【ワンピース】仲間の印が登場するのは何話？ビビと麦わらの一味の感動の名シーン

「ONE PIECE（ワンピース）」は、集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載中の国民的人気を集めるバトルファンタジー漫画です。原作者は尾田栄一郎で、1997年に連載がスタートしました。単行本は107巻（2024年2月時点）まで刊行されており、国内での累計発行部数は4億1000万部（2022年時点）を突破しています。

また「ワンピース」は60以上の国や地域で翻訳版が販売されており、全世界における累計発行部数は5億1000万部（2022年8月時点）を突破しています。さらに「ワンピース」は1999年からはテレビアニメの放送が開始となり、2024年現在も放送中です。

そして、2000年からは「ワンピース」の劇場版アニメも制作され、2022年までに15作品が公開されています。他に「ワンピース」は小説やゲーム、舞台やアイスショーなど様々なメディア展開がされています。また、2023年にはハリウッドで制作の実写ドラマの配信が始まりました。

東の海（イーストブルー）で育ったモンキー・D・ルフィは、幼い頃に出会った赤髪のシャンクスの影響で海賊に憧れていました。彼はシャンクスから託された麦わら帽子を被り、17歳のときに故郷を旅立ち、冒険の中で信頼できる仲間と出会います。その後、海賊王を目指すルフィと、彼の仲間たちは「麦わらの一味」と呼ばれるようになり、海賊王の宝が眠ると言われる偉大なる航路（グランドライン）に進んでいくのでした。

ここでは「ワンピース」作中で登場する、仲間の印のシーンは何話なのかを紹介していきます。さらに、仲間の印が必要だった理由や、提案したキャラなどについてもみていきます。

まず「ワンピース」作中に登場する仲間の印とは、ルフィやビビたち麦わらの一味が、アラバスタに入国する前に、仲間が本物であることを確認のために全員の左腕につけた印のことです。彼らは仲間の印として、全員の左腕にバツ印をつけ、その上に包帯を巻いて隠しました。仲間が本物かどうか疑わしい場面で、包帯を外し、バツ印を見せて仲間であることを確認することを決めたのです。

「ワンピース」作中で、仲間の印が登場したのはアラバスタ編です。原作漫画の何話なのかをみていくと、単行本18巻に収録の156話で提案され、157話で全員で仲間の印をし、円陣を組むシーンが描かれました。

そして「ワンピース」の原作漫画20巻収録の182話と183話では、ビビが仲間の印のおかげで仲間のふりをした敵を見破ることができました。それから、23巻収録の216話では、作中屈指の名シーンとされるビビと麦わらの一味の別れの場面にて、仲間の印を掲げるシーンが描かれました。

ルフィとビビたちはアラバスタ王国にて、王下七武海の1人だったクロコダイル率いるバロックワークスと戦うことになります。アラバスタ王国に入国する前、麦わらの一味はバロックワークスの一員であるMr.2ことボン・クレーと遭遇し、互いの立場を知らずに意気投合します。その際、麦わらの一味はボン・クレーのマネマネの実という、自身が触れたことのある人物そっくりに変身できる能力を知りました。

その後、ボン・クレーが敵側の人間であることを知った麦わらの一味は、ボン・クレーが仲間の誰かに成りすまし、罠を仕掛けてくるのではないかと危惧します。そして、彼の能力対策として、全員の左腕に仲間の印をつけることにしました。つまり、仲間の印はそれを見せることで、本物の麦わらの一味の仲間であることを確認するために必要だったのです。

仲間の印を提案したのは、麦わらの一味のゾロです。しかし、ゾロがそのような提案をするのが珍しかったことから、もしかしてすでに偽物なのではないかとサンジは疑います。しかし、ゾロが「斬るぞ、てめェっ」と怒ったことで、みんなゾロが本物であることを確信しました。

アラバスタ王国に入国後、ビビの目の前にウソップに変身したボン・クレーが現れます。仲間の印を見せてと言うビビに対し、ウソップに成りすますボン・クレーは左腕の包帯を見せました。麦わらの一味の間では、左腕に巻いた包帯を外し、バツ印を見せることで、仲間であることを証明すると事前に決めていました。

