彩子(サイコ)のネタバレあらすじと感想!「黒」「白」の内容・違いと時系列を解説

月刊少年チャンピオンにて『ハカイジュウ』を連載し人気を博した、本田真吾先生によるホラー漫画『彩子(サイコ)』。彩子(サイコ)は黒編が月刊少年チャンピオンから、白編がLINEマンガからそれぞれ連載されています。そこで、本記事では彩子(サイコ)白と黒のあらすじ内容をネタバレありで紹介します。また、彩子(サイコ)白と黒の違いや時系列、見どころ、登場人物などもネタバレ解説するため併せてチェックしてみてください。

彩子(サイコ)のネタバレあらすじと感想!「黒」「白」の内容・違いと時系列を解説のイメージ

目次

  1. 彩子(サイコ)とは?
  2. 彩子(サイコ)黒のあらすじ内容をネタバレ
  3. 彩子(サイコ)白のあらすじ内容をネタバレ
  4. 彩子(サイコ)黒と白の時系列を解説!どちらを先に読むべき?
  5. 彩子(サイコ)黒と白の見どころ
  6. 彩子(サイコ)黒と白の登場人物
  7. 彩子(サイコ)に関する感想や評価
  8. 彩子(サイコ)のネタバレまとめ

彩子(サイコ)とは?

『彩子(サイコ)』は背筋がゾクゾクと凍りながらも何か悲しい気持ちにさせるホラー漫画です。白編と黒編が同時発売されており、どちらから読んでも大丈夫なようにストーリー構成がなされています。そこで、ここからは彩子(サイコ)白と黒のあらすじ内容をネタバレありで紹介します。また、彩子(サイコ)白と黒の時系列や見どころ、登場人物なども解説するため併せてチェックしてみてください。

彩子(サイコ)の漫画の概要

それではまず、漫画『彩子(サイコ)』の作品情報から見ていきましょう。『彩子(サイコ)』はLINEマンガにて連載されていた、本田真吾先生による学園ホラー漫画です。作者は『ハカイジュウ』『卓球Dash!!』『切子〜キリコ〜』などを手がけたことで知られる本田真吾先生です。

彩子(サイコ)の作者

彩子(サイコ)の作者である本田真吾先生は、2010年より月刊少年チャンピオンにて『ハカイジュウ』を連載し、人気を博しています。連載デビュー作は2004年より月刊少年チャンピオンにて連載されていた『卓球Dash!!』です。ハカイジュウや卓球Dash!!のほか、サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査、巨竜戦記、ピエロマン、終園地などの漫画作品を手がけています。作風は、グロい描写が特徴的です。

彩子|無料漫画(まんが)ならピッコマ|本田真吾

彩子(サイコ)黒のあらすじ内容をネタバレ

彩子(サイコ)黒はSAikoがスマホの画面から出てくるという設定がとにかく斬新で新しいです。そして、SAiKOの呪いは存在するのか、SAiKOとは一体何者なのか?といった謎に迫る謎解きホラー漫画となっています。ここではそのような彩子(サイコ)黒のあらすじ内容をネタバレありで紹介します。では、まずはじめに彩子(サイコ)黒の漫画1話あらすじから見ていきましょう。

1話あらすじネタバレ

まずはじめに彩子(サイコ)黒の漫画1話「インストール」のあらすじをネタバレありで紹介します。都内の女子高生の間で話題になっている人気裏アプリ「SAiKO」。そのアプリを起動すると、”彩子(サイコ)”という女子高生の姿をした高性能AIが、どんな質問にも答えてくれるのです。そして、恋の相談をすると、恋が叶うため、この噂が日本全国の女子高生たちに広がり、たちまち「SAiKO」は女子高生たちにブームを巻き起こしました。

「このアプリなしじゃ生活できない…」と女子高生の声が殺到する中、アプリ利用者の女子高生・結花が、建築現場の上から落ちてきた鉄パイプに両目を撃ち抜かれて即死してしまいます。その時、結花は彩子に恋の相談をしており、彩子のアドバイスによって恋のターゲット・バスケ部の須藤とデートの約束を取り付けることに成功していました。その矢先にどこからともなく「さ、行こ…」と声が聞こえ、事故が起きたのです。

同様の事件は別の場所でも起こっていました。扇風機にネックレスが巻き込まれことで首が切断されて即死したユミ、トラックに轢かれて即死した万引き犯・3人娘など。「SAiKO」ユーザーの変死事件が相次いで起きたことにより、アプリ「SAiKO」はいつしか”彩子の呪い”として、再び女子高生たちに広がっていくのでした。

