海楼石の正体は対悪魔の実用の兵器？効果やある場所など設定を考察【ワンピース】

大人気アニメワンピースに登場する海楼石を知っていますか？海楼石とはワンピースの世界で大活躍している悪魔の実の能力者の能力を効果を無くしてしまうという設定のワンピースにのみ登場する正体不明の謎の石です。どれほど強力な悪魔の実の能力を持っていても海楼石に触れてしまうとその瞬間から悪魔の実の能力は効果は打ち消されてしまうというとんでもなく強力な設定のアイテムです。

海楼石を持っていれば誰でも悪魔の実の効果に対抗することができ、海楼石を悪魔の実の能力者に触れさせることができれば、だれでも勝てると言ってもいいくらい強力な設定のアイテムです。ワンピース中で海楼石は主に海軍の武器として登場しており、ワンピース中に登場する海楼石の代表的なアイテムが手錠です。海楼石で作られた手錠をはめられると悪魔の実の能力は効果が無くなり、抵抗できずに捕まってしまいます。

そんなワンピース中最強のアイテムと言ってもいいほど強力な設定のアイテムである海楼石の正体は一体なんでしょうか？何故海軍だけあれほどの海楼石を所有しており、手錠に加工して使用できるのでしょうか？ワンピースは100巻近くなりますが、まだその正体は明かされていない海楼石の謎を考察していきます。

海楼石の一番の効果は悪魔の実の能力を無効化することです。そんな海楼石、実は非常に硬度が高いことが知られています。CP9のフクロウが作中で海楼石の硬さはダイヤモンド並と称していました。海楼石の手錠をはめられたゾロは壊すことはせずにそのままウソップとつながった状態で戦ったり、海楼石の檻に閉じ込められた際も今まで一度も壊れた描写はされていません。このことから相当な硬度を持っていることが予想されます。

何故回廊石は悪魔の実の効果を打ち消すことができるかというと、海楼の正体はは名前にも付いているように海のエネルギーを発生する物質だからです。悪魔の実の能力者には海に入ると能力を発揮できないという設定があります。海と同じ波長のエネルギーを発生することで悪魔の実の能力者が苦手な海に入っている状態を陸上でも作ることができ、能力者たちの強力な障害として立ちはだかります。

ワンピースに登場する海楼石の正体や設定で現在分かっていることの一つとして「パイロブロイン」と呼ばれる成分が入っていることが分かっています。これは空島編で空島を囲う雲に含まれる成分と同じです。パイロブロインは火山噴火によって舞い上がり、空に運ばれ水滴と合わさることにより雲の凝固密度を高めてくれているとの設定です。そのため空島に登場する雲はすり抜けることなく、ある程度形を保つことができます。

またミルキーロードとして船を運ぶ川のような役目をする雲や、建物の一部として壁や階段として設計されるなど多様な用途で登場し、まるで紙粘土のように自由自在に形を変えています。しかし海楼石の効果で肝心の悪魔の実の能力を打ち消す要因がパイロブロインにあるのかというのは立証されていません。

空島編で分かっているのは透き通るはずの雲がパイロブロインによってある程度の強度を持つ物質に変化したということで、海楼石の硬度について影響がある成分との考察が多くなされています。仮にパイロブロインが海のエネルギーを発生する正体だとしたら、ルフィは空島でたくさん雲に触れており、力を発揮することができずにエネルと戦える状態で無い可能性が高いです。

しかし強度には関係していると推測され、海楼石が壊れないという設定はこのパイロブロインが関係しています。ワンピースで壊れないものの代表といえばもう一つがポーネグリフです。もしかしたらこのポーネグリフにも海楼石に含まれるパイロブロインが高濃度で存在することにより壊れない強度を保っているのかもしれません。今後海楼石の設定がすべて明かされる日が楽しみです。

週刊少年ジャンプで連載中のワンピースでは四皇カイドウ率いる百獣海賊団のメンバーになっていた最悪の世代の一人であるバジル・ホーキンスによって海楼石はワノ国で生まれ、世界に広がっていったことが発覚しました。ワノ国にはポーネグリフを作ったとされる光月一族がいたとされ、その高い技術力によって海楼石を加工して輸出していた可能性もあります。

しかしワノ国は鎖国中であり、また20年もの間四皇カイドウによって支配されていることを考えると、カイドウと海軍が実はつながっている可能性も出てきました。さらに光月一族は元大名の光月おでんが死んでからは跡取りが途絶えたことになっていますが、世界では今も海楼石が出回っていることを考えると隠れた跡取りがいる可能性があります。海楼石の効果、正体も明かされるかもしれない今後のワノ国編がますます楽しみです。

