時をかける少女のあらすじ・感想をネタバレ!ラストの結末や魔女おばさんの正体は?

2006年に公開され、大ヒットを記録した青春SFアニメ映画「時をかける少女」。細田守監督の代表作であり、国内外から高い評価を受けています。主人公の女子高生「紺野真琴」はある日タイムリープの力を手にし、青春溢れる不思議な数日間を過ごすこととなります。気になる時をかける少女のあらすじは?ラストの結末とは一体どうなるのか?そして物語上に出てくる魔女おばさんの正体とは何か?時をかける少女のあらすじ、結末までをネタバレ・感想を紹介します!

時をかける少女のあらすじ・感想をネタバレ!ラストの結末や魔女おばさんの正体は?のイメージ

目次

  1. 時をかける少女のあらすじをネタバレ調査!
  2. 時をかける少女の主な登場人物
  3. 時をかける少女のあらすじをネタバレ解説!
  4. 時をかける少女の結末をネタバレ解説!
  5. 時をかける少女の魔女おばさんの正体が気になる!
  6. 時をかける少女を見た人の感想や評価は?
  7. 時をかける少女のあらすじネタバレまとめ!

時をかける少女のあらすじをネタバレ調査!

2006年より公開され大ヒットを記録したアニメ映画「時をかける少女」。細田守監督により手掛けられた時をかける少女は国内外から高い評価を受け、23の賞を受賞するほどの名作です。時をかける少女の原作は小説であり、1967年に発行された古き作品です。原作小説が1983年に実写映画化されていたりと、また最近ではドラマ化されていたりと様々な世代で支持を得ている作品でもあります。

2006年のアニメ映画版は、原作小説から20年後の世界が舞台となっています。主人公の女子高生「紺野真琴」はある日、偶然タイムリープの力を手にするところから物語が始まります。本記事ではアニメ映画版の時をかける少女についてあらすじネタバレから結末。そして時をかける少女のたくさんの感想から抜粋したものを紹介させていただきます。

青春要素とSF要素の両方を持つ時をかける少女は一体どのようなあらすじなのか?ラストはどのような結末なのか?そして作中に出てくる謎の魔女おばさんとは何者なのか?時をかける少女の感想を含め、全てをネタバレ解説します!

時をかける少女

時をかける少女の主な登場人物

時をかける少女の登場人物について紹介します。主に高校生が中心であり、青春時代を満喫させるかのような魅力的な登場人物から魔女おばさんのような謎多き人物と個性的なキャラクターが勢揃いです。本編に対するネタバレありきで紹介します。

紺野真琴(CV:仲里依紗)

時をかける少女の主人公です。東京の下町に通う高校2年生であり、放課後にはクラスメイトである千昭と功介の3人組で野球をして遊ぶ活発的な少女です。理科実験室で光るクルミを割ってしまったことにより、時を遡るタイムリープの力を手にします。

始めは自分のくだらない理由のためにタイムリープを使いますが、物語後半で千昭から告白されるとタイムリープでそれをなかったことにしたりと、自分の都合が悪い事を回避するために使うようになります。普段は活発でまっすぐな真琴ですが、恋愛関係になると途端に臆病になり、タイムリープの力で逃げたりと可愛らしい一面も持ちます。

間宮千昭(CV:石田卓也)

真琴のクラスメイトです。転校してきたばかりで真琴と功介でよくつるんでいます。正義感が強く、トラブルがあると真っ先に身体が動いてしまいます。真琴に好意を抱いており、作中でも真琴に告白するシーンがあるのですがタイムリープによってなかったことにされたりと不憫な面も持ちます。千昭には衝撃的な謎が隠されているおり、物語の結末に大きく関わります。それについては結末ネタバレの項目で詳細を明かします。

津田功介(CV:板倉光隆)

真琴のクラスメイトの一人。放課後は千昭と真琴の三人で野球をすることが多いですが、医学部志望であり秀才です。運動神経も抜群であり、女子の間にも人気は高いです。中には真琴が何故功介と付き合いがあるのかを疑問視する声も。作中では真琴がタイムリープを使ったことにより勉強へもっと集中するなり、または千昭が付き合ってしまったことにより真琴をフォローしたりと優しく真面目な印象が強いです。

芳山和子(CV:原沙知絵)

真琴の叔母にあたる人物です。博物館で絵画の修復作業をしており、何処か不思議な雰囲気を持つ女性です。真琴からは魔女おばさんと呼ばれています。真琴のタイムリープの力を知っており、作中でも真琴にタイムリープについて警告をしたりします。時をかける少女のネタバレとは直接関係はしないのですが、魔女おばさんこと芳山和子には意外な正体が隠されています。それについては別項目で詳しく紹介します。

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時をかける少女のあらすじをネタバレ解説!