2話あらすじネタバレ

続いて彩子(サイコ)黒の漫画2話「知世」のあらすじをネタバレありで紹介します。K県に住む女子高生・知世は、スタイル抜群で学年一位と成績も優秀でした。一見非の打ち所がないと思われますが、実は男性が苦手で、今まで彼氏ができたことがありません。ある日、知世は親友の香恋から例のアプリ「SAiKO」を教えてもらい、彩子のアドバイスを受けて彼氏をゲットすればいいと勧められます。

香恋の話を半信半疑で聞いていた彩子は、自宅でアプリ「SAiKO」をインストールするかどうかをスマホの画面を眺めながら迷っていました。すると、知世のスマホにアプリ「SAiKO」が勝手にインストールされます。「なんでもう入ってるの!?」と驚いた知世でしたが、もしかしたら香恋が気を使って入れてくれたのかもしれないと、あまりそのことに関して深く考えませんでした。

その後、「SAiKO」のアプリを起動すると、女子高生の姿をした高性能AIが今朝不良に絡まれているところを助けてくれた成瀬謙五との仲を取り持ってあげると言います。そんな折、知世は「SAiKO」ユーザーの玲奈がエスカレーターにスカートを挟まれ、そのままモーターに巻き込まれて圧死するのを目撃してしまいます。トラウマ級の出来事でしたが、知世はそれよりも彼女のスマホ画面で笑っていた不気味な女性の姿が脳裏を離れませんでした。

3話あらすじネタバレ

続いて彩子(サイコ)黒の漫画3話「成瀬」のあらすじをネタバレありで紹介します。ある日、知世は不良に絡まれていたところを助けてくれた成瀬から、アプリ「SAiKO」の件で話しかけられます。自分の妹がアプリ「SAiKO」が原因で殺されている成瀬は、エスカレーターで事故死したクラスメイトの女子生徒・清水の件について、ちょうどその場に居合わせた知世に詳しく教えてもらいたかったのです。

知世は成瀬が彩子(SAiKO)の呪いについて調べていることを知ります。成瀬によれば定期テストの回答の不正入手など、アプリ「SAiKO」を利用して不道徳な行為をした人間が呪い殺されているとのことでした。しかし、その条件に当てはまっていないにも関わらず、3か月前に成瀬の妹が殺され、知世も駅のホームに突き落とされて殺されそうになります。

4話あらすじネタバレ

続いて彩子(サイコ)黒の漫画4話「香恋」のあらすじをネタバレありで紹介します。4話は知世の親友として登場してきた香恋にまつわる話です。実は香恋はずっと成瀬のことが好きでした。そのことを知世はもちろん知りません。さらに、知世は成瀬の人となりを知ることとなると同時に、ほのかな恋心を抱くようになっていました。香恋は知世が自分の想い人である成瀬とずっと一緒にいて、彼に守ってもらえることを羨んでいました。

次第に知世と香恋の関係がギクシャクしてきます。そんなある日、香恋はずっと成瀬に片思いしていたことや、彼に守ってもらえる知世を羨ましく思っていたこと、そんな知世を疎ましく感じていたことなどを知世に告白しました。すると、そんな話の最中、ついにアプリから継ぎ接ぎだらけの不気味な女、”彩子”本人が飛び出してきて、死ぬことはもう決まっていると知世に襲いかかります。

5話あらすじネタバレ

続いて彩子(サイコ)黒の漫画5話「彩子」のあらすじをネタバレありで紹介します。5話では知世と成瀬が彩子について調べるうちに、「ありがとう」という言葉がキーワードであるということ、呪いの女・SAiKOが1年前の女子高生連続殺人事件で殺された斎藤彩子の悪霊であることなどが明らかになります。そして、ついに知世の親友・香恋までもが「ありがとう、いつまでも友達にいてね」との言葉を最後に、彩子の犠牲になってしまいました。

香恋亡き後、次に命を狙われているのはもちろん知世です。そして、知世も彩子の犠牲になってしまうのかと思いきや成瀬が助けに飛び込んできます。しかし、彩子の凄まじいパワーに到底太刀打ちできず、危機一髪となってしまいます。知世は成瀬の前に立ちはだかり、SAiKOに「私で最後にして!彩子(あやこ)さんの力でこの悲しみの連鎖を止めてほしいの!」と言い放ちました。その後、SAiKOの体に吸い込まれそうになる知世。

