名探偵コナン・異次元の狙撃手（スナイパー）が面白い！あらすじや感想は？

名探偵コナン「異次元の狙撃手」は劇場版名探偵コナンシリーズ18作目の映画です。2014年に公開され、連載20周年記念作品の映画です。「異次元の狙撃手」は劇場版名探偵コナンシリーズでは初の原作と連動したストーリーになっています。原作でもストーリーの鍵を握っている赤井秀一、沖矢昴、世良真澄と人気キャラクターが総登場した作品でもあります。

原作のストーリーと連動していたこともあり、映画を見た人の感想は「面白い！」「最高！」などの感想が大人気の名探偵コナンシリーズの中でも特に多い作品です。「異次元の狙撃手」のあらすじや犯人、感想をネタバレありで紹介していきます。

コナンたち少年探偵団と蘭たちは蘭の親友、園子に誘われてベルツリータワーのオープニングセレモニーに訪れました。展望台から絶景を楽しんでいたコナンたちの目の前で、ベルツリータワーに訪れていた客の1人で物件を紹介している最中だった男、藤波宏明が狙撃されてしまいます。

コナンが狙撃ポイントを見つけその場所へ行くと、空の薬莢とサイコロが置いてありました。狙撃ポイントを見つけ犯人の追跡を開始したコナンは、女子高生探偵の世良真澄と追跡中に鉢合わせ一緒に追跡します。FBIもコナンたちと同様に追跡し海に犯人を追い詰めますが、惜しくも犯人を逃してしまいます。

藤波が狙撃された後、FBIと日本の警視庁の合同捜査が始まります。合同捜査で浮上した容疑者及び標的として人物が、海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」に所属していたティモシー・ハンターでした。ハンターは勇敢さを示した兵士に与えられるシルバー・スターを授与されたほどの狙撃の名手でした。

しかし、ハンターは武器を持たない一般人を殺したと通報がありシルバー・スターは剥奪、その後戦場で狙撃され頭に負傷を負いシールズを除隊していました。ハンターは除隊した後、戦場での悲劇に苦しめられるだけではなく、投資失敗による破産や婚約を破棄された妹の自殺、薬物過剰摂取の妻の死と不幸が続き、ハンターは名誉だけではなく家族まで失っていたのです。

FBIはアメリカでハンターを取材し追い込んだ記者が殺され、空薬莢とが残されていたこと、空薬莢はハンターが愛用していた銃と同じものだったことからFBIはハンターを容疑者として追っていました。ハンターの腕にはサイコロの刺繍があること、今回狙撃された藤波がハンターを破産に追いやった男だったことからハンター最重要容疑者として追跡することになったのです。

ハンターを最重要容疑者として目したFBIと警視庁は、ハンターの殺害の標的になりそうな人物をピックアップしました。ピックアップされた人物はジャック・ウォルツ、ビル・マーフィー、森山仁の3人で、いずれもハンターを襲った不幸に関係していた人物で、現在日本にいる人物です。

ハンターの標的としてピックアップされた人物のひとり、森山仁の家に出向いた世良とコナン。森山との接触を図ろうとしたコナンと世良でしたが、森山はコナンと世良の目の前で狙撃されて死んでしまいます。狙撃ポイントにはやはりサイコロが残されていて、サイコロの目は「3」。藤波が狙撃された時のサイコロが「4」だったことから、カウントダウンではないかと思われました。

そして、次の狙撃事件が発生しますが、犠牲者は最重要容疑者としてマークされていたハンターでした。狙撃現場には「2」の目のサイコロが置いてあり、真犯人が誰なのか捜査が難航します。マスコミはこの事件を無差別殺人と表現し、東京はパニックに陥ってしまいます。

東京がパニックに陥っている頃、コナンはハンターの病理解剖を依頼してハンターが狙撃された後遺症で頭痛に悩まされていたこと、目もほとんど見えていない状態だったことを知ります。このことから、コナンは真犯人がハンターとは別の人間であり、ハンター自身が自分の殺害を依頼したと推理しました。

