【ダンジョン飯】ヤアドの年齢は？不老不死の呪いや人形に封じられた経緯を解説

この記事では、2024年1月からのテレビアニメ放送開始で話題の漫画『ダンジョン飯』に登場する黄金郷の住人、ヤアドを特集します。これから、年齢などヤアドのプロフィールや不老不死の呪い、そしてデルガル王との関係などを解説していきますが、まずはその前に『ダンジョン飯』の作品情報をお届けしましょう。最初に作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『ダンジョン飯』は、九井諒子によるユニークなグルメ・ファンタジー漫画で、冒険者たちがダンジョンの中で出会うモンスターを捕獲し、料理して食べるという斬新なコンセプトを持っています。著者にとって初の長編連載作品であり、KADOKAWAの「ハルタ」誌にてvolume11からvolume107まで連載されました。

アドベンチャーとグルメの要素が融合した独特の作風が大きな話題となり、2023年12月時点での『ダンジョン飯』の書籍の累計発行部数は1000万部を超え、その人気はテレビアニメ化にもつながりました。2022年8月にアニメ化が発表され、2024年1月からはTOKYO MXをはじめとする放送局で放映が開始されています。

ある日、離島の墓地に現れた壁の裂け目から、地下深くへと続く巨大な空洞が出現します。空洞から現れた老いぼれの王は、一千年前に滅んだとされる伝説の「黄金の国」が実在したことを告げました。さらに、王国を地下深くに封じた魔術師を倒せば、王国の全てを授けると言い残し、塵と化して消えてしまいます。王の言葉に心を動かされた冒険者たちは、危険をも顧みず魔物がはびこるダンジョンに突き進んでいきました。

ここからは、この記事のメインテーマである漫画『ダンジョン飯』のヤアドの話題に移ります。ヤアドは、かつてデルガル王が治めていた黄金郷の一員で、その王の孫でもあります。彼の外見は、まだ幼さを残す少年そのものです。他の黄金郷の住人たちからは「旦那様」と呼ばれ、敬われていることが伺えます。

ヤアドは、落ち着いた態度と知性を兼ね備えた人物で、物語の中では、「翼を持つ剣を携えた者が混乱を引き起こす魔術師を倒し、新たな王となる」という予言を信じています。そのため、翼を持つ剣、つまりケン助を持つライオスにメリニの秘密を明かし、彼の冒険を陰ながら支えていました。

ここからは、『ダンジョン飯』のヤアドの年齢や不老不死の呪いについて解説していきます。ヤアドは見た目が未成年の少年のようですが、実は不老不死の魔法の影響で実年齢は1000歳以上となっています。黄金に輝く迷路の中で、彼と同じく永遠の命を得た王国の民と一緒に生活しています。

『ダンジョン飯』において、黄金郷に住むヤアドとその仲間たちは、王国の永続を願う狂乱の魔術師シスルの手によって、不老不死の呪いを受け、迷宮の中に封じ込められてしまいました。不老不死は一見するとよさそうですが、黄金郷の人々は食べることなく生存できるため、食欲が失われ、また子孫を残す必要がないため性的な欲求もなく、およそ人間らしい要素のほとんどが失われています。

地上での暮らしを知らないヤアドのような若者たちは別として、このような状況に馴染めなかった多くの年長者は地上への帰還を試みました。しかし、その過程で肉体を失ってしまったと言われています。ちなみに、ヤアドには父の記憶がありません。彼がまだ幼少の頃、狂乱の魔術師によって父親は肉体から魂を抜き取られてしまったからです。

『ダンジョン飯』のヤアドは、黄金郷の自由を切望し、狂乱の魔術師の目を盗んでこっそりと活動を続けていました。彼は祖父デルガル王の魂を、狂乱の魔術師によって魂が抜かれた父の体に移し、地上へと送り出すことに成功しました。

また、『ダンジョン飯』のヤアドは、ライオスたちに秘密の予言を伝え、彼らの存在を狂乱の魔術師から隠すことにも力を尽くしました。しかし、何かの手違いでライオスたちと別れた後、狂乱の魔術師によって自身の魂が体から引き抜かれ、小さな人形に閉じ込められてしまったのです。

