【とある魔術の禁書目録】姫神秋沙の能力や声優は？かわいい魅力を紹介

「とある魔術の禁書目録」は、鎌池和馬によるライトノベルを原作としたアニメです。SFやファンタジーを融合させたバトルアクションというジャンルで、科学と魔術の対立をテーマにし「学園都市」という超能力者が集まる街を巡って展開していくストーリー設定となっています。ストーリーの本編を「とある魔術の禁書目録」とし、スピンオフ作品として「とある科学の超電磁砲」、『とある科学の一方通行』があります。

現在、ライトノベルは旧約と言われている『とある魔術の禁書目録』1巻～22巻、『新約 とある魔術の禁書目録』1巻～22巻（続刊）、スピンオフ作品『とある魔術の禁書目録SS』1巻～2巻、『とある魔術の禁書目録SP』が発刊されています。また、「とある科学の超電磁砲」の原作と『とある科学の一方通行』は小説ではなく漫画が原作となっています。

テレビアニメは、原作を基本とした「とある魔術の禁書目録」、「とある魔術の禁書目録Ⅱ」、「とある魔術の禁書目録Ⅲ」、「とある科学の超電磁砲」、「とある科学の超電磁砲S」が放送されました。また、2013年には「劇場版 とある魔術の禁書目録 ーエンデュミオンの奇蹟ー」が公開されました。劇場版のストーリーは、完全オリジナルとされ、『とある魔術の禁書目録Ⅲ』の7話と8話の間にある話と位置づけされています。

姫神秋沙は、「とある魔術の禁書目録」の7話から登場する巫女装束を纏った女の子です。京都にあるとある村出身。「魔法使い」と自称する少し不思議な雰囲気を持つ姫神秋沙は、上条当麻が通うとある高校に転校してきた1年生。上条当麻と同じクラスです。レベル分けはされていませんが、超能力の持ち主で「吸血鬼殺し（ディープブラッド）」の能力を持ちます（能力についての詳細は後半で紹介）。

姫神秋沙の性格は、大人しく大人びた雰囲気ですが、口を開くと不思議キャラ全快です。表情は基本変動なく真顔で、時に自虐をするなど顔と言動が合っていないこともしばしば。性格にはこれといった特徴はなく存在が薄いキャラの位置にいますが、密かな人気があるキャラクターでもあります。自身の持つ「吸血鬼殺し」の能力を悪用することに抵抗があり、優しい性格の持ち主。

姫神秋沙は、天然能力を持つ「原石」だと言われています。この「原石」というのは、世界に50人ばかりしか存在しないと言われている、生まれながらにして能力をもっている能力者を指しています。また、イマジンブレイカーを持つ上条当麻や、レベル5の第7位削板軍覇（そぎいたぐんは）が存在しています。今後、「原石」として活躍していくと思われますが、今のところ姫神秋沙に目立った活躍がなく登場回数も減少気味です。

姫神秋沙といえば巫女装束でしょう。初登場回では、ファストフード店で巫女装束を着たその姿が話題になりました。長い黒髪に前髪はぱっつんという巫女さんらしいかわいい出で立ちに沢山のファンがついたのも事実。実家が神社関係なのかと思いきや、全然そんなことはない普通の家庭で育ちました。通常時の私服が巫女装束なのです。とある高校に転校後は制服で登場し、巫女装束姿はレアな格好となっています。

姫神秋沙は、「とある科学の超電磁砲」でも登場しているのですが、それはとても一瞬だけしか描かれておらず、現状友情出演程度と言えます。その気になる登場というのが、「貧相な身体」の例えとしての悲しい登場となっています。「とある科学の超電磁砲」は、御坂美琴やジャッジメントがメインのスピンオフですので、「とある魔術の禁書目録」で既に素性が明かされている姫神秋沙の登場シーンは非常に少ない物となりました。

1項でも紹介したように、姫神秋沙はレベル付けはされていませんが超能力の持ち主で「吸血殺し（ディープブラッド）」という能力を持っています。「吸血殺し（ディープブラッド）」は学園都市が施した超能力ではなく、生まれながらにして保持する能力であることからその全貌は解明されていません。

