君の名は。の挿入歌主題歌を全曲紹介!高評価の理由や歌詞を考察【RADWIMPS】

2016年に公開されたアニメ映画「君の名は。」は、アニメ映画史上に残る大ヒットを記録した誰もが知る有名作品です。そんな映画「君の名は。」に使用された挿入歌・主題歌を全曲紹介していきます。それだけではなく、曲中の歌詞についての考察や評価、主題歌を務めたRADWIMPSの情報もまとめていきますので、君の名は。の挿入歌・主題歌に興味がある方はぜひチェックしてください。

君の名は。の挿入歌主題歌を全曲紹介!高評価の理由や歌詞を考察【RADWIMPS】のイメージ

目次

  1. 君の名は。の挿入歌主題歌を全曲紹介
  2. 君の名は。の挿入歌主題歌が高評価である理由
  3. 君の名は。の挿入歌主題歌の歌詞を考察
  4. 君の名は。の挿入歌主題歌の歌手・RADWIMPS
  5. 君の名は。の挿入歌主題歌に関する評価や感想は?
  6. 君の名は。の挿入歌主題歌を全曲まとめ

君の名は。の挿入歌主題歌を全曲紹介

2016年に公開されたアニメ映画「君の名は。」は、アニメ映画史上に残る大ヒットを記録した誰もが知る有名作品です。そんな映画「君の名は。」に使用された挿入歌・主題歌を全曲紹介していきます。それだけではなく、曲中の歌詞についての考察や評価、主題歌を務めたRADWIMPSの情報もまとめていきますので、君の名は。の主題歌に興味がある方はぜひチェックしてください。

君の名は。の挿入歌主題歌①前前前世

前前前世はRADWIMPSの歌であり、「君の名は。」の挿入歌です。「君の名は。」のサウンドトラックに収録されている「movie ver.」と、11月23日に発売された「人間開花」に収録されているフルバージョン「original Ver.」の2種類が存在します。 しかし実際に映画で使用されたのは「original Ver.」の方です。これは、のちに制作した「original Ver.」の方を新海誠監督が気に入ったからです。

君の名は。の挿入歌主題歌②夢灯籠

夢灯篭(ゆめとうろう)はRADWIMPSの楽曲であり、『君の名は。』のオープニング主題歌です。 曲の長さが2:12と非常に短い曲で、歌詞も1番のみしか存在しません。しかし、映画用に編曲されたものであるとも言われていますがが、サウンドトラックのタイトルには“movie ver.”と書かれていないので、この短さがフルバージョンの完成版である可能性が高いと言われています。 

君の名は。の挿入歌主題歌③スパークル

スパークルはRADWIMPSの楽曲であり、「君の名は。」の主題歌でもあります。『君の名は。』の終盤シーンに沿って作編曲されたバージョンである「movie ver.」と、それを元にオリジナルアルバムに収録するにあたり曲の構成の変更及び歌詞が追加された「original ver.」の二つが存在します。

この曲の歌詞である「美しくもがくよ」という言葉を新海誠監督が聞き、この美しくもがくことこそが「君の名は。」のテーマであると考えたそうです。主題歌が映画本編に大きな影響を与えたのです。

君の名は。の挿入歌主題歌④なんでもないや

なんでもないやはRADWIMPSの楽曲であり、「君の名は。」の挿入歌・エンディング主題歌でもあります。 挿入曲として使用された「movie edit.」、エンディングとして使用された「movie ver.」の2パターンが存在します。しかし「前前前世」や「スパークル」とは異なり、完成版であるoriginal ver.は現在公表されていません。

君の名は。の挿入歌主題歌が高評価である理由

アニメ映画でありながら知らない人はいないといわれるほどの人気ぶりだった「君の名は。」ですが、その挿入歌も高い評価をされています。ここからは、その評価の理由について詳しく解説します。

高評価の理由①制作期間1年以上

「君の名は。」で使用されたすべての楽曲を、RADWIMPSが手掛けています。その曲数は20曲以上。それらの製作期間は1年以上もの長い年月をかけて行われました。新海誠監督がもともとRADWIMPSが好きだという理由から、映画の主題歌担当になったRADWIMPS。1年以上も向き合って来たからこそ、映画の評価を高める良い曲が出来上がったのです。

高評価の理由②音楽と映像のマッチング

新海誠監督の作品に共通するのは、その主題歌や挿入歌とのマッチングが高い事です。まるでミュージックビデオのように音と映像が共鳴し合っています。そんな特徴は本作「君の名は。」にも共通しています。新海誠監督は、「音楽がかかる瞬間は、作品の中でも見せ場だと、毎回大事にしています」と語っているほどです。20曲以上もの壮大な音楽が、「君の名は。」の一瞬一瞬を盛り上げているのです。

