銀魂の犬回と定春主役回が泣ける!名作・感動話のあらすじをネタバレ紹介

銀魂の「犬回」と言われる定春主役回は、万事屋のペット犬定春が主役ということもあり、銀魂好きの人はもちろん、犬好きの人やペットを飼っている人からの人気も高い感動話です。今回はそんな犬回「定春主役回」について、ネタバレを交えあらすじから詳しく紹介します。

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目次

  1. ギャグアニメでもおなじみの銀魂は感動する回も多い!
  2. 銀魂の感動話!定春主役の「犬回」は第四百訓と第四百一訓
  3. アニメ銀魂の「犬回」は265話
  4. 銀魂の「犬回」のあらすじは?ネタバレ紹介
  5. 銀魂「犬回」の泣ける結末をネタバレ紹介
  6. 感動の銀魂「犬回」は家族の物語
  7. 銀魂の「犬回」が泣けるのは主人公が定春だから
  8. 銀魂の泣ける「犬回」はほかにも?
  9. 銀魂の「老犬回」はコミックス24巻とアニメは129話~130話で見れる!
  10. 銀魂「老犬回」のあらすじをネタバレ紹介
  11. 感動せずにはいられない!老犬回の結末をネタバレ
  12. 銀魂のふたつの「犬回」にある銀魂らしさが魅力!

ギャグアニメでもおなじみの銀魂は感動する回も多い!

笑って泣ける銀魂の中でも犬回の定春主役回は泣ける!

週刊少年ジャンプで連載されている銀魂は、コメディとシリアスの割合が絶妙で、笑えるのに感動できると人気の少年漫画です。今回は、銀魂の中でも感動する話として有名な、通称「犬回」の「定春主役回」という話についてネタバレを交えてあらすじから紹介します。

銀魂の感動話!定春主役の「犬回」は第四百訓と第四百一訓

銀魂の定春主役の感動話として名高い通称「犬回」とは、具体的にいうと、銀魂の第四百訓『ドッグフードは見た目より味がうすい』と、第四百一訓『ドッグフードは意外に酒の肴になる』の2本を指します。銀魂のコミックスでは46巻に収録されています。

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アニメ銀魂の「犬回」は265話

アニメ版銀魂の場合は、コミック版銀魂のの第四百訓と四百一訓のあらすじをそのままに再構成され、1話にぎゅっと凝縮されています。銀魂’(2期)の延長戦として、265話で放送されました。これは銀魂’(2期)延長戦の最終話に当たります。銀魂のアニメの一時終了を告げる最終話に使われるような、ギャグあり感動ありの銀魂らしいお話になっています。DVDやBlu-rayには、『銀魂’延長戦 04』の3話目として収録されています。

銀魂’265話『ドッグフードは見た目より味がうすい』に対しても、やはり「感動した」、「泣ける!」といった感想が多く見られます。銀魂のコミックと違って、アニメでは動きや音がある分、もしかしたらアニメの方がより泣けるかもしれません。

銀魂の「犬回」のあらすじは?ネタバレ紹介

では一体、銀魂の感動話「犬回」とはどんなお話なのでしょうか?銀魂の「犬回」は、定春視点で描かれた物語で、さまざまな思いや愛が溢れていて泣ける話になっているのですが、ここではその銀魂の「犬回」について、話の流れに沿ってあらすじから詳しくネタバレ紹介していきます。

事の発端は食糧難!定春の家出

いつもお金のない銀魂の万事屋ですが、この日はお金もなければ食べ物もなく、定春のえさ皿に入っていたのはドッグフート3粒のみという有様でした。悲しそうにもあきれたようにも見える表情で定春がドッグフードを見つめていると、3粒のうちの1粒を銀時が、そしてもう1粒を神楽が食べてしまいます。

