天使なんかじゃないは矢沢あいの名作漫画!あらすじやあきら・翠の名言も紹介

「りぼん」で1991年から連載されていた矢沢あい原作の漫画「天使なんかじゃない」。設立されたばかりの高校に通う主人公・翠やあきらたちの所属する生徒会を中心に繰り広げられる青春恋愛漫画です。漫画「天使なんかじゃない」は芸能界にもファンが多く、今でも多くのファンに読み継がれている名作です。天使なんかじゃないには名言もたくさん出てくるので、あらすじも含めてご紹介します。

天使なんかじゃないは矢沢あいの名作漫画!あらすじやあきら・翠の名言も紹介のイメージ

目次

  1. 天使なんかじゃないは名作漫画!作者の矢沢あいやあらすじ・名言をまとめて紹介
  2. 天使なんかじゃないの漫画作者・矢沢あいについて
  3. 天使なんかじゃないの漫画あらすじを解説!
  4. 天使なんかじゃないのキャラクターを紹介!
  5. 天使なんかじゃないの魅力とは?見どころ3選
  6. 天使なんかじゃないのあきらや翠の名言集!
  7. 天使なんかじゃないを是非ご覧あれ!

天使なんかじゃないは名作漫画!作者の矢沢あいやあらすじ・名言をまとめて紹介

天使なんかじゃないとは、1991年から1994年まで「りぼん」で連載されていた矢沢あいさん原作の漫画で、矢沢あいさんの出世作と言われています。1巻に比べて最終巻は絵柄も変わり、現在の絵柄に近づいてきています。主人公の翠の作中の髪型や服装はどの時代にどの世代が読んでもオシャレだと言われ、マネする読者もいたそうです。

現在でも多くのファンに読み続けられている矢沢あいさんの「天使なんかじゃない」には名言もたくさん出てきます。「天使なんかじゃない」のあらすじや名言、作者の矢沢あいさんについて紹介しますので、最後までご覧ください。

集英社 りぼんわくわくステーション

天使なんかじゃないの漫画作者・矢沢あいについて

矢沢あいのプロフィール

矢沢あいさんは1967年3月7日生まれ、兵庫県尼崎市出身です。「矢沢あい」というペンネームは、「矢沢」を矢沢永吉さんから取り、「あい」は本名である「愛」をひらがな表記にしたそうです。代表作の「NANA」にも本人の大好きなヴィヴィアンウエストウッドの洋服がよく登場しており、矢沢あいさんご自身で「漫画家になっていなかったらスタイリストになっていた」と語るほどオシャレが大好きな漫画家です。

矢沢あいの現在

矢沢あいさんは「りぼん」の姉妹誌である「Cookie」にて、アニメ化や映画化もされた大人気漫画「NANA」を連載していましたが、2009年6月から現在まで急病のため休載を続けています。詳しい病名は公表されていませんが、約10年にも渡り休載されているのでファンからは「重病なんじゃないか?」「鬱なんじゃないか?」などと噂がまことしやかに囁かれています。

病気療養のためずっと漫画を描くことを止めていた矢沢あいさんですが、2017年にJUJUさんの楽曲から23枚ものイラストを描きおろした映像が公開されました。病状もだいぶ良くなってはいるそうですが、まだ連載再会には至らないようで残念がるファンも多くいますが、同じくらい十分養生して万全な体制で復帰を望むファンもいました。

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天使なんかじゃないの漫画あらすじを解説!

生徒会役員選挙

設立されたばかりの新設校・聖学園に通う主人公の翠は、クラスメイトの勧めもあり生徒会役員に立候補することになります。そして体育館でスピーチすることになりますが、その際に立候補者の中に以前から気になる存在だったあきらがいたのです。ある雨の日、白くて小さな捨て猫を拾って帰るあきらの姿を見てから翠はずっと気になっていたのでした。

くじで最初にスピーチすることになった翠はマイクのコードに足を引っかけて転び、スカートがめくれてしまいます。しかし、あきらのフォローにより無事にこのピンチを切り抜けます。投票の結果、翠とあきら、瀧川秀一、麻宮裕子、河野文太の5人が第一期生徒会役員に就任することになり、3年間このメンバーと過ごしていくことになります。

ひろこ

「付き合おう」や「好き」の言葉はないものの、付き合っているような間柄になったあきらと翠ですが、ある日あきらのカバンの中から「To HIROKO」と書かれたプレゼントを発見します。言葉がない関係なのでとたんに不安になる翠ですが、あきらにデートに誘われます。

