ハカイジュウのネタバレ・あらすじ!初回から衝撃のラストシーンまで考察

ハカイジュウの世界で、登場人物たちがどのように生き残っていくのかネタバレを交えてあらすじをのせたうえで、人物像の考察、ハカイジュウに現れた怪物の紹介や生体の考察、現れた怪物に人類が対抗するために作った作戦などもネタバレを交えて一部のラストシーンまで紹介します。

ハカイジュウのネタバレ・あらすじ!初回から衝撃のラストシーンまで考察のイメージ

目次

  1. ハカイジュウのあらすじやハカイジュウの世界を紹介!
  2. ハカイジュウに出て来る個性豊かな人物達を紹介!
  3. ハカイジュウをネタバレ考察:殺傷能力豊かな特殊生物
  4. ハカイジュウをネタバレ考察:特殊生物対策
  5. ハカイジュウをネタバレ考察:我々はどう行動するべきか考察
  6. ハカイジュウをネタバレ考察:二部につながる展開
  7. ハカイジュウにはまだ一部にちりばめられた謎が隠されている!

ハカイジュウのあらすじやハカイジュウの世界を紹介!

ハカイジュウとは?

ハカイジュウとは、巨大な地震が襲い、気が付くとどこからか湧いて来たモンスターによって人々が惨殺される。パニックモノの漫画です。すでに完結している漫画で、全21巻です。一部は陽編と未来編に分かれ、二部は一人の主人公のみでハカイジュウの物語が紡がれています。記事では一部のラストシーンまでを中心に、ハカイジュウの二部へつながる話を紹介していきます。

ハカイジュウのあらすじ

主人公の鷹代陽は、立川にある高校で特殊生物の発生の地震に巻き込まれた衝撃で気絶してしまい、目覚めると地獄絵図へと変貌していました。混乱の中、生存者と共に協力し、時にいがみ合って生き残ろうとします。そうして現れた怪物の正体、撃退方法を知っていき、戦う力を手に入れます。

ハカイジュウに出て来る個性豊かな人物達を紹介!

ハカイジュウに出て来る個性豊かな人物達のあらすじをネタバレと共に紹介:鷹代 陽

バスケが好きな高校2年生の青年です。明るく勇気があり、誰かを助けたいと思える性格です。久遠瑛士とは親友でありならが、スタメンの彼との劣等感が少しだけあったり、複雑な気持ちを抱いています。

陽編のラストシーンにて、ヘリコプターで立川から脱出しようとしてギガトールサイズの触手により墜落させられ、重傷を負ってしまいます。特殊生物対策部隊の治療施設へ運び込まれ、人体実験としてフューズの素体にされてしまいます。未来編では、研究員の期待以上の、完ぺきに理性を残したエボルとして活躍します。

最大最強の特殊生物帝王が封印されてから五年間、帝王を目覚めさせようとする特殊生物を他のエボルと共に退けて来ました。しかし、5年間で世界の国々を消滅させてきたギガトール型が水平線の向こうからやって来ます。

白崎直央と過ごす未来のために、残り少ないエボル隊員を引き連れて戦いを挑み続けます。一部の衝撃のラストシーンではその雄姿と、圧倒的絶望感のなかで終了します。

ハカイジュウに出て来る個性豊かな人物達のあらすじをネタバレと共に紹介:久遠 瑛士

鷹代陽の親友で、同じくバスケ部所属の高校2年生です。明るく運動神経抜群で、バスケ部の主力選手となっており、周りの人たちからの信頼も高いです。しかし高校で鷹代陽と同じく被災し、左腕だけを残して消息不明になります。

その後、テレビ局から逃げだした藍沢未来の前にフューズとして現れます。しかし特殊生物に意識がのまれ、藍沢未来に襲いかかってしまいます。そこに鷹代陽の呼びかけで意識を取り戻し、捕食される寸前に自爆をして藍沢未来を守り切ります。覚悟を決めた彼のラストシーンは実に彼らしく、男らしい最期でした。

ハカイジュウに出て来る個性豊かな人物達のあらすじをネタバレと共に紹介:白崎 直央

鷹代陽達と同じ高校に通うクールビューティーな女子生徒。教室で特殊生物出現に遭遇してしまいます。目の前でクラスメイト達が特殊生物に殺されるのを目撃したうえに、その死体のなかに身を潜めて生き残っていました。そのため鷹代陽に発見された時は錯乱状態に近かったです。

しかし凄惨な状況を前にして冷静に死体に紛れる判断をこなしたあたり、実に冷静で的確な判断力を持っている彼女は、次第に特殊生物からの逃走に必要不可欠な人員になって行きます。乗っていたヘリコプターが墜落するなかで冷静に特殊生物を収容していたケージへ逃げ込み、墜落の衝撃から一命をとりとめます。