さすがに見かねた新八が突っ込みますが、銀時は「世話してる側の苦労も分かってほしい」と相手にしません。そんな銀時の態度に怒った定春は、家を出ていってしまいます。

捨て犬の出会いからふと思い出す家族のこと

1匹で街に出た銀魂の定春は、段ボールに捨てられている子犬を見つけます。あまりにお腹が減っていた定春は、子犬を食べてしまうことも考えました。しかし、ふと、自分もかつて万事屋の階段下に捨てられていたのだということ、そして銀魂の神楽に拾われたのだということを思い出します。結局、定春は子犬を拾い、一緒に連れていくことにするのです。

拾った子犬を連れて川に向かった定春は、魚を捕って食べることに。捕った魚をまさしく食べようとしたとき、またふと、銀時にごはんを分けてもらった日のことを思い出します。定春は子犬を見つめると、魚をしっぽと身の部分に分け、大きい身の部分の方を子犬に差し出すのでした。こうして何とか食にありついた2匹は、公園に移動し、そこで一夜を過ごしました。

子犬の引き取り手を探しはじめる定春

次の日、銀魂の定春と子犬はたまたま出会った真選組の沖田総悟に屯所に連れ帰られます。沖田は二匹を差し出し、マスコットにどうかと土方に提案します。最初は反対した土方ですが、子犬の可愛さにやられ、警察犬としてやっていけるかを試すため、マヨネーズのかぎ分けをさせることに。なんと子犬はかぎ分けに成功しますが、成功の褒美にと出された大量のマヨネーズに危機感を覚えた定春は、子犬を連れて屯所を後にします。

その後も誰か引き取ってくれる人はいないかと、次々と知り合いをあたりますが、定春を暗殺して万事屋のマスコット枠を狙っている者や、スタンバりすぎて体が固まってしまい動けなくなっている者、もはや道端に捨てられている者など、銀魂のレギュラー陣の中で子犬を引き取ってまともに育ててくれそうな人はいませんでした。

弱っていく子犬と定春そして定春を探す万事屋

ふと子犬を見た銀魂の定春は、子犬が随分苦しそうにしていることに気付きます。慌てて走り出した定春でしたが、公園で足が止まります。そこには、定春を探す神楽と新八がいたのです。定春は迷いますが、苦しそうな子犬を見つめると、そのまま声をかけずに再び全力で走りだしました。そんな定春の様子を、銀時だけが陰から見ていたのでした。

銀魂の定春は子犬を動物病院に連れていきますが、その定春の巨体ゆえ、化け物呼ばわりされ相手にしてもらえないどころか、モノを投げられる始末。逃げた定春はふと、子犬の首輪に住所が書いてあることに気付きます。

その住所を訪ねてみた定春は、そこで聞き込みしている銀時を見つけます。近所の人が、飼い主が病死して野良犬になった子犬は邪魔だから処分しろ、と話すのを聞いた定春は怒りの形相で近づきますが、銀時はそんな定春を挑発します。ぐっとこらえた定春は、子犬を連れてまた公園へ戻るのでした。

子犬の恩返しと届かない思い

公園へ戻って定春がお腹を空かせていると、子犬が魚を捕ってきます。そして初日の定春のように、大きい身の部分を定春へ譲る子犬。そんな子犬の姿を見た定春は、なんとかその命を救おうと一生懸命魚を捕って子犬に与えます。しかし、そんな定春の奮闘むなしくどんどん衰弱していく子犬。いつしか定春も立つことがままならなくなり、悔し涙を浮かべながら倒れこんでしまいます。

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銀魂「犬回」の泣ける結末をネタバレ紹介

銀魂の定春が目を覚ますと、そこは檻の中でした。檻の前にいたのは銀時。そこは動物病院でした。栄養失調だってよ、と定春に声をかけた銀時は、子犬の方も片付いたと続けます。最悪の事態を思い浮かべた定春は銀時に飛びかからんとしますが、銀時の後ろの檻の中に、元気そうに座っている子犬の姿を見つけるのです。

