【かがみの孤城】リオンのプレゼントが何かを考察！オオカミさまの正体に関係が？

かがみの孤城に登場するリオン（水守理音）は、主人公の安西こころと同じくらい重要な鍵を握る人物です。クリスマスパーティーのシーンで、リオンがオオカミさまに渡したプレゼントは何だったのか、ファンの間で話題になっています。本記事では、プレゼントは何だったのかを徹底考察しています。

リオンが登場するかがみの孤城は、辻村深月先生による小説で、「asta*」にて2013年から2014年にかけて連載されました。その後、大幅に加筆修正されて、2017年にポプラ社から刊行されます。本作は、いじめや引き込もりなどの社会問題を盛り込ませた、ファンタジーとミステリーの物語です。

2022年12月には、原作小説をもとにした劇場アニメ版が公開されました。原作者の辻村深月先生は、「かがみの孤城が誰かの『城』のような居場所になればいいという思いを込めて書いたと語っています。

中学生の安西こころは、学校でイジメを受けたことが原因で不登校になりました。ずっと引きこもりだった彼女は、ある日部屋の鏡に吸い込まれて、異世界へと行ってしまいます。そこは絶海の孤城で、こころと同じような問題を抱えた中学生が、6人集められていました。オオカミさまと呼ばれる謎の少女は、彼らに孤城に隠された「願いの鍵」を探すように指示します。見つけた者は、どのような願いでも叶えられると説明しました。

• 本名：水守理音(みずもりりおん)
• 生年：1992年（推測）
• 特徴：イケメン
• 性格：明朗活発、仲間想い、本気で怒ると怖い
• 所属：ハワイの学校
• 出身小学校：青草小学校
• 特技：サッカー
• 家族構成：父、母

かがみの孤城のリオン（水守理音）は、芸能人並みのイケメンで、明るく誰とでもすぐに仲良くなれる少年です。一癖あるこころや城のメンバーにも、平等に話しかけて仲間思いな一面も見られます。気さくな彼がなぜ城メンバーであるのか、不思議がられていました。しかし、怒らせると相手がだれであろうと、言うべきことはハッキリ言います。ウレシノがメンバーへ暴言を吐いたときにも「そんな言い方ないだろ！」と咎めました。

リオンは雪科第五中に通うことを希望していましたが、母親に厄介がられており、ハワイへ強制的に留学させられます。クラブチームで共にサッカーを頑張ってきた仲間たちと、同じ中学へ行けなくなることに落胆しました。ハワイの学校よりも日本にいたかったという本心を、正直に言わなかったことに今も後悔しています。そのせいもあってか、日本人の城メンバーと過ごす時間を宝物のように思いました。

また、病名は明確にされていませんが、6歳のときに姉のミオが亡くなります。リオンは幼稚園で大きくなったら誰と結婚したいかと尋ねられると、必ず「姉ちゃん！」と言うほど慕っていました。姉のミオは、リオンに絵本を読んであげたり自作の物語を聞かせたりして、かわいがっていたのです。

かがみの孤城のクリスマスパーティーのシーンで、リオン（水守理音）はオオカミさまへプレゼントを持ってきました。事前にプレゼント交換はしないと伝えられていましたが、何か用意をしていたのでしょう。彼は「家にあったから、よかったらもらって」と言って小さな小包を渡します。原作小説には、プレゼントが何だったのかは書かれていませんでした。ここでは、オオカミさまに渡したプレゼントの中身は何だったのか考察します。

リオン（水守理音）が渡したプレゼントが何だったのか考察するには、かがみの孤城のオオカミさまの正体を知る必要があります。オオカミさまの正体は、リオンの姉であるミオだったのです。姉のミオは、13歳という若さで病死しました。

オオカミさまは特殊な能力を用いて、7人の子どもたちを孤城に集めます。自分のように、学校へ通えなくなった子供たちを救うことが目的でした。姉のミオは幼いころから病弱で、治療を受けるため小学校へ通うことができなかったのです。孤城に集められた子どもたちは、いじめや家庭環境が原因で不登校になりましたが、リオンは違います。

