再び巡り会います。桃色の髪の少女と、本を読む少年。ヒロとゼロツーのままでは生きることができませんでしたが、二人の魂は引き継がれて生きていくのです。
その後:ゴローとイチゴ
ダリフラのゴローとイチゴは、最終回のその後結婚をしているようです。自分達と同じようなコドモがいないか探索するため、各地へ飛び回る探検家になったゴロー。そんな彼を支えるイチゴのお腹には二人の子供が宿っていました。それだけではなく、イチゴはヒロとゼロツーの物語を絵本にして後世に残したのです。
その後:ゾロメとミク
ダリフラのゾロメとミクは最終回でパラサイトの概念が消えた後の子供達の先生となっている姿が描かれています。幼い頃から変わらず喧嘩をしている姿も見られ、いまでも関係性に大きな変化はないようです。
その後:ココロとミツル
ダリフラのココロとミツルは、一番はじめに大人に近付いた二人です。最終回ではオトナ達によって記憶を操作されたものの、その後も二人で記憶を得て、順調に愛を育んだようです。そのおかげで4人目の子供ができています。
その後:フトシ
ダリフラのフトシは最終回でパン屋を経営していることがわかります。また、第13部隊以外の女性と結婚し子供がいることも明かされています。食べることに執着していたフトシなので、パン屋の店主をやっているのは納得のいく姿であると言われています。
その後:イクノ
ダリフラのイクノは最終回で、フランクスに搭乗していたパラサイトの寿命を延ばす研究をしていることが明かされています。フランクスに搭乗していたパラサイトは普通の人間より寿命が少ないので、それをどうにかしようと奮闘しているようです。
その後:ハチナナ
ダリフラのパラサイトである子供達を統率していたオトナのハチとナナは、オトナであるために永遠の命を抱えて生きていかなければなりません。新たな道を歩き出した人類を見守る二人。その際にハチは、ナナに「君と一緒にいたら変われるんだろうか?」とプロポーズとも取れる発言をします。その後二人がどうなったかはアニメで明かされていません。
ダリフラの最終回に関する感想や評価は?
ここまでダリフラの最終回のあらすじや、ヒロとゼロツー、仲間たちのその後、ヒロとゼロツーの子供などを紹介して来ました。そんなダリフラについて世間の皆さんはどのような感想を抱いているのでしょうか?ここからはTwitterから実際に皆さんの感想を取り上げて紹介していきます。
ダリフラが面白い!
今思ったらダリフラってアニプレックスとA-1 PicturesとTRIGGERが手を組んで作ったアニメなんだよな。
— 如月 / 蒼(Ao)🍆 (@Ao12073010) March 14, 2019
そら面白いわけだよ………。
と、今更納得。 pic.twitter.com/QwLzZ6Z8kS
最終回まで走り抜けてきたダリフラが面白かったという感想が多く見られました。この感想はダリフラを最初から見てきた人の感想にも多く見られましたが、口コミなどのレビューを見て、途中からダリフラの視聴を始めたという人も抱いている感想でした。世代を超えて愛される作品となったダリフラ。ストーリーの面白さに圧倒されたという感想でした。
ダリフラで泣いた!
結末はもう知ってたんだけどダリフラ最終話やっと見れた...いやぁもう泣いた...これで完結して欲しい気もするけど続いて欲しい気もする...
— ゆま ε°)#))3 (@kazeyomi_mymn) July 26, 2018
ダリフラの最終回で泣いてしまったという感想が多く見られました。ダリフラの最終回で敵を倒すことに成功したヒロトゼロツーですが、その爆破に飲み込まれて消滅してしまいます。コドモとなって再開したものの、この展開に泣いてしまったという感想が多くありました。感想はそれだけではなく、子供だった第13部隊の仲間たちが、一人一人違う方法で大人へと歩んでいく姿に、感動して泣いてしまったという感想もありました。
ダリフラの最終回をネタバレ考察
ここまではダリフラを視聴した人々の感想を紹介してきました。ここからはダリフラの最終回をネタバレ考察していきます。最終回のネタバレが多く含まれるので、原作を未視聴の方は注意してご覧ください。
ネタバレ考察:ハッピーエンドだったのか
真アパスとなったヒロとゼロツーは、爆発に巻き込まれて消滅してしまいます。しかし、魂だけは地球に帰還し、新たな子供として、再び再会します。子供としての彼女達に以前の記憶があるかは不確かですが、それ以前に、この結末はハッピーエンドだったのでしょうか。
ヒロとゼロツーにとっての最終的な目的は「人間らしく生きること」でした。世界が効率や人類を超えた可能性にばかり頓着している一方で、彼女達は自分らしく、自分のままで生きていくことを望んでいたのです。最終的に二人は消滅し、子供となってしまいますが、それすらも自分らしさを貫き通した結果なので、子供となって再び、人間のままに生きられるのはハッピーエンドだったと言えるでしょう。
ネタバレ考察:人間らしさとは?