感極まる定春に、銀時は、我が坂田家では餌も苦しみも仲良く分け合いだと話しながら、また1粒ドッグフードを食べるのでした。動物病院の玄関には、新たに見つかった子犬の飼い主がいました。子犬のことを迎えにきていたのです。新たな家族となる女の子の腕に抱かれた子犬は、病院の中の定春に向かって「わぉーん」と吠えます。その姿を見た定春は、満足そうに「わぉーん」と吠えて返すのでした。

感動の銀魂「犬回」は家族の物語

銀魂の「犬回」は、些細なすれ違いからはじまって、ふと思い出す家族のことや意地を張ってしまう様子など、犬である定春が主人公であらすじが描かれている物語ですが、そこにありありと映し出されているのは、ありふれた家族の姿ではないでしょうか?そしてたまたま拾って家族のようになった子犬に、今まで家族にしてもらったやさしさを与える様子が暖かく描かれているのです。

銀魂の「犬回」が泣けるのは主人公が定春だから

犬の定春が主人公であるからこそ、感情を変に取り繕ったり隠したりすることがない分、真っ直ぐに伝わってくるのではないでしょうか?このお話は、素直な本当の気持ちというのは、言葉にしなくても伝わるものということを、改めて教えてくれます。定春が主人公であったことが、銀魂のほかのお話と比べて言葉の量が圧倒的に少ないこの「犬回」に、多くの人が感動した要因になっているでしょう。

銀魂の泣ける「犬回」はほかにも?

銀魂において、「犬回」と言われるものは実はもう1つあります。そちらは「金太郎篇」と呼ばれたり「老犬回」と呼ばれたりします。通称からも察せる通り、先ほど紹介した定春と子犬の話とは対照的な年齢のふたりが出てくるお話となっていて、こちらも銀魂の泣ける感動話として非常に人気の高いお話です。

銀魂の「老犬回」はコミックス24巻とアニメは129話~130話で見れる!

こちらの銀魂「老犬回」は、銀魂のコミックスでは24巻に、第二百七訓『拾い食いに気を付けろ』、二百八訓『猫好きと犬好きは相容れない』、二百九訓『酒の勢いに任せるな』の3話にわたって収録されています。そのため先ほどの犬回よりも少し長いので、銀魂のアニメも129話~130話の2話分として放送されました。こちらは『銀魂 シーズン其ノ参 08』に収録されています。

銀魂「老犬回」のあらすじをネタバレ紹介

せっかくなので、もう一つの銀魂の「犬回」である「老犬回」も、ざっくりではありますが、あらすじからネタバレ紹介します。死にかけの老犬と、死にかけの老犬の飼い主のおじいさんの話で、非常に泣けるエンディングが待っている感動話となっています。

死にかけの老犬と死にかけの飼い主

ある日、食欲のない定春を心配して神楽は動物病院へ連れて行きます。幸い大きな病気ではなかった定春ですが、念のために1日だけ入院することに。するとそこで、エリザベスの入院に付き添っていた桂と出会います。同じころ、同じ病院内に死にかけの老犬がいました。

名前は金太郎。病院の人の話では、飼い主のおじいさんも危篤状態だといいます。金太郎の姿を見た神楽は、桂に無茶だと止められながらも、飼い主のおじいさんのところへ金太郎を連れていくことを決心します。

まさかの!老犬が正体をネタバレ

老犬を飼い主のおじいさんに一目会わせようと病院を抜け出した神楽と桂は、そこで衝撃の事実を知ります。金太郎は、間抜けにも死にかけの雑種に取りついてしまった地球征服を目論む「星喰」という宇宙人だったのです。

犬の寿命が無くなるのを待っていたら自分の寿命も来てしまったと話す金太郎。そこへ、また間抜けにも野良猫に取りついてしまったライバルの宇宙人「星吐」が現れ、地球の存亡を賭けた争いが始まります。神楽と桂は、金太郎を狙う星吐の追撃から必死に逃れながら、老人が入院している病院へと向かいました。