重症の鷹代陽を特殊生物対策部隊の治療施設にあずけ、藍沢未来と合流して彼女を特殊対策部隊本部があるスカイツリーへ導きます。彼女の的確な判断力がなければ、地球は一章の時点で特殊生物によって占拠されていたと言っても過言ではありません。さらに彼女の強さは三十年後の二部でも、衝撃の姿で見ることができます。

ハカイジュウに出て来る個性豊かな人物達のあらすじをネタバレと共に紹介:武重 満

元体育教師の男性です。過去に自分が見込んだ少女に愛の指導をセクハラをして解雇された過去があります。しかし鷹代陽と合流したときは、体育教師と自己紹介をしていました。実際に体育教師として、生存者達を導き、守る行動をしていました。しかし教師として皆を導かなければならない責任感の皮が破け、次第にゆがんだ支配欲へと変化していきます。

教師としての人を見る目は確かなのか、白崎直央の的確な判断力と冷静さを見出します。そして、その美貌と才能から彼女と自分がすべてを支配する帝国を作りあげる独裁的な思考に支配されてしまいます。しかしヘリコプターで暴れる特殊生物に対して、白崎直央を助けるために、自分もろともヘリコプターから落下する選択をします。そのラストシーンでの彼の潔い姿は、彼の強い意志の表れなのでしょう。

ハカイジュウでただの悪役モブであれば、無残に死亡してここで終わりです。しかし、彼はただの悪役でも、モブでもなかったのです。なんと、重傷を負った彼は特殊生物対策部隊に回収され、フューズとして覚醒。さらに小型との融合のみならず、トール型とのファイナルフューズを果たします。

対策本部があるスカイツリーに集まる他国を滅ぼしたトール型を退け、これで事態は少々改善したと思いきや「帝王は我一人!」と帝王を封印していたスカイツリーを抜き、目覚めた帝王と戦おうとします。激戦で帝王に食われ、片腕と両腕をもがれながらも、帝王を封印します。

ハカイジュウの怒涛の展開の中で、読者に様々な衝撃を与え、一番ぶっ飛んだ印象をいだかせる見まがうことなき変態ですが、彼の見る目と、白崎直央を命を賭して守る姿勢は、別な意味で彼がまっすぐで素直な人格だと思わせます。その姿勢は一部のラストシーンや、二部のラストシーンでも貫き通しています。

ハカイジュウに出て来る個性豊かな人物達のあらすじをネタバレと共に紹介:藍沢未来

鷹代陽と久遠瑛士とは幼馴染の関係での、京都に住んでいる女子生徒です。修学旅行で東京に来ているときに特殊生物出現に出会ってしまいます。幼馴染と会おうとしているときに地震がおこり連絡が途切れ、心配して立川の地獄絵図を見てしまい、その後に白崎直央と合流してスカイツリーにて、鷹代陽との再会を果たします。

テレビに特殊生物の情報を売り込もうとする他の意見についていってしまいがちで、気弱気な印象を抱かせます。けれど心優しく、誰かを助けるために自分が囮になることができる勇気を持ち合わせています。

ハカイジュウをネタバレ考察:殺傷能力豊かな特殊生物

殺傷能力豊かな特殊生物:小型と言って舐めると危険な小型種

小型と明記されてはいますが、トール型と比べると小さいサイズなだけで、人よりも大きなサイズから、十数メートルはあろうかというサイズまで様々です。1巻の表紙にもなっている他にも、百足型、ゴキブリ型、蜘蛛の手足をさらに伸ばした形状まで、多くの種類があります。

どれも非常に狂暴で、人間を見つけ次第、突き刺し、食いちぎり、切り裂きなど、それぞれの形状に適した行動で殺傷してきます。卵や幼体や繭の状態になる種類もあるようです。そのグロテスクな姿は、読者の人々に強い衝撃を与えたことでしょう。

殺傷能力豊かな特殊生物:不穏な影トール型

最初に現れたのは鷹代陽達の校舎を踏みつぶした時です。東京のビルすらも見下ろす巨大さで、小型とは比べ物にならないほどの破壊力を秘めています。攻撃は小型ほど多彩ではありませんが、それだけでも十分に都市を壊滅することができるでしょう。その形状は一体ずつ違い、小型のような量産的なデザインをしていないのも一つの特徴と言えるでしょう。

殺傷能力豊かな特殊生物:巨大な目玉の正体ギガトール型

帝王型とも表記される、トール型すら足元に及ばないほど巨大な特殊生物です。スカイツリーの基盤が貫くことにより、封印されている状態になっています。

鷹代陽達がヘリコプターに乗って上空から立川にできた大穴を見下ろした時に見えた、目玉だけでも一つの市ほどもある、全長が想像もできないほどの巨大さです。特殊生物を研究していた早乙女によると、関東平野を股にかけるほどの大きさで、全長数百kmだとされています。