そんな知世を成瀬は死んでも助けると言って引き留めようとしますが、二人が繋がった糸によって首を絞められてしまいます。一方、知世は自ら糸を切って成瀬を助けようとします。そんなお互いを思いやる二人に奇跡が起こりました。彩子の亡霊が「ありがとう」と笑って消えたのです。

最終話あらすじネタバレ

続いて彩子(サイコ)黒の漫画最終話「アンインストール」のあらすじをネタバレありで紹介します。壮絶な死闘の末、ついに成瀬、知世と彩子の闘いは終わりを迎えました。そして、最終話で彩子の正体が明らかとなります。さらに、彩子誕生の裏には彩子の悲惨な過去が隠されていたことも分かり、そのストーリーが彩子(サイコ)白の話へと繋がっていきます。

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彩子(サイコ)白のあらすじ内容をネタバレ

彩子(サイコ)白は黒編で登場したSAiKOが、クラスメイトたちから「ありがとう」と感謝を告げられると喜びを感じるような心優しく、純粋な女子高生だった頃の物語が描かれています。

なぜ、彼女はスマホアプリとなって復活し殺人鬼となってしまったのか、ヒロインの知世を殺害しなかった理由はなんなのか?その真相が描かれているストーリーすべてが見どころとなっています。では、ここから彩子(サイコ)白のあらすじ内容をネタバレありで見ていきましょう。

彩子(サイコ)白のあらすじ内容

ここでは彩子(サイコ)白のあらすじをネタバレありで紹介します。まず、彩子(サイコ)白は、人気裏アプリ「SAiKO」がさまざまな噂が巷を賑わせた1年前の話です。斎賀彩子は「みんなから”ありがとう”って言ってもらえると自分も嬉しくなる」とみんなが嫌がることでも率先して引き受ける、優しく真面目な女子高生でした。そんな純粋無垢な彩子に幼馴染の貴弘も惹かれ、恋人としての関係も順調にスタートします。

そんな彼女の日常が傾いたのは、今から一年前のこと。登下校時に誰かに見られているような感覚に襲われるようになったのです。それを境に彩子の元へ人間の歯入り封筒が送り付けられたり、学校で飼育している鶏が惨殺されたり、複数の猫の死体が継ぎ接ぎの状態で発見されたりと、彩子の周囲でさまざまな異変が起こり始めました。恐怖を感じた彩子は恋人の貴弘に相談します。しかし、そんな貴弘との関係にも亀裂が入り…

彩子(サイコ)白の結末

彩子は貴弘に好意を寄せるクラスメイトの女子・椎名に嫉妬され、陰湿ないじめのターゲットとなってしまいます。その一方で、貴弘に媚びて接近しようとする椎名。貴弘は二人が結婚するまではエッチなことはしないという彩子との約束を守っていましたが、そんなピュアすぎる彩子に、最近では少し物足りなさを感じていました。そのタイミングでルックスが良くて軽そうな椎名からアプローチされ、コロッとやられてしまいます。

こうして彩子は貴弘に「マジ…無理なんだわ」と別れの言葉を投げかけられることとなりました。そんな彼女に「キモオタ」と呼ばれる男子生徒・乾が牙をむきます。彼は彩子のストーカーで、いつも彩子にねちっこい視線を送っていた人物でした。さらに、乾の言葉は何かと含みのある言い方で謎に包まれていました。

彩子をストーキングしておきながら「僕は君の守護者なんだから」と言ったり、彩子の下駄箱に人間の歯の入った封筒が入っていた時も「全ては君のためだ死んでもらうほかない」と言ったりするのです。そんな中、乾の携帯から「貴弘を拉致した。今すぐ学校に来い。」とメッセージが届きます。

指示通り暗闇の学校に到着する彩子。それを待っていたように、乾の携帯から「ロッカーを開けろ。これから最後のテストをおこなう。」とのメッセージが届きます。彩子はロッカーを開けるか悩みながらも、意を決してロッカーを開けると、そこには乾の生首がありました。恐怖に動転しながらも物音がした教室へ貴弘を助けに向かう彩子。しかし、そこにいたのは貴弘ではなく、流血して手足を縛られた彩子たちの担任・石黒でした。

石黒は彩子に「逃げろ!」と叫びます。彩子は自分の恐怖を振りほどいて石黒を助けようとしますが、これこそが石黒の「最後のテスト」だったのです。彩子に送られた血文字の手紙も歯のプレゼントも鶏の惨殺も乾を殺したのもすべて彼の犯行でした。さらに、石黒は最近世間を賑わせていた15人連続女子高生殺人事件の犯人でした。乾はその彼の狂気に気付き、彩子を守ろうとしていたのです。

