けものフレンズのミライさんの正体を考察！サーバルやかばんちゃんとの関係は？

ミライさんについて考察していく前に、「けものフレンズ」の基本情報や物語のあらすじを解説し、「けものフレンズ」についてを詳しく紹介していきます。また物語の舞台となり、アニメ版のOPのタイトルにもなっている「ジャパリパーク」についてもここで説明していきます。

「けものフレンズ」とは「けものフレンズプロジェクト」によるメディアミックス作品で、アニメやゲーム、漫画など様々なジャンルに展開されています。メインのキャラクターはほぼ全て擬人化されたサーバルやフェネックをはじめとする可愛い動物たちで構成されている事が魅力となっており、コンセプトデザインは「ケロロ軍曹」などで知られる吉崎観音が担当しているため、彼特有の萌え系のタッチで描かれている事が特徴です。

2017年から放送されたアニメ第1期「けものフレンズ」は特に大ヒットとなり、動画配信サービス「ニコニコ動画」で第1話が放送された時には1か月ほどで100万回再生を記録し、最終話はアクセスが集中し過ぎた事で視聴できないなどのトラブルが発生するほどとなりました。OP曲「ようこそジャパリパーク」も作品と同時に人気となり、星野源や「GLAY」のHISASHIといったプロのミュージシャンも好きな曲として挙げています。

第1期の放送が終わって興奮が冷め止まないファンが多い中、2018年9月に第2期の制作が発表された事でファン達は歓喜し、2019年1月からは満を持してアニメ「けものフレンズ2」が放送開始されました。「けものフレンズ2」はキュルルなどの新たな可愛いキャラクターが多く追加されて「ジャパリパーク」での新たなストーリーが展開されています。

また、「けものフレンズ2」は当初、前作で主要人物であったかばんちゃんが登場していなかった事で、かばんちゃんに何かあったのではないかと心配するファンも多くいましたが、第5話から元気な姿で再登場となった事で多くのかばんちゃんファンが胸を撫で下ろしました。

アニメ「けものフレンズ」は「ジャパリパーク」の「さばんなちほー」で暮らしている明るく前向きなフレンズ・サーバルの登場から始まります。サーバルはある日、自分が何者か覚えていないという帽子を被った謎のフレンズと出会います。サーバルはこのフレンズに持ち物である鞄にちなんでかばんちゃんという名前を付け、図書館に行けばかばんちゃんの正体が分かるかも知れないと提案した事で、2人で一緒に図書館に向かいました。

その道中で「ジャパリパーク」の案内ロボットであるラッキービーストとも出会いますが、このラッキービーストは何故かかばんちゃんの言葉にしか反応しないというものでした。また一方で、かばんちゃんの存在は「ジャパリパーク」にとって危険なものだと感じたフェネックとアライグマは、かばんちゃんとサーバルの事を追いかけます。かばんちゃんとサーバルは個性豊かなフレンズ達と出会いながら、図書館へと進んで行きます。

「けものフレンズ」の「ジャパリパーク」とは物語の舞台となっている巨大なサファリパーク型動物園で、「ちほー」と呼ばれる地域ごとに環境が違うため、その環境に適したフレンズがそれぞれ暮らしています。通貨などは存在しませんが、お世話になった時の対価などはフレンズ達の食料である「じゃぱりまん」が使用される事があります。過去に人間によって作られたものであるようですが、現在はフレンズしか存在していないようです。

人間はいませんが、「ジャパリパーク」は数体のラッキービーストによってメンテナンスされて維持されており、「じゃぱりまん」も製造され続けているのでフレンズ達は日常生活を送る事が出来ています。また「ジャパリパーク」には「サンドスター」と呼ばれる謎の輝く物質が山から噴出しており、この「サンドスター」に触れると動物が人型へと変化してフレンズが生み出されるという仕組みになっているようです。

アニメ「けものフレンズ」で、かばんちゃんの正体を確かめるために図書館に向かったかばんちゃんとサーバルでしたが、ミライさんはどのようにして物語に関わっていくのでしょうか。ミライさんの劇中での活躍を検証し、正体について考察していきます。また「けものフレンズ」の漫画版やアプリ版でのミライさんの立ち位置も解説し、ミライさんの正体についてを徹底的に追及していきます。

