零れるよるにのネタバレあらすじ！施設の子のリアルを描いた漫画の見どころ・感想は？

『零れるよるに』は家庭環境に問題があり、親から離れて施設で暮らす子供たちが、自ら人生を切り開いていく様子を描いた漫画作品です。ここからは本作の漫画あらすじをネタバレありで紹介します。また、見どころも解説するため併せてチェックしてみてください。それではまず、本作の作品情報から見ていきましょう。

『零れるよるに』は親から捨てられ児童養護施設で育ったよると天雀を描くラブストーリーです。講談社による漫画雑誌『Kiss』にて2022年11月号より連載中。単行本は2024年3月時点で3巻まで刊行されています。

• 名前：有賀リエ（あるがリエ）
• 出身地：長野県大町市
• 職業：漫画家
• 活動期間：2011年～
• 受賞：2011年第6回KissIN Kissゴールド賞、2016年Animelandベスト少女漫画賞、2019年第43回講談社漫画賞少女部門（『パーフェクトワールド』）

『零れるよるに』の作者は2011年より漫画家として活動中の有賀リエ先生です。デビュー作は『天体観測』。2014年に『Kiss』5月号より『パーフェクトワールド』の連載を開始、2016年にはフランスの雑誌『Animeland』においてベスト少女漫画賞を受賞します。2017年には『パーフェクトワールド』の実写映画化がおこなわれました。以下では有賀リエ先生がこれまでに手掛けた作品を紹介しています。

• オールトの雲から（プチキス、全6話）
• パーフェクトワールド（2014年～2021年、全12巻）
• 工場夜景（2022年、全1巻）
• 零れるよるに（『Kiss』2022年11月号～連載中、既刊3巻）
• 天体観測（『Kiss』2011年19号）
• 先輩の左手（『Kiss』2012年4号）
• ストライド（『Kiss』2012年19号）
• パーフェクトワールド 〜撮影現場レポート〜（『Kiss』2019年7月号）

車いすの若き建築家を主役に据えた物語を描いた人気漫画『パーフェクトワールド』を手がけた、漫画家の有賀リエ先生の新連載ということで、先生のファンから『零れるよるに』の漫画あらすじへの注目が集まっています。そこで、ここからは『零れるよるに』の漫画あらすじをネタバレありで紹介。『零れるよるに』の漫画1巻の第1～第3話までのあらすじを紹介するためぜひチェックしてみてください。

ここでは『零れるよるに』の漫画1話のあらすじをネタバレありで紹介します。7歳の時に父が蒸発、以降母親がネグレクト状態になったことにより、児童養護施設で保護されることとなった少女・遠野夜。周囲になじめずにいたよるでしたが、同い年の少年・天雀に助けられ、少しずつ施設での生活になじんでいきます。しかし、児童養護施設が放火されることとなり…

続いて『零れるよるに』の漫画2話のあらすじをネタバレありで紹介します。月日は流れ、よると天雀は高校2年生になります。高校卒業と同時に施設を出なければならないと知りながらも、よるは天雀とずっと一緒にいたいと考えていました。かたや天雀はバイトをして自立資金を貯めたりと、自立に向けた準備を着々と進めていくのでした。そんな天雀によるは「俺とばっかりいようとするから心配」と言われてしまいます。

そこで、よるはクラスメイトからのカラオケへの誘いに乗ってみることにしました。その帰り道、よるはみんなのカラオケ代を負担してくれた、市議会議員の息子・伊集院にドラッグストアに連れていかれます。すると、伊集院はよるにカバンを開けるよう要求。そして、反発するよるを無視して商品をカバンに入れました。店員に見つかると、伊集院は一人だけ逃げてしまい…

続いて『零れるよるに』の漫画3話のあらすじをネタバレありで紹介します。ある日、8年間行方不明だった天雀の父親の居所が分かったという知らせが施設に届きます。「キレると化け物になった父親」と同じようにはなりたくないと思って頑張ってきた天雀。

しかし、父親に関する報せが施設に届いたことで、父親から受けた酷い虐待の記憶が蘇り、天雀は苦しめられてしまいます。しかし、それでも天雀は父親への情を捨てきれない様子。そして、天雀の父親が「天雀と一緒に暮らしたい」と言い出したことで、天雀が父親との暮らしを選んでしまうかもしれないという不安がよるの中に芽生えていきます。

先に『零れるよる』の作者情報や漫画あらすじをネタバレありで紹介しましたが、果たして本作にはどのような見どころがあるのでしょうか？ここでは『零れるよる』の見どころをいくつか紹介するため、『零れるよる』の漫画を読む際にぜひ参考になされてください。

『零れるよるに』はよるのように、ご飯を食べていなかったり、服や靴が小さくなってもそのまま放置されていたりと家庭環境に問題があり、親から離れ施設で暮らす子供たちを題材にしています。施設の子が世の中で生きていく難しさをリアルに描いた重たい物語ですが、心理描写が丁寧で、登場人物に感情移入しながら読み進めることができます。

『零れるよるに』のよるや天雀のような施設の子たちは、自分たちが世の中で生きていくことの難しさをよく知っているため、その繋がりはとても深く、家族や恋人という垣根を超えた固い絆で結ばれています。決してキラキラとした明るい少女漫画とは言えないストーリーですが、ストーリーの書き方がしっかりしているため、引き込まれてしまう作品となっています。

ここまで『零れるよるに』の漫画あらすじをネタバレありで紹介し、漫画の見どころを解説しました。では、最後に『零れるよるに』に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上では『零れるよるに』のよると天雀を応援する声や魅力などに関する声があがっています。

『零れるよるに』のよるや天雀に関する感想があがっています。こちらではよると天雀が心から笑い合える時を心待ちにされているようです。他の読者からも2人のことを応援する声があがっています。

『零れるよるに』の魅力に関する感想があがっています。こちらでは『零れるよるに』の登場人物の心の動きが「リアル」と好評です。やはり心理描写が丁寧に描かれていることから、登場人物に感情移入しながら読み進めることができるのでしょう。また、「親子ってなんだろう」とのことから、本作は親子関係について考えらさせられる作品であることがうかがえます。

『零れるよるに』の魅力に関する感想があがっています。こちらでは「しんどい…苦しい…でも読むのやめられない」とのことです。『零れるよるに』は施設の子が世の中で生きていく難しさをリアルに描いた重たい物語で、読者は感動させられたり、共感したりと複雑な感情になるようです。ほかの読者からは「泣きながらでしか読めない」との声もあがっています。

『零れるよるに』の魅力に関する感想があがっています。こちらでは『零れるよるに』が「バランス感が凄い」と好評です。また、重いエピソードを読んでも気分が沈まない理由として、キャラクターたちが優しくてかわいいということが挙げられています。『零れるよるに』を読む際は、そのバランス感に着目してみるのも良いかもしれません。

『零れるよるに』の漫画あらすじをネタバレありで紹介しつつ、読者の感想や評価をまとめました。施設を出るまでに残り時間はあとわずかとなったよると天雀。読者からは自らの手で幸せを掴み取ろうとする2人を応援する声があがっています。果たして2人はどうなるのか？今後の物語の展開からも目が離せません。