ポケモンのサトシの顔が変わった？年齢・本名やゲットしたポケモンも紹介

今や長寿アニメの1つに数えられるほどにシリーズを重ねているポケモンアニメ。1997年の放送開始以降、原作であるゲームと連動する形で冒険の舞台を変えながらも、数多く登場するポケモン達が高い人気を集め、現在では日本はもちろん海外でも高い知名度を誇る人気アニメの1つになっています。そんなポケモンアニメで一環して主人公を務めるのがサトシです。

20年続くシリーズという事もあって、サトシの顔は徐々に変化していると言われ、最初期と現在ではその顔が大きく変わっていると言われています。今回はポケモンアニメの中でもサトシに焦点を絞り、気になる年齢や本名などのプロフィール、恋愛事情やゲットしてきたポケモンなどについても紹介していきます。

ポケモンは1996年にRPGゲーム「ポケットモンスター赤・緑」の発売が原点となっています。当時としては画期的だった、ケーブルを利用しての通信による友達同士のポケモンの交換、そして育てたポケモン同士を使った対戦で人気を集める事になります。そしてその人気を背景に1997年に放送を開始したのがサトシを主人公としたポケモンアニメです。

ポケモンアニメはサトシがゲームと同じくカントー地方を巡りジム戦を通して成長していく形で、相互に人気を高めていく事になります。以降、ゲームもどんどん新しいシリーズが展開され、それに合わせてサトシも冒険の舞台、アニメのサブタイトルをゲームに合わせて変更しながら現在までアニメが放送され続けています。

ここからはサトシの年齢や本名などプロフィールを中心に紹介していきます。長く続くシリーズだけに意外と知られていない設定も多いです。

ポケモンの世界では登場人物が歳を取るというシーンは描かれていません。歳を取ったキャラクターはずっとそのままですし、それはポケモンにおいても同様です。そしてサトシはマサラタウンを旅立ったのが年齢で言うと10歳であり、現在まで一貫して「サトシの年齢は10歳」というのが公式の設定になっています。

とは言っても数々のリーグに出場、実績を残してきた経験もある事から近年の作品では、同年代の中でも先輩格として描かれる事が多いのも特徴で、そのセリフや行動から「流石にそろそろ年齢が10歳ではおかしいのでは？」と言われてしまっているのも事実です。ポケモンの世界が現実と同じ時間軸で歳を重ねるのだとしたら、これまでの冒険から少なくとも年齢は15歳くらいでは？と考察する人もいる程です。

初めて出会った人に名乗る際も「サトシ」と名乗るようにサトシの名字がポケモンアニメで登場した事というのは実はありません。これはサトシに限らず、同じように冒険したタケシやカスミ、姉弟で登場したハルカとマサトなどにも同様の事が言えます。これらのキャラクターだけ見ると名字が存在しない世界のようにも思えますがオーキド博士のように名字で呼ばれるキャラクターもいるので名字が存在しないというわけではないようです。

オーキド博士の場合もサトシ達とは逆に長くアニメではユキナリという本名は登場しておらず、ポケモンの世界では多くの場合、1つの呼び方で統一される事が多いようです。そして名字がしっかり設定されているのはオーキド博士を始めとしたポケモン研究者などが多いので、「博士」など形式的に呼ぶときのみ名字で呼ぶという習慣があるのでは？と言われており、多くのキャラクターの本名は不明です。

なのでポケモンアニメにおいてはサトシの本名フルネームは不明ですが、小説版では「勇崎智」という本名が設定されていたりします。ちなみに「サトシ」という名前自体は、ゲーム「ポケットモンスター赤・緑」を手掛けたクリエイター「田尻智」さんの名前が由来になっており、このどちらかがアニメのサトシの本名なのでは？と言われていますが、公式に発表された本名は無く、詳細は不明です。

最近では長寿アニメの声優が交代する事も珍しくありませんがポケモンはどうなのでしょうか？ここからはサトシの声優について紹介していきます。

サトシはいわゆる「無印」と呼ばれる初代シリーズから現在のサン＆ムーンシリーズまで一貫して声優の松本梨香さんが声優を担当しています。シリーズが変わる度に「サトシの声変わった？」とネット上などで騒がれたりしますが、ポケモン映画などを含めて松本梨香さん以外がサトシの声優を務めた事は一度もありません。

