【ダンジョン飯】ライオスの結婚相手はマルシル？二人の関係と最終回の結末は？

ダンジョン飯のライオスとは、本作に登場する主人公でパーティーのリーダーとして活躍したキャラクターです。ライオスはバランスの取れた能力を持つリーダーですが、実は性格に難があるところも注目されていた存在でした。そのようなライオスについて、結婚相手は仲間でヒロインのマルシルではないかと言われています。ここでは、ダンジョン飯のライオスの恋愛事情や結婚相手、最終回の結末などを紹介します。

ダンジョン飯のライオスの結婚相手や最終回の結末をネタバレ紹介していく前に、ライオスが登場するダンジョン飯の作品概要をまとめます。ダンジョン飯とは、KADOKAWAから出版されている漫画雑誌・ハルタにて連載されていた漫画作品です。剣と魔法のファンタジーといった王道の世界観を持ちながら、ダンジョンに暮らしている魔物を料理して食べるという、異色のグルメ描写で一躍話題となった作品です。

ダンジョン飯の作者である漫画家・九井諒子は、同人作家としても活動していました。2011年頃に商業誌でも作品を発表しはじめ、2013年に短編集・ひきだしにテラリウムで第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞しています。その後、2014年にハルタにて、九井諒子にとって初となる長期連載作品「ダンジョン飯」を連載します。ダンジョン飯は2015年度のコミックナタリー大賞など、様々な賞を受賞しました。

ダンジョン飯は2014年から2023年まで連載され、全97話で最終回を迎えました。漫画の単行本は全14巻まで刊行されており、2023年12月には累計発行部数は1000万部を突破しています。異色の世界観で話題となった人気漫画・ダンジョン飯は、2024年1月からテレビアニメも放送されています。

ダンジョン飯のあらすじを紹介します。ダンジョン飯の主人公であるライオス・トーデンは、ダンジョンを探索して生計を立てている冒険家です。ある時、ダンジョンの深層でレッドドラゴンと戦ったライオスは、空腹が原因で全滅しかけてしまい、妹のファリンが犠牲になってしまいます。ファリンを助けようとダンジョンに向かうライオスは、資金難で食料も無く、ダンジョンの魔物を食べることを思いつきます。

ダンジョン飯の主人公・ライオスのプロフィールを紹介します。ライオスは本名をライオス・トーデンと言い、妹のファリンと一緒にパーティーを組んでダンジョン探索をしていました。幼い頃からずっと魔物が大好きな少し変わった性格の青年で、この変わった性格のせいでトラブルを起こすこともあります。

ライオスは見た目こそ整った顔立ちに長身とかっこいい男性キャラクターですが、空気の読めない性格や魔物が好き過ぎて人間に興味を持てない性質などから、サイコパスとも呼ばれています。しかし、本質は陽気で明るく、仲間想いの善良な人物です。装備は金属の鎧に剣で、簡単な回復魔法も習得しています。パーティーのリーダーとして仲間をまとめる他、戦闘ではアタッカーとしても活躍していました。

ダンジョン飯のライオスは、魔物を食べてみたいと言う程、魔物が好きなキャラクターです。妹のファリンを助ける為に、迷宮の主と戦った後には、次の迷宮の主に最も近い男だと目されていました。しかし、魔物が好き過ぎるライオスの性質から、周囲の人物からはライオスが迷宮の主になると危険だと思われていました。

ダンジョン飯の主人公・ライオスの結婚相手はマルシルなのか？ヒロイン・マルシルとの恋愛事情や結末を考察していきます。まず、ダンジョン飯作中でライオスがヒロインのマルシルと出会ったのは、妹のファリンがきっかけでした。ファリンはかつてマルシルと共に魔術学校に通っており、そこで2人は親友のような関係になっています。一方、ライオスは故郷を出た後もその日暮らしをしており、ダンジョンに流れ着くことになります。