不安に思いながらデート当日待ち合わせ場所に着くと、そこには小学生の可愛い女の子がいました。あきらの妹の広子ちゃんです。あのプレゼントの相手は妹だったんだと安堵した翠は、あきらを信じて着いて行くことを決めました。

新入生歓迎会

2年生になったあきら達生徒会役員は、新入生歓迎会に白雪姫をモチーフにした劇をやることになり、日々練習に励んでいました。そして当日、凄く可愛い新入生がいると聞きどんな子だろうと話していると、その子を発見しました。

その子は原田志乃と言い、瀧川の彼女でした。翠たちが驚いていると、本番前なのに麻宮がいないことに気付きます。実は翠たちが志乃に会う前、麻宮に会っていて「劇を楽しみにしている」と話しかけたそうです。間もなく劇の時間だというのに校内をいくら探しても見つかりません。翠がトイレに立ち寄ると扉の閉まったままの個室がありました。

麻宮と瀧川、志乃は同じ中学出身だったので、瀧川のことが好きな麻宮は2人が付き合っていることを知っていました。そして上記のセリフを志乃に言われ、劇なんかできないと閉じこもってしまったのです。ドアの上に翠がよじ登り、必死の説得でトイレから麻宮を出すことに成功し、劇も大成功で幕を閉じます。

マーブルチョコの味

あきらのカバンから見つかったプレゼントの宛名「HIROKO」は妹の広子ちゃんのことだと思っていた翠ですが、「今度広子の誕生日プレゼントを一緒に選びに行こう」と誘われたことで別の「ひろこ」がいることを知ります。そして翠と仲のいい美術部顧問の牧先生の下の名前が「博子」であること、翠と牧先生が一緒にいるところをあきらに見られたのに顔を思い切りそらされたことに気付いた翠は、あきらのプレゼントは牧先生の物だったんじゃないかと疑い始めます。

すぐ顔に出る翠の態度にあきらも何か感づいたのか、デートに誘われて遊園地へ行きます。遊園地デートをいつものテンションで楽しむ2人ですが、最後に観覧車に乗ることになりました。そこで翠はあきらと牧先生は中学の頃からの知り合いだということと、牧先生の恋人である家庭教師に感謝していることを聞き、不安で疑ってしまったことを謝罪します。

無事に誤解が解けたところで観覧車も地上に戻ってきたのですが、翠が持っていたマーブルチョコが床に散らかったままなのを思い出し、もう1周します。マーブルチョコを全部拾ったら「終わった」とハモり、2人とも笑いながらキスをします。その時のセリフの「マーブルチョコの味」はファンの間で名言としてよく話されているシーンです。

再会

学校帰りにあきらのアパートでお昼を食べようとしていた2人ですが、材料がないことに気付きあきらだけ買い出しに出かけます。すぐにチャイムが鳴ったと思ったら知らない人が玄関にいたのですが、所持品を見てその人が牧先生のパリにいる恋人で、あきらが中学時代にお世話になった将志だと気づきます。買い出しから帰ったあきらはすぐに牧先生を呼びに行き、そこから将志とあきらの2人暮らしが始まります。

そして夏休み、家で暇にしている翠へ文太から電話がきます。中学の同級生と会っていると聞き、早速駆け付けると当時1番仲の良かったケンと再会します。ケンはバンドの練習があるため、その日が誕生日だった翠に帽子をプレゼントをしてすぐに帰ってしまいました。

自分でも今日が誕生日だと忘れていた翠は、走っていつもあきらと待ち合わせる電話ボックスへ行きます。あきらは待ってくれていて、ネックレスをプレゼントしてくれました。2学期が始まったある日、部活中の翠の元へ、翠に似たひまわりがあったからと言って将志さんがやってきて「ずっとあきらのそばにいてやってくれるかい?あいつには君が必要なんだ」と言い残し帰っていきます。

あきらのアパートに戻った翠たちは、将志さんの「再びパリに行く」との置手紙を発見します。翠は急いで学校へ戻り牧先生にその旨を伝え、あきらは空港へ走ったのでした。しかしすでに飛行機は出た後で、途方に暮れているあきらの元へ牧先生と翠がやってきます。「必ず連れて戻る」と伝えるあきらに「そんな将志が好きだった」と過去形で答える牧先生に「過去形で言うなよ」と言うあきら。

「一緒に来るか?と言ってくれて死ぬほど嬉しかった。けど夢だった仕事もあるし家族もいる。どうしたらよかったのよ」と泣き崩れる牧先生を抱きしめたそうにし、追いかけたそうにしているあきら。その目に翠は写っていないようでした。

