【葬送のフリーレン】ラオフェンはかわいいデンケンチームの一員！強さ・能力や過去は？

『葬送のフリーレン』に登場したラオフェンは、お団子ヘアのかわいい女性の魔法使いです。一級魔法使い試験で初めて登場し、一次試験、二次試験と合格しました。ラオフェンは特に一次試験での活躍が大きく、デンケンやリヒターとの共闘に注目が集まりました。本記事では、ラオフェンの強さや能力、過去や活躍シーンを詳しく解説します。

葬送のフリーレンは、週刊少年サンデーで連載が始まったファンタジー漫画です。これまでに第14回マンガ大賞や第25回手塚治虫文化賞新生賞、第69回小学館漫画賞を受賞しています。原作・原案は山田鐘人さんで、作画はアベツカサさんが担当しています。葬送のフリーレンは2022年にアニメ化が決定し、2023年9月から連続2クールで放送が始まりました。

エルフのフリーレンは、勇者ヒンメルに誘われて魔王討伐の冒険へと旅立ちました。魔王を倒して王都へ帰還した勇者一行は、そこでパーティーを解散します。フリーレンはそれから1人で旅を続け、次に仲間と再会したのはすでに50年が経った後でした。再会してから間もなくヒンメルは亡くなり、フリーレンはヒンメルのことを知ろうともしなかったことに後悔します。フリーレンはもっと人を知りたいと思い、新たな旅を始めます。

葬送のフリーレンのラオフェンは、茶色いお団子ヘアのかわいい魔法使いです。明確な年齢はわかりませんが、10代から20代くらいの年齢だと推察されます。魔法使いの等級は三級で、南側諸国の山岳民族の出身です。チャイナ服のような黒い服と、膝下まであるブーツを着用しています。

葬送のフリーレンのラオフェンは、宮廷魔法使いであるデンケンを「爺さん」と呼ぶような、生意気で礼儀知らずな性格です。しかし、他の受験者の死に心を痛めていた様子から、心根は真っ直ぐな優しい性格をしていることがわかります。一級魔法使い試験の一次試験でも、人質に取られたデンケンを見捨てることができませんでした。また、怪我をしたデンケンの手当をするなど、面倒見が良い一面も見られます。

葬送のフリーレンに出てくる魔法使いたちは、それぞれ異なった能力を使って戦っています。一級魔法使い試験から登場したラオフェンも、これまでにない能力で活躍しました。ここでは、葬送のフリーレンのラオフェンの強さや能力、普段使用している武器についてまとめます。

葬送のフリーレンの一級魔法使い試験でラオフェンが使った魔法は、「高速で移動する魔法（ジルヴェーア）」です。この魔法はその名の通り、まるで瞬間移動のように高速移動を可能にする魔法です。ラオフェンは一級魔法使い試験の一次試験でこの魔法を使い、フリーレンから隕鉄鳥（シュティレ）を奪うことに成功しました。

しかし、ラオフェンはまだ魔力の痕跡を消すことができず、フリーレンのような実力者相手には移動した場所を悟られてしまいます。ラオフェンの魔法の腕がもう少し上達すれば、痕跡を残さずに移動することもできるようになるでしょう。ラオフェンの高速で移動する魔法（ジルヴェーア）は、魔力消費が高い魔法のようです。

ラオフェンは一次試験で戦闘には参加しなかったにも関わらず、魔力切れを起こしています。魔力切れを起こす前のラオフェンが使った魔法は、高速で移動する魔法（ジルヴェーア）の数回のみです。連続して何回か使用しただけで魔力切れを起こしたことからも、高速で移動する魔法（ジルヴェーア）の魔力消費量は相当大きいことがわかります。

葬送のフリーレンのラオフェンの魔法に続き、ラオフェンの魔法使いとしての強さについて見ていきましょう。ラオフェンは三級魔法使いで、等級は一級魔法使い試験に合格する前のフェルンと一緒です。ただ、フェルンと比べると、だいぶ未熟さが目立つようです。得意魔法の高速で移動する魔法（ジルヴェーア）も、フリーレンには二度目は通用しませんでした。