ワンピースにいたるところで登場する物語のカギを握り、まだまだ謎の多い人物、Dr.ベガパンクもまた海楼石に関わっているとの予想がなされています。Dr.ベガパンクは悪魔の実の正体を解明するなど海軍一の天才科学者です。海軍大佐でルフィの古くからの友人であるコビーによると海楼石はベガパンクが作ったと作中で発言していました。

しかしこれまで海楼石についてわかっている設定を振り返るとワノ国で産出されているため、ベガパンクは海楼石そのものを作ったわけではないようです。もしかすると海軍がよく使用する海楼石でできた手錠の作成に関わったのではないかと予想されます。ベガパンクは手錠をつくりましたが、光月一族は海楼石を様々な形に加工できるとされ、天才科学者ベガパンクですらたどり着けない領域の技術力を持っていたことが予想されます。

海楼石はその正体や設定に対して様々な考察がなされています。その中でも海楼石がもし自然物であった場合の予想として多いものが、ワンピースのカギを握っている月の住人が持ってきた月の石ではないかとの予想です。光月一族は月の住人であり、ワンピースの世界には無い宇宙の物質が海楼石で元々月の住人であった光月一族のみ加工する技術があるとの予想が数多くなされています。

反対に人工物であった場合の予想として多いものが、何者かが悪魔の実の能力に対抗するため、効果を打ち消すよう海楼石を発明したのではないか、その発明に光月一族が関わっているのではないかとの予想もされています。しかしどちらの予想もまだ決定的な証拠は出ておらず、これからの物語の進展に注目です。

ワンピースで海楼石が登場した当初はルフィは海楼石の手錠をかけられただけで抵抗できなくなったり、スモーカー大佐に十手を突きつけられただけで力が抜けて動けなくなりました。また海楼石でできた牢屋に閉じ込められた時は牢屋を握るだけで力が抜けて床に倒れ込むほどでした。しかし週刊少年ジャンプで連載されている最新のワンピース926話では今までの海楼石の設定の常識が覆されます。

ワンピース926話ではカイドウに捕まってしまったルフィとその前に捕まっていた最悪の世代の一人、キャプテンキッドはカイドウの囚人採掘場で強制労働をさせられていました。その時海楼石の手錠をつけられているにも関わらず、ルフィとキッドは力が抜けることもなくバリバリと働いていました。何故ルフィとキッドは力が抜けることなく動き続けることが可能だったのでしょうか？

海楼石の手錠を付けられたのにルフィたちが動くことができた理由として予想されているものが、ある一定以上の強さを持つ能力者には効果が弱まる、海楼石の濃度が低くなっている、海楼石と体が触れる面積が少ない、覇王色の覇気を持つ者には効果が中和されるなどの予想がされています。これまでのワンピースで海楼石の手錠をはめられた能力者はある程度います。その人たちの反応を振り返りながら予想をしていきます。

まずある程度の強さがあると海楼石の効果が弱まるとの予想ですが、頂上戦争時の白ひげ1番隊隊長のマルコも海楼石をはめられるが、普通に会話ができています。またドフラミンゴはルフィに負けて海軍に拘束された際に大量の海楼石によって拘束されていましたが、身動きこそ取れないように拘束されていましたが煽るように話をするなど海楼石に触れているとは思えないほどでした。

また2年前にロビンがエニエスロビーで海楼石の手錠をかけられた際も走って逃げようとしたり、大きな声で助けを呼んだりなど、ルフィのように脱力するまでは至りませんでした。このことからある程度の強さを持っていると海楼石の効果を打ち消すことができる可能性が高いです。また海楼石の手錠に含まれる海楼石の濃度は判明していませんが、海楼石の量が少ない可能性も否定できません。

以上のことから悪魔の実の能力者全てに同じように海楼石の効果があるわけではなく、ある程度の強さを持つ能力者に対しては海楼石の効果が弱まる可能性があります。また海楼石を加工して作った手錠や牢屋などに使用される海楼石の量や濃度によっても効果の変化がある可能性があります。今後海楼石の謎が判明して正体が明かされる日が楽しみです。

ワンピースの世界で最強の強度を誇ると予想されている海楼石は一体どこで武器や拘束具に加工されているのでしょうか？海楼石の産出国はワノ国であることをバジル・ホーキンスが話していました。ワノ国にはその昔、絶対に壊れないとされるポーネグリフを作った光月一族が存在していました。海楼石も相当な強度を持っており、光月一族のような高い技術力を持つ職人で無ければ加工できないと考えられます。