おじいさんと老犬の関係

追撃から逃れるため二手に分かれた桂と、神楽・金太郎。神楽と金太郎は公園に潜み、病院に向かった桂からの連絡を待ちます。しかし金太郎は、なぜかおじいさんに会いたがりません。周囲からは仲良く見えたふたりは「くたばりやがれ」とののしり合う仲だったというのです。

最期だから会った方がいいと神楽が金太郎を説得しますが、なかなか頷きません。そんなとき、公園にリードを引きずった飼い主のおじいさんが現れたのです。おじいさんは「散歩の時間だ」と、リードだけを持って病院を抜け出していたのでした。

感動せずにはいられない!老犬回の結末をネタバレ

銀魂の金太郎の飼い主のおじいさんの口癖は「くたばりやがれ」でした。金太郎だけではなく、周りの人間みんなに言っていました。おじいさんは、ダチ公を作るときに「ダチ公を泣かせない」という掟を自らに課していました。だから「くたばりやがれ」と言いながら、誰よりも長生きして、周囲の人間がくたばったのを見届けた後、ひとりでこっそり死にたいと思っていたのです。

「くたばりやがれ」の真意に感動

公園に現れたおじいさんの姿をみた金太郎は、星吐に追われていることなど忘れておじいさんの方へ飛び出していきました。ふたりが「くたばりやがれ」とののしり合っていたのは、自らの死に際を見せるわけにはいかない、ダチ公に自らの死の悲しみを背負わせない、「ダチ公は泣かせない」といったおじいさんの信念からだったのです。

ふたりの最期の散歩が泣ける

飛び出した金太郎に襲い掛かる星吐を神楽が追い払う中、金太郎は、おじいさんが引きずっていたリードをくわえます。そうして、ふたりの最期の散歩が始まります。お互い危篤状態で入院していた身です。既に歩くだけで精いっぱいですが、よろよろ、ふらふらしながらも、お互い先に倒れようとはしません。「ダチ公だけは泣かせない」「だから早くくたばりやがれ」という強い思いが、ふたりを支える最期の力でした。

もともとは征服のために地球にきた金太郎。ですが、おじいさんの老犬として過ごすうちに、地球の征服よりも大事なことができていたのです。それはおじいさんのダチ公になること。「だから、あんた泣かせるワケにゃいかねえんだよ」頭の中でそう言いながら、何とか足を前に運ぶ金太郎。負けじと前に進むおじいさんを見て、金太郎が「くたばりやがれ、クソジジイ」と言ったとき、ついにおじいさんが力尽きたのです。

ついに最期の時感動の結末をネタバレ

倒れたおじいさんは、今にも消えそうな声で「俺の勝ちだぜ」と言います。「てめえ…は、ダチ公を泣かしたからな。ありがとうよ…ダチ…公」と。おじいさんが言い終わる頃には金太郎も力尽き、地面に倒れます。そこで息を引き取ったふたりは、どちらも満足そうな顔をしていました。そんなふたりの最期の地に、後日神楽がそっと花を添えるのでした。

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銀魂のふたつの「犬回」にある銀魂らしさが魅力!

今回は、銀魂の犬回・定春主役回と、もうひとつの犬回についてあらすじから結末のネタバレまでご紹介してきましたが、いかがでしたか?銀魂は、笑えるのはもちろんのこと、泣けるお話や心温まるお話もたくさんあり、とても魅力的な作品です。

このふたつのお話は、ギャグとシリアスの配分が絶妙です。今回紹介したあらすじでは、ギャグパートはあまりお伝えできていないかもしれませんが、どちらも絵や映像で見ると笑えるシーンがたくさんあるお話です。どちらも銀魂らしく、笑って泣けるあらすじで、最後は心温まる結末になっています。銀魂らしい魅力の詰まったお話と言えるのではないでしょうか?

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