それでは、『ダンジョン飯』のヤアドは最後にどうなったのでしょうか？最後のクライマックスを迎えた後、ヤアドは黄金郷メリニの新たな王、ライオスのもとで首席顧問として活躍していました。マルシルやカブルーらの仲間と共にライオスの統治を厳しくも温かい目で支えています。ヤアドはおよそ1000年にもわたる長い人生を送っており、エルフやドワーフなどの長寿種族と比較してもその寿命は群を抜いていました。

そのため、外交交渉においては彼の経験と知恵が大いに頼りにされています。ヤアドは、最後に不老不死の呪いはすでに解かれ、迷宮の残留する力によってかろうじて命をつないでいる状態です。彼自身「もしかしたら明日には消えてしまうかもしれない」とよく口にしていますが、周りの人々は彼がまだまだ健在であると信じていました。

ここからは、『ダンジョン飯』のヤアドとイヅツミやデルガル王との関係を考察していきます。最初はイヅツミとの関係ですが、イヅツミとヤアドの関係について説明する前に、イヅツミについて少し解説しておきましょう。

『ダンジョン飯』に登場するイヅツミはトールマン出身の17歳の女性で、生まれは東方群島です。黒魔術の影響で大猫と称される生物の魂が混入され、その結果、体のほとんどが獣人化してしまいました。イヅツミの食事のマナーや偏った食生活を見たチルチャックは、彼女は育ちが悪いと語っていました。

ヤアドは魂が人形に封じられていましたが、イヅツミに拾われると彼女に好意を持たれるようになりました。イヅツミはヤアドを仲間として受け入れ、「共に自分を獣人に変えた黒魔術師を倒す冒険に出るんだ」とテンションが上がっていました。ヤアドが狂乱の魔術師によって魂を人形に混入されたことに共感したようでした。その後、ヤアドが人形から祖父の体に魂を移すと、イヅツミの態度は冷ややかになったようです。

デルガル王は、以前述べたように、ヤアドの祖父に当たります。『ダンジョン飯』の92話で、ヤアドが迷宮からの脱出を試みた時のことです。彼は瓦礫の直撃を受けてしまい、肉体は死亡します。その時、ヤアドの魂は人形に閉じ込められており、肉体から離れた状態での死亡だったため復活も不可能でした。

ヤアドは、やむを得ず近くにあった魂のない祖父デルガルの肉体に自らの魂を移しました。少年の身体から老人の身体へと大変な変貌を遂げたのですが、1000年以上の歳月を生きたヤアドにとっては、むしろ適切な肉体を手に入れたとも言えるでしょう。

ここまで『ダンジョン飯』に登場するヤアド特集をお届けしてきましたが、最後にヤアドに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、『ダンジョン飯』の脇を固めるキャラクターの中でヤアドが一番好きという方のツイートです。1000年の時を生き抜いてきただけあって、ヤアドは作中で一番の苦労人で一番の常識人だと言うことでした。

続いて紹介するのは、ヤアドの最後に関する感想です。不老不死の体を得たことで無気力となってしまったヤアドでしたが、最後は不老不死の呪いを解かれ、ライオスの右腕として精力的に活躍していました。

最後に紹介するのは、不老不死の呪いから解放されたヤアドに感動したというツイートです。パンケーキを「あったかい」と言いながら食べるシーンや元狂乱の魔術師センシとのやり取りにホロリとしたそうです。

この記事では、『ダンジョン飯』に登場するヤアドを特集し、年齢や不老不死の呪い、そして人形に封じられた経緯を解説すると共に、彼の最後やデルガル王との関係についても考察してきました。

ヤアドは、黄金郷の住人で、デルガル王の孫にあたります。見た目は少年ですが、実年齢は1000歳以上とされています。これは、狂乱の魔術師による不老不死の呪いのためです。彼はデルガル王の魂を地上に送ったり、ライオスたちを狂乱の魔術師から守るために尽力しましたが、魂を体から引き抜かれ、人形に封じ込められました。しかし、彼は黄金郷の新王、ライオスの首席顧問として活躍し、未だ健在ぶりを示しています。