そもそも石黒はなぜ彩子を含め何十人もの女子生徒の命を奪っていたのか?それは亡き母親を生き返らせるためでした。そして、母親のような最高の女性を見習ってほしいという願いを込めて、アプリ「SAiKO」を作ります。殺された15人の女子生徒はその材料として殺されました。そして、石黒は彩子に16人目として彩子の脳みそを取り出し、取り付ければアプリは完成すると言います。

石黒のその言葉に恐怖した彩子は半狂乱になり、助けを求めるため貴弘に電話します。その頃、貴弘は椎名とホテルでお楽しみ中でした。そして、彩子の必死の叫びを嘘だと決めつけてスルーしてしまいます。結局彩子は石黒に捕まってしまい、生きながら頭蓋骨を輪切りにされて一生を終えました。

その時、彩子は自分を犠牲にしてまで他人に尽くしたものの、必要な時には誰にも助けてもらえず、心を許した貴弘にまで裏切られたことで、今までの自己犠牲の精神を全否定します。そして、「自分だけがこんな不幸な人生なんて許せない、椎名も、私を裏切った貴弘も、みんなみんな死んじゃえばいい!!!!!!」と彩子の感情に呪いの感情が芽生えてしまいました。

一方、石黒は最高の女性を完成させた途端、今まで殺してきた女子高生たちの恨みの怨念に攻撃されて命を落とします。その怨念はそのままアプリに乗り移り、世界に拡散していくこととなるのでした。そして一年後、彩子は怨念を晴らしに貴弘と椎名のもとへやってきます。その後、彩子の「さ…逝こ」との言葉を最後に、2人は電車にはねられて肉体が木っ端みじんとなりました。

彩子(サイコ)黒と白の時系列を解説!どちらを先に読むべき?

彩子(サイコ)白と黒は同時発売されていますが、ネット上では白編と黒編を交互に読むと面白いとの声や黒から読むことをおすすめする声、それとは逆に白から読むことをおすすめする声などがあがっています。では、彩子(サイコ)白と黒の時系列はどのようになっているのか、またどちらを先に読むべきなのでしょうか?ここからは彩子(サイコ)白と黒の時系列やどちらを先に読むべきなのかを解説していきます。

彩子(サイコ)黒と白の違いと時系列

彩子(サイコ)黒は月刊少年チャンピオンで、彩子(サイコ)白はLINEマンガでそれぞれ連載されていました。そして、それぞれの単行本が2冊同時に発売されています。

彩子(サイコ)黒と白の時系列は同じではありません。ちょうど1年のズレがあります。彩子(サイコ)黒は呪いのアプリ「SAiKO」が誕生して一年後の世界を描いており、彩子(サイコ)白はその一年前、アプリ「SAiKO」が誕生するきっかけとなった彩子の悲劇が描かれています。

彩子(サイコ)黒と白はどちらから読むのがおすすめ?

では、時系的にどちらを先に読めば良いのか?結論から言うと、彩子(サイコ)白を先に読んだ方が良いです。彩子(サイコ)白は黒編の前日談となっています。つまり、彩子(サイコ)白は裏アプリ「SAiKO」がどうやって誕生したのかを描いているということです。そして、アプリ「SAiKO」が世の中に出回ってしまった状況を描いた彩子(サイコ)黒は、”彩子の呪い”をどうやって解けばいいのかを探す一種の謎解きとなっています。

彩子(サイコ)黒と白の見どころ

ここまで彩子(サイコ)白と黒のあらすじ内容をネタバレありで紹介しつつ、時系列やどちらを先に読むべきなのかを解説してきました。果たして彩子(サイコ)白と黒はどのような点が見どころなのでしょうか?ここからは彩子(サイコ)白と黒それぞれの見どころを紹介していきます。

彩子(サイコ)黒の見どころ

彩子(サイコ)白にて登場した純粋で心優しかった女子高生・彩子が、彩子(サイコ)黒ではのちに全国の女子高生たちを恐怖のどん底へ陥れるアプリ「SAiKO」となって復活します。本作の見どころは彩子がスマホのアプリから登場してくるという設定でしょう。まさに、現代を意識した作品作りとなっています。また、本作では女子高生たちが無惨な死に方をするため、そのグロ描写も見どころの一つとなっています。