時をかける少女のあらすじについてネタバレ含めて解説します。タイムリープに目覚めた真琴、それにより変化する学園生活。青春溢れるストーリー。特に後半の結末に向けての疾走感は目を離せない展開ばかりです。ネタバレ含めてあらすじを解説します!

理科実験室の赤く光るクルミ

倉野瀬高校に通う女子高生紺野真琴は、いつも通りクラスメイトである間宮千昭と津田功介の三人組で遊んでいました。放課後はよく三人組でつるんでいて、キャッチボールを楽しんだりして過ごしていました。ある日、真琴は理科実験室で不審な影を見ます。しかし、入ってみると誰もいません、代わりに赤く光ったクルミが目に入ったため、真琴は拾おうとします。その時、黒い影が急に理科実験室に飛び込んできました。

驚いて真琴は転んでしまい肘で胡桃を割ってしまいます。その瞬間、真琴は不思議な空間へと飛ばされてしまいます。何が起きているのかわからず戸惑っていると、気づいたら理科実験室の入り口に立っていました。また、同じ人影を見たのですが結局逃げられてしまいます。何が起こったのか理解できないまま、真琴はいつも通り自転車を漕ぎます。

その日は真琴の叔母である魔女おばさんこと、叔母である「芳山和子」に会うために博物館へと向かっていました。その道中、事件が起きます。自転車で勢いよく坂を下ると、ブレーキが故障していて、自転車が止まらなくなります。坂の先には踏み切りが閉まっていて、電車も迫ってきています。自転車を止めることができずに真琴はそのまま踏切へと突っ込んでしまいます。

もう駄目だと思った目を閉じたその時、目を開けると何故か坂の前に立っていました。結局何事もなく無事だった真琴は、そのことを魔女おばさんに相談しました。すると、魔女おばさんはその奇妙な体験のことをタイムリープであると告げます。そして真琴の歳ぐらいにはよくあることなのだと。当然、真琴はその話を信じることができませんでした。

タイムリープに目覚める

魔女おばさんはコツさえ掴めば、タイムリープがまたできるようになると教えられました。真琴はその言葉を信じて家でタイムリープを試そうとするも失敗してしまいます。真琴は外に出て土手へと立ち寄ります。そこで助走をつけて勢いよく土手からジャンプをすると、前日の自分の家まで戻ることができました。真琴は、これによりタイムリープを自らのために使う術を手にしました。

真琴は手にしたタイムリープの力を自分のために使います。抜き打ちテストの内容を予め勉強して満点を取る、調理実習の失敗を他生徒へ押し付ける。カラオケを何度も楽しむために1時間前に戻る等として楽しんでいました。タイムリープに味を占めた真琴は、そのことを魔女おばさんに報告しますが魔女おばさんからは真琴が良い目を見ている分、他の人が悪い目を見ているのではないかと指摘します。しかし、真琴は聞く耳を持ちません。

なかったことにする

ある日、クラスメイトの功介が後輩から告白されます。しかし、医者を目指している功介は勉強に集中するためにと断ってしまいます。いつもの三人組でその話題が出た時に、真琴はふと千昭から告白されてしまいます。今まで千昭に恋愛感情を抱いたことがなく、今の関係が崩れてしまうことを真琴は恐れました。真琴はタイムリープを使い、千昭からの告白をなかったことにしました。

一度千昭の気持ちを知ってしまった真琴は、しばらくぎくしゃくしたような関係となります。そんなとき、調理実習の失敗を押し付けた生徒がいじめられている現場を見ました。真琴に逆上した生徒は消火器を真琴に向って投げつけます。千昭は身を挺して真琴のことを守ろうとします。しかし、真琴はタイムリープを使って千昭が庇う結果をなかったことにします。その結果、真琴の親友である友梨が怪我を負いました。

これをきっかけに千昭と友梨の仲は急接近し、交際に発展します。本来であれば千昭は真琴に好意を抱いていたはず。その結果を見た真琴は不満を抱いていましたが、結局タイムリープと使ってしまった結果だと現実を受け入れるしかありませんでした。その時、ふと腕に書かれた数字に気づきました。90と書かれた数日はタイムリープを使うごとに回数が減っていくことに気づきました。