そのような事実を踏まえるとワノ国で光月一族が加工していたことが可能性としては一番高いです。しかしワノ国は長い間鎖国しており、ここ20年は四皇カイドウによって支配されていました。カイドウは人造悪魔の実SMILEの取引をドフラミンゴと行うなど数々の悪行を行っています。ワノ国で生産された海楼石を海軍と交渉し、横流しをして利益を得ている可能性もあります。

現在光月一族は跡取りが途絶えたとの設定ですが、いまだ海楼石を加工した武器が出回っていることを考えると、光月一族の隠れた技術の継承者が存在してカイドウの命令によって海楼石の加工を行わされている予想もあります。またもしくは海軍に海楼石の加工が可能な技術がすでに伝わっており、海楼石の加工自体は海軍が行っているとの予想も多くみられます。海楼石はどこでだれが作っているのでしょうか？謎が深まります。

ワンピースでは海楼石は様々な武器や拘束具へと加工されて使用されており、海楼石自体が物語に登場したことはまだありません。一体どのような物に加工されて使用されているのでしょうか？海楼石は海軍が能力者の海賊を捕まえるために使用されることが多く、海賊同士の戦闘では使用されることはほとんどありません。海賊同士の戦いでは暗黙の了解として使用されていないそうです。

海楼石が使用された代表的な武器として海軍本部が使用する手錠やインペルダウンで見られた牢屋の格子にも海楼石が使用されています。ルフィを執拗に追いかける海軍のスモーカーの十手にも海楼石が使用されています。またドレスローザでは建築材として登場しました。空島ではワイパーのブーツに使用されるなど海軍以外も海楼石を使用していることが確認されます。最近ではホーキンスが銃弾として使用していました。

以上のように様々な武器へと加工されて海楼石は活躍しています。一見ワノ国とのつながりが無いように思える空島でも海楼石を使用したアイテムが確認されたことは驚きの事実です。空島は海賊王ゴールド・ロジャーも訪れており、海楼石の正体に近づくことが海賊王への道にも関係している可能性も出てきました。ますます海楼石の謎が気になります。

海楼石は世界では普及しておらず、海軍でも一部の強い力を持った者しか所有を許されていません。何故海楼石は普及せずに入手困難となっているのでしょうか。それにはいくつか理由があります。まず最初に海楼石はワノ国でのみ産出されています。ワノ国は鎖国中で他国との関りを持っていません。そのため海楼石は世界中に出回ることが難しいことが一つの理由です。

もう一つの理由として海軍の海楼石の扱い方が関係しています。海軍は一部の強い海兵にしか海楼石を持たせていません。その理由として弱い海兵に海賊を拘束する海楼石を渡してしまうと、海賊との戦いで負けてしまい、海楼石の武器や拘束具を奪われてしまう可能性があります。そのため一部の海兵にしか海楼石を支給していないことも普及しない理由の一つです。

ワンピースに登場する覇気とは一体何でしょうか？覇気とはすべての人間が持っている潜在的な力であり、人の気配や威圧感などの感覚です。しかしひとそれぞれ持っている潜在能力も異なり、またその潜在能力を引き出すことも簡単ではありません。また覇気には3つに種類があり、「覇王色」「武装色」「見聞色」とそれぞれ呼ばれています。それぞれの覇気について解説していきます。

覇気の一つである武装色の覇気は体の周囲に見えない鎧を纏うような力です。この鎧を纏うような力は防御力を引き上げ、攻撃時にも攻撃力を引き上げます。武装色の覇気を体だけでなく体や銃弾にも纏わせることにより、威力をあげて攻撃することができます。熟練した武装色の覇気使いは全身を覇気で纏うことができ、覇気同士の戦いではより強い覇気を纏っている方の攻撃が強くなります。

悪魔の実の能力者に対しての唯一の対抗手段と言われており、武装色の覇気を纏うことで物理攻撃の効かないとされるロギア系悪魔の実の能力者にも攻撃を当てることが可能となります。武装色の覇気を高めることでロギア系にも対抗できるようになり、ワンピースの戦いは大きく変わることとなりました。

見聞色の覇気は相手の気配を感じることのできる覇気です。見聞色の覇気の力を高めることにより、見えない死角にいる敵の場所や数を知り、さらに相手の次の行動を先読みするなどできます。ビッグマム海賊団のカタクリは見聞色の覇気を鍛えぬき少し先の未来が見えるほどにもなっていました。空島では「心網（マントラ）」として登場し、麦わら海賊団を苦しめました。