ライオスが島へ向かう前にファリンに会いに行った時、ファリンは自分も行くと言って学校を抜け出してしまいます。そのことが原因で、マルシルはファリンを連れて行ってしまったライオスに憤っていました。ライオスとファリンが冒険者としてダンジョンにも慣れてきた頃、マルシルがファリンに会いにやって来ます。マルシルは初対面でライオスに食って掛かっており、ファリンに仲裁されていました。

その後、マルシルにダンジョンの素晴らしさを教えようと、ライオスとファリンはダンジョンへと誘います。そこで、マルシルはスライムに襲われて窒息死してしまい、ファリンはマルシルに学校へと連れ戻されると落胆しました。しかし、マルシルはダンジョンでしか出来ない体験に興奮し、その後ライオス一行に加わってます。パーティー加入後のマルシルは仲間に馴染もうと努力し、まさにヒロインといった立ち位置になりました。

ダンジョン飯作中に登場するダンジョンは、迷宮の主が悪魔の力を借りて支配している空間です。そのため、迷宮の主の意のままに地形が変わったり、モンスターが出現したりします。ライオスは妹のファリンを救うために現迷宮の主と戦い、悪魔を封じた本を奪いました。ライオスの目的はあくまでも妹・ファリンの救出でしたが、ファリンを助けるためには、すべての元凶の悪魔を倒さなければいけないと知ります。

ダンジョン飯のライオスは悪魔を倒すために、自らが迷宮の主になりました。悪魔は直接殺すことができない存在で、また人間の欲望に付け込んで、迷宮の主になった人物を支配下に置いてしまいます。その結果、ライオスはモンスターの姿に変わってしまい、悪魔によって倒されてしまいます。悪魔が地上へと向かっていく中、この絶体絶命の状況で、ライオスは悪魔の「食欲」を手にかけて食べてしまいます。

悪魔にとって「人間の欲望が食べたい」といった食欲は、存在そのものといっても過言ではありません。ライオスによって食欲を奪われた悪魔は、存在する意味を失ってしまい消え去っていきました。ライオスは悪魔を倒すことに成功し、最終回には黄金郷の王となっています。王になることに乗り気でなかったライオスでしたが、最終回では人々から「悪食王」と呼ばれ、少し変わった王として国を統治している姿が描かれました。

ダンジョン飯の最終回で王になったライオスは、その後ヒロインのマルシルと結婚したのではないかと言われています。しかし、結論から言えば、ダンジョン飯の最終回でも、ライオスはヒロインのマルシルと結婚していません。また、最終回ではライオスの結婚相手の描写もされなかったため、ライオスは独身だったと考えられています。ダンジョン飯の最終回で王になった後、ライオスは食糧難の解決に尽力するなど、忙しく過ごしました。

また、最終回で王になる前から、ライオスとヒロインのマルシルは恋愛関係にあったわけではありません。仲の良い仲間といった関係性で、お互いに恋愛感情は抱いていなかった様子でした。かつてライオスのパーティーは、恋愛関係のもつれが原因で、危機に瀕していたと明かされています。そのせいでチルチャックからは、「仲間内での恋愛は禁止」だと言い渡されています。

チルチャックの恋愛禁止令がなくとも、ライオスは魔物が大好きであまり人間に興味がなく、ヒロインのマルシルも自身の研究や魔術で頭がいっぱいの状態なので、恋愛関係になるとは考えにくいです。最終回で王になったライオスは、その後マルシルをそばに置いていましたが、これも「宮廷魔術師」といった立ち位置でした。ライオスとヒロインのマルシルとの、頼りになる仲間という関係性は最終回でも続いていました。

ダンジョン飯の主人公・ライオスにかけられた呪いや強さについても紹介します。ダンジョン飯の終盤で、すべての災いの源ともいえる悪魔を相手に策を講じ、見事倒したライオスですが、悪魔の呪いをかけられてしまいます。悪魔は散り際に「お前の一番の願いは叶わない」と言い残しています。ライオスはこの悪魔の発言から、「ファリンを生き返らせる」という願いが叶わないのではないかと危惧していました。