限られたタイムリープ

真琴は功介と二人でキャッチボールをしていました。真琴は功介に彼女を作らないのかと聞きます。功介は真琴が一人になってしまうと返します。その後、功介の後輩の果穂から功介と付き合っているのかと真琴は聞かれます。更に果穂の口から、功介が交際を断った理由が真琴の抜き打ちテストにあることを知らされます。真琴は迷わずタイムリープをして抜き打ちテストの当日まで遡ります。

テストで悪い点を取り、真琴は功介と果穂が付き合えるよう動き出します。果穂に怪我させるよう功介に仕向けたりと、二人の仲は順調に良くなっていきます。しかし、気づいたら腕の数字は「10」となっていました。そしてこの数字は10回ではなく、あと1回しかタイムリープが使えないということに気づきます。その日、巧介は真琴の自転車を借りて果穂を病院へ送っていくと言います。

しかし、その日は真琴が踏切の事故を起こした日だと気づきます。真琴は慌てて追いかけますが、踏切では事故は起きていませんでした。不思議に思っていると、千昭から真琴宛に電話が来ました。巧介は無事である事を告げられてほっとしますが、その時、千昭の口から衝撃的な一言が飛び出てきます。「お前さぁ、タイムリープしてね?」と。衝撃を受けた真琴は状況を飲み込めず、思わず最後のタイムリープを使ってしまいました。

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時をかける少女の結末をネタバレ解説!

前項目で時をかける少女のあらすじについて紹介しましたが、気になる結末とはどういう内容だったのでしょうか?真琴がタイムリープに目覚めて綻びが生まれてくる中、結末に向けてその綻びは深い物となっていきます。一体どのような結末を迎えていくのか?結末についてネタバレ紹介します!

千昭の隠された秘密

千昭から衝撃的な一言を受けた真琴は、吃驚して思わずタイムリープを使ってしまいます。タイムリープの回数は0回となってしまいましたが、結果的に功介と果穂が無事ならいいかと一息つきます。すると、真琴の隣を功介と果穂の2人が通り過ぎ、戦慄が走ります。そこは真琴が事故を起こした例の踏切。真琴がタイムリープした先は事故を起こす直前でした。

真琴は必死で2人の事を追いかけます。しかし、自転車は止まることはありません。ブレーキが壊れているため、まさにあの日の真琴と同じように踏切へと向かっていきます。そして、ついに踏切へと突っ込んでいき、二人は宙へ投げ出されます。真琴は止まれ止まれ止まれと念じ続けました。もう駄目だと思ったその時、急に全ての物が停止します。真琴は何が起こったのかわからず混乱します。

静止した世界から現れたのは千昭でした。千昭は自分が時を止めたと真琴に教えます。千昭は語ります。千昭は未来人でした。この時代にした見ることができない絵画を見るためにやってきましたが、博物館にはその絵は飾られていませんでした。それは真琴の叔母である和子が修繕していた絵画です。そして真琴が割ってしまったクルミは時間を行き来する装置であったことも知ります。

千昭は残された最後のタイムリープを真琴を悲しませないために使ってしまいます。そして過去の人にタイムリープの事を知られるのもルール違反でした。千昭は未来へ帰ることができなくなり、明日からは姿を晦ますと言って人ごみの中に消えていきます。真琴は千昭の告白をなかったことにしてしまったことを後悔します。叔母の和子は語ります。和子も高校時代に恋をして好きになりながらも離れて待ち続けていることを。

真琴は待つんじゃなくて走って迎えに行くのが真琴だと慰めました。その日の夜、真琴は腕の数字が「01」に戻っていたことに気づきます。千昭がタイムリープしたことにより、真琴がタイムリープを使う前に戻っていたためです。真琴はこれを使って千昭を救おうと考え、理科実験室でクルミを割ってしまった時間までタイムリープをしました。

2人の結末はいかに?「未来で待っている」

真琴は未来に帰れなくなった千昭を助け出すために動き出します。親友には千昭の事が好きであることを伝え、功介と果穂の仲を取り持って自転車に乗らないよう忠告を出す。そして千昭の待つグラウンドへ向かいます。真琴は千昭のタイムリープ回数が戻っていることを確認します。知っていることを全て千昭に話します。そして千昭が求めていた絵画は絶対に残すことを約束します。

いよいよ千昭との別れの時が迫ります。千昭は告白を一切せずに立ち去ろうとします。しかし、早足で泣きじゃくる真琴の元まで進みます。真琴をそっと引き寄せて、耳元で囁きました。「未来で待っている」と。真琴は迷わずに「すぐ行く、走っていく」と答えました。

翌日、千昭は自主退学となっていました。何も知らない功介は何も言わずに消えた千昭に不満を抱きますが、真琴はそうではありません。私もやることが決まっていると、眩しいほどの晴天を見上げました。

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時をかける少女の魔女おばさんの正体が気になる!