声が変わったように感じるのは、松本梨香さん自身が意識して少し変更しているからです。ポケモンは子供向けというイメージを崩さないように、サトシは「年齢が上がらないのに実績を積んできた」という状態になっています。ですが松本梨香さんは新しいシリーズに変わる度にサトシのイメージを作るようにしているようです。

また松本梨香さん自身も2018年現在年齢が40代となり、20代から演じ始めたサトシの声を同じように出し続けるというのは難しいという事もコメントしています。サトシの声が変わったと感じる人はそれはそのままサトシを演じる松本梨香さんの声質が変わったと考えるべきです。

さて年齢や本名、声などサトシについて色々触れてきましたが、やはり一番大きく変化しているのは顔でしょう。ここからはポケモンアニメをシリーズ毎に追いかけサトシの顔の変化を確認していきます。

まず基準となるポケットモンスター（初代・無印）の頃のサトシの顔がこれです。当時から見ている人にとってはまさにサトシ！という顔なのではないでしょうか。ただやはり平成初期のアニメのデザインと言える今見るとどこか古臭さを感じるデザインになっています。

ちなみに以降のシリーズでは衣装は全て何らかの形で母親のハナコが用意していますが、初代の頃の帽子だけはポケモンリーグ公認帽子に応募して当てたという設定があったりします。なので以降のようなモンスターボールのようなデザインではなく「リーグ」のLの字がマークになっているようです。

サトシが初めて衣装を変更したのがアドバンスジェネレーションですが、顔だけを見ると初代とそこまで大差があるような感じではないという意見が多いです。違って見えるのはやはり衣装の変更が行われたからというのが大きいようです。

ダイヤモンド＆パールの頃のサトシも衣装は変わってもまだまだ初代から大きく変化はしていません。初代の頃から見続けている人でもこの頃までは違和感を感じずに観る事が出来たという声が多いです。

サトシの顔が変わったと言われるのがこのベストウィッシュの頃からです。年代でいうと放送開始が2010年頃になります。特に細めの黒だった目が現代アニメのように大きくなり、また色も黒白だったのが茶色っぽい色が追加されました。この目の変化は印象が大きく変わったようで、イケメンになったとする人も多い一方で違和感を覚える人も多いようです。また顔全体が大きくなったというと感じる人も多いようです。

続いてXYシリーズの頃のサトシです。路線的には前シリーズであるベストウィッシュの流れを継承していると言えます。アニメスタッフの慣れも大きいのでしょうが落ち着いたデザインになっていると言われる事が多いです。

長くポケモンアニメを見ている人もXYの頃から見ている人でも驚いたと言われるのがサン＆ムーンのサトシです。肩にピカチュウが乗ってなければサトシだと分からないと言われる程に大きくキャラデザが変更されました。全体的に丸くなったと言われる事が多く、アニメ全体のデザインもあってギャグっぽいと言われる事が多いです。

ちなみにサトシのこのキャラデザには流石に声優を務める松本梨香さんも驚いたようで、キャラデザ発表後にツイッターにて「絵の表現はちょっとずつ変化していっても、サトシの魂は変わらないよ。いろんなサトシを楽しんで」とツイートするに至っています。

こうして変化しているのを見ていると気になる、2017年公開の映画「キミに決めた」です。これまでポケモン映画が公開当時放送されているアニメに合わせたキャラデザが行われてきましたが、設定的に初代のリメイクというだけにどうなるのかと注目される事になりました。結果としては初代のイメージに近付けながらも、ベストウィッシュの頃の目を取り入れるなどされたデザインとなっています。

この顔はファン全体からも好評で、特に初代の頃から知っている人からも「現代のアニメ風にした初代のサトシ」として受け入れられる事になっています。

サトシは長く冒険する中で多くの同行者を得ますが、必ずそのシリーズのヒロインと言われるキャラクターも登場します。そうなると気になるのはサトシの恋愛事情。ここからはサトシと各シリーズのヒロインとの恋愛事情についてまとめていきます。ちなみにヒロインは多くの場合家族も描かれていますが、全ヒロイン本名フルネームは不明です。