”甘い香りで誘い、その血を吸った吸血鬼を問答無用で灰に返す”という能力とされていますが、具体的には、無意識に吸血鬼を呼び寄せ自分の意志に反し吸血鬼を殺してしまうという力でのことです。吸血鬼の誘惑範囲は明確には明かされていません。また、血液の流れに詳しく正しい処置技術を持つのも姫神秋沙の特徴です。

姫神秋沙は、「吸血殺し（ディープブラッド）」の力によって住んでいた村に吸血鬼を呼び寄せてしまった挙句、村人全員が吸血鬼化し、凄惨な事件を引き起こさせてしまった過去を持ちます。姫神秋沙は、この過去によって自身の力を封じ込めたいと願うようになりました。村で一人茫然と佇んでいたところをイギリス清教のある騎士団に発見・保護されました。

ある日、ステイルス・マグヌスが三沢塾がチューリッヒ学派の魔術師である錬金術師のアウレオル・=イザードによって占拠されたという情報を聞きつけ、上条当麻と共に三沢塾があるビルへ向かうことに。三沢塾には「吸血鬼殺し（ディープブラッド）」が拘束されているという情報もあり、上条当麻に吸血鬼殺しの写真を見せたところ、上条当麻が先日ファストフード店で出会った巫女装束を纏った女の子だったのです。

塾内でステイルと別れた上条当麻は、姫神秋沙と遭遇します。塾内は異変が漂い始めていました。姫神秋沙は、怪我をした塾生を介抱。姫神秋沙と話す上条は「吸血鬼殺し」についてや、なぜ拘束されているのかを聞きます。姫神秋沙は、、自身の持つ「吸血鬼殺し」という能力でもう二度と人を殺したくないという願いから学園都市へやってきました。

ですが、学園都市には解決方法等はなく、新興宗教団体と化した三沢塾に珍しい能力を買われ監禁・拘束されてしまうことになったのです。そこに現れたのが、「吸血鬼殺し」の力を欲していたチューリッヒ学派の錬金術師アウレオルスでした。アウレオルスは「吸血鬼殺し」がいなければ果たせない”とある目的”があり、一方、姫神秋沙もアウレオルスの錬金術がないと果たせない目的がありました。

彼は、ある人物を助ける為には鬼の力がひつようであること、そこで鬼を呼び寄せる力を持つ「吸血鬼殺し」の姫神秋沙が必要でした。姫神秋沙は、自分の意志に反して殺してしまう力があること、鬼を傷つけたくないという意志から「力を封印する」という目的を果たすため、お互い利害が一致した関係であることが判明し、姫神秋沙はそ三沢塾を占拠するアウレオルスの計画にのることにしたのが事の始まりだったのです。

ですが、上条当麻とステイルの登場によってアウレオルスの本当の目的が判明します。アウレオルスが助けたかった人物がインデックスだったのです。ですが、既にインデックスは上条当麻によって救われていたので、今までアウレオルスがやってきたことは全て無駄となってしまったことが分かったアウレオルスは発狂。もう誰も殺させないという姫神秋沙の願いは果たされないことを悟りお互いの協力関係はなかったことになりました。

上条当麻とステイルに攻撃するアウレオルスを止めようとしますが、失敗。上条当麻はイマジンブレイカーの力を持つ右手を吹き飛ばされてしまいますが、考えたことを現実にしてしまう力を利用し、アウレオルスを自滅に追い込むことができた上条当麻ら一行は三沢塾事件を収束に向かわすことに成功しました。

姫神秋沙は、インデックスの所属する教会に保護されることになり、ケルト十字架によって「吸血鬼殺し」の力を封じ込めることができました。また、封じ込めたことによって霧ヶ丘女学院からとある高校に転校となります。

姫神秋沙が監禁・拘束されていた三沢塾とは、全国シェア第1位を獲得する予備校でした。学園都市に置ける科学技術の魅力に囚われ、科学崇拝をする新興宗教と化してしまっていました。そこにいた珍しい姫神秋沙の「吸血鬼殺し」の能力も相まって、姫神秋沙を監禁・拘束するに至ったわけです。

