【機動戦士ガンダム 水星の魔女】ノレアはカミーユに似てる？髪型など共通点を調査

ノレア・デュノクとは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する女性キャラクターです。ノレアは、敵方キャラでありながら人気が高く、熱心なファンの間では「機動戦士Zガンダム」のカミーユ・ビダンに似てると評されてきました。この記事では、水星の魔女のノレアについて髪型などカミーユと似てる点を中心に、彼女のプロフィールと性格、元ネタとストーリー上での役割、ノレアのアニメ声優などを紹介していきます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、2024年3月現在ガンダムのテレビシリーズとしては最新作です。スレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブランとの百合関係を主軸にしたストーリー展開や、学校を舞台にした新要素で、ガンダムシリーズを知らない層を中心にアピールしました。また、「ダブスタクソ親父」や「ロミジュリ」など、X（旧Twitter）トレンドも生み出しています。この章では、同作品の概要とあらすじを紹介します。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、Season1が2022年10月から2023年1月まで、Season2が2023年4月から同年7月まで放映されました。同作品は円盤化されており、バンダイチャンネルやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスでも鑑賞することができます。また、水星の魔女には高嶋雄哉による小説版があり、2024年3月現在、月刊ガンダムエースにて連載中です。小説版の単行本は、3巻まで刊行されました。

水星の魔女は、本編が大ヒットを収めたことを受けて、外伝が展開中です。東條チカが作画を担当し、「機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート」のタイトルで、月刊ガンダムエース2023年5月号より連載スタートしました。2024年3月現在連載中で、コミックスは2巻まで発売されています。

水星の魔女は、アド・ステラ122年の宇宙世界を舞台にしています。主人公女スレッタ・マーキュリーは、水星出身の少女で、アスティカシア高等専門学園に編入するべく、ガンダム・エアリアルに乗って宇宙を航行していました。その途上で、スレッタは宇宙区間を漂流している少女を発見し、救出します。少女の名前はミオリネ・レンブランといい、彼女はベネリットグループの総帥にして世界的な権力者のデリングの一人娘でした。

ノレア・デュノクについてネタバレしますと、彼女は反スペーシアンのゲリラ組織フォルドの夜明けのメンバーである少女です。ノレアのパーソナルデータは、明かされていません。ノレアは、ソフィ・プロネとともに、スパイ活動の目的でアスティカシア高等専門学園に潜入しました。そのため、彼女の年齢は、スレッタやミオリネとほぼ同世代だと推察されています。ノレアとソフィは、やがて学園内で事件を引き起こすことになるのです。

水星の魔女に登場するノレア・デュノクを見たガンダムファンの中には、「髪型がカミーユ・ビダンに似てる」や「キレやすい性格がカミーユに似てる」などの感想を持った人が多いとのことです。カミーユは、機動戦士Zガンダムの主人公であり、ニュータイプとしてのスキルの高さなどでファンの人気と支持を得てきました。二人は、本当に似てるのでしょうか？この章では、髪型などノレアとカミーユの似てる点を考察紹介します。

• 名前：カミーユ・ビダン
• 年齢/生年月日/星座：17歳/宇宙世紀0070年11月11日（初期設定では0069年）/さそり座
• 身長/体重/血液型：168.2cm/59.5kg/AB型
• 所属：サイド7（グリーンノア）の高校生→エゥーゴのパイロット
• 趣味：機械いじり
• 得意なもの：物理、工学関係
• 一人称：「僕」「俺」
• 搭乗モビルスーツ：MSZ-006 Zガンダム、RX-178 ガンダムMk-Ⅱ、RMS-099 リック・ディアス
• 家族：フランクリン・ビダン（父）、ヒルダ・ビダン（母）