しかし、ライオスの仲間は「ライオスの願いはそんな殊勝なものではない」と揃って考えており、結果的にファリンは復活を果たしました。ライオスは王になって黄金郷だった土地を治めましたが、ライオスの周りには魔物が一切寄り付かなくなったのでした。エピローグにて、ライオスが「呪いってこのことか」と頭を悩ませる描写もありましたが、おかげで民たちは魔物に脅かされずに済んだのでした。

ダンジョン飯の主人公・ライオスの強さや能力を紹介していきます。ライオスは故郷で暮らしていた頃、父親の趣味が狩猟だったことから、猟犬に囲まれて暮らしていました。ライオスは実家の猟犬から様々なことを教わったと話しており、そのおかげで「犬の鳴きまね」が非常に得意です。妹のファリンも学生時代、マルシルに兄のことを話す際、「犬のまねが上手い」と褒めている程でした。

ライオスは犬の鳴き声のまねを駆使して、ダンジョン内のモンスターとも渡り合っています。ダンジョンの獰猛なモンスター相手にライオスは怯むことなく、手足を使って体を大きく見せたり、猟犬のように激しく吠えたりと、見事に威嚇してみせていました。

ダンジョン飯のライオスは、人間と接するのが苦手で恋愛事情も残念なキャラクターですが、ダンジョン攻略の場においては優れた判断力を持っています。ライオスはサイコパスとも言われる変わり者ですが、そのおかげで常人では難しい局面でも正しい判断を下すことができます。レッドドラゴンと戦った時も、自分の足をわざと食わせることで、弱点を突くことができました。

ダンジョン飯の主人公・ライオスの大きな武器となっているのが、豊富な魔物の知識です。ライオスは魔物が大好きなため、迷宮に生息しているモンスターの生態に精通しています。ライオスはそのような魔物の知識により、手強いモンスターとの戦い方を編み出したり、上手く弱点を突いたりと、活躍を見せていました。

ライオスは剣で戦う戦士ですが、簡単な回復魔法も使えます。パーティーの回復役だったファリンを失ったため、魔法使いのマルシルから回復魔法を教わり、基本的な回復は行えるようになっています。おかげで更にバランスの取れたリーダーとして成長していました。

ライオスは自身の扱う剣に「ケン助」という名前を付けています。実はライオスは動く鎧の持っていた剣を仲間に内緒で持っており、中には軟体動物のような魔物が住みついています。魔物好きのライオスはこの剣に愛着を持っており、名前を付けて愛でているのでした。

ダンジョン飯の冒頭で、ドラゴンによって全滅させられていたライオス一行ですが、実はこの時点でダンジョン最深部に到達していました。島にあるダンジョンには手強い魔物が多く、初心者ならば浅い層ですぐに死亡してしまいます。ライオス一行は最深部まで踏破しており、実力者だったと分かります。

ダンジョン飯のライオスはサイコパスだと称されるキャラクターです。ダンジョン飯のライオスがサイコパスと言われる理由を紹介していきます。まず、ライオスは重度の魔物愛好家です。幼い頃から魔物に強い憧れを抱いており、魔物になって故郷を飛び出したいとも語っていました。また、「迷宮グルメガイド」という本を熟読しており、冒険中も持ち歩いていました。

ダンジョン飯のライオスは、相手の気持ちを察することができない、所謂コミュ障と言われています。性格自体は陽気でお人好しなライオスですが、空気の読めない発言をしたり、デリカシーのない振る舞いをしたりと、意図せずに相手を怒らせてしまうことの多いキャラクターです。仲間のシュローはライオスが一方的に親友だと思っていましたが、実は苦手だと思われていました。

相手の気持ちを察せずにサイコパス認定されているライオスは、魔物愛が行き過ぎている部分でも周囲を引かせています。ストーリー上はファリンを早く助けるため、仕方なく魔物を食べるといった流れでしたが、それ以前にライオスは「魔物の味が知りたくなった」と発言しており、仲間たちに「サイコパスだ」と言われていました。

ダンジョン飯作中で、人を魅了してしまう歌声を持つセイレーンと遭遇した時には、ライオスはセイレーンの歌にかぶせて大声で歌っていました。その結果、セイレーンにすら引かれてしまいます。おかげで危険な歌声を回避できましたが、ライオスは「最後まで歌えなかった」と残念がり、チルチャックを引かせていました。