高評価の理由③歌詞

映画「君の名は。」の挿入歌・主題歌の魅力は歌詞にあります。映画の主人公とヒロイン、瀧と三葉をなぞるように描かれた歌詞には、作中も、そして観終わってからも心に深く響く魅力があります。先述した通り、主題歌を聞いた新海誠監督が、脚本の方を変えてしまうという事も起きたほどです。言葉選びが巧みなRADWIMPSだからこそ、「君の名は。」の世界観を表現出来たのでしょう。

君の名は。の挿入歌主題歌の歌詞を考察

ここからは、そんな「君の名は。」の挿入歌・主題歌の歌詞を考察して解説していきます。脚本と共に並行で制作された楽曲が多いので、映画に沿った考察が出来るのも魅力の一つです。まずは主題歌の前前前世の歌詞を考察していきます。

前前前世の歌詞を考察

映画「君の名は。」といえばこの曲である、と言われるほど映画との結びつきが非常に高いこの曲。時間をやり直してでも再び会いたい、と願い走る少年少女を追いかけるように作詞されたこの曲は、様々な表現を使って二人の感覚を表現しています。それが特に現れているのは、「君の髪や瞳だけで胸が痛いよ 同じ時を吸い込んで離したくないよ 遥か昔から知るその声に 生まれてはじめて何を言えばいい」というサビ前の歌詞です。

「遥か昔から知るその声」という歌詞には、二人の心の距離を端的に表現しています。まるで、僕と君はずっと違う時間軸で生きてきたかのような書き方ですが、これこそが言葉選びの巧みさです。新海誠さんの前作である「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」では、僕と君の心の距離を、宇宙や踏み切りなどをモチーフにして描いた作品です。この曲では「時間軸」という言葉で、僕と君の心の距離を描いている、と言われています。

夢灯籠の歌詞を考察

続いて、オープニングで使用されている夢灯篭の考察を説明します。夢灯篭の歌詞の中で「5次元にからかわれて それでも君をみるよ」というものがあります。この5次元とは、3次元も4次元も超える存在です。それは物理的な距離、時間的な距離、世代的な距離、全てを指しているのです。二人の間にはこれらの大きな壁がありますが、それでも、それらを超えてでも、互いを求め追いかけるのです。

スパークルの歌詞を考察

続いてスパークルについて解説します。タイトルとなっている「スパークル」の元は、英単語「sparkle」から来ています。 言葉の意味は火の粉、閃光、きらめき、光沢、活気など、多くの意味を持つ言葉です。スパークルに相応しい言葉として、きらめきがあると言われています。その言葉に沿うように、スパークルの歌詞はきらきらと明日に向かって真っすぐに進んでいるような印象を受けます。

このスパークルの語り手である「僕」は、「君」の元へ向かうために5次元の壁すら超えて、時の運命さえ超えて、全てを受け入れてダイブするのです。愛し方や歩き方でさえもいつでも君を重いだしてしまう、という恋に落ちた純真な気持ちが生き生きと描かれています。

なんでもないやの歌詞を考察

最後になんでもないやの歌詞を考察していきます。タイムフライヤーというのは造語です。時を飛ぶ人という意味だと推測できます。そのあとに使われるのが「クライマー=登る人」という言葉です。映画「君の名は。」の主人公・ヒロインの瀧と三葉は、このタイムフライヤーであることが分かります。実際に二人はかたわれどきに再会し、そして再び別れてしまいます。これを「時のかくれんぼ」という言葉と、「はぐれっこ」で表現しているのです。

そんな二人には時間の差が流れていて、だからこそかたわれどきに別れてしまうのです。この時間の差とは3年です。物語よりも3年遅れていた瀧、すなわち「僕」が、時間を登るようにして君に追いつくのです。ちなみに映画のラストでは、この時間の差を階段の段差によって表現している、と言われています。だからこそ、最後に二人が出会い、お互いの時間を埋めあうのがあの階段なのです。

Thumb君の名は。を徹底解説!謎・疑問点や瀧と三葉の年齢の秘密までネタバレ考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

君の名は。の挿入歌主題歌の歌手・RADWIMPS

そんな映画「君の名は。」の挿入歌・主題歌など全20曲以上もの楽曲を担当したのは、アーティストのRADWIMPSです。ここからはRADWIMPSについて詳しく紹介していきます。

RADWIMPSはどんなグループ?

