【ダーウィン事変】エヴァはチャーリーの母親！カードのメッセージの意味は？

『ダーウィン事変』にはエヴァというチャーリーの母親が登場します。エヴァの残したカードのメッセージはチャーリーの兄弟の存在を示唆しており、物語の重要な鍵を握っていると予想できます。では、エヴァのカードのメッセージの意味とは一体何なのでしょうか？ここからはエヴァのプロフィールをはじめ、カードのメッセージの意味をネタバレありで解説していきます。それではまず、ダーウィン事変の作品情報から見ていきましょう。

『ダーウィン事変』は月刊アフタヌーン（講談社）にて2020年6月25日により連載されているサスペンスアクション漫画です。2022年に「マンガ大賞2022」にて大賞を受賞しています。作者は漫画家のうめざわしゅん先生です。

ここではダーウィン事変の簡単なあらすじを紹介します。ある日、生物化学研究所によって実験動物にされていたメスのチンパンジーから、半分ヒトで半分チンパンジーの交雑種「ヒューマンジー」が生まれます。その子はチャーリーと名付けられ、人間の両親のもとで15年育てられました。高校に入学することとなったチャーリーは、そこで頭脳明晰であるもののコミュニケーションが苦手な少女ルーシーと出会います。

ダーウィン事変のエヴァはかつて一般のチンパンジーとは一線を画す天才チンパンジーでした。しかし、ある出来事（後述）により脳に重い障害が残り、その認知能力が著しく低下してしまいます。それでもエヴァはチャーリーの兄弟の存在を示唆するような重要なメッセージを残しました。そのメッセージについては後述しますが、果たしてエヴァとはどのようなキャラなのか？ここではエヴァについてネタバレありで詳しく解説します。

ダーウィン事変のエヴァはチャーリーの母親です。初登場はダーウィン事変の漫画1巻の第3話。チャーリーを出産する際に瀕死の状態に陥り、なんとか一命を取り留めたものの、後遺症として脳に重い障害が残ってしまいます。その認知能力はチンパンジーの平均的な能力以下です。チャーリーはそのようなエヴァのことを「生物学上の母親」と表現しており、あまり親しみを感じていない様子です。

エヴァはかつて生物化学研究所によって実験動物にされていましたが、動物解放を求めてテロ活動を繰り返している「ALA（動物解放同盟）」によって連れ出され、現在は「コーンバーグ霊長類研究所」で保護されています。ちなみにコーンバーグ霊長類研究所はチャーリーも検診の際に訪れる場所です。

ダーウィン事変のチャーリーの母親・エヴァは、チャーリーがルーシーを連れてエヴァの部屋を訪れた時と死の間際に意味深なメッセージを残しました。では、エヴァはどのような意図でメッセージを残したのか？ここではエヴァのカードのメッセージをネタバレありで考察紹介します。

エヴァの1つ目のメッセージが提示されたのは、チャーリーが友人としてルーシーを紹介するため、エヴァの部屋を訪れたシーンです。部屋を出ようとするチャーリーたちに向かって、エヴァはそれぞれ「1」「W」「am」「03」「N」と書かれた5枚のカードを並べました。

英文として成立しそうなカードの並びとなっていますが、エヴァが何を伝えようとしているのか、そのカードの並びの意味を考察するルーシーに対して、ファウラー博士は「カードはデタラメで意味はない」と告げています。また、何のヒントもないこの時点でメッセージを解読するのはかなり難易度が高いと言えるでしょう。

エヴァの2つ目のメッセージが提示されたのは、ダーウィン事変の漫画4巻の第22話です。第22話ではエヴァの死の間際が描かれています。エヴァは死の直前にカードを並べ、「I am a mother of 2」とチャーリーたちに伝えました。

エヴァの2つ目のメッセージははっきりと文章になっていました。その文章を日本語へ和訳すると、「私は二児の母」となります。つまり、2つ目のメッセージはチャーリーに兄弟がいるということを伝えているわけです。また、2つ目のメッセージに明確な意味があったことで、1つ目のメッセージにも何らかの意味があると考えられます。

その意味はおそらく1つ目のメッセージのカードの並びにおいて「1」「am」が「I am」と読めることから、2つ目のメッセージとほぼ同じメッセージを示しているのでしょう。加えて22話ではチャーリーの弟を名乗る存在も登場しています。つまり、エヴァはチャーリーには兄弟がいて、彼がチャーリーの弟であると伝えようとしたということです。ただ、ここでエヴァが誰にそのメッセージを伝えようとしたのか？という疑問が生まれます。

なぜなら、エヴァがチャーリーを産んだのがコンバーグ研究所であり、博士たちがエヴァが産んだと思われる弟の存在を知らないはずがないからです。博士を含むみんなにチャーリーの兄弟の存在を知らせたかったのだとすれば、生物化学研究所にて実験動物にされていた頃に弟が生まれていた可能性があります。

もしくは、何らかの理由で研究所の人間がチャーリーの兄弟の存在を隠しているのであれば、自分が死ぬ前にチャーリーに伝えておきたかったということになるかもしれません。メッセージの意図についてはさまざまなパターンが考えられますが、現時点ではどんな意図のメッセージだったのかを断定することは難しいです。

ここまでダーウィン事変のチャーリーの母親・エヴァについて、プロフィールやカードのメッセージの意味などを交えて紹介しました。では、最後にダーウィン事変のエヴァに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上ではエヴァのカードのメッセージである「1」「 am」「M」「03」「N」や「I am a mother of 2」に関する声があがっていました。

ダーウィン事変のエヴァのカードのメッセージの意味に関する声があがっています。こちらではエヴァのカードのメッセージ「I am a mother of 2」に対して「不気味」という印象を持たれているようです。

ダーウィン事変のエヴァの最初のカードのメッセージに関する声があがっています。こちらではエヴァの最初のカードのメッセージである「1」「 am」「M」「03」「N」の意味が分かって感動を覚えているようです。ほかの感想ではエヴァの最初のカードのメッセージの意味は「I am a mother of 2」だったのではないか？と推測されています。おそらくエヴァの最初のカードのメッセージは死の間際にチャーリーへ宛てた遺言と同じ意味でしょう。

ダーウィン事変のチャーリーの弟に関する声があがっています。こちらではダーウィン事変の主人公チャーリーの弟に注目されているようです。チャーリーの弟の存在はエヴァの死に際のメッセージ、「I am a mother of 2」によって示唆されていました。果たしてチャーリーの弟は兄チャーリーとどのような関係を築いていくのか？チャーリーの弟の動向は要注目です。

本記事ではダーウィン事変のチャーリーの母親、エヴァが残したカードのメッセージの意味についてネタバレありで詳しく解説しました。エヴァはチャーリーの母親でかつては天才チンパンジーでした。

チャーリーを産む時に脳に深刻なダメージを受け、その認知能力を著しく落としてしまいますが、かつて天才だったためか死に間際に「子供が2人いる」という重要なメッセージを残しています。エヴァのメッセージの意図は現時点では不明ですが、今後の物語の展開に大きく関わっていることは間違いありません。詳細が明らかになるのを楽しみにしておきましょう。