戦闘シーンがないためはっきりとした強さはわかりませんが、ラオフェンはそれほどの強さは持ち合わせてないと推察されます。ラオフェン自身、自分の強さや能力がリヒターよりも下だと自覚しているようです。ただ、ラオフェンの能力を戦闘に活かせれば、かなり大きな戦力になることは間違いありません。ラオフェンの強さや能力は現時点ではまだ劣っていますが、今後強い魔法使いになるポテンシャルを秘めています。

葬送のフリーレンのラオフェンが作中で使用した武器は、魔法の杖だけです。武器といっても、この杖で直接攻撃することはありません。魔法を使うときだけ手に持っているため、魔法の発動に必要であると推察されます。ただ、作中では杖なしに魔法を使ったこともあり、明確な発動条件はわかりません。ラオフェンの杖は長く、先端に赤い珠がついています。

三級魔法使いのラオフェンは、一級魔法使い試験を受けるためにオイサーストにやって来た魔法使いです。一次試験ではデンケンやリヒターと同じパーティーになり、フリーレンたちのライバルとして活躍しました。ここでは、葬送のフリーレンの作中でのラオフェンの活躍を詳しくまとめます。また、ラオフェンの過去や、試験の合間のデンケンとの心和むエピソードも紹介します。

葬送のフリーレンでは、登場人物たちの過去が描かれることもあります。では、ラオフェンは、どのような過去を送ってきたのでしょうか？実は、ラオフェンの過去については何もわかっていません。ラオフェンは一級魔法使い試験から登場したキャラで、それ以前にどう暮らしていたかは不明です。

一級魔法使い試験に登場した他のキャラに関しては、回想シーンで過去が出てきたこともあります。しかし、ラオフェンの過去のエピソードは描かれず、ラオフェンの過去については明かされていません。

葬送のフリーレンの一級魔法使い試験の一次試験では、受験者たちは3人1組のパーティーに振り分けられました。ラオフェンはデンケンやリヒターと同じ、第13パーティーとなります。一次試験の内容は、パーティーメンバーを1人も欠くことなく、隕鉄鳥（シュティレ）を捕まえるというものでした。第13パーティーの中ではデンケンが最も強く年長者でもあるため、自然とデンケンが指揮を取るようになります。

デンケンはフリーレンたち第2パーティーが何か企んでいると知り、隕鉄鳥（シュティレ）を第2パーティーから奪うことに決めました。そして、フリーレンが「鳥を捕まえる魔法」を使った瞬間、第2パーティーの居場所を探知します。デンケンが第2パーティーの居場所を探知したと同時に、ラオフェンは高速で移動する魔法（ジルヴェーア）でフリーレンたちのもとへと駆けつけます。

そして、一瞬でフリーレンの手から鳥かごを奪うと、後はデンケンたちに任せてその場から逃げました。デンケンはフリーレンにラオフェンを追わせないように戦いを挑みますが、あっさりと返り討ちにあってしまいました。フリーレンはラオフェンが近くに潜んでいると確信し、デンケンを人質に取って隕鉄鳥（シュティレ）を返すよう迫ります。

フリーレンに殺意がないことがわかっていたデンケンは、ラオフェンが魔法を使わないように必死で止めます。しかし、デンケンを見捨てられなかったラオフェンは高速で移動する魔法（ジルヴェーア）を使ってしまい、デンケンを連れて逃げる前にフリーレンに捕まってしまいました。

リヒターもカンネとラヴィーネに敗北し、第13パーティーはその時点で全員がほぼ魔力切れの状態となります。しかし、デンケンは諦めることなく、敗走したパーティーを探し始めました。そして、最後は他のパーティーと殴り合いをして、隕鉄鳥（シュティレ）の奪取に成功します。この結果、ラオフェンも無事一次試験を通過することができました。

一級魔法使い試験の一次試験が終わった後、二次試験までは少し時間がありました。その間受験者たちは、オイサーストで思い思いの時間を過ごすことになります。ラオフェンはすっかりデンケンと仲良くなり、デンケンと一緒にオイサーストの街を巡っていたようです。ラオフェンはデンケンにカゴいっぱいのドーナツを買ってもらい、一緒にリヒターの店を訪れました。

