【デュラララ！！】折原臨也の魅力まとめ！性格が悪いけどかっこいい？

折原臨也は、すらりとしたモデルのような体型と整った顔立ちの青年です。黒髪と切れ長の目、口角の上がった口元が特徴です。黒いインナーにボトムス、ファーのついたジャケットを着用しています。世間一般の道徳観念から大幅に逸脱した行動を取ることもある一方で、人間らしく感情的になることもあります。運動能力は非常に高く、パルクールを駆使してあらゆる危険を回避してきました。

小型のナイフをいつも持ち歩いており、戦闘の際は取り出して応戦します。知能も高く、先を見通す能力に長けています登場時の年齢は、23歳でした。レトルトなどの、機械が大量生産するような食品は好まないようです。作中で起こる事件に何かと関与していることが多いため、「デュラララ！！」のキーパーソンといえる人物でもあります。

折原臨也は情報屋の仕事で生計を立てており、情報を売る対象はヤクザや警察などさまざまです。情報屋としての評価は高いようで、客の間では彼の情報は信憑性が高いとのことです。このことから、仕事に対する姿勢は私情を挟まない真面目なものと予想できます。作中の金銭の使い方から、収入は高いと予想できます。また、職業柄、自らの情報を外部に開示することはめったにありません。

謎の多い言動が目立つため、時に非道とも受け取れる行いをすることもあります。人間を、駒や道具のように扱う行動も見られるため、性格が悪いとの評価も多くあります。しかし、一方で悪人とも言い切れない行動をとることも多々あるため、ファンの間では「性格が悪い」との表現は適切ではないという見方もあります。

折原臨也は「人間が大好き」と公言する人物です。不可解な行動の裏には、大好きな人間を観察したいという知的好奇心を満たしたい気持ちが隠されていたのです。頭の良い人物ですが、自分の予想を超えて行動する人間観察が彼にとっては楽しくて仕方ないようです。

一方で、個人的に「大切」と形容するに値する人物は、非常に少ないようです。情報屋という職権を乱用して事件を起こし、人間の言動を観察して楽しんでいます。狂気的なまでに「大好き」と叫ぶ彼を、憎めない目で見てしまうファンも多くいます。

折原臨也は、情報屋という危ない職業に加えて、道徳観念の逸脱した人間観察などを好むことから、何かと恨まれることが多くあります。危険な場面に遭遇した際は、自身の身体能力を駆使して回避してきました。平和島静雄曰く、足も非常に速いとのことです。軽やかに飛び回るその姿は、かっこいい上に見ていて爽快感があるのでファンの間でも人気があります。

折原臨也は、頭の良さも魅力の一つです。先を読む能力や読心術にも長けており、相手を手玉にとることも多々あります。最初は何をしようとしているのかわからないことも多いですが、後々になって彼の目論みに気づかされます。こういった頭の回転の良さからか、情報屋としての仕事の評価は高いようです。

人間を愛するが故に、どんな心情を持ち行動するのかに対して非常に興味があるようです。そのため、常人には理解しがたい意味のない酷い行動をとることも多々あります。「デュラララ！！」の作中で起こる事件は、主に彼が絡んでいます。そして、折原臨也の行動を理解する人は作中にはでてきません。本人も、理解されたいとは思っていないようです。こうした性格のためか、1人鍋をつつくこともありました。

平和島静雄は、人間離れした怪力を持つ折原臨也の同級生であり天敵でもあります。共通の友人である岸谷新羅を通じて知り合いましたが、顔を合わせる度に殺し合いともとれるケンカを行います。相性が悪いのもありますが、人間を深く愛する折原臨也にとって、化け物は嫌悪すべき対象になります。人間でありながら、おおよそ人間とは思えない怪力を持つ平和島静雄は、折原臨也にとって存在自体が矛盾しており、邪魔なのです。

岸谷新羅は、折原臨也にとっては唯一の友人と呼べる人物です。中学生の時に知り合い、新羅の誘いで生物部に入部します。折原臨也は、昔は積極的に人と関わろうせず、少し距離を置いて接するタイプでした。しかし、岸谷新羅のある指摘がきっかけで、人間を深く愛するようになります。岸谷新羅は医者となり、折原臨也は情報屋となりましたが、大人になっても交友は続いており、岸谷新羅の方も彼を友人と認めています。

けれど、折原臨也が刺された際は、淡白な対応をすることから、あまりべったりとした関係ではないことがわかります。数少ない大切な人物のため、岸谷新羅が絡むと人間らしい感情的な側面を見せることもあります。

折原臨也には、双子の妹である九瑠璃（くるり）と舞流（まいる）がいます。九瑠璃は、髪が短く大人しい性格で、舞流は三つ編みにメガネのおしゃべりな性格です。兄と同様、クセの強い性格であるため、折原臨也自身もめずらしく妹には手を焼いているようです。基本的に他人には淡白な接し方をする彼ですが身内である妹にはやや甘く、ご飯を奢ったり彼女たちの身の安全を考慮して裏で手を回すなどの行動をとります。

ミステリアスな魅力とその人気の高さから、折原臨也にスポットを当てた「デュラララ！！」のスピンオフ小説「折原臨也と、夕焼けを」「折原臨也と、喝采を」の2冊が出ています。作者は、「デュラララ！！」と同じく成田良悟さんが担当されています。いつも通りの折原臨也や、また別の側面も見ることができる作品なので、ぜひお手にとってご覧ください。

同じ地球に生息し、助け合いながら生きているのだからすべての人間は関係しています。一方で、家族であっても、友人であっても、恋人であっても、それぞれ個人です。そういった点では「無関係」というのもまた真実でもあります。折原臨也らしい、哲学的な名言になります。