人間らしさを追い求め、自分のままで思いの儘に貫いた人生を送った二人。そんな人間らしさとはなんなのでしょうか。ダリフラ最終回で、ゼロツーがヒロにこんなことを言っています。「ボクには君が眩しく見えたんだ。苦悩する顔も、その涙も、ボクの憧れた人間そのものだったから。」ゼロツーにとっての人間らしさとは、楽に生きるだけのことではなく、時に悲しみ、時に苦しみ、葛藤を重ねることでもあったのです。
だからこそゼロツーはそんな人間の姿、ヒロに惹かれ、憧れたのです。ヒロと時を共に過ごすことで、自分らしさ、人間らしさを掴んだゼロツーですが、それらを掴んだのはゼロツーだけではありません。同じく第13部隊の面々もそうでした。
最終回で第13部隊の仲間達は人間らしさをこのように語っています。イチゴは「ヒロ、ゼロツー、私たちは今、自分らしく生きてるよ。それを教えてくれたのは、あなたたち二人だった」フトシは「何事も楽しむこと」イクノは「時には抗うこと」ゾロメは「努力し続けること」ミクは「生ぬるいやり方じゃなく、本気で取り組むこと」
ココロは「相手を知ろうとすること」ミツルは「運命は、自分の手で決めること」ゴロ―は「自分の気持ちに正直であること」そして最後にイチゴは「誰かの翼になること。きっと誰よりも、あなたたち二人がそんな人間らしさをもっていたんだと思う」と語っています。
ネタバレ考察:新OPでの伏線
次に紹介するのは、本編と同等のハイクオリティなOPについての考察です。新OPでは、以前のOPと対照的に青色を基調としたものに変わっています。青と隣接して、海や泡などのイメージも描かれており、その謎は深まるばかりです。そんな新OPには、片々へ続く多くの伏線が隠されていると言われています。
まずは新OPの構成です。主な登場人物が現れては消えていく、という構成は以前と同じですが、その消え方も不穏なものになっています。例えば、ココロとミツルのシーンでは、繋いでいた手が解かれて少しずつ遠くへ離れて行きます。背中合わせのキャラクターも登場するなど、その後の関係性の変化を表していると言われています
ネタバレ考察:先生を選んだゾロメとミク
また、モチーフは人魚姫ではないかという声もあります。ゼロツーが大事にしている絵本「まものと王子様」も、人魚姫をなぞらえたような話になっているので、このOPでも、そのような構成になっているのではないかと言われているのです。実際に、OPの最後ではゼロツーは泡になって消えてしまうので、モチーフが人魚姫説は有力であると言われています。
最終回で全時代のコドモとは違う、新たな子供が多く生まれたこの世界で、第13部隊の仲間であったゾロメとミクの姿も描かれています。そこでは、二人は学校の先生のような職業をこなしていました。子供達を大人に導く先生を選んだ理由について、考察を紹介します。
大人になったミクの髪には白いものが混じっていました。これはアニメ本編でも描かれていたのですが、パラサイトは短命なため、このような形で寿命が現れるのではないかと言われています。実際、イクノの髪はほとんど白くなっていたので、ミクも近い間に同じようになってしまうと言われています。だからこそ、自分たちの力では子供を宿せないけれど、その代わりに次世代の子供を育てて、次の世代に繋げていくのでしょう。
ダリフラの続編の可能性
ここまでダリフラの最終回のあらすじや、それらの感想、評価、そして子供達の行く末や、ヒロとゼロツーの生まれ変わった子供の姿などをネタバレを含んで紹介してきました。そんなダリフラの続編はあるのでしょうか。ダリフラの続編の情報について紹介します。
続編の可能性①最終回で出たテロップ
怒涛の最終回を迎えたダリフラは、その最終回で続編の可能性があるようなシーンを放送しています。ダリフラ最終回のネタバレがあるので注意してください。
ダリフラの最終回では、続編につながるようなテロップが表示されています。これが確実に続編への伏線であると言い切ることはできません。なぜなら、ダリフラの中で、ヒロとゼロツーの生まれ変わった子供の姿での「新たな物語」が始まっているからです。このテロップが我々視聴者に向けてのものなのかどうかは不明ですが、確実に新しい物語は始まっているのです。
続編の可能性②OVAの可能性も?
ダリフラに続編があるという確かな情報はありませんが、その可能性は否定できません。しかしOVAでの続編製作が期待されています。OVAとは、オリジナル・ビデオ・アニメーションの略であり、アニメよりもお金と時間をかけて制作されるアニメーション作品のことで、テレビで放送されることのない媒体です。
そのため、倫理コードなどの制約が引き上げられるので、製作者の思いのままに製作できるものになっています。ダリフラは地上波で続編を放送する可能性より、こちらのOVAでの製作が期待されているのです。
ダリフラの最終回を無料で読む方法
ここまでダリフラの最終回のあらすじや、それらの感想、評価、そして子供達の行く末や、ヒロとゼロツーの生まれ変わった子供の姿などをネタバレを含んで紹介してきました。そんだダリフラの最終回を無料で読む方法を紹介します。
ダリフラの漫画はFODで無料で読める?
アニメーション作品であるダリフラですが、実は漫画家の矢吹さんによってコミカライズされているのです。FODでその感動的という感想を持たれた最終回を読むことができます
FODで無料で読む方法
FODとはフジテレビオンデマンドという動画配信サービスです。ここでは、ダリフラを含む多くの書籍も月額ポイント制で読むことができます。しかし、このFODでは、ダリフラのコミカライズを無料で読むことができるのです。それは、FODが開催しているキャンペーンを利用すると可能になります。
FODでは8のつく日に必ず400ポイントをゲットできるキャンペーンを開催しており、これを利用すれば月に1300ポイント以上手に入れることができると言われています。そのため、約600ポイント必要なダリフラは、このキャンペーンに欠かさず参加し、ポイントを稼げば無料で読めるのです。
ダリフラの最終回まとめ
ここまでダリフラの最終回のあらすじや、それらの感想、評価、そして子供達の行く末や、ヒロとゼロツーの生まれ変わった子供の姿などをネタバレを含んで紹介してきました。ダリフラの最終回に、多くの感想があるとは思いますが、ヒロやゼロツーたちのように、自分らしく、人間らしく生きてみるのはいかがでしょうか。