しかし、ウソップに成りすますボン・クレーは、ビビに左腕の包帯を見せただけでした。ボン・クレーは麦わらの一味が左腕に包帯を巻いている、という情報だけを得ていたのです。その二重に考えられた仲間の印のおかげで、ビビは目の前のウソップが偽物であることに気づき、即座に逃走することができました。

ここまで「ワンピース」の仲間の印が登場するのは何話なのかを紹介し、必要だった理由や提案したキャラなどをみてきました。次に「ワンピース」の仲間の印のエピソードとして、ビビと麦わらの一味の感動の名シーンや名言、仲間の印のグッズを紹介していきます。

まず「ワンピース」の仲間の印のエピソードとして、ビビと麦わらの一味の感動の名シーンや名言をみていきます。ルフィがクロコダイルを倒し、麦わらの一味とビビは見事にアラバスタ王国の乗っ取りを阻止しました。

その後、麦わらの一味がアラバスタ王国を発つ日が決まり、ルフィたちの話を聞いたビビは、麦わらの一味の一員の海賊としてルフィたちと冒険するか、王女としてアラバスタ王国に残るか、どうするべきか悩みます。その様子を見て、ナミが出航の日に一度だけ陸地に船を寄せると言い、ビビに考える時間を与えました。

出航の日、麦わらの一味は海軍と戦いながら、ビビのために約束した陸地に船を寄せ、彼女が来るのを待ちます。しかし、宮殿では式典の中でビビのスピーチが行われていました。ビビが仲間になると信じていたルフィは、彼女を諦めきれず、船を降りて彼女を探そうと言い出します。そこにビビがカルーと共に現れ、麦わらの一味は大喜びします。しかし、ビビは彼らに「お別れを言いに来たの」と告げました。

そして、ビビは麦わらの一味にこれまでの感謝を述べた後、まだ冒険はしたいけれど、自分はこの国を愛しているので、麦わらの一味と一緒に行くことはできないと言います。そのビビの決意を聞き、ルフィもそうかと笑顔で納得しました。さらに、涙を流しながらビビは以下のセリフを言いました。その問いかけにルフィはすぐ返答しようとしますが、ナミが止めます。実はビビのその発言を海軍が聞いていました。

海賊との関わりを裏付けてしまえば、ビビが罪人にされてしまうとナミは説明します。一方、ビビは返事をしない麦わらの一味を見つめます。すると、麦わらの一味が無言で左腕の仲間の印を掲げました。そして、それを見たビビとカルーも同じように左腕を掲げました。以下の名言の通り、別れることになっても、ビビは麦わらの一味の仲間であることが伝わる、感動の名シーンとして知られています。

「ワンピース」屈指の名シーンと言われるビビとの別れのシーンですが、その象徴とされる仲間の印のグッズも人気を集めています。仲間の印のグッズとして、リストバンドやTシャツ、パズルなど、様々なグッズが発売され、高い人気を得ているそうです。

「ワンピース」のテレビアニメで、麦わらの一味が仲間の印を掲げながらビビと別れるシーンを観て、非常に感動したそうで、名シーンであると高く評価されています。

アラバスタに入国する前、麦わらの一味、ビビ、カルーが仲間の印を左腕につけ、円陣を組みました。そのときに言ったセリフが何度観ても熱いと高く評価されています。

「ワンピース」のアラバスタ編の終盤での麦わらの一味とビビの別れのシーンについて、ビビが選んだ道を笑顔で受け入れるルフィの器の大きさが好きだという感想です。さらに、仲間の印を掲げるシーンについて、違う道を進むことになっても、ビビが麦わらの一味の仲間であることを実感できると評価されています。

以上、大人気漫画「ワンピース」の仲間の印について、登場するのは何話なのかや仲間の印が必要だった理由、提案したキャラなどについて紹介してきました。さらに、仲間の印のエピソードとして、ビビと麦わらの一味の感動の名シーンや名言をネタバレでみていき、仲間の印のグッズも紹介してきました。

そして、仲間の印は元々は麦わらの一味とビビが、仲間が本物であることを確認するためにつけたものであり、そのおかげでビビは偽物を判別することができたことが分かりました。そして、仲間の印はビビと麦わらの一味の別れのシーンでも活躍しました。ビビの問いかけに麦わらの一味が無言で左腕を掲げ、別れてもビビが麦わらの一味の仲間であることが証明されたことが分かりました。