ミライさんとは「けものフレンズ」の物語に登場する中でも最も謎の多いキャラクターの1人です。アニメ「けものフレンズ」では第1話で、かばんちゃんとサーバルがラッキービーストと出会った時に音声で名前だけの登場となっていました。しかし第10話でラッキービーストが投影したホログラム映像にて初めて姿を現し、その時に主人公であるかばんちゃんの正体についてが判明しますが、ミライさんの正体については謎のままでした。

名前のみの登場や、ホログラムとして登場するなど、ミライさんに関する事はいつでも意味深であったため、視聴者達はミライさんの正体や行動の意味などを考察していくようになりました。この事からミライさんは「けものフレンズ」の物語に深みを増し、人気アニメへとなっていく事に大きく貢献したキャラクターであると言えます。またメガネにお姉さんキャラという母性要素抜群な事でミライさん自身も人気キャラとなっています。

ミライさんはアニメ「けものフレンズ」の最終話で、ホログラムとしてかばんちゃんとサーバルの前に姿を現し、自分は「ジャパリパーク」から去って、後の事はラッキービーストに任せるという旨を伝えてきます。その後、ミライさんの帽子が飛ばされた直後にホログラムの映像が途切れますが、ミライさんは帽子を持って帰らずにその場に置いたままにしていました。

この時にミライさんがなぜ帽子を置いて行ったのかという事については、視聴者達によって様々な考察がされています。例えば、帽子を「ジャパリパーク」に置いたままにする事によってみんなの事を忘れないため、ヒトの世界に帰れば帽子は簡単に手に入るから重要視しなかった、帽子があまりに遠くに飛ばされ過ぎたから、など様々な意見がありますが、一番有名な考察はミライさんが死亡したのではないかというものです。

ミライさんは帽子が飛ばされた後にセルリアンによって襲われたのではないかという考察がネット上で有力な説として飛び交っています。また、ミライの帽子は発見されたときにかなりボロボロな状態であった事や、フレンズ達が口を揃えてヒトは絶滅したと言っている事からミライさんは過去の人物であったと考察出来ます。そのためミライさんがどれぐらい前の時代のヒトであるかによって生きている可能性は変わってきます。

ミライさんがいた時代の事や生死については「けものフレンズ」の第1期で詳しく語られる事は無かったので、2019年現在放送中である第2期でこれから掘り下げられるという可能性があります。しかし、ミライさんのファン達はどうか彼女に生きていてもらい、これからの「けものフレンズ」でも活躍して物語を盛り上げてくれることを期待しています。

漫画版「けものフレンズ」のミライさんは「ジャパリパーク」のパークガイドとして働いていて、訪れたヒト達の案内役となっており、新人飼育員である菜々の先輩として研修やサポートを担当しています。アニメ「けものフレンズ」ではホログラムとして登場し、生身の姿を決して見せなかった事から漫画版はアニメ版よりも過去の物語である、もしくは世界線が違うパラレルワールドであるなどといった考察をする事が出来ます。

ネクソンが2015年から配信を開始したアプリ「けものフレンズ」でミライさんは、「ジャパリパーク」にやってきた主人公に現状を伝え、以降はサポートをしてくれるというメインキャラクターとなっています。主人公がフレンズ達に力を与えるお守りを持っている事を知ったミライさんは、その力を使えばセルリアンを倒せるのではないかと考え、主人公を納得させたうえでみんなで冒険の旅に向かい、最終的に見事セルリアンを倒します。

物語中にミライさんとサーバルはとても仲良くしていますが、アニメ「けものフレンズ」が未来を描いた物語だと仮定するなら、アニメ版でミライの姿を見たサーバルが涙を流したシーンも納得がいきます。この事からファン達はアプリ版の物語ももう少し掘り下げたいところでしたが、アプリ版は配信開始から翌年の2016年にサービスを終了してしまったため、アプリ版のミライさんについてはこれ以上は分からなくなってしまいました。