アウレオルス・イザードは、元ローマ正教の一員で「隠秘記録官（カンセラリウス）」として活動していました。年齢は18歳。見た目は長身に緑色の髪をしています。声優は杉田智和さんが担当しました。インデックスを救う為にチューリッヒ学派に所属する一流の錬金術師となりました。「黄金練成（アルス・マグナ）」という魔術を遣います。魔法名は「Honos628（我が名誉は世界のために）」。

アルス・マグナという完全なものだと豪語し、また、言葉にしたものは全て現実にしてしまうと言っていましたが、上条によって「考えたことを現実にさせてしまう力だ」と指摘されたことによって、本来の実力がバレてしまいました。これにより、考えないようにしていたことを考えさせられ自滅してしまい記憶喪失になります。そして、ストーリーからフェードアウトしていきました。

上条当麻は、学園都市のとある高校に通う15歳の水瓶座。身長は168cmです。レベル0の無能力者とされていますが、右手には「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という魔術や科学を無効化するといった能力を持っています。姫神秋沙と同じく「原石」と言われています。声優は阿部敦さんが担当しています。イマジンブレイカーを有している為、生まれながらに不幸体質で「不幸だ！」というお決まりのセリフあり。

また、アウレオルスが目的としていたインデックスを助けるというのは、インデックスは10万3000冊の魔導書を記憶している影響から1年単位でしか自分自身の記憶が持ちませんでした。アウレオルスが「それはインデックスにとってとても酷な事だ」と感じたように、同じく上条当麻もそう感じていました。

インデックスが記憶が制限されているのは「首輪」のせいだったので、上条当麻は首輪を破壊することに。その影響で、それまでの記憶が飛んでしまい以降記憶喪失となってしまったのです。

ステイル・マグヌスは、イギリス清教のインデックスと同じ「必要悪の教会(ネセサリウス)」に所属しています。魔法名は「Fortis931(我が名が「最強」である理由をここに証明する)」です。見た目に反して実は14歳の子ども。見た目は完全に大人で、赤い髪に右頬にはバーコードのタトゥー、常にタバコを加えており、「魔女狩りの王(イノケンティウス)」という強い必殺技を有しています。声優は谷山紀章さんが担当しています。

インデックスは、上条当麻の家に居候として住んでいる凡そ14歳ほどの女の子。銀髪に碧い目が特徴で、修道服を身に纏っています。ステイルと同じ「必要悪の教会（ネセサリウス）」に所属するシスター。10万3000冊の魔道書を記憶している「生きる魔道書図書館」と言われています。魔法名は「dedicatus545(献身的な子羊は強者の知識を守る)」です。

上条当麻によって「首輪」から解放された為、上条当麻に感謝と恩義を感じています。また、上条当麻が記憶喪失になったことは知りません。小さい体ながらに大食いで、基本的には何でも食べます。インデックスの声優は井口裕香さんが担当しています。

姫神秋沙の声優を担当したのは能登麻美子です。能登さんは、1980年2月6日生まれのO型、石川県出身です。身長は162 cm。大沢事務所に所属しています。北陸学院高等学校卒業後、代々木アニメーション学院へ進学し、声優の道を目指しました。声優としては1998年から活動されており、また女優としては翌年にデビューをしています。声優・女優以外にも2006年からは歌手としても活動を始め、以降様々な場で活躍をしています。

声優能登麻美子さんの主な出演作は、ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom（殿村望都）、成恵の世界（七瀬成恵）、ケロロ軍曹（アンゴル＝モア）、いちご100%（東城綾）、苺ましまろ（アナ・コッポラ）、うえきの法則（鈴子・ジェラード）、地獄少女（閻魔あい）、花咲くいろは（輪島巴）、有頂天家族（弁天）、龍ヶ嬢七々々の埋蔵金（不義雪姫）、宝石の国（ユークレース）などがあります。

姫神秋沙の魅力その1は、かわいいセリフを言うところでしょう。例えば、「私。魔法使い」、「我スルーされる、ゆえに我在り」、「小萌先生。よくもやってくれた」、「やっぱり。君には女難の相が出ているのかも」など、不思議ちゃん発言や、時々真面目で的確なことを言った次にははたまた不思議な発言と、姫神秋沙のかわいい部分がにじみ出る部分として、ぜひセリフにも注目してみてください。