覇王色の覇気は数百万人に一人しか持つ者がいない覇気の中でも特別な覇気です。威圧感のようなもので、全身から覇王色の覇気を発動することで周囲の力のない物を気絶させます。圧倒的な実力差があると戦わずしても覇王色の覇気のみで勝負が決してしまいます。覇王色の覇気は「王の資質」を持つとされ、この世界で名をあげる人物が持っていることが多く、ルフィやシャンクス、レイリーなどが覇王色の覇気を持っています。

武装色の覇気と海楼石には共通点があります。それは悪魔の実の能力を無効化するということです。海楼石は悪魔の実の能力を無効化し、能力が発揮できなくなります。武装色の覇気もまた悪魔の実の能力の効果を打ち消し、ロギア系の能力者に対しても攻撃を行うことが可能となります。武装色の覇気と海楼石の共通点にも注目です。

悪魔の実の能力の効果を無効化する海楼石の手錠の鍵は厳重に保管されています。ワノ国でルフィが捕まった時にも雷ぞうがルフィを助け出そうと鍵を見つけますが、その厳重さゆえに一時撤退を余儀なくされました。鍵の番人に加えて海楼石の箱に保管されているほど厳重に管理されていることからもその重要度がわかります。

海楼石の手錠ははめられると自力で外すことがほぼ不可能になります。またその鍵も厳重に保管されており、周囲の人も救出することが困難になります。唯一対抗策があるとすれば、トラファルガー・ローのオペオペの実の能力を使用することです。オペオペの実は能力の範囲内の対象者の体の一部を切り離したり他の人の体へ自由にくっつけることができます。

この能力を利用すると海楼石の手錠に捕らわれた能力者の手を切り離し、手錠を外して再び元の体にくっつけると手錠を外すことが可能となります。またバギーのバラバラの実が覚醒するとすべての物をバラバラにすることができ、もしかしたら海楼石の手錠をバラバラにできるかもしれません。海楼石の手錠を外すシーンが本当に登場するのか見物です。

海楼石の産出国について明らかになったのは924話のバジル・ホーキンスの発言によってです。ホーキンスは「世界で広がる海楼石はこの国で生まれたんだ。こんなに小さく加工できる技術者はワノ国にしかいない」と発言しています。世界に広がる海楼石はすでに加工された状態であるため、ワノ国で加工されていることがわかります。産出についてはワノ国が最有力ですが、ワノ国のどこで取れるかまではまだ分かっていません。

スモーカー大佐は海楼石について「とある海域にのみ存在する不思議な石」と過去に発言しています。この時点では海楼石は悪魔の実の能力を無効化するということしか分かっておらず、当時様々な予想がされていました。現在はワノ国との予想が有力視されていますが、「海域」と言っていることからどこかの海域で取れたものをワノ国で加工している可能性もあります。ワノ国編で海楼石の謎が明かされるかもしれません。

空島編でも海楼石について言及されています。空島には海雲と島雲が存在しているのですが、その構成要素としてパイロブロインという物質が関与しており、このパイロブロインこそ海楼石に含まれる物質なのです。空島ではこのパイロブロインが火山によって青海から空島まで運ばれて独自の雲を作っていると説明しています。海楼石が空島にまで関与していたとは驚きです。これからさらに謎が解明されていくでしょう。

いかがでしたか？海楼石の正体を中心に予想や考察をまとめました。悪魔の実に対抗するために武器のように加工されて世界では使われています。そんな海楼石で現在分かっていることは海と同じエネルギーを発生すること、悪魔の実の能力の効果を打ち消す、悪魔の実の能力者が海楼石に触れると海に入ったように能力を発動できなくなること、ワノ国で産出されていること、パイロブロインという物質が含まれていることは判明しました。

まだ判明していないこととして何故悪魔の実の能力を打ち消す効果があるのか、能力者の強さや海楼石が含まれる濃度によって海楼石の効果が変化するのか、とてつもない強度の海楼石は一体どのように加工されているのか、また鎖国中のワノ国で産出されるのに何故海軍は海楼石を使用しているのかなどまだまだ謎に包まれていることも多くあります。

これから物語が終盤に進むにつれて海楼石の謎も徐々に明かされて来るでしょう。海楼石はワンピースの要所に登場し、その謎が海賊王への道にも関与していることが示唆されます。海楼石の正体に近づくとおのずと海賊王へ近づくかもしれません。今後のワンピースでも海楼石から目が離せません。みなさんも是非、海楼石への正体も注目しながらワンピースを読んでみましょう。