関東平野に眠る帝王は楔を抜くことにより目覚めることができます。それを抜こうと、世界各地からギガトール型が東京に押し寄せることになります。一部のラストシーンではその衝撃の絶景を見ることができます。

ハカイジュウをネタバレ考察:特殊生物対策

ハカイジュウに出て来る謎の部隊

キャラクター達の行く先々で生存者を助けるでもなく、不穏な行動をし、さらに目的のためならば一般人を殺すこともいとわない部隊。本当の名前は特殊生物対策部隊です。特殊生物の出現は予想されたものであり、それが活動したときのために、ありとあらゆる非合法な手段を講じてきた集団です。

特殊生物の解析と運用のための生体収集。人間と特殊生物の融合実験。帝王型を目覚めさせないための、国家予算を使ってのスカイツリー建造などなど数多の対策をとってきました。

ネタバレするが実はあんな建物もハカイジュウの世界では特殊生物対策用の兵器だった

特殊生物の小型には、通常火力の兵器が有効な場合があります。しかし、トール型以上になると、まったくの効果がありません。そのため、通常以外の、常軌を逸脱した規模での兵器が必要でした。

しかし、街中にそのようなものを配備すれば、特殊生物が発生する以前に、なにかが起こる予兆だと周囲に知らしめているようなものです。なので、ハカイジュウの世界では、様々な都市にある巨大な建造物も、彼らの施設の偽装工作により街中に配置されている破壊兵器とされています。

大観覧車のガトリング砲、テレビ局の球体展望室の巨大爆弾、都庁の窓を全てを砲台としたロケットランチャー、東京モード学園コクーンタワーの毒ガス兵器などなど。東京で生活していれば、目についている建造物が、次々と惜しげもなく特殊生物対策兵器へと運用されていきます。

ハカイジュウの舞台は大都市のみとなっていますが、もしかすると、我々の町にある施設も、特殊生物対策兵器なのかもしれません。

ネタバレとも言い難いパニックモノの定番プロトタイプは暴走するものフューズ

トール型も撃退する強さを持つ、特殊生物に人間が融合した姿です。しかしその実態は、特殊生物の意識が根底にあり、薄氷を踏み抜いた途端に守るべき人類へと襲い掛かる凶暴さを秘めています。一度は意識を乗っ取られるも、強靭な意志で自我を取り戻す者もいます。

最後の頼みの綱であるエボル

フューズと同じ製法で作られるが、フューズと違い、理性を完全に残したまま、人間として行動できる人類となります。肉体の一部を変形させ、トール型どころかギガトール型をも倒すことができます。

ハカイジュウをネタバレ考察:我々はどう行動するべきか考察

我々はどう行動するべきか考察:逃げるしかない

特殊生物は鋭利な肉体に強靭な歯、固い装甲を持ち、基本的に武器を持たない人間には対抗するすべはありません。彼らから生き残るには、見つからずに逃げることしかできません。

我々はどう行動するべきか考察:殺すしかない

逃げ場がない状況ならば、その特殊生物に対抗するしかありません。高いところから落とす。柔らかい場所を見極めて突き刺す。軍隊の銃を使い射殺する。様々な方法があります。しかし、特殊生物を殺すそのためには自分の身を危険に晒すことになります。絶対に勝てる手段を見出した時にだけの、最後の手段にしておきましょう。

我々はどう行動するべきか考察:逃げることも殺すこともできなければ死ぬだけだ

ハカイジュウの世界では、九割人類が特殊生物に殺されたと書いてあります。逃げることも倒すこともできなかった人たちの末路です。それは彼らが弱いからではありません。特殊生物があまりにも圧倒的な力を持っているからです。

ハカイジュウをネタバレ考察:二部につながる展開

一部のラストシーンでは鷹代陽達エボルが圧倒的劣勢の中で、それでも戦う意思を見せていました。つまり、守るべき人類はまだ生きており、どこかで再起をかけられる状態なのです。予め作られた多くの特殊生物対策兵器の数々。それらの他に、人類の命をつなぐ施設がまだまだ隠されているはずなのです。特殊生物を返り討ちにして、駆逐する。それがハカイジュウに登場する人物たちの最終目標になるでしょう。

ハカイジュウにはまだ一部にちりばめられた謎が隠されている!

一部では特殊生物に襲われて混乱する様子や、そこから立ち上がる人々が描かれて来ました。しかし、明かされていない謎は多いです。特殊生物はどこから来たのか。なにを目的にして人類に攻撃を仕掛けて来るのか。眠ったままの帝王型はいずれ目を覚まします。その時に人類はどうするのか。

二部ではそれらすべての謎があかされます。気になった方は、完結したハカイジュウの漫画を読んでみてください。

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