ラッキービーストはかばんちゃんやサーバルと一緒に旅を続け、フレンズの解説や「ちほー」について説明するなど「ジャパリパーク」のパークガイドとしての役割を果たしていましたが、アニメ「けものフレンズ」の第1期の最終話のエンディングスタッフロールにて衝撃の事実が判明します。今まで非公開となっていたラッキービーストの声優欄に「ミライ」と表記されていたのです。

普段は合成音声のような声で喋っていたラッキービーストですが、ミライさんの音声や映像を長い時間録画していたため、それを元にして音声化して喋っていたのではないかと考察されています。さらにラッキービーストは人工知能によってミライさんのデータを元に、車の運転技術なども身に付けていると考えられるため、正体はミライさんの現身であると考察出来ます。

「けものフレンズ」のサーバルは、アニメ・漫画・ゲームすべての「けものフレンズ」シリーズに登場しているフレンズで、作品の顔とも言うべきキャラクターです。性格は非常に明るくポジティブで、ネガティブなかばんちゃんとは良いコンビとなっていました。身体能力も高く「ジャパリパーク」のトラクターを持ち上げるという驚異的な腕力を持っています。アニメ版ではかばんちゃんと1話から最終話まで常に一緒に行動していました。

「けものフレンズ」のサーバルは、ネコ目ネコ科ネコ属のサーバル、別名サーバルキャットが「ジャパリパーク」の「サンドスター」に触れた事から生まれたフレンズです。アニメ版では物語が始まった時点ですでに生まれていましたが、最終話でミライさんのホログラム映像で一緒に映っていた事からはるか過去に生まれたのではないかと考察されています。

サーバルはミライさんが過去にラッキービーストに録画しておいたホログラム映像に一緒になって映っていました。サーバルはミライさんの事を覚えていなかったため、もしかしたら別のサーバルなのではないかとも考えられますが、この映像を見たサーバルは自然と涙を流します。なぜサーバルが涙を流したのかという事については劇中で語られる事はありませんでしたが、視聴者によって様々な考察がされました。

最も有力な説は、漫画やアプリの「けものフレンズ」ではミライさんと仲良く接していたので、前述してきたようにやはりアニメはヒトが存在しなくなった未来の「ジャパリパーク」について描いており、ミライさんについての記憶を失っていたにしろ、本能的に涙を流してしまったという考察です。しかしはっきりとした事は劇中では描かれておらず全て確証が持てないものとなっているため、ファン達はこれからの展開に期待しています。

かばんちゃんとはアニメ「けものフレンズ」の第1期の主人公で、記憶を失って「さばんなちほー」を彷徨っていた時にサーバルに発見された事で、記憶を取り戻すためにサーバルと一緒に「ジャパリパーク」を旅する事になります。羽根が付いた帽子と大きな鞄を常に身に付けており、臆病でナイーブな性格が特徴でしたが、サーバルと共に冒険を潜り抜けて行った事で身体的にも精神的にも強くなっていきました。

かばんちゃんの正体はアニメ「けものフレンズ」の最終話にて、ミライが「ジャパリパーク」に置き去りにしていた帽子に残っていた1本の髪の毛に「サンドスター」が当たった事で生まれたヒトのフレンズであった事が明らかになりました。そのため他のフレンズ達よりもより人間に近い見た目となっており、初登場時に自分が何者なのか分からなかった事にも納得がいきます。

かばんちゃんの正体はミライさんの髪の毛によって生まれたフレンズであるのでミライさんそのもの、もしくはクローンのような存在となります。ちなみにミライさんはホログラムの録画映像にてセルリアンが巨大化して脅威になった事で他の「ジャパリパーク」の職員と共に撤退した事を述べ、その後に帽子が飛ばされてましたが、かばんちゃんの被っている帽子はミライさんが愛用していた帽子を生まれてからそのまま被っています。

「けものフレンズ」のかばんちゃんはミライさんの髪の毛に「サンドスター」が当たった事で生まれたクローンのような存在であるため、声を演じている声優も同じ人物となっています。またミライさんの音声を録音しており、合成音声のような声で話していたラッキービーストもまた同じ声優です。ミライさんは落ち着いた口調で話しますが、かばんちゃんは自身なさげに話すため、担当している声優の演技力の高さがうかがえます。

