【呪術廻戦】朶頤光海(だいこうかい)は花御の領域展開!能力・効果や術式は?

朶頤光海(だいこうかい)とはどのような能力なのでしょうか?この記事で解明していきます!発行部数9000万部を突破し、破竹の勢いで爆走する漫画『呪術廻戦』ですが、人が森を恐れる感情から生まれた特級呪霊・花御の持つ領域展開が話題となっています。この記事では、その「朶頤光海」に焦点を当て、能力や効果、そして植物を操る呪力攻撃を得意とする花御の術式について詳しく解説していきます。

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目次

  1. 花御とは?
  2. 朶頤光海は花御の領域展開!術式も紹介
  3. 朶頤光海を使う花御の目的や性別
  4. 朶頤光海を使う花御の活躍をネタバレ
  5. 朶頤光海に関する感想や評価
  6. 朶頤光海まとめ

花御とは?

呪術廻戦の作品情報

『呪術廻戦』で主人公の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)の前に立ちふさがる強力な敵の一人、それがこの記事で取り上げる花御(はなみ)です。これから、花御の領域展開「朶頤光海(だいこうかい)」の能力や効果・術式などを解説していきますが、まずはその前に『呪術廻戦』の作品情報をお届けしましょう。

呪術廻戦の概要

概要のイメージ

『呪術廻戦』は、芥見下々が描くダークファンタジー・バトル漫画で、集英社の「週刊少年ジャンプ」にて2018年14号から連載が始まりました。この作品は、2017年に「ジャンプGIGA」に掲載されていた『東京都立呪術高等専門学校』を元にしており、『呪術廻戦』はその後日譚となっています。

また、『東京都立呪術高等専門学校』は、2018年12月4日に『呪術廻戦0巻東京都立呪術高等専門学校』というタイトルで出版されました。『呪術廻戦』のコミックスの累計発行部数は、2024年1月時点でデジタル版を含めて実に9000万部を突破しています。

呪術廻戦のあらすじ

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物語の主人公である虎杖悠仁は、学校で発生した両面宿儺の事件をきっかけに、両面宿儺の指を飲み込んで両面宿儺の意思を宿すようになりました。その後、宮城県の高校から東京の呪術教育機関・呪術高専に転校しますが、「宿儺の器」として呪術師に捕らわれ、死刑を宣告されてしまいます。この時、クラス担任の五条から、死刑執行を停止する条件として、「20本ある宿儺の指を全て飲み込んで死ぬ」ことが提案されました。

花御のプロフィール

花御(はなみ)は、人間が森を恐れる感情から生まれた未登録の特級呪霊です。人間の言語を理解していますが、独自の言語を持っています。一人称は「私」で、誰に対しても礼儀正しく話をしますが、漏瑚や伏黒には気味悪がられています。五条からは「雑草」というニックネームで呼ばれています。花御が好むものは森の新鮮な空気で、逆に嫌いなものは人間です。

性格は穏やかで、話し方も優雅であり、作者によれば「呪いの中で最も優しい」存在です。しかし、目指すものは地球の未来を守ることで、それは言い換えれば人類の絶滅を意味します。彼にとって人類は滅ぼすべき存在ですが、「良い人間が存在することは植物たちも知っている」と述べるなど、他の特級呪霊と比べても物事を深く考えるタイプと言えるでしょう。

花御は、植物を操る呪力攻撃を主体に戦います。周囲の植物に呪力を注入して操作する攻撃と、自身の呪力で木々を具現化・顕現させる攻撃を自在に使いこなします。また、詳細は後ほど説明しますが、領域展開「朶頤光海(だいこうかい)」を発動します。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

朶頤光海は花御の領域展開!術式も紹介

朶頤光海(だいこうかい)の能力や効果

花御は、「朶頤光海(だいこうかい)」と呼ばれる領域展開を持っていますが、その能力や効果を一度も発揮することなく命を落としました。ただし、厳密には使ってはいませんが試したことはありました。それは京都での交流会での虎杖と東堂との対戦時のことです。虎杖と東堂は想像以上に成長しており、倒すのは極めて困難だとわかりました。この時、「朶頤光海(だいこうかい)」を発動しようとしたのです。

しかし、五条悟が介入したために使うことも効果を確認することもできず、身体の一部を失う重傷を負いました。そして、渋谷事変では、花御の最後の活躍シーンとなりましたが、作戦上の理由で領域展開を使用しませんでした。その代わりに、術式を中和する「領域展延」を用いました。

花御の術式①供花

次に、領域展開・朶頤光海を使う花御の術式を具体的に紹介していきます。まず最初に紹介するのは、花御が肩に咲かせている花を用いた術式、供花です。この術式では、周囲の植物から生命力を吸収し、それを呪力に変換します。その変換した呪力全てを肩の花に集約します。そして、集めた呪力、つまり、周囲の植物の生命力を一度に放出することで、強力な攻撃に変える効果があります。