ダンジョン飯作中には、様々な魔物料理が登場しています。ライオスは食事中にも魔物への興味から、様々な考察や雑学を披露しており、平気でグロい話をしていました。このような振る舞いから、仲間から顰蹙を買っているシーンもありました。

ダンジョン飯のライオスは、人間に興味が無さすぎるところでも、サイコパスと言われています。一度遭遇したはずのカブルーの顔は全く覚えていなかった一方で、コボルトのクロは見覚えがあると発言し、人間への興味のなさが浮き彫りになっていました。

ライオスは目的のために手段を問わないところも、サイコパスと言われています。ファリンを食べてしまったレッドドラゴンを倒すため、ライオスは自分の左足を犠牲にして、弱点を攻撃していました。ライオスの足は食いちぎられてしまい、わざとこのような行動を取れるところが常人ではないと評されました。

ダンジョン飯に登場するシュローは、ファリンに好意を抱いており、彼女を助けるために不眠不休でダンジョンに挑んでいました。そのようなシュローに対し、ライオスは彼のやつれてしまった顔などは気にかけず、的外れな発言をしていました。

巨大なイカのようなモンスター・クラーケンを討伐した際、ライオスは巨大な寄生虫を生で食べていました。その結果、寄生虫についていた更に小さな寄生虫に、胃に穴を開けられて苦しむことになりました。

ダンジョン内で幻を見せるモンスターのシェイプシフターに遭遇した時、ライオスは仲間の姿をはっきりと覚えておらず、苦戦することとなりました。このエピソードでは、ライオスの基本的に人間に興味が無い側面が強調されていました。

ダンジョン飯作中で、上空に攫われたセンシを助けるため、マルシルが召喚獣を作り出すエピソードがあります。このとき、マルシルは共に戦った召喚獣に愛着を感じていましたが、ライオスはそのような召喚獣を刃物で両断し、すぐに料理してしまいました。

ダンジョン飯のライオスの声優情報を紹介します。ダンジョン飯のアニメでライオスの声を担当した声優は、熊谷健太郎です。熊谷健太郎は1994年2月16日生まれ、埼玉県生まれで沖縄県出身の男性声優です。

熊谷健太郎の主な出演作品や演じたキャラを紹介します。熊谷健太郎は、徒然チルドレンの高瀬春、グランクレスト戦記のテオ・コルネーロ、池袋ウエストゲートパークの真島マコト、惑星のさみだれのダンス＝ダークなどの声も担当しています。

ダンジョン飯のライオスに関しての感想や評価をいくつか紹介していきます。ライオスに関しての感想では、かっこいいと高評価している感想も多くなっています。変わり者のライオスですが、妹を助けるために命をかけるかっこいい主人公でもあります。

ダンジョン飯のライオスに関しては、サイコパスな所が良いといった感想も挙がっていました。ダンジョン飯のストーリーが進むにつれ、ライオスのサイコパス度は増していき、そこが面白いと評価されていました。

ダンジョン飯のライオスに関しては、結婚してはいけない男だという感想もありました。ライオスは過去に恋愛トラブルがあった様子で、ヒロインのマルシルと恋愛関係になって結婚するのでは？とも言われていました。しかし、最終的にはヒロインのマルシルとも結婚はせず、ライオスのサイコパスな一面で、結婚は出来なさそうだとも言われています。

ここでは、ダンジョン飯ライオスについて、結婚相手や恋愛事情についてまとめました。ダンジョン飯のライオスはサイコパスと呼ばれる変わった人物で、ヒロインのマルシルが結婚相手になるのかと思われましたが、最終回の時点でも結婚はしていません。

ライオスは人と関わるのが苦手なキャラクターで、かつて恋愛関係のもつれからパーティーが危機に瀕したため、チルチャックから「仲間内恋愛禁止」を言い渡されていました。是非、ダンジョン飯をチェックして、個性的で変わり者の主人公・ライオスの恋愛事情や、ヒロインのマルシルとの関係性にも注目してみて下さい。