アニメ「けものフレンズ」のミライさんとかばんちゃん及びラッキービーストの三役をこなしている声優は内田彩です。高くて可愛い声が特徴のいわゆる萌ボイスであり、若い女の子の声を多く演じてきていますが、実は低音ボイスも得意としており、20代後半や30代前半のお姉さんキャラも多く演じてきています。また「ラブライブ!」から生まれた女性声優ユニット「μ's」のメンバーとしても有名で、定期的にライブ活動をしています。

声優の仕事に対しては「裏方の仕事」という考えで臨んでおり、製作スタッフ陣やファン達が主役であって自分は支えてサポートする仕事だと述べています。あまり自分の事を知ってもらおうとはしていないという考えも持っており、この姿勢が好感を持たれ、さらに可愛いルックスも相まって人気声優となっています。

ミライさんの声優である内田彩は、群馬県太田市出身で1986年7月23日生まれの2019年現在32歳で、身長158センチ、血液型はO型です。中学生の時に親友の家に遊びに行き、雑誌「声優グランプリ」を見せてもらった事で声優という仕事に興味を持ち、さらに声優になるための方法を知った事で、声優という仕事に憧れを抱くようになります。それから高校を卒業してから声優の専門学校に入学し、本格的に声優を志すようになります。

転機となったのは専門学校に在籍中に自分の憧れの声優である緒方恵美が所属する新設の事務所の募集を見た事で、即決でその事務所に入所することに決めました。それから2008年に放送されたアニメ「おでんくん」に出演が決まった事で念願の声優デビューを果たし、嬉しさのあまりに先輩である緒方恵美にすぐに電話をしたという事でした。そんな内田彩の趣味はお酒を飲む事で、特にビールと赤ワインが好きだと語っていました。

内田彩は2009年に放送されたアニメ「キディ・ガーランド」のアスクール役に抜擢された事で人気声優となっていき、その後は2015年に放送されたアニメ「小森さんは断れない!」の小森しゅり役や2016年に放送されたアニメ「終末のイゼッタ」のビアンカ役など多くの話題作で主人公やメインキャラクターを演じていくようになっていきます。また内田彩の最も代表的な役と言っても過言ではないのが「ラブライブ!」の南ことり役です。

南ことりとして「μ's」に所属し、アイドルライブ活動をしていく中で、内田彩は知名度と人気を爆発的に上げる事となり、2015年には「μ's」として「NHK紅白歌合戦」にも出場するという快挙を成し遂げました。基本的にはアニメ作品を中心に活動している声優ですが、海外ドラマ・映画で吹き替えを担当する事もあり、「スターシップ・トゥルーパーズ」や「ピッチ・パーフェクト」などが出演作としてあります。

第1期「けものフレンズ」では、ミライさんの正体も含めた詳細が語られる事は無かったので、2019年2月現在放送中の「けものフレンズ2」で、全てが明らかになる事を期待している視聴者は多くいます。可愛いキャラクターが多く存在している事も作品の魅力ですが、ミライさんについて面白い考察が出来るというところもアニメ「けものフレンズ」が人気となっている大きな理由の1つとなっています。

「けものフレンズ」のミライさんはスタイルの良い身体に優しい顔立ちであるため、ケモノであるフレンズ達に負けず劣らず人気キャラクターとなっており、男性の視聴者の中には「結婚したい」という意見をネット上で述べるファンも少なくありません。また見た目だけでなく「謎の美女」というカテゴリーにも分類されるため、ミライさんに魅力を感じるファンは多いようです。

「けものフレンズ」に登場するキャラクター・ミライさんについて、かばんちゃんやサーバルとの関係性を解説しながら正体について考察していきましたが、未だ明らかになっていない部分が多いため、第2期アニメ「けものフレンズ2」にて明らかになる事を願っているファンが多くいます。しかしこのミステリアスなところが、ミライさんの魅力となっている事も間違いありません。