時をかける少女の中に出てくる魔女おばさん。タイムリープの存在を知っていたり、真琴に過去の経験を語ってアドバイスしたりと物語上で重要な役割を持ちながらも、多くの謎が包まれている人物です。しかし、そんな魔女おばさんには意外な正体が隠されていました。魔女おばさんの正体とはいったい何なのかを解説します!

魔女おばさんの正体

魔女おばさんこと、芳山和子は作中でタイムリープの事を知っていて、真琴に対して様々な忠告やアドバイスなどをする不思議な人物でした。何故和子はタイムリープの存在を知っているのか?それは自らがタイムリープを経験しているためです。芳山和子はなんと、20年前の時をかける少女なのでした。アニメ版を見るだけでは正体についてはわかりませんが、意味深な発言の理由は自らの経験あったからこそと言えます。

原作主人公である芳山和子とは?

更に芳山和子ですが、これは小説版の原作主人公と同じ名前です。アニメ版の時をかける少女は原作から20年後の舞台となっていることから、間違いなく芳山和子は原作の主人公です。原作のネタバレとなりますが、和子は理科実験室でラベンダーの香りでタイムリープする力を手にします。タイムリープの原因を探ると、同級生の一人が未来人であることを知ります。

未来人である同級生は実験によってタイムリープをしてきましたが、帰ることができなくなっていました。その時、同級生は和子の事が好きだと告白します。和子も未来人である彼に惹かれていきます。しかし、未来のほうではタイムリープを知られる事はルール違反です。未来人である彼は和子の自分に関する記憶だけを消して姿を消してしまいました。

魔女おばさんこと、和子はこのような過去の経験から真琴にも同じような未来を辿ってほしくないと密かに支えていました。魔女おばさんの背景を考えると、彼女が口にした言葉の重みというのがまた変わってきます。原作の小説版について気になる方がいらっしゃいましたら、是非自分で手にして読んでみましょう。

時をかける少女を見た人の感想や評価は?

時をかける少女を鑑賞した人の感想についてまとめました。SF要素を取り入れながらも青春を描く時をかける少女は様々な世代から支持されている作品です。幅広い世代の感想についていくつかピックアップして紹介させていただきます。ネタバレ含みとなりますのでご了承ください。

感想① 青春時代

時をかける少女はまさに学生時代の青春が描かれており、多くの人は青春をしているまたはこんな青春時代を送りたかったという感想を多く見ます。学生時代の満喫、恋愛模様、寂しさはあるけど何処か前向きな結末。青春時代というのは誰もが夢見る要素であり、時をかける少女の魅力の一つです。

感想② 千昭のタイムリープ回数

千昭に関してはクライマックス付近で有名なセリフ「未来で待っている」というセリフに関しての考察がよくありました。その中でこの感想は、千昭のタイムリープの回数について触れています。劇中では表現されていませんでしたが、もしかすると千昭もタイムリープを真琴のために使っていたりと、新たな考察要素が出たのではないでしょうか。

ラストシーンについては考察は多く、それについての感想はたくさんあります。そんな感想の中でも、千昭のタイムリープ回数に着眼しているのはあまり見ませんでしたので紹介させていただきました。ときをかける少女を何度も見返したりするとこのような新しい着眼点を発見できたりするかもしれませんので、もし視聴した方でも見直してみてはどうでしょうか?

感想③ シリーズの多さ故によくある間違い

感想とは少し違いますが、時をかける少女は実写映画版からドラマ版なりと本記事で紹介したアニメ版以外にもたくさんの作品が出ています。時をかける少女と言ってアニメ版を浮かべる人もいれば原作の小説、または直近で放送されたドラマと同じタイトル故に様々な作品が出てきます。このような間違いはよくある事なので、その一例として感想を紹介しました。

時をかける少女のあらすじネタバレまとめ!

時をかける少女のあらすじ及び結末までのネタバレをまとめましたがいかがだったでしょうか?本記事で紹介したのはアニメ版の時をかける少女でしたが、時をかける少女はドラマだったり実写映画だったり小説があったりと様々な作品があります。

タイトルを知っていたがまだ見たことがない人、または原作を知っていてもアニメ版は知らない等と様々な人が多いと思います。アニメ版はクライマックスのシーンは有名で、Twitterの感動でもワンシーンがよく上げられます。本記事ではアニメ版を中心に紹介しましたが、これを機に他のシリーズにも興味を持ち、時をかける少女の作品自体に興味を持っていただければ幸いです。

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