体育祭

将志さんがパリに旅立って少し経ち、翠たちにとって初めての体育祭がやってきました。1年生の時は無かった行事なので張り切る翠ですが、途中で誕生日にあきらにもらった天使の羽モチーフのネックレスを落としてしまいます。

体育祭では教師も参加する競技があり、牧先生は足をくじいてしまいます。全校生徒の前で牧先生を抱き上げ連れて行くあきらの態度や、ケンのライブへ誘った際にバイトだと断られたのに実際は牧先生と会っていたりしていたので、翠はあきらに対して「本当は牧先生のことが好きなんじゃないか?」と不安な気持ちでいっぱいになります。

マキちゃんのお見合い

あきらの気持ちに不安を抱きながらも、捻挫した牧先生をバイクで送迎するためにバイク通学の許可を取ってきた翠ですが、生徒に乗せてもらうわけにはいかないと、牧先生はバス通勤します。あきらが乗っているバイクは将志さんがあげたもので、あのバイクには高校時代の思い出が詰まっていて乗れないのが本当の理由だと泣きながら語ります。そしてお見合いをすることになったと翠に告げます。

あきらの牧先生への気持ちへの不安で中々このことを言い出せない翠でしたが、あきらと北海道へ旅行に行く日、待ち合わせ場所の駅で今日がお見合いだと伝えます。あきらは「行くぞ!」と言いますが、嫉妬や不安から気持ちに限界を迎えていた翠は「行かない!」と断ります。「じゃあ待ってろ!」というあきらに「待たない!」と言ったのに、あきらは牧先生の元へと走って行ってしまいました。

牧先生の自宅へあきらが着くと将志さんからのプレゼントが届いており、それを見て泣きわめく牧先生がいました。お見合いは中止になり、あきらは翠と別れた駅へ戻りますがそこには誰もいませんでした。

あきらとの別れ

あきらが牧先生の元へと走ったあと、翠はケンのいるライブハウスへと向かいました。「中学の頃から翠のことが好きだった。この日にライブに来てくれたら期待する。」と言われていたのです。ケンと過ごし励まされ、翠は帰っていきます。

帰り道、いつもあきらが待っていた電話ボックスの前を通るとあきらがいました。お見合いは中止になったことを告げ、将志は帰ってくるんじゃないかと話します。そして、牧先生には幸せになって欲しいこと、それを見守りたいこと、それを翠が耐えられないならおれたちはダメだと告げます。それに対し翠は「友達やろうね!」と告げ、2人は別れたのでした。

ケンとの別れ

ある日ケンと出かけることになり、そこで翠はケンと付き合うことになります。別れて寂しいのは翠だけじゃないとの麻宮からのアドバイスで、あきらと別れてすぐ彼氏が出来たことをなるべく口外しないようにしていましたが、文太の試合の応援をしに来たケンと一緒にいたことで校内中に噂が広がります。

嫌がらせを受けた翠に手を差し伸べたのは、瀧川の彼女の志乃でした。志乃は第2期の生徒会長に当選し、美術部の後輩ということもあり仲良くしていました。そして、志乃と瀧川が別れたことを聞きます。「もう1度秀一とやり直したい。その気持ちがあればどんなことにも頑張れる気がするから」のセリフで、翠は自分も同じことを思っていたはずじゃないか?と思い出します。

あきらとは嫌いになって別れた訳じゃなく、好きになりすぎて苦しかったから別れたのに、自分はケンに逃げたんだと自分を責めます。そしてケンのライブへ麻宮と行き、ケンに別れを告げその足であきらのアパートへ向かいましたが、中はもぬけの殻で誰も住んでいませんでした。

行方不明

休学届を出したということで、学校でもあきらのことが話題となっていました。誰もあきらがどこへ行ったのか?いつ帰ってくるのか?わからない状態でパニックになっていましたが、熱で倒れた翠の元へ「お兄ちゃんから手紙が届いた」と広子ちゃんがやってきて、将志を探しに海外へ行ったことを知ります。

ショックで伏せる翠の元へ、牧先生がお見舞いにやってきて「パリに行ってきた。知り合いにあきらくんがいたら連絡してほしいと伝えてきた」と励まします。そして、あきらには口止めされていたけど「やり直したいって言っていた」と伝えます。