RADWIMPSは2001年に活動を開始したロックバンドです。所属事務所は有限会社ボクチンで、独特の言葉選びと、斬新な思想を抱いた曲調から多くのファンを持つアーティストです。

バンド名は、「すごい」「強い」「いかした」という意味の軽いアメリカ英語の俗語「rad」と、「弱虫」「意気地なし」という意味の「wimp」を組み合わせた造語です。つまり、バンド名は「かっこいい弱虫」「見事な意気地なし」「マジスゲーびびり野郎」といった意味を持っているといわれています。

RADWIMPSのメンバー

そんなRADWIMPSのバンドメンバーを紹介します。一人目は、特徴的な歌声と歌い方を持つボーカルの野田 洋次郎さんです。野田さんは実は帰国子女であり、そのために英語の発音が非常に堪能なのです。バンドではボーカルに加えてギター、さらにほぼすべての楽曲の作詞・作曲も務めています。2015年6月には映画「トイレのピエタ」で主演を務め、俳優としての道も切り開いている多彩な人です。

続いて二人目は桑原 彰さんです。桑原さんはギターを担当し、RADWIMPSのリーダーを務めています。桑原さんがが野田さんをボーカルとしてバンドに誘ったことから、RADWIMPSは結成されたのです。16歳で高校を中退し、ラッドで食っていくことを目標に歩んできた桑原さん。ひたむきな努力が多くのファンの心を掴んだといえます。

三人目は武田 祐介さんです。武田さんはRADWIMPSに途中から加入し、ベースを担当しています。ベースは中学校時代、吹奏楽部でコントラバスを演奏していた事から始めたそうです。フレットレス・ベースや、多弦ベースを使用したスラップ奏法を駆使する演奏スタイルが特徴的であるといわれています。

四人目はドラムを担当する山口 智史さんです。武田さんと同じ学校に通っており、同じく途中から加入してきました。メンバーではありますが、山口さんは現在、病気療養のため、活動を無期限で休止しています。その理由は持病であるフォーカル・ジストニアと呼ばれる神経症が悪化したためです。思うようにドラムを叩けない、という理由でラッドの表舞台から離れた山口さん。ファンからは多くの悲しみの声が寄せられました。

五人目は、病気による無期限休養の山口さんに代わって、急遽オーディションで選抜され、サポートドラムとして現在RADWIMPSのドラムを叩いている、森瑞希さんです。このオーディションには山口さん本人も立ち会い、選抜された後は、山口さんからドラムの細かいニュアンスや楽曲へのアプローチを直々に指導されたそうです。

RADWIMPSの人気曲

そんなRADWIMPSの人気曲を紹介します。RADWIMPSの人気曲といえば、「25コ目の染色体」「ふたりごと」「有心論」「おしゃかしゃま」「会心の一撃」など、あげればきりがありません。それだけ多くのファンに多くの楽曲が愛されてきたのです。

今大人になっている方も、学生時代にはRADWIMPSをヘビロテしたのではないでしょうか。映画「君の名は。」で更にその名が有名になったRADWIMPSですが、「君の名は。」関連曲以外にも多くの素晴らしい曲があるので、気になった方はぜひチェックしてみて下さい。

映画『君の名は。』公式サイト

君の名は。の挿入歌主題歌に関する評価や感想は?

そんな映画「君の名は。」に使用された挿入歌・主題歌を全曲紹介してきました。また、曲の考察や評価、挿入歌・主題歌を務めたRADWIMPSの情報もまとめてきました。ここからは、そんな挿入歌・主題歌に関する評価や感想を紹介します。

君の名は。はRADWIMPS好きにもおすすめ!

新海誠監督の映画「君の名は。」は、アニメ映画好き以外にも多くの人々の心を掴んできました。その一つの理由に、RADWIMPS好きにもおすすめ出来るほど、RADWIMPSとの互換性が高かったことがあげられます。RADWIMPSのファンであるが、映画は知らない、といった人もこの映画を見て視野を広げることが出来ます。

映画もラッドも両方を好きになる!

アニメ映画である「君の名は。」は、アニメが好きな人をRADWIMPSが好きな人に変えてしまう力を持っている、という感想です。この間奏にすべてが詰まっているように、「君の名は。」は映画本編と音楽が一体となった作品であり、見るたびに、聞くたびに両方を好きになっていくことが出来るものになっているのです。

アニメを見ているだけでは知ることが出来なかった、曲を聴いているだけでは知ることが出来なかった新たな「好き」を見つけることが出来ます。それは、この映画最大の魅力であるともいえるのではないでしょうか。

君の名は。の挿入歌主題歌を全曲まとめ

2017年に公開されたアニメ映画「君の名は。」は、アニメ映画史上に残る大ヒットを記録した誰もが知る有名作品です。そんな映画「君の名は。」に使用された挿入歌・主題歌を全曲紹介してきました。また、曲の考察や評価、主題歌を務めたRADWIMPSの情報もまとめてきました。どの曲も素敵な曲で作品にとてもよくあっているので、映画を楽しんだ後は曲も楽しんでみて下さい。

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