カミーユ・ビダンは、ガンダムシリーズの第2作目にあたる機動戦士Zガンダムの主人公です。カミーユは、シリーズの中で「史上最高のニュータイプ能力を秘めた少年」と言われており、アムロ・レイやシャア・アズナブルと並んでガンダムにおける最重要キャラクターと位置付けられてきました。また、ゲーム作品などに登場する機会も多く、エキセントリックな言動や行動とともにファンの人気と支持を得ているのです。

カミーユ・ビダンは、グリーンノアに住むごく普通の高校生でしたが、ある日ティターンズの軍人ジェリド・メサと揉めたことがきっかけでガンダムMk-Ⅱを奪い、エゥーゴに参加しました。エゥーゴでは、クワトロ・バジーナ（シャア）やアムロとの出会いを経て、パイロットとしての能力を開花させます。一方で、フォウ・ムラサメ、ロザミア・バダムなど敵の強化人間の少女とニュータイプとして触れ合うことで、脆さを見せました。

水星の魔女では、「令和のカミーユ」というワードが話題になったことがあります。このワードは、ストーリー内で荒々しい態度を取ったチュアチュリー・パンランチを、カミーユに似てるとして彼に重ねたものだといわれました。しかしながら、その後ノレア・デュノクが登場したことで、「本当にカミーユに似てるのはノレアではないか？」と話題になったのです。ここでは、髪型を含めた二人の似てる点を取り上げていきます。

水星の魔女のソフィとZガンダムのカミーユの似てる点で、多くのファンが真っ先に挙げるとされているのは、髪型などの雰囲気とのことです。カミーユは、男性キャラクターの割には、耳が隠れているなど比較的長めの髪型をしていました。逆に、ソフィは女性としては短めのショートボブ風の髪型に描かれています。そして、何よりも二人の髪の色がグリーン系であり、「二人はパッと見がよく似てる」という意見が多く寄せられました。

じっくりとソフィとカミーユの髪型を比較すると、ソフィの方にアホ毛があるという相違点も見受けられます。また、「見た目や雰囲気が似てる」との考察も、多くされてきました。実は、上の画像を見るとわかりますが、ソフィは下がり眉で若干きつめの眼差しをしており、やや女性的な雰囲気を有しながらも意思の強さを感じさせるカミーユの同箇所とは似ておらず、似てるのはあくまで雰囲気のみであることが窺えるのです。

ノレア・デュノクとカミーユ・ビダンの髪型や雰囲気以外で似てる点に、二人の性格を挙げるファンもいるとのことです。特に、キレた時の行動に共通点が見られるという考察が、SNS上を中心にして行われてきました。カミーユがエゥーゴに加入するきっかけは、名前をジェリドに馬鹿にされたことでしたが、この時突然キレて彼を殴り飛ばしています。また、クワトロを殴ったこともあり、情緒不安定な一面が垣間見られるのです。

さらに、カミーユはガンダムMk-Ⅱを強奪した際、自分に酷い振る舞いをしたMPへの復讐として、恐れおののく彼をMk-Ⅱで踏み潰す真似をしました。このようにエキセントリックで子供っぽい一面を有するカミーユは、その後も随所にそうした要素を見せていき、やがて激闘やフォウ、ロザミアとの別れを経て精神的に疲弊していくのです。テレビアニメ版のラストにおけるカミーユに、衝撃を受けたファンや視聴者は少なくありません。

一方のノレアは、相棒のソフィ・プロネを失った際に、八つ当たりの感情をニカ・ナナウラに向けて一方的な暴行を振るいました。また、後に軟禁された彼女は、シャディク・ゼネリの策略で脱出に成功すると、ガンダム ルブリス・ソーンに乗って、学園の生徒を無差別に殺害したのです。このように、一度キレると見境がなくなり、必要以上の行動をしてしまうところが、髪型と同様にカミーユに似てると評されました。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するノエル・デュノクは、髪型やエキセントリックな行動が、カミーユ・ビダンに似てるといわれてきました。実は、ノレアにはカミーユとは別に、元ネタがあるという考察も行われているのです。果たして、彼女の元ネタとは、一体誰なのでしょうか？この章では、水星の魔女のノレア・デュノクの元ネタについて考察紹介しながら、加えて彼女の性格を取り上げていきます。