ただし、この術式の威力は高いのですが、攻撃パターンが極めて単純なため回避されやすいという欠点があります。そのため、領域展開で攻撃が必ず当たるタイミングで使用するのが最も効果的です。

花御の術式②花畑

領域展開・朶頤光海を使う花御の術式の二つ目は「花畑」です。これは、ターゲットに対して明るく落ち着いた気分にさせる花畑を見せることができる術式です。逃走の手段として利用することができ、またターゲットの警戒心を解く効果があります。自分や仲間が危険にさらされて、とりあえず救助しなければならない時に使います。実際に、五条悟に対して使用し、この時は逃走に成功しました。

花御の術式③呪いの種子

領域展開・朶頤光海を使う花御の術式、三つ目の呪いの種子は、呪力を吸収する特性を持つ種子で、これを敵に植えつけることで呪力を奪い、植物を育てる仕組みです。種子を取り除こうとして呪力を使うと、種子は体内に深く侵入し、根を張ります。そして、呪力を全て吸い取ってしまいます。

通常、術式の対策は呪力を用いて行います。しかし、呪いの種子は呪力を吸収するため、呪力がない状態で受けると何も起こらないのです。したがって、呪力を使わないで防御することが最善の対策となります。

花御の術式④木の鞠

木の鞠は、多目的に使用可能な木の鞠を生成する術式です。鞠を直接投げつけることで相手の目を眩(くら)ませたりダメージを与えたりする効果があります。最も大きな効果を上げる方法は、鞠から木の棘を伸ばして攻撃することです。棘を伸ばすことができるため、敵に刺して伸ばせば動きを鈍らせることができます。

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朶頤光海を使う花御の目的や性別

花御の目的

目的の表示

朶頤光海(だいこうかい)を使う森の化身・花御は、人間を絶滅させて豊かな自然を取り戻すことを目的に活動しています。『呪術廻戦』第18話「賢者」で、交流会での戦闘中に現れた花御は、「森も海も空ももう耐えられないと泣いています」「これ以上の人間との共生は不可能です」と、人間との対立を明言しています。

自然を尊重する人々がいることは理解しているようですが、「しかし、その自然への慈愛がどれほどの助けになるのか」と述べ、目的が全人類の絶滅であることを明らかにしました。

花御の性別

朶頤光海(だいこうかい)を使う花御の性別については、作品中では特に触れられていません。外見は筋肉質で頑丈な印象を与え、一見すると男性的に見えます。しかし、アニメ版では女性が声を担当し、第18話のエクストラ・じゅじゅさんぽでは学園物のパロディでセーラー服を着ていました。

性別のイメージ

コミックスの読者の中には、男性の声を想像していた人も多く、ファンの間では「花御は落ち着いた男性の声を想像していたから、女性の声には驚いた」「花御は男性なのか、女性なのか…」といった混乱が見られました。

花御の性別は、『呪術廻戦』の公式のファンブックでも明確な記述はありません。ただし、同じく呪霊である真人(まひと)のページには、「例外を除いて、呪霊には生殖能力がない」という記述が見られます。この情報を考慮すると、花御は男性でも女性でもなく、中性的な存在である可能性があります。

花御が話す言葉の意味

朶頤光海を使う花御は独自の言語体系を持ち、アニメで初登場した際には、理解不能な言葉を話していました。しかし、その言葉の意味は、聞き取れなくてもなぜか相手に伝わるようです。初登場の第5話「呪胎戴天-弐-」では、漏瑚が「何を言っているのか分からないが、なぜか内容は理解できる。ただ、気持ち悪い」と感想を述べていました。

意味の表示

人間であっても、頭の中であれば花御の言葉の意味を理解できるようです。第18話では、伏黒も花御の独特な言葉に戸惑いつつ、漏瑚と同じようなことを言っていました。しかし、第18話の中盤からは、伏黒たちと対話する時には普通の言葉で話すようになりました。

伏黒たちと会う前のシーンでは、花御が何を言っているのかは聞き取れませんが、実は逆再生するとその言葉の意味がわかるような仕組みになっています。第5話で夏油傑や漏瑚たちと街を歩いていた花御の言葉を逆再生すると、「さすがは呪いの王」というように聞き取ることができました。

花御と呪霊たちとの関係

信頼関係のイメージ

次に、朶頤光海(だいこうかい)を使う花御と他の呪霊たちとの関係を探ってみましょう。花御は、呪霊では漏瑚や真人、呪詛師では重面春太と行動することが多いようです。漏瑚は、『呪術廻戦』第5話で人間と呪いの関係を逆転させたいと語っていましたが、花御も人類滅亡を目的に掲げていますから、同じ目的を共有する仲間という関係でしょう。