彩子(サイコ)白の見どころ

前述通り彩子(サイコ)白は彩子(サイコ)黒の前日譚であり、恐怖のアプリ「SAiKO」が登場するちょうど一年前の話となっています。常に人のために行動し、自分よりも他人を優先することを自身の喜びとしている純粋無垢な彩子が、いじめのターゲットとなったり、裏切られたりする、ある意味ホラーよりも怖い展開となっていました。本作にはどうしようもない絶望と悲しみが多く詰まっています。

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彩子(サイコ)黒と白の登場人物

先に彩子(サイコ)白と黒の漫画のあらすじ内容をネタバレありで紹介しました。そこで気になるのが彩子(サイコ)白と黒の登場人物です。果たして彩子(サイコ)白と黒にはどのようなキャラが登場するのでしょうか?ここからは彩子(サイコ)白と黒の登場人物について一覧形式で詳しく紹介していきます。では、まずはじめに彩子(サイコ)黒の登場人物から見ていきましょう。

彩子(サイコ)黒の登場人物

彩子(サイコ)

まずはじめに彩子(サイコ)黒の登場人物、彩子について紹介します。彩子は裏アプリ「SAiKO」に登場する高性能AIです。黒髪ロングヘアにセーラー服のような衣装を着ているのが特徴的。女子高生たちの相談に乗っています。ユーザーが語る前から本人の要望を知っており、必ず願いが叶うアドバイスを送るため、彩子の言動に頼りきりになる女子高生たちが続出していました。

知世(ちせ)

続いて彩子(サイコ)黒の登場人物、知世(ちせ)について紹介します。知世はK県に住む美人女子高生です。風紀委員長。スタイル抜群で成績も優秀、性格も良いという一見非の打ち所がないと思われる人物ですが、実は男性と話すことが昔から苦手です。その悩みを勝手にインストールされていたアプリ「SAiKO」に相談しています。

成瀬謙五

続いて彩子(サイコ)黒の登場人物、成瀬謙五について紹介します。成瀬謙五は知世と同じ高校に通う不良男子生徒です。一年生の時に不良の上級生数人を怪我させています。知世が不良に絡まれているところを助けたのち、アプリ「SAiKO」を使っているかを問い詰めました。実はアプリ「SAiKO」が原因で自分の妹が殺されています。

香恋

続いて彩子(サイコ)黒の登場人物、香恋について紹介します。香恋は知世の同級生であり親友です。片思いの相手・成瀬が知世を気にかけているのを見て嫉妬し、アプリ「SAiKO」で知世を呪おうとします。最後は和解するものの、結局自分だけ首をきられて死んでしまいました。

彩子(サイコ)白の登場人物

彩子(サイコ)白は数えきれない数の女子高生を無惨な死に追いやったアプリ「SAiKO」が誕生するまでの経緯が描かれていました。その中心的な人物が斎賀彩子です。ここからは斎賀彩子をはじめ、彩子の幼馴染・貴弘やストーカー・乾、いじめっ子・椎名、担任教師・石黒聡介などのプロフィールを詳しく紹介していきます。

斎賀彩子

まずはじめに彩子(サイコ)白の登場人物、斎賀彩子について紹介します。斎賀彩子はある共学の高校に通う女子高生です。小柄でメガネをかけた小動物のような見た目が特徴的。真面目で優しい性格をしています。「ありがとう」と感謝を告げられると喜びを感じるため、クラスメイトからの頼みごとも喜んで引き受けていました。別のクラスに通う幼馴染の貴弘と付き合っていることがバレたのを機にいじめられるようになります。

貴弘

続いて彩子(サイコ)白の登場人物、貴弘について紹介します。貴弘は甲子園を目指す高校球児です。中学3年生の時に彩子に告白して付き合うようになっており、「本当の彩子を知っているのは俺だけだな」と言うほど惚れていました。しかし、純粋無垢な彩子に少し物足りなさを感じていたタイミングで、彩子をいじめる椎名からのアプローチにコロッとやられてしまいます。

そして、貴弘と連絡が取れなくなって不安になり、ストーカーのようにしつこく追いかけてしまっていた彩子に、「お前、重いんだよ」と痛烈な言葉を浴びせてしまいます。ただ、貴弘が別れたい本当の理由は別にありました。椎名と肉体関係を持ったという、貴弘の後ろめたい気持ちが原因でした。彩子はこの残酷な事実を最後に知ってしまいます。しかも身も心もボロボロの状態で、貴弘本人ではない人間から告げられてしまうのです。