あきらがいない中でも日常は過ぎていき、新入生歓迎会の時期になりました。翠たちが昨年行った白雪姫をモチーフにした劇を今年もやるそうで、志乃たちは練習に励みます。その中で、麻宮は昨年の体育祭の時に翠がネックレスをなくしたことを思い出し、見つけて元気を出してほしいと探しまわります。

そしてついに体育倉庫でネックレスを見つけます。この時に泣きながら「翠、今度こそ幸せになれるよね」と友達の幸せを願っている姿を見て、麻宮に惹かれつつあった瀧川はついキスをしてしまいます。

あきらからの電話

新入生歓迎会が無事に終わり、2期の生徒会役員で打ち上げに行くが1期もどうか?と誘われます。そこで2期生徒会役員の1人があきらと翠の思い出の曲である「STAND BY ME」を歌い、翠はあきらへの気持ちが溢れて泣き出してしまいます。その帰り道、瀧川は「冴島が限界ならきっとあきらも限界のはずだ」と麻宮と話していました。

翠が帰宅すると電話が鳴ります。最初は無言電話かと思いましたが、翠の声が聞きたかったとあきらが掛けてきたのでした。嬉しくて声が出ない翠に、彼氏がいるはずだと戸惑うあきらですが、ケンとは別れたこととあきらじゃないとダメなことを伝えます。あきらが将志を探しに出たのはケリをつけたいことがあるからだと言い、終わったらやり直そうと伝え電話を切ります。

そしてあきらはフランスからインドに移動し、将志と再会することが出来ました。あきらは将志と自分が異母兄弟である事実を確認したかったのです。将志は絵描きになるという夢を追いかけて海外へ渡っていましたが、「筆を握るためのこの手があいつを抱きしめたがってしようがない」と牧先生への気持ちを言葉にします。「おれ達には帰る場所があるんだから。幸せになれよ将志。幸せになろうぜ」と言い、あきらだけ先に日本へと帰国したのでした。

修学旅行

聖学園では修学旅行の話題で持ちきりになっています。3年生になった翠たちはまだ行っていなかったため、2年生と合同で北海道へ行くことになりました。北海道へはあきらと行きたかったと翠は浮かない顔をしますが、周りに気付かれないように気丈にふるまいます。

しかし、北海道へ行く日に日本へ着くとあきらから電話がありました。当日空港で再開する2人ですが、修学旅行ということは内緒にしていました。さすがに大荷物なので気付かれてしまい、そのまま2人は北海道へ向かいます。翌日、修学旅行を楽しむ1期、2期の生徒会役員の前に2人で現れ、みんなに驚かれつつも祝福されたのでした。

将志の帰国

修学旅行から戻り、あきらと翠は帰国の挨拶をしに牧先生の家へと向かいます。将志に会えたこと、先に帰ると伝えたけど、本当に戻ってくるのか?などと話していると、電話がなりました。名乗ったあと、泣き崩れる牧先生を見て、2人も電話の主が将志だと気づきます。

あきらにバイクのキーを渡し、牧先生を空港まで乗せていくよう喝を入れる翠。すぐに手を取りバイクで空港へと向かう2人を見ても、翠には以前のような不安な気持ちはありませんでした。そして将志と牧先生は無事に結婚することになりました。

それぞれの進路

あきらのアパートは引き払ってしまったので、あきらは瀧川の家に居候しています。度々遊びに行く翠ですが、ある日瀧川と麻宮が2人で勉強をしているところを見て、志望大学が同じということを知ります。クラスメイトも進路を決めていて、翠は自分だけ取り残されたように感じていました。

しかし、麻宮はずっと留学するために勉強を頑張ってきたことを知ってしまいます。どうして教えてくれなかったのかと翠が問い詰めているところを、たまたま瀧川も聞いてしまいます。後日、「教えてくれなかったから寂しかったけど、留学したら会えなくなるから不謹慎だけど嬉しい」と告げたところ、まだ迷っていると言われます。

「ずっと夢だった。行かないときっと後悔する。けど行くのが怖い」と告げられた翠は「タキガワマンのこと?」と聞くと「そうだけどそれだけじゃない。あんたみたいな友達はもうできいかもしれない。ずっと翠と一緒にいたかったんだもん」と涙を流しながら言われ、2人してその場で泣いてしまいます。

そこへあきらがやってきて、瀧川が来ていることを伝えます。あきらの「相手の都合なんかかまってらんねぇくらい伝えたい気持ちねぇのかよ」の言葉で麻宮の留学を止めに来ました。しかし、「私なんか5年も片思いしてきたんだから、4年くらい耐えてよ!」「誰にも引き留めてもらえないのかと思った」と涙した姿を見て瀧川も覚悟を決め「俺もお前につり合う男になれるように頑張るから行ってこいよ」と背中を押します。