姫神秋沙のかわいい魅力その2は、かわいいシーンが多いことです。上条当麻たちと初めて出会ったシーンでは、ハンバーガーの無料クーポンを持っていた姫神秋沙は「とりあえず30個頼んでみた」突拍子もない不思議な行動をしていました。また、上条当麻と屋上でお弁当食べシーンでは、上条当麻に里いもを食べさせる「あーん」というかわいいシーンもあります。見かけによらず積極的な行動をするギャップもかわいいです。

姫神秋沙のかわいい魅力その3は、巫女装束がとっても似合うところでしょう。上条当麻と初対面のシーンでは、一緒にいた土御門たちも「美人」だと浮かれていました。巫女装束が似合う黒髪ぱっつん美少女の登場にインデックスはヤキモチを妬くシーンもあります。また、巫女装束がデフォルトの姫神秋沙がとある高校に転校したときには、巫女装束でなく制服姿でした。制服もとっても似合っていてかわいい姿にファンも増えました。

姫神秋沙の「吸血鬼殺し」の能力や、凄惨な過去などは既に明かされていますので、伏線は既に回収されており、新たな伏線を張るのは難しいと考えられます。一方、「原石」としての能力の飛躍や、「吸血鬼」に関すること等についてを描くには、伏線を張る必要があるので、抗争が激しくなってきたシーンが描かれている現状、彼女を特筆して描く理由がないことも登場回数が減ってきている理由といえるでしょう。

姫神秋沙は、他のキャラクターと比べるとこれといった目立つ特徴がなく癖のないキャラクターです。それ故に、複雑な展開となっていくストーリー上、集団に属さない姫神秋沙は扱い困るキャラクターだと考えられます。また、上条当麻のクラスメイトという位置でキャラを確立させているため、暗部組織と関わりを持つ理由が今のところ見出せないため、登場回数が減っていると考えられるでしょう。

「とある魔術の禁書目録」には、上条当麻に行為を寄せるキャラクターが複数存在します。姫神秋沙も登場キャラクターの中ではかなり人気もありますし、もっと登場させるべきではあるのですが、現状暗部組織やツリーダイアグラムを巡る抗争を描くシーンが多くなってきている現状としては、クラスメイトという位置で登場させるには少々無理やり感が否めません。よって禁書目録での登場はもっと減っていくのでは？と考えられます。

姫神秋沙の魅力ともなっている能登麻美子さんの優しい声。姫神秋沙の過去はとても悲惨で、自分が引き金となってしまったという事実は受け入れがたいものがありますが、そんな過去も感じさせないくらい頑張っている姫神秋沙にはもっと登場してほしいという声が多くありました。村で起こった過去や、吸血鬼殺しの全貌はまだ明かされていないので、今後スポットライトがあたったら…という感想がありました。

美少女キャラの王道である姫神秋沙の巫女装束のルックスは、人気の理由の一つではないでしょうか。また、姫神秋沙の声優を担当する能登麻美子さんも人気の一つである声も多くありました。能登麻美子さんのふんわりとした優しい声は”ウィスパーヴォイス”とも言われており、男女問わずとても人気があります。また、姫神秋沙の見た目と能登麻美子さんの声がすごく合っていることも人気の一つであると考えられるでしょう。

「とある魔術の禁書目録」の中で1番好きなキャラクターが姫神秋沙という方が多く見受けられました。登場回数が少ないながら、姫神秋沙の人気は衰えていません。「原石」である姫神秋沙は、初登場当時は活躍を期待されていましたが、彼女の「誰も殺したくない」という信念から、「とある魔術の禁書目録」の展開には登場させにくい部分もあるのではと考えられます。登場回数に関する心配の声も多くありました。

以上、姫神秋沙の「原石」と言われている能力や声優を担当する能登麻美子さんまとめでした。姫神秋沙は、実際のところどんどん登場回数は減っています。「原石」の能力を持っているので、フェードアウトすることはないとも考えられますが、かわいい巫女キャラの登場激減に姫神秋沙ファンはがっかりしているのではないでしょうか？サイト内には他にも「とある魔術の禁書目録」に関するまとめがありますので、ぜひご覧ください。