水星の魔女のノレア・デュノクの元ネタだといわれるのは、元歌手の山口百恵です。山口百恵は、1959年生まれで、1973年のシングル「としごろ」でアイドル歌手デビューしました。憂いとカリスマを感じさせる美貌と、低音域を活かした抜群の歌唱力で瞬く間にトップアイドルの仲間入りを果たした彼女は、「プレイバックPart2」や「いい日旅立ち」などを大ヒットさせ、1980年に俳優の三浦友和と結婚して芸能界を引退しています。

山口百恵が、ノレアの元ネタだと推察されている理由は、髪型が似てるところだとされています。二人ともショートボブのような髪型をしており、加えてノレアの憂いを感じさせる表情も元ネタだと考察されてきました。さらに、ノレアの相棒のソフィ・プロネが、髪型や表情が松田聖子に似てるとされる点も、「1970年代と80年代に一世を風靡したアイドルをモデルにしたノレアとソフィ」として、SNS上で元ネタ説が出た理由なのです。

ノレア・デュノクの性格は、冷静さが前面に出ているところです。相棒のソフィ・プロネが、本能の赴くままに動くタイプであり、そのため規律違反などの暴走をしばしば起こしているところと比較すると、ノレアには道徳観や倫理観が備わっているようで、暴走するソフィのことを制止する様子が描かれていました。ソフィもまた、ノレアの言うことは聞いている様子が示唆されており、二人はバランスの取れたコンビといえるのです。

その一方で、先述したようにノレアには、カミーユ・ビダンと同じようなエキセントリックでキレやすい一面がありました。彼女が一度キレると全く手が付けられない状態になり、ニカ・ナナウラは一方的な暴力を受け続けて重傷を負ったのです。つまり、ソフィがノレアの真のブレーキ役という意見も見られ、その彼女を失ったノレアが、最後にルブリス・ソーンに乗って暴走したことは、必然だったと考察されました。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、これまでのガンダムシリーズを踏襲するかのように、登場人物の人間ドラマが細部に至るまで描かれていると評されています。その中で、ノレア・デュノクは、初登場から最後までの流れが、多くのファンに衝撃を与えており、敵方キャラクターにも拘わらず人気と支持を得てきました。ノレアは、どのような活躍をしてきたのでしょうか？この章では、水星の魔女のノレアの役割と今後を考察紹介します。

水星の魔女のノレア・デュノクが、フォルドの夜明けのメンバーであることは先に触れましたが、ソフィ・プロネもまた同組織の一員でした。ノレアもソフィもアーシアンで、長らくスペーシアンから迫害されてきた立場の人間だったのです。アーシアンの向上を目指し、そのためにはテロ行為も辞さないフォルドの夜明けは、彼女たちにとって理想の組織といえました。ノレアとソフィは、目的達成のために懸命に活動してきたのです。

フォルドの夜明けにおけるノレアとソフィは、アスティカシア高等専門学園への潜入活動からも窺えるように、スパイが主任務だと推察されてきました。ノレアとソフィが声高に主張したかったのは、アーシアンの権利の獲得と、スペーシアンとの地位の逆転だったといわれています。ソフィが志半ばで死亡してしまったことで、ノレアが一人でその主張を行う、いわばソフィの代弁者になろうとしていたことも示唆されました。

ノレアとソフィが所属するフォルドの夜明けは、スペーシアンとの争いで両親を失った、あるいは生き別れになってしまったアーシアンの子供たちの受け皿という側面を持つ組織であることがわかっています。しかしながら、アーシアンは差別を受けていることから、そのような子供たちも苦しい生活を余儀なくされていることが想像されました。また、ノレアとソフィも、こうした環境で生きてきたが故に、テロ活動に参加したといわれます。

