【ダンジョン飯】ケン助はライオスの愛剣！正体・最後や宝虫との関係を考察

『ダンジョン飯』にはライオスの愛剣・ケン助が登場します。ケン助はライオスたちの危機を救ったり、レッドドラゴンとの戦いで逃亡しパーティを危機に晒したりと良くも悪くも存在感を発揮していた存在です。ここからはそのようなケン助の正体や宝虫、ライオスとの関係、最後を紹介します。それではまず、ダンジョン飯の作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：ダンジョン飯
• 作者：九井諒子
• 掲載誌：ハルタ
• 発表期間：2014年2月15日～2023年9月15日
• 巻数：全14巻
• アニメ情報：宮島善博（監督）、うえのきみこ（脚本）、竹田直樹（キャラクターデザイン）、TRIGGER（アニメーション制作）、2024年1月4日～（放送期間）

『ダンジョン飯』は漫画家の九井諒子先生によるグルメ漫画です。古典的ファンタジー作品に登場するスライムやバジリスクなどのモンスターを調理し、ダンジョンを踏破していくというグルメとファンタジーを混交させた作風が人気を博しています。「このマンガがすごい！2016」オトコ編や「全国書店員が選んだおすすめコミック」2016年度などでは1位に輝き、2022年にはテレビアニメ化も発表されています。

ここではダンジョン飯の簡単なあらすじを紹介します。ある日、6人パーティを組む冒険者ライオス一行は、空腹のままレッドドラゴンに挑んだ結果、いつも通りのパフォーマンスを発揮できずに壊滅状態となってしまいます。メンバーはリーダーであるライオスの妹、ファリンがドラゴンに食べられながら脱出魔法を使ったことによりかろうじて地上へと逃れました。

その後すぐにファリンを救出するべくダンジョンに潜り込みたいライオスでしたが、ナマリとシュローがパーティーを離脱したことで、メンバーがチルチャックとマルシルのみとなってしまいます。さらには探索に必要な食糧もありませんでした。そこで、ライオスはダンジョンに巣くうモンスターを食材にして調理するという奇想天外なアイディアを披露します。

ダンジョン飯のケン助とは、魔物「動く鎧」の一個体が棲みついたライオスの愛剣です。動く鎧の群れとの戦いで剣を失ったライオスにより拾われ、使用されています。ライオスはその剣に「動く鎧」の一個体が棲みついていることに気付いていましたが、仲間に知られたら捨てろと言われるに違いないと考え、ケン助の正体を隠していました。しかし、ある出来事（後述）によりその正体が仲間に露見してしまいます。

冒険者を襲う魔物「動く鎧」の一個体が棲みついた剣は、ライオスにより「ケン助」と名付けられ、ライオス一行とともにダンジョン探索をすることとなります。ここではそのようなケン助の生態や宝虫との関係を解説します。では、まずはじめにケン助の正体や生態から詳しく見ていきましょう。

ここではケン助の正体や生態を解説します。まず、ケン助の正体である「動く鎧」とは、中身が入っていない無人の甲冑です。人の気配がすると動き出しますが、ライオスたちにその仕組みが暴かれるまでは外部から操られているという説、内部で不定形の魔物が動かしているという説など諸説ありました。最終的にはライオスたちによって、貝のような軟体動物たちが内部で連結し、筋肉のような作用を果たしていたことが明かされます。

ライオスが「ケン助」と命名したのは、ケン助が宝虫の擬態を見破りライオスのピンチを救った時でした。ライオスは自分のピンチを救ってくれたことを自分に懐いてくれていると解釈し大喜びします。ケン助は言葉を話さないため、なぜ宝虫に反応したのかその意図ははっきりとは分かりません。ただ、宝虫に対して威嚇をおこない、ライオスに危険を知らせていることから、おそらくライオスを仲間と認識していると考えられます。

ここではダンジョン飯のケン助とライオスの関係や最後を紹介します。また、ライオスの仲間たちに正体がバレるきっかけを生んだレッドドラゴン戦での逃亡シーンや普通に会話をしている様子が見られる翼獅子に操られたシーンなども紹介します。

ケン助はライオスにとても可愛がられており、たまに食事を分けてもらっています。ただ、ケン助の正体がチルチャックたちにバレた際、ライオスはしょせんは魔物であり、全幅の信頼を置ける相手ではないとしてケン助を手放すことも考えていました。

ケン助がチルチャックたちにばれたのはレッドドラゴン戦でのことでした。魔物として危機察知能力が高いケン助は、レッドドラゴン戦での大事な場面で逃げ出し、ライオスたちをピンチに陥らせてしまったのです。この時はセンシとチルチャックの機転によってなんとか窮地を脱したものの、チルチャック、マルシル、センシらにケン助が魔物であったことがバレてしまいます。

ライオスはケン助の正体がバレたことにより、ケン助の代替品が見つかり次第ケン助を手放すことにします。しかし、すぐには代替品が見つからず、その後も使用し続けています。そんな中、ケン助は物語の中盤から、狂乱の魔術師によって本の中に封印されている悪魔「翼獅子」に操られ、翼獅子がライオスたちを導くための端末として利用されていました。そのためケン助本体の意識はありません。

ダンジョン飯の漫画14巻のおまけ漫画では、ケン助の最後が描かれています。黄金郷の王となったライオスは、冒険に出ることもなくなり王の仕事に忙殺されていました。ある日、ライオスはファリンに誘われ久しぶりにダンジョンに潜ります。その後、呪いにより魔物が近寄らない体質となっていたライオスは、魔物除けのために自身の臭いがついたケン助と鎧をダンジョンに置いていこうと考えます。

実はケン助はしばらく前から動かなくなっていました。ライオスはケン助が死んでしまったと考え、迷宮で静かに寝かせてやろうと考えたのです。しかし実はこの時、ケン助は仮死状態になっていただけでした。結果的に迷宮に置いていかれたケン助は、意識を取り戻した後、ライオスの鎧を糧に単為生殖を繰り返すこととなります。そして百年後には「魔物の肉を求めて彷徨う王の霊」という噂の元凶になりました。

ここまでダンジョン飯の「動く鎧」が棲みついたライオスの愛剣・ケン助について、その生態や宝虫に反応した理由、ライオスとの関係や最後などを交えて紹介しました。では、最後にケン助に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上ではケン助の魅力やファリンに反応した理由、正体がバレたシーンなどに関する声があがっています。

ダンジョン飯のケン助とファリンに関する声があがっています。こちらではケン助がファリンに反応したことに注目しているようです。ほかの感想ではケン助がファリンに威嚇しているように見えるとの声があがっています。このことからファンの間でファリンの正体に関心が集まっていることがうかがえます。

ダンジョン飯のケン助の魅力に関する声があがっています。こちらではダンジョン飯の最新話におけるケン助が「めっちゃかわいい」と好評です。ほかの感想でもケン助に対する「かわいい」との声があがっていることから、ケン助が多くの人気を集めているキャラクターであることがうかがえます。

ダンジョン飯のケン助の正体に関する声があがっています。こちらではケン助の正体がライオスの仲間たちにバレたことに注目しているようです。

本記事ではダンジョン飯のケン助について、正体・最後や宝虫との関係を考察しました。ダンジョン飯の漫画やアニメを見る際は、本記事のまとめを参考にしつつ、「動く鎧」の一個体が棲みついた剣・ケン助の活躍に注目していただければ幸いです。