ポケモンアニメの初代ヒロインで、現実の時間的には最も長く旅をしたのがカスミです。唯一２つの地方を共に冒険した仲間でもあり、作中での付き合いの長さもダントツと言えます。しかし恋愛感情があるかと言われると難しく、カスミの性格を考えるとサトシは「手のかかる弟」というような印象を抱いているイメージが強いという声が多いです。

エピソード的にも恋愛面が描かれる事はほぼありませんでしたが、サトシがカスミの浴衣姿に見とれるなど極一部には女の子として意識するシーンも描かれていました。歴代ヒロインの中では「腐れ縁」のような扱いをされる事が多くなっています。

ホウエン地方を共に巡ったのが２代目ヒロインのハルカです。最初はなりたてのトレーナーという形でサトシからみれば後輩ポジションに当たるキャラクターでした。ジム戦を控えたサトシに対して負ける所を見たくないと発言するなどカスミよりはサトシに好意を持っているような描写が描かれています。

最終的にはポケモンコーディネーターとしての才能を開花させ、3代目ヒロインのヒカリに憧れられるなどそれぞれの道を進む友という印象が強いと言われています。

3代目のヒロインであるヒカリは、進む道としてはポケモンコーディネーターとハルカと変わりませんが、サトシと気が合うという意味ではヒカリの方に軍配が上がります。それぞれの一番のパートナーであるピカチュウとポッチャマのやりとりから見ても「気の合うパートナー」という印象が強いと言われています。

４代目ヒロインのアイリスはあくまでも恋愛面で見ればサトシと最も遠い位置にあると言われるヒロインです。アニメ的にもキャラデザが大きく異なり、違和感を覚えるという人が多くなっています。一方で、サトシの目指すポケモンマスターに対し、アイリスはドラゴンマスターを目指しているので、近しい道を行く「ライバル」という印象が強くなっているようです。

5代目のヒロインであるセレナは、他のヒロインとは明確に異なる扱いをされています。なぜなら初登場時から明確にサトシに恋愛感情を抱くキャラとして登場しているからです。その上エピソードでも「セレナ回」と言われる程に活躍する場面も多く、パフォーマーとしての才能を開花させていきます。サトシと2人で買い物に行く際にもデートと意識して手を繋ごうとするなど、1番女の子らしく描かれているとも言われています。

何より、大きな要素がシリーズのラストです。これまでのヒロイン同様、シリーズのラストではそれぞれの夢の為にサトシと別れる事になるのですが、その別れ際、セレナ自らキスをするシーンがあるのです。このようなシーンがあるのはこれまでの歴代ヒロインの中でもセレナだけであり、ファンの中でもセレナが一番だとする人が多くなる結果となっています。

最後にポケモンといえばやっぱり気になる存在であるサトシの手持ちポケモンについて紹介していきます。

サトシが最初にゲットしたポケモンであり、以降のシリーズでも唯一旅に同行し続けるのがピカチュウです。その影響もあってポケモンと言えばピカチュウと言える程に代名詞的な存在になっています。バトル面での実績はもちろん、仲間になったポケモン同士のまとめ役でもあり、旅の同行者のポケモンも含めて間を取り持つような事が多いポケモンでもあります。

ロケット団のニャースのように人語を喋るわけではありませんが、サトシとは相応の意志疎通が可能な上に、顔芸などを駆使してなんとか意志を伝えようとする場面があるなど、名実ともにサトシの、そしてポケモンを代表するキャラクターになっています。

数々の地方を冒険するサトシですが、無印であるカントー編が一番多くのポケモンを捕まえています。ゲットした順で言うと、ピカチュウ、キャタピー、ピジョン、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ、クラブ、ゴースト、オコリザル、ベトベトン、ケンタロス、バリヤードです。中でもピジョン、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの４匹は長くサトシの手持ちとして活躍しており、カントー編のポケモンでは出番が多いです。

現在ではおよそ半分のポケモンが別れている、サトシの元を離れていますが、残りの半分はオーキド博士の元にいます。ファンが多いのはエピソードも多く、その後の活躍も目立つヒトカゲから進化したリザードンで、シリーズが変わっても度々登場してサトシを助け、サトシの持つ最強のポケモンの1匹に数えられています。