折原臨也にしてはめずらしい、親切な名言になります。人間は一人では生きられない弱い生き物です。そのため、孤独は精神的に堪えることもあります。この名言は、勇気と生きる希望を呼び起こしてくれることでしょう。

これは、折原臨也が自殺を決行しようとしている人へ向けたセリフです。自殺をしたら地獄へ行くという考えも宗教の世界ではあります。死後の世界なんて考えていたら、自殺なんてできないという意味のセリフでしょう。考え方によっては、思い止まることができるかもしれません。

生きていて過ちを犯さずにいられる人間はいないでしょう。セリフの前後の文脈から、そもそも特別な人間なんていやしないということを言いたかったようです。いい人になろうとしなくてもいいと、思わせてくれるようなセリフです。どことなく影のある折原臨也らしい名言になります。

折原臨也は誰か特定の人間を好むわけではなく、「人間」全般が好きなようです。ほとんどの人を愛玩するような扱いをするあたり、特別な愛情を持って接することは基本的にないのでしょう。基本的に、人間個人個人を見るのではなく、人間全般を一括りにして愛しています。彼の価値観が現れた名言になります。

折原臨也は、裏で画策しながら事件を起こし人間の動向を観察するのが好きな人物です。人間観察して自分は楽しむから、蚊帳の外でいいということです。しかし、蚊帳の外からは、しっかりとちょっかいはかけるようです。仲間外れにされて疎外感を感じている時に勇気づけられる名言になります。

「君達」とは、ご想像の通り人間のことです。どんなに嫌われても妬まれても、折原臨也は人間が好きというスタンスを変えません。嫌われている相手にも「好き」という感情を持つのは非常に難しいことでしょう。しかし、この価値観を貫くことが彼の魅力の一つともいえます。

この名言から、折原臨也は言いたいことははっきり言う性格ということがわかります。他人といえど遠慮しすぎず、気分が悪い時は「これくらい言ってもいいのかもしれない」と思わせてくれる名言になります。

「デュラララ！！」は、池袋という大都会を舞台とした物語です。そんな池袋で情報屋を営む彼らしい名言です。地方から都会に出てきた人に、勇気を与えてくれるような名言になります。半年もすれば、不安も消え日常にとけこめるから杞憂だと気づかせてくれます。都会へ行くのを不安に思っている人に対して言ってあげましょう。

趣味の悪い人間観察を好む彼が言うと、軽く聞こえてしまいます。しかし、もっともな名言ですのでいじめをしている人間に向かって言ってあげるようにしましょう。正義をかかげて弱者を守ることは、時には必要だと思わせてくれる名言になります。

頭がよく、先を見通す力のある折原臨也でも、「100%人の心を操れるわけじゃない」という名言を残しています。人間は予測不可能だからこそ、趣味に人間観察をあげているのかもしれません。どんな人も完璧ではないということを思い出させてくれる名言になります。

折原臨也の声を担当した声優は、神谷浩史さんになります。つかみどころがなくミステリアスな折原臨也を、見事に演じられ、原作ファンからの評価も高いものでした。ご本人は、自由に演じていたとのことです。

神谷浩史さんは、5年連続で声優アワードを受賞された実力派声優です。1994年放送のアニメ「ツヨシしっかりしなさい」に出演したことで、注目を集めます。また、トーク力の評価も高く、ラジオなどの分野でも活躍されています。平和島静雄役の小野大輔さんとは、共にラジオ番組をされています。動物、とくに猫が好きなことを公言されています。

• 「荒川アンダーザブリッジ」市ノ宮行役
• 「おそ松さん」チョロ松役
• 「黒子のバスケ」赤司征十郎役
• 「しろくまカフェ」ペンギンさん役
• 「電波教師」鑑純一郎役
• 「進撃の巨人」リヴァイ役など

ここからは、折原臨也に関する評価を紹介していきます。「デュラララ！！」のキャラクターの中でも人気が高い人物のため、あまり悪い評価は見られません。しかし、一癖も二癖もある性格のためか関わりたくはないタイプという意見もあります。彼の友だちの少なさは、こうした性格が原因なのかもしれません。

折原臨也の性格に関しては、悪いという見方とそうではないという見方があるようです。人をおちょくったり試したりと、人間観察の道具としかとらえていないところが「性格が悪い」と評価されるポイントのようです。一方で、探究心に基づいた行動であるために、善い悪いで計ることはできないというのが、「性格が悪いわけではない」という人の意見のようでした。

折原臨也は、性格や行動に問題があるとの感想は多くありますが、それを上回るスペックの魅力があります。このことからか、性格は苦手だけどその点は目をつぶるというファンもいます。また、性格の悪さとスペックの高さのギャップが好きという声もあります。

折原臨也のようになりたいとの意見もあります。こうした願望の理由は、罪悪感を感じるやりたいことをやり、自信満々で言いたい事を言えてしまう彼に憧れてしまうというものが目立ちました。情報屋として大成し、収入が申し分ないのも羨望のまなざしが向けられる理由の一つのようです。

折原臨也は、男性女性関係なく人気の高いキャラクターです。一風変わった価値観や、ものの捉え方も不思議な魅力があるようです。また、紹介してきた通り、数多くの哲学的な名言を残しています。他作品では類を見ない独自の考えを持つ彼の今後の活躍にも注目が集まっています。

ここまで「デュラララ！！」に登場する何かと謎の多い人物、情報屋の折原臨也について解説してきました。性格や動向に問題は見られますが、頭がよく運動神経も抜群で容姿端麗と非常にかっこいいキャラクターでもあります。頭がよく行動の意図が読みにくい人物ですが、そこが注目せざるをえない彼のミステリアスな魅力を引き出しているのでした。