ピックアップされていた人物であるビルが狙撃される時間や場所を、割り出したコナンは狙撃を阻止しようとしますが、その際コナンをかばった世良が撃たれてしまいます。コナンは世良を心配しますが、世良が弾丸を受けたのは肩だったため、病院に運ばれた後一命を取り留めます。

その後の調査で、犯人はミリタリーショップの店員でハンターの弟子だったケビン・吉野だとわかります。ジャック・ウォルツとビルはハンターに無実の罪を着せて陥れた人物でした。ケビン・吉野はハンターと組み、ハンターはケビン・吉野に狙撃を教え、ケビン・吉野が実行する形で復讐のために狙撃を繰り返していました。そしてハンターは捜査を撹乱するために、ケビン・吉野に自分の殺害を依頼していたのでした。

そして、狙撃現場に残されていたサイコロはカウントダウンではなく、犯人が狙撃現場に残していたサイコロの目の地点を結ぶと、正五角形・星印になりハンターが所属していたネイビー・シールズのマークになることが判明します。このことからコナンは最後の狙撃現場を特定し、ベルツリータワーで犯人と対決することになります。

ベルツリータワーに姿を現した犯人、ケビン・吉野。コナンは犯人による狙撃を阻止しようと対決することになりますが、犯人がいるベルツリータワーには蘭や少年探偵団たちもいる状態になってしまいます。狙撃を阻止したことで犯人に狙われるコナンでしたが、沖矢昴が犯人を狙撃しコナンは助かります。

しかし、狙撃された犯人、ケビン・吉野は運悪く停電したベルツリータワーで、少年探偵団の吉田歩美を人質にとって逃走しようとします。蘭や少年探偵団たちを助けるために、暗視ゴーグルを使っているケビン・吉野の目をサッカーの花火を使い目をくらませました。犯人が目をくらませているうちに沖矢昴が狙撃で犯人が持っていた銃を飛ばして蘭がケビン・吉野に攻撃をし、無事、犯人を逮捕することができました。

別の場所から犯人を狙撃した沖矢昴はFBIから連絡を受けると、亡くなったと言われていたFBIのひとり、赤井秀一の声で「了解」と答えました。このことから、沖矢昴の正体は赤井秀一であることがわかります。そしてコナンや蘭たちは平和な日常を取り戻し、名探偵コナン「異次元の狙撃手」は結末を迎えたのでした。

名探偵コナン「異次元の狙撃手」は劇場版名探偵コナンシリーズ初の原作と連動している作品ということもあり、「異次元の狙撃手」を見た名探偵コナンファンの人の感想は絶賛の嵐でした。前作から、劇場版名探偵コナンシリーズは監督が変わっていますが、名探偵コナン「異次元の狙撃手」は大好評の作品だったという感想もありました。

コナンが蘭を救うために奮闘するシーンは名探偵コナンの名シーンとも言えるシーンですが、やはりかっこよかったという感想が多いようでした。そして、何より名探偵コナン「異次元の狙撃手」で沖矢昴の正体は赤井秀一だったと原作の伏線を回収していたことが、面白いという感想を集めた1番の理由だったようです。

名探偵コナン「異次元の狙撃手」が公開された後、現在はアニメや原作でも沖矢昴の正体が赤井秀一だと明かされていますが、名探偵コナン「異次元の狙撃手」は沖矢昴の正体が初めて明かされた作品。原作やアニメのファンにとっては今後の展開が気になってしまうような、面白い作品になったのではないでしょうか。

名探偵コナン「異次元の狙撃手」のあらすじや感想をネタバレありで紹介してきました。連載20周年記念作品でもある名探偵コナン「異次元の狙撃手」は、原作よりも一足先に名探偵コナンの謎が明かされた作品です。沖矢昴をはじめ、赤井秀一や世良真澄と名探偵コナンのストーリーのキーパーソンで、人気のキャラクターが総登場することでも、人気の高い劇場版名探偵コナンシリーズの作品です。

名探偵コナンの謎が明かされるだけではなく、名探偵コナンならではの犯人との対決が壮大なスケールで描かれている作品でもあります。コナン史上最高の傑作とも感想がある名探偵コナン「異次元の狙撃手」。スケースの大きいストーリーをぜひ、一度見て楽しんでみてください。