オレンジ諸島編の頃にはカントー編のポケモンを持ちこんだ事もあってゲットしたポケモンの数は少なめで、保護目的だったラプラスとカビゴンの2匹だけになっています。うち、ラプラスはオレンジ諸島終盤で群れに合流できた為にサトシの元を離れており、現在も残っているのはカビゴンだけです。

ジョウト地方ではいわゆる御三家と言われるチコリータ、ヒノアラシ、ワニノコを中心にヘラクレス、ヨルノズク、ゴマゾウ、スピアーをゲットしています。サトシのポケモンゲットの1つの特徴でもある友情ゲットが多く、バトルしてゲットしたのはヨルノズクだけです。またスピアーはゲットしてすぐに譲っている為、サトシのポケモンとしては数えられない事もあります。

ホウエン地方からはライバルのシゲルに習ってサトシがピカチュウだけを連れて旅立った事で手持ちの総入れ替えが行われています。ゲットしたのはスバメ、キモリ、ヘイガニ、コータス、ユキワラシ、エイパムで、ホウエン地方では御三家全てを所持する事がなくなりました。

シンオウ地方旅立ちの際もピカチュウだけを連れて行こうとしたサトシですが、勝手に付いてきたエイパムも結局連れて行く事になります。シンオウ地方ではムックル、ナエトル、ヒコザル、ブイゼル、グライガー、フカマルをゲットしています。ブイゼルはヒカリとエイパムとの交換で手に入れる形であり、サトシが無印以来久しぶりにポケモンを交換する形になりました。

イッシュ地方はこれまでと違い冒険に出る形ではなく、旅行に行った延長だった為にピカチュウしか連れていない状態で物語がスタート。以降、マメパト、ミジュマル、ポカブ、ツタージャ、ズルッグ、クルミル、ガマガル、ダンゴロ、ワルビルと無印に次いで多くのポケモンをゲットしています。サトシのポケモンでは珍しく全てのポケモンがサトシの手持ちから離脱しておらず現在でもオーキド博士に預けられています。

一方でこれまでのように「ほぼ固定したパーティで一部だけ入れ替える」事がなく、ゲットした多くのポケモンを入れ替えて使われるという事もあり、サトシの手持ちポケモンの中でも活躍が目立ったポケモンが多くなっています。

再びピカチュウだけでスタートしたカロス地方はシリーズ単位で見れば一番ゲットしたポケモンが少なく、ケロマツ、ヤヤコマ、ルチャブル、ヌメラ、オンバットの5匹になっています。サトシのポケモンでは珍しく、全てのポケモンが最終形態にまで進化しており、シリーズ単位で見ると最強と言われるパーティになっています。

一方でリーグ前にはヌメラから進化したヌメルゴンが離脱しており、手持ちに5匹しかいない状態になるなどイッシュ地方とは違い離脱も行われています。最終的にはヌメルゴンを一時的に復帰させる事で6匹になり、このメンバーでサトシのリーグ戦最高の実績となる準優勝にまで上り詰めました。

アローラ地方でも初期はピカチュウのみで、2018年10月現在も放送中のアローラ地方では今のところ、モクロー、イワンコ、ニャビー、ベベノムの4匹をゲットしています。サトシに多い友情ゲットパターンが多いのはシリーズ通してのお決まりですが、これまでとはゲットの傾向や進化の過程が異なっていると言われ、今後どのようなポケモンをゲットする事になるか分からないと言われています。

日本でも長い歴史を持ち今では長寿アニメと言われるまでになっているポケモン。20年以上にも渡って主人公を務めるのがサトシです。年齢や本名など長く続くシリーズだけに、意外と知らない設定なども多くなっています。顔のデザインは大きく変わっていますが、年齢の設定は一環しているなど、長寿アニメながら日常系ではないが故に少し特殊な形になっています。

ポケモンの人気は今でも根強く、ゲームが発売する度に話題になりますし、その話題性を支えているのは間違いなくポケモンアニメであり、サトシの活躍です。今回紹介したような時代の変遷や年齢、本名の登場なども気にしつつ、視聴してみてはいかがでしょうか？