『呪術廻戦』第7話では漏瑚の救出、第19話では真人の助言を思い出すなど、花御と呪霊との絆が強調されています。しかし、反対に第7話では夏油が花御に対して「呪霊のくせに」と侮辱的な言葉を発したり、第21話では重面が花御に対して攻撃的な態度を取るなど、呪詛師との間には信頼関係が常にあるわけではないようです。

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朶頤光海を使う花御の活躍をネタバレ

花御の活躍①呪胎戴天編

ファミレスで偽夏油と打ち合わせた後、朶頤光海を使う花御は、漏瑚が五条と対決するのを偽夏油と共に見ていました。漏瑚が敗れると、すかさず花御は救出に赴きます。その時、偽夏油から「情があるなら助けてみれば?」と言われ、花御は「私たちは人間ですから、もちろんありますよ」と返答し、朶頤光海(だいこうかい)を使う花御の思想が漏瑚と一致していることが明らかになりました。

虎杖が捕まった隙をついてうまく気配を消し、五条悟から漏瑚を無事に救出しました。その後、陀良の領域に向かい、ハロウィンの日に渋谷で五条を封印することを約束しました。

花御の活躍②京都姉妹校交流会編

花御は京都の姉妹校交流会で襲撃を開始します。真人が忌庫に侵入したのを高専に見つからないようにするためです。楽巌寺の命で活動していた一級呪霊を撃破した後、伏黒や加茂ら三人と対峙します。そして、独自の言語で、地球が人間のいない時間を欲しているのでお前たちは死して賢者となるべきだと忠告しました。

三人は協力して帳の外へ向かおうとしましたが、呪言師の狗巻が限界に達し、状況が一変しました。朶頤光海を使う花御は「鵺」を一瞬で撃破し、加茂を攻撃しました。狗巻は最後の力で「ぶっとべ」と唱え、そこへ真希が加わり、伏黒や真希と対峙することになりました。

伏黒は玉犬「渾」、真希は特級呪具「游雲」を使用して攻撃してきましたが、朶頤光海を使う花御は呪力を増幅する「芽」を使用して伏黒を戦闘不能にしました。真希も捕らえ勝利は確実と思われましたが、そこに虎杖と東堂、パンダが現れ、第三ラウンドが始まりました。花御は、まるで楽しむように虎杖の黒閃、東堂の術式と戦いました。

全力を出し尽くすも追い詰められた花御は、最後の手段である「供花」を用意し、領域展開を発動しようとします。ところが、その時、帳が降りてきて、五条参戦となりました。花御は逃走を決意しますが、一歩遅れて虚式「花」を受けて致命傷を負ってしまいました。辛うじて拠点に戻り、真人に抱えられながら、自分が呪いであることを認める発言をしました。

花御の活躍③渋谷事変編

五条悟の封印が実行されることになり、朶頤光海を使う花御は漏瑚や脹相と共に地下五階の副都心線ホームで五条悟と相対します。そこで、まずは五条を戦闘に縛り付けておく算段を謀ります。4階との出入り口を閉鎖した後、5階にいた人々を盾にして、領域展延を使って五条に迫ったのです。ところが、五条が漏瑚に接近したところで、領域展延を解除して術式を発動しようとしました。

しかし、これは五条が花御をおびき出すための策略であり、花御が領域展延を解除すると、五条の攻撃が通じるようになりました。ここで花御は万事休すとなり、消滅してしまいました。陀良も敗北した後、漏瑚も宿儺にやられて命を落としかけました。その時、真っ白な世界の中で花御が復活すると、まだ真人がそこにいることを伝えます。人の死にまつわる呪いである真人に願いを託し、三人は再会を誓って姿を消しました。

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朶頤光海に関する感想や評価

ここまで花御が使う領域展開・朶頤光海(だいこうかい)特集をお届けしてきましたが、最後に朶頤光海に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

花御には朶頤光海という強力な領域展開があるので、その力を使えば東堂虎杖との戦闘でも有利に進めることができたかもしれません。花御が朶頤光海を使わなかったのには何か深い理由があったのでしょうか?

死滅回遊では、呪霊や術師も参加者として登場します。このツイートのように、花御が参加して使えなかった領域展開の披露を期待するのはファンとして自然なことでしょう。

花御の朶頤光海は、特別な追加効果がなくても、必中の「やどりぎのタネ」を使うだけで強力な能力と言えます。さらに、呪力ガードを外したところにソーラービームを撃つという戦略は、特に効果的かもしれません。

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朶頤光海まとめ

まとめのイメージ

この記事では、「呪術廻戦の朶頤光海(だいこうかい)は花御の領域展開!」と題して、朶頤光海の能力・効果や術式について考察してきました。

花御が使用する領域展開・朶頤光海は、一度も発動されていないため、その具体的な効果は未だ謎のままです。また、花御と言えば植物を操る術式が特徴ですが、それを使って虎杖や東堂と互角に渡り合っていました。最後は五条悟により大きなダメージを受けて撤退しましたが、今後どのように描かれていくのかに期待しましょう。

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