ソフィは、スレッタと交戦した際に、お腹いっぱい食事のできる環境や、フカフカのベッドが欲しいという気持ちを吐露しました。口にこそ出しませんでしたが、ノレアも同様の思いだったことが推察されるのです。さらに、今現在ノレアとソフィを応援しているアーシアンの子供たちの願望ともいえました。ノレアは、ソフィを亡くした後も、地球にいる子供たちのために環境を改善するべく動き、その結果暴走した可能性があります。

ノレア・デュノクとソフィ・プロネは、アスティカシア高等専門学園にスパイとして潜入しました。ソフィはスレッタに夢中になり、ノレアはエラン・ケレス（強化人士5号）と共感します。しかし、学園祭のイベント蘭ブルリングにて、二人は暴走してしまいソフィが死亡しました。ノレアは捕らえられて軟禁され、軟禁部屋で一緒になった5号と話していくことで心境に変化が訪れたようです。

ところが、地球のクイン・ハーバー地域が攻撃されている映像を見ると、またぞろスペーシアンへの怒りが再燃し、シャディクの策略にも嵌ってしまったことでルブリス・ソーンで学園を襲撃し、大量虐殺を引き起こしたのです。5号の説得を受けて、平静を取り戻した様子のノレアでしたが、最後はドミニコス隊の一斉射撃を受けて死亡しました。

水星の魔女の最終回では、強化人士5号が宇宙にノレアとソフィの幻影を見たシーンが描かれました。この場面から、ノレアとソフィが再会できたと考察するファンが多いとのことですが、真相は明らかにされていません。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、百合要素のある作品であるため、人気女性声優陣が多数出演しています。また、声優陣の演技が、高評価されてきました。同作品にて、ノレア・デュノク役を演じたのは悠木碧です。この章では、悠木碧のプロフィール、主な出演作品と演じたキャラクターを取り上げていきます。

声優の悠木碧は、1992年3月27日に、千葉県山武市で生まれました。青二プロダクションに所属しています。デビュー当時の芸名は本名の八武崎碧で、2007年7月までその名前で活動していました。悠木碧は、声優活動の他に、2012年よりソロ歌手としてデビューしており、2024年3月現在シングル6枚、アルバム2枚、ミニアルバム3枚、映像作品1作をリリースしています。また、キャラクターソングも多数歌ってきました。

• 薬屋のひとりごと：猫猫役
• ヒーリングっど♥プリキュア：花寺のどか/キュアグレース役
• 魔法少女まどか☆マギカ：鹿目まどか役
• 彼女、お借りします：七海麻美役
• ブギーポップは笑わない（2019）：ブギーポップ/宮下藤花役
• 戦記絶唱シンフォギア：立花響役

悠木碧の主な出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。悠木碧は4歳で子役デビューしており、小学5年生で声優活動を始めています。そのため、演技力に定評があり、主人公役やメインキャラクター役で多数の大人作品に出演してきました。独特のイントネーションを用いることで知られますが、「薬屋のひとりごと」の猫猫役では抑えた演技を披露しており、今後一層の活躍が期待されています。

この章では、ガンダムシリーズの登場人物であるノレア・デュノクとカミーユ・ビダンに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。二人は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、ガンダムシリーズの大ファンだと思われる方のツイートです。水星の魔女に登場するノレアについて、髪の色や髪型がカミーユに似てるとつぶやいていました。

こちらは、水星の魔女を観ていた方のツイートです。同作品のノレアが暴走した回を観て、そのキレやすさや髪の色がカミーユによく似ていると評していました。

こちらは、ガンダムやゲームの大ファンだと思われる方のツイートです。ガンダムシリーズが登場するゲームで、ノレアとカミーユが似ているエピソードが描かれるかもしれないと推察していました。

この記事では、機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するノレア・デュノクと、機動戦士Zガンダムのカミーユ・ビダンが似ている説について特集してきました。共通点が多いとされる二人に注目しながら、水星の魔女とZガンダムを観てください。