乾(いぬい)

続いて彩子(サイコ)白の登場人物、乾(いぬい)について紹介します。乾は彩子のクラスメイトであり、「キモオタ」と呼ばれる男子生徒です。生物部部長。キモイという理由だけで女子たちから距離を置かれていました。

そして、学校で飼育している鶏の惨殺事件の犯人として女子たちに疑われてしまいます。その時に唯一庇ってくれたのが彩子でした。それを機に彩子にねちっこい視線を送りながら執拗に追い回すようになります。いわゆるストーカーです。彩子がいじめのターゲットとなり、貴弘と別れてしまってからは、不気味な笑みを浮かながら彩子にゆっくりと着実に迫っていきます。

椎名

続いて彩子(サイコ)白の登場人物、椎名について紹介します。椎名は彩子のクラスメイトです。彩子とは真逆のタイプで、派手な見た目と強気な性格が特徴的。目的のためなら手段を選びません。貴弘に惚れ、彼を手に入れるために彩子をいじめ、色仕掛けで貴弘を奪います。

石黒聡介

続いて彩子(サイコ)白の登場人物、石黒聡介について紹介します。石黒聡介は彩子のクラスの担任教師です。彩子に気付かれることなく悪質で陰湿な行為を密かに実行していた正真正銘のサイコパスで、彩子を含め何十人もの女子生徒の命を奪っています。その目的は亡き母親を生き返らせることです。これは彩子の拷問シーンで明かされているのですが、それよりもその惨たらしい惨状の方が強烈なインパクトを残します。

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彩子(サイコ)に関する感想や評価

ここまで彩子(サイコ)黒と白のあらすじ内容をネタバレありで紹介しつつ、時系列や見どころ、登場人物などを解説してきました。では、最後に彩子(サイコ)白と黒に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上では彩子の魅力や読む順番、グロ描写などに関する声がいくつかあがっていました。

彩子(サイコ)白と黒の彩子に関する声があがっています。こちらでは彩子(サイコ)白と黒を交互に読むと「面白い」とのことです。また、人一倍純粋だった彩子に憎悪の感情が芽生えたことに悲しさを覚えられています。彩子が自分の考えを全否定し、すべての人間に怨みを抱くシーンはかなりインパクトがあるため要注目です。

彩子(サイコ)白と黒の魅力に関する声があがっています。こちらでは彩子(サイコ)白と黒が「めっちゃ面白い」と好評です。また、「もの凄く悲しくなった」とのこと。やはり彩子に憎しみの感情が芽生えたことに対する悲しみでしょう。

本記事では彩子(サイコ)白から読むことをおすすめしましたが、こちらの方は彩子(サイコ)黒から読むことをおすすめされています。彩子(サイコ)シリーズはどちらから読んでも大丈夫なようにストーリー構成がなされているため、彩子(サイコ)黒から読むのも良いでしょう。

彩子(サイコ)白と黒の魅力に関する声があがっています。こちらでは彩子(サイコ)白と黒が「結構面白い」と好評です。グロ描写が平気な人に対しておすすめされていることから、彩子(サイコ)白と黒はグロさが際立っていることがうかがえます。そして、グロ描写が平気な人にとってそれはかなり魅力的なことなのでしょう。

彩子(サイコ)白と黒の読む順番に関する声があがっています。こちらの方は彩子(サイコ)白から読む派だそうです。また、彩子(サイコ)白が切ないとのこと。彩子(サイコ)白の彩子にのしかかったクラス内いじめや乾によるストーカー行為、そして恋人の貴弘の裏切りと別れといった胸クソ展開は、読み続けるのが苦痛なほどです。そのような救えない彩子を見ていると、切ない気持ちになるでしょう。

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彩子(サイコ)のネタバレまとめ

本記事では彩子(サイコ)の黒と白のあらすじをネタバレありで紹介してきました。ちなみに悪霊となった彩子の呪いは結局いなくなったのか?という疑問に対する答えが気になるところです。彩子(サイコ)黒の結末では彩子の元カレである貴弘を呪い殺す場面があり、そこで彩子は貴弘を呪い殺すときのみ「さ、行こ」ではなく「さ、逝こ」と言っています。

それを踏まえると、彩子は悪霊になった元凶である貴弘を殺害したことで、あの世へと逝ったと考察できます。彩子(サイコ)は1巻でサクッと読み切れる分量が手が出しやすく、また面白いためぜひ、ホラー漫画好きに関係なくまだ読まれていない方は一度手に取ってみてください。

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