そして、リヒターも誘い、3人で食事を楽しむことにします。デンケンは食事中も何かとラオフェンに気を配り、野菜もしっかり食べるよう忠告します。その姿は、孫をかわいがるおじいちゃんそのものでした。ラオフェンは二次試験の後も、デンケンと一緒にオイサーストを散策しています。二次試験ではリヒターが不合格となり、デンケンはリヒターを慰めに彼の店を訪れました。

しかし、デンケンは素直に慰めを口にできるような性格ではなく、ややひねくれた物言いをしてしまいます。ラオフェンは黙って2人のやり取りを聞いていましたが、デンケンが出ていった後、「ごめんね、爺さん不器用なんだ」とデンケンをフォローします。ラオフェンは試験期間中ずっとデンケンと一緒にいたことで、すっかり身内のような存在になったようです。

一級魔法使い試験の二次試験は、零落の王墓という迷宮で行われました。零落の王墓は、これまでに攻略できた者がいない難攻不落の迷宮です。二次試験の合格条件は、前人未到である零落の王墓の攻略でした。二次試験は一次試験と違い、受験者同士で争う必要はありませんでした。そのため、デンケンは受験者同士で協力することを提案します。

しかし、これまで敵同士だった受験者たちがいきなり仲良くなることはなく、ほとんどの者は協力を拒みました。デンケンのもとへ残ったのは、ラオフェン、リヒター、メトーデ、レンゲの4名だけでした。一同は罠を警戒しながら、慎重に歩みを進めます。途中でガーゴイルの襲撃にもあいますが、協力プレーで撃退します。

ガーゴイルとの戦いでは、ラオフェンも一般攻撃魔法で応戦しました。その後、レンゲが罠にかかって脱落しますが、残りのメンバーは最深部の手前までたどり着くことができました。しかし、そこで待っていたのは、魔物が作り出したフリーレンの複製体でした。デンケンはフリーレンの複製体にはかなわないと判断し、一度その場から退きます。

そこへ、本物のフリーレンがやって来て、全員で今後の方針を話し合うことになりました。話し合いの結果、フリーレンの複製体はフリーレン本人とフェルンが相手をすることに決まりました。他のメンバーは、フリーレン以外の複製体の足止めを担当します。ラオフェンが戦ったのは、メトーデの複製体でした。

メトーデにとってラオフェンは相性が悪い魔法使いであったため、ラオフェンは楽に戦うことができました。そして、誰の力も借りず、1人でメトーデの複製体を倒すことに成功します。フリーレンの複製体もフリーレンとフェルンによって倒され、戦いに勝ち残った受験者は全員二次試験を通過することができました。

一級魔法使い試験の三次試験は、もともとレルネンが担当する予定でした。しかし、今回の試験にはフリーレンが参加していたことで、能力が低い者まで二次試験を通過してしまいました。このまま従来の試験を行うと、無駄に死者が増えることになります。このことを危惧したゼーリエは、今回に限り自分が三次試験を担当することにしました。

三次試験はゼーリエによる面接で、ゼーリエは自分の目で受験者たちの能力を確かめようとしたのです。二次試験まで通過できたラオフェンでしたが、三次試験ではゼーリエに会うなり不合格を言い渡されます。まだ未熟なところが多いラオフェンは、一級魔法使いになるだけの強さや能力がないと判断されたようです。

葬送のフリーレンでは、以前に登場したキャラが再登場することもあります。一級魔法使い試験に登場したキャラでは、デンケンやエーデル、レルネンなどが再登場しました。しかし、2024年2月現在、ラオフェンが再登場したことはありません。この先も、ラオフェンが再登場する可能性は低いと推察されます。

一級魔法使い試験が終わった後、フリーレンたちは北部高原へと足を踏み入れました。北部高原は強い魔物が多く生息している地域で、一級魔法使いが同行していなければ通行できません。ラオフェンは一級魔法使い試験に落ちてしまったため、三級魔法使いのままです。

そのため、ラオフェン単独では、北部高原を通ることはできません。また、ラオフェンの故郷は南側諸国にあるため、故郷に戻るとすればフリーレンたちとは真逆の方角へ進むことになります。これらのことから、ラオフェンが今後再登場する可能性は低いと推察されます。