卒業式

翠も美術大へ進学すると進路を決め、志乃たちが隠れて企画していた第2回聖祭も成功に終わりました。その日自由参加だった3年生全員が出席していたと知り、志乃は泣いてしまったそうです。聖祭にはあきらの母も妹の広子ちゃんと一緒に遊びに来ており、あきらとは久々の再会を果たしました。その時、「いずれかは翠を嫁にもらって親父と住むよ」と言い翠は驚きつつも嬉しさで泣き出してしまいました。

そして、いよいよ卒業式がやってきました。答辞は翠が読むことになっていたので、生徒会役員選挙の時のように転ばないようヤジが飛びます。登壇した翠は一呼吸置き、用意した答辞は白紙であり、今この場に立った時の気持ちを話したいと語り始めます。

翠の答辞でこの3年間を思い出し、泣きながら卒業していく聖学園の1期生たちでした。そして最後に、聖学園の入学式が描かれています。そこには、髪も伸び大分大人っぽくなった翠がいました。「1年の美術を担当する冴島翠です。よろしくお願いします。」と笑顔で自己紹介し、物語は終わります。

天使なんかじゃないのキャラクターを紹介!

冴島 翠(さえじま みどり)

「天使なんかじゃない」の第1期の生徒会メンバーの冴島翠です。いつも元気で前向きで、みんなの人気者です。絵を描くことが好きで生徒会の他に美術部に所属しています。美術部顧問の牧先生(マキちゃん)とは仲が良く、結婚式にも出席しています。アニメ化した際には久川綾さんが声を担当しました。

須藤 晃(すどう あきら)

「天使なんかじゃない」の第1期の生徒会メンバー須藤晃です。トレードマークのリーゼントなど不良っぽい外見や言動とは裏腹に、雨の日に捨て猫を拾う優しいキャラクターです。小さい頃に、父に子供がいると知った母に捨てられるという辛い経験があり荒れた時期がありましたが、マキちゃんや異母兄弟の将志、そして翠のお陰で父や母と和解することが出来ました。アニメ化した際には森川智之さんが声を担当しました。

瀧川 秀一(たきがわ しゅういち/タキガワマン)

「天使なんかじゃない」の第1期の生徒会メンバー瀧川秀一です。女性に優しく、見た目から温厚なイメージを持たれモテますが、あきらには本音を語るなど普通の男子高校生らしい一面も持っています。アニメ化した際には置鮎龍太郎さんが声を担当しました。

麻宮 裕子(まみや ゆうこ/マミリン)

「天使なんかじゃない」の第1期の生徒会メンバー麻宮裕子です。最初はつんけんして取っ付きにくかったのですが、翠と過ごすことで徐々に素直になっていきます。パチンコやホテルを経営する社長の父を持つためお手伝いさんが家にいるようなお嬢様です。跡を継ぐ気はなく翻訳の仕事につくことが夢で、イギリスへ留学します。アニメ化した際には矢島晶子さんが声を担当しました。

河野 文太(こうの ぶんた)

「天使なんかじゃない」の第1期の生徒会メンバー河野文太です。翠とは中学からの友人で、生徒会の他にラグビー部に所属しています。ムードメーカーで、いつも周りを明るくしてくれるキャラクターです。アニメ化した際には関俊彦さんが声を担当しました。

原田 志乃(はらだ しの)

「天使なんかじゃない」の第2期生徒会メンバー原田志乃です。瀧川や麻宮の中学の後輩で、瀧川の元彼女です。生徒会の他に、従姉妹のマコと一緒に美術部に所属しています。

牧 博子(まき ひろこ)

美術部顧問の牧博子先生です。マキちゃんと呼ばれ、生徒たちから人気のある教師です。あきらの異母兄弟である将志と高校時代から付き合っていて、あきらの初恋の人です。将志が海外へ行ってい離れ離れの期間がありましたが、帰国した将志と無事に結婚し「翠」と書いて「あきら」と読む名前の子供を出産します。

坂本 将志(さかもと まさし)

あきらの異母兄にあたる坂本将志です。あきらの父親があきらの母親と結婚する前に付き合っていた女性との間にできた子供で、お腹に将志がいたことを知らないまま別れていたのですがあきらの母親がその事実を知り、あきらの手を振りほどいて出て行ってしまったということがありました。将志とあきらは異母兄弟と知らずに家庭教師として出会い、真実を知った今も昔と変わらず過ごしています。