彼はずっと、病弱な姉と一緒に学校へ行けることを願っていました。弟の心に寄り添おうとしたオオカミさま（ミオ））が、リオを孤城へと呼んだのでしょう。そして、かがみの孤城のリオンは、途中でオオカミさまが姉のミオではないかと、気づきはじめます。したがって、オオカミさまへのクリスマスプレゼントが、姉のミオと関係のある物という可能性は非常に高いです。

先述のように、かがみの孤城のオオカミさまの正体は姉のミオだと、リオン（水守理音）は気づきます。城が閉まるのは、ミオの命日である3月30日でした。また、孤城に集められた子どもの生まれ年が、7年刻みだったことが判明します。しかし、姉のミオが生まれた1990年だけ誰もいません。「7」というのは、ミオがリオンによく読み聞かせていた「７ひきのこやぎ」と関係しているようです。

ミオは死ぬ前に、「死んだら神様にリオンの願い事を、一つだけ叶えるようにお願いする」と言いました。そして、オオカミさまは、かがみの国で鍵を見つければ、どんな願い事でも一つ叶えると言います。これらのことから、リオンはオオカミさまの正体に気づいたのでしょう。

そして、リオンは姉のミオが学校へ通いたくても、病弱で叶わなかったことを思い出したのかもしれません。実際にミオは、病室に校章や制服を飾って、雪科第五中学校へ通う日を楽しみにしていた様子です。プレゼントの箱のサイズも、さほど大きくありませんでした。これらのことから、雪科第五中学校の校章だった可能性も考察できます。

かがみの孤城のリオン（水守理音）が、オオカミさまに渡したプレゼントは何か、違う側面からも見ていきましょう。リオンは姉のミオを意識せずに、今のオオカミさまとしてプレゼントした可能性もあります。彼は「家にあったから」と言いましたが、実際はオオカミさまのために、何か買いに行ったのかもしれません。

例えば、長い髪のオオカミさまに似合うリボンや髪飾り、服や靴なども考察できます。プレゼントの中身については、かがみの孤城の原作小説でも書かれていませんでした。原作小説でも映画でも明かされなかったため、プレゼントの中身が何であるのかは、読者の想像で楽しむのも良いでしょう。

かがみの孤城の登場人物の中で、超イケメンのリオン（水守理音）は好きな人がいるのでしょうか？主人公の安西こころと同様に本作の重要人物で、オオカミさまと深い関係があります。城に招かれた他の6人と同じ中学一年生で、サッカーが得意な明るい少年です。ここでは、かがみの孤城のリオンが好きな人について考察していきます。

リオン（水守理音）が誰を好きなのか、かがみの孤城の原作小説や映画では明かされませんでした。ただ、リオンは同じ年の安西こころが気になっている様子です。かがみの孤城のこころは、おとなしい性格の少女で、学校でいじめを受けたことが原因で不登校になります。

いじめられた理由が恋愛絡みのことだったため、恋愛に対して抵抗があるようです。また、家に引きこもる日々が続いていたため、同世代の男子と話す機会もなかったでしょう。リオンは分け隔てなく誰にでも話しかけるタイプで、こころにも気さくに接しました。明るくスポーツ万能な上に超イケメンのリオンを、こころも好きになる可能性は非常に高いです。

他にも、こころに好意を寄せている男子がいました。彼女がリンゴを剥いている姿を見て、恋に落ちたウレシノです。しかし、こころは彼が惚れやすい性格であることを知っており、心の中ではかなり引き気味でした。引っ込み思案なこころが、唯一打ち解けて話せるのはリオンだけです。原作小説や映画では、リオンの告白シーンはありませんが、今後2人が付き合うことを期待できるような雰囲気でした。

かがみの孤城の終盤でリオンとこころが再会しましたが、その後の展開は、原作小説でも映画でも描かれませんでした。ただ、映画の入場特典となったポストカードから、その後の2人が考察できます。