ここまでは、葬送のフリーレンのラオフェンの強さや能力、活躍や過去についてまとめました。続いて、ラオフェンと他のキャラとの関係について解説します。ラオフェンが登場した一級魔法使い試験では大勢の魔法使いが登場しましたが、ほとんどの魔法使いは試験で初めて会った者同士です。

ラオフェンも1人で試験に参加しましたが、試験の中で何人かのキャラと関わりを持ちました。フリーレンやリヒターも、一級魔法使い試験でラオフェンと関わりがあったキャラです。では、ラオフェンと彼らは一体どのような関係があるのか、詳しく見ていきましょう。

葬送のフリーレンのラオフェンとリヒターは、一級魔法使い試験の一次試験で同じパーティーになった関係です。特に相性が良いわけではなさそうですが、試験を通じて親交を深めます。一次試験が終わる頃には、かなりフランクに話す仲になりました。お互いに、軽口を言い合えるほどには心を許している様子が伺えます。

葬送のフリーレンのラオフェンとフリーレンは、特に深い関係ではありません。一級魔法使い試験の一次試験では敵同士となり、ラオフェンはフリーレンから隕鉄鳥（シュティレ）を奪いました。ラオフェンはデンケンがフリーレンにやられたところを見て、フリーレンの強さを思い知ったようです。

その後、デンケンと一緒にフリーレンに捕まりますが、それほど長い会話は交わしていません。二次試験でもラオフェンとフリーレンが話すシーンはないため、それほど親しくはならなかったと推察されます。二次試験終了後は、ミミックに噛まれているフリーレンを見て、デンケンと一緒に呆れる様子を見せました。

葬送のフリーレンのラオフェン役の声優は、石上静香さんです。石上静香さんの生年月日は1988年9月14日で、出身地は東京都です。石上静香さんは高校卒業後、東京メディアアカデミーの声優ボーカル科へと進みます。その後、81プロデュースを経て、プロ・フィットの所属となります。2022年にプロ・フィットが閉鎖することになり、大沢事務所へ移籍しました。

石上静香さんはこれまでに、『食戟のソーマ』の水戸郁魅、『魔法陣グルグル』のニケ、『虹色デイズ』の浅井幸子などを演じてきました。近年では、『鬼滅の刃 遊郭編』のまきを、『うる星やつら（2022）』の弁天、『アークナイツ』　のチェンなどを担当しています。

葬送のフリーレンのラオフェンには、「かわいい」という感想が多く見られます。外見だけでなく、デンケンに甘やかされているところや、子供っぽい表情をするところがかわいいと評判です。また、アニメの声も「かわいい」と高評価を得ていました。

葬送のフリーレンのラオフェンは、同じパーティーになったデンケンとすっかり仲良くなります。ラオフェンはデンケンの孫のような存在となっており、2人の関係が好きだという人が大勢いました。

葬送のフリーレンのラオフェンは、キャラデザインも人気があります。ラオフェンの服はセクシーでかわいいと評判で、ファンからの注目を集めているようです。ラオフェンの服装に関しては、「スクール水着のようだ」という感想も目立ちました。

葬送のフリーレンのラオフェンに対しては、「魔法が強すぎ」というコメントが上がっています。ラオフェンは高速で移動する魔法（ジルヴェーア）の使い手で、攻撃魔法に特化しているわけではありません。しかし、この魔法は、使い方によっては大きな戦力となるでしょう。ラオフェンの高速で移動する魔法（ジルヴェーア）には、「魔法を発動する瞬間がかっこいい」という感想も見られました。

葬送のフリーレンのラオフェンの強さや能力、過去や作中での活躍シーンなどをまとめました。ラオフェンは一級魔法使い試験に登場したキャラで、一次試験ではフリーレンから隕鉄鳥（シュティレ）を奪うという活躍を見せました。ただ、まだ一級魔法使いになるほどの強さや能力はなく、三次試験の面接でゼーリエに落とされてしまいます。ラオフェンは次回の一級魔法使い試験に向けて、今後もさらなる成長を重ねていくでしょう。