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天使なんかじゃないの魅力とは?見どころ3選

「天使なんかじゃない」は恋愛や友情がメインの漫画ですが、その中でも魅力的なシーンがたくさんあります。今でもファンの中でも特に人気の高い、「天使なんかじゃない」の魅力的なシーンを紹介します。

天使なんかじゃない見どころ①翠とマミリンの友情

新入生歓迎会で麻宮がトイレに立てこもった時、翠が探しに来ます。「あんたなんか大嫌い」と言われた翠はトイレのドアをよじ登り、「あんたがあたしを嫌いでもあたしは好きよマミリン!」というセリフを言いますが、つんけんしていた麻宮もこの翠の気持ちを受けて徐々に心を開いて最後には「ずっと一緒にいたい」と言われるまでになります。この2人の友情が見どころです!

天使なんかじゃないの見どころ②あきらのかっこよさ

牧先生と妹の広子ちゃんの「Wひろこには幸せになってほしいと思っているけど、おれがおれの手で幸せにしてやりたいと思うのはおまえだけだ」というセリフにキュンと来た読者は大勢いたようです。あきらの不器用ながらも真剣に気持ちをぶつけてくれる姿も見どころです!

天使なんかじゃない見どころ③ファッションが可愛い

「天使なんかじゃない」は90年代前半に連載されていた漫画ですが、翠たちの着ている服や小物は当時の流行を追った物ばかりでなく、いつ見ても可愛いと思えるオシャレな恰好をしています。翠の帽子姿やポンパドールは特に人気で、マネする読者が大勢いたそうです。

天使なんかじゃないのあきらや翠の名言集!

「天使なんかじゃない」の見どころにもありますが、この漫画には名言がたくさん出てきます。連載が終わって24年が経っているのに、今も漫画の中の名言を忘れずにいる読者が多く、ブログやTwitterなどでも未だに話題となっています。「天使なんかじゃない」には名言はありすぎるので、ここでは3つ紹介します。

天使なんかじゃないの名言①あたしは冴島翠みたいになりたい

天使なんかじゃないの名言その1は、麻宮の「あたしは冴島翠みたいになりたい」です。「マミリンは何になりたい?」と翠が質問した際にこう答えました。友人にこんなことを言われたら本望という感想がたくさんありました。2人の友情は見どころの1つでもあります。

天使なんかじゃないの名言②あたしね今度恋をしたらもう絶対その人のこと信じてついてくの!

天使なんかじゃないの名言その2は「あたしね今度恋をしたらもう絶対その人のこと信じてついてくの!」です。麻宮のバレンタインチョコを抜き取って捨てたことをずっと悔やんでいて、そのことから瀧川をずっと信じてこれなかった志乃が、別れたあとに言ったセリフです。嫌なキャラかと思いきや、不器用なだけで素直な恋する女の子だった志乃は、人気が高いキャラクターでもあります。

天使なんかじゃないの名言③さっすが須藤晃だと思った

天使なんかじゃないの名言その3は「迷わずマキちゃんの手をつかんだ晃を、むきになる晃を、かっこいいと思った、頼もしいと思った、さっすが須藤晃だと思った」です。あきらのマキちゃんへの気持ちの誤解も解け、翠とあきらの仲も深まったからこそ出たこのセリフです。少し前の翠なら嫉妬や疑いでこんなセリフは出なかったはずで、2人の絆が深まったこともわかるセリフです。

天使なんかじゃないの名言④相手の都合なんかかまってらんねぇくらい伝えたい気持ちねぇのかよ

天使なんかじゃないの名言その4は「相手の都合なんかかまってらんねぇくらい伝えたい気持ちねぇのかよ」です。麻宮は留学するのが夢だったのに、それを打ち明けられずに瀧川と同じ大学へ進学しようとしていました。それを知っても相手の気持ちを優先させて何も言えないでいる瀧川に、喝を入れたあきらのセリフです。あきらも翠へきちんと気持ちを伝えられていなくて遠回りをしてしまったので、セリフに深みがあります。

天使なんかじゃないを是非ご覧あれ!

「天使なんかじゃない」は連載終了してから24年が経ちますが、未だに人気が衰えずよく話題に登っています。当時小・中学生だった読者が大人になっても心に沁みる登場人物たちのセリフや、あきらのかっこよさや麻宮や志乃の不器用さが人気の1つです。完全版も発売されているので、この機会にぜひ漫画を読んでみてはいかがでしょうか?

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