こころは自分が通うフリースクールへ、リオンを連れて行きました。「オレも行ってみたい」というタイトルから、彼の希望で行ったのでしょう。引っ込み思案だった彼女が、彼の希望を受け入れるほど心を開いていることがうかがえます。さらに「今日うちに来てよ」というタイトルで、リオンがこころを家に招いて、姉のミオが好きだったドールハウスを見せました。

他にも、フードコートのような場所で、2人で仲良くハンバーガを食べている様子も描かれています。リオンとこころのその後の関係は、読者や視聴者の解釈にゆだねる形となっているようです。ただ、これらのポストカードからも、2人は日常的に仲良く過ごしていることが分かり、近しい関係になっていることは間違いないでしょう。

• 本名：北村匠海（きたむら たくみ）
• 別名義：TAKUMI
• 生年月日：1997年11月3日
• 出身地：東京都
• 身長：177cm
• 職業：俳優、歌手、モデル
• 所属事務所：スターダストプロモーション
• 趣味：カメラ

かがみの孤城のリオン（水守理音）役を演じたアニメ声優は、北村匠海さんです。小学3年生のときにスカウトされ、その後100回以上のオーディションを受けて、9歳でデビューを果たしました。2008年2～3月にNHK「みんなのうた」にて放映された「リスに恋した少年」で歌手デビューをします。同年6月公開の映画「DIVE!!」に映画初出演もしました。

2011年12月には、EBiDAN内ユニットのダンスロックバンド・DISH//のメンバーとなります。2017年には映画「君の膵臓をたべたい」で、主演に抜擢されました。同作で「第41回日本アカデミー賞新人俳優賞」や数々の新人賞を受賞します。かがみの孤城のアフレコ収録後に、「細かな心情、アニメーションならではの呼吸感、空気感。台本を読み進めるのがすごく楽しかった」と語りました。

【テレビドラマ】

• 2008年：太陽と海の教室 第4話（根岸洋貴役）
• 2016年：仰げば尊し（安保圭太役）
• 2019年：FLY! BOYS, FLY! 僕たち、CAはじめました（早乙女薫役）
• 2021年：にじいろカルテ（蒼山太陽役）
• 2022年：名探偵ステイホームズ（相田アタル役）
• 2023年：星降る夜に（柊一星役）

• 2019年：HELLO WORLD（堅書直実役）
• 2019年：ぼくらの7日間戦争（鈴原守役）
• 2020年：思い、思われ、ふり、ふられ（男子生徒役）
• 2022年：かがみの孤城（リオン／水守理音役）

かがみの孤城で、リオンがオオカミさまへ渡したプレゼントが何だったのか、気になるという声が非常に多く上がっていました。原作小説のどこかに書いてあるかもしれないと、隅々まで読んだという人もいました。実際には、かがみの孤城の小説と映画でも明かされていません。プレゼントの中身が何であるかは、物語上で重要なことではなかったのだと考察する人もいました。

かがみの孤城のクリスマスプレゼントの伏線が、回収されてないわけではないという声も上がっています。オオカミさまにもわざわざ渡したという部分が、伏線だったという感想もありました。中身は何でも良く、彼がオオカミさまの正体に気づいていたからこそ渡したことが、ポイントだという考察もあります。

かがみの孤城のリオンは、クリスマスケーキをみんなで食べるとき、一人だけ真面目な顔でオオカミさまを見つめました。この時点で、オオカミさまの正体が、姉のミオだと気づいていたのだという感想が上がっています。また、2度と食べられないと思っていたお母さんが作ったケーキを食べられて、オオカミさまは嬉しかっただろうという感動の声もありました。

かがみの孤城でリオン（水守理音）がオオカミさまへ渡したプレゼントは、原作小説でも明かされませんでした。プレゼントの中身より、リオンはオオカミさまの正体に気づいていたことが、このシーンでの重要なポイントだったかのしれません。プレゼントの中身は判明しませんでしたが、読者や視聴者がそれぞれで考察や想像をするのも楽しいでしょう。