【葬送のフリーレン】剣の魔族の強さを考察！ダッハ伯爵家の宝剣を盗んだ女性魔族

『葬送のフリーレン』は、勇者や魔法使いなどが登場するファンタジー漫画です。人類と敵対する魔族という存在も登場し、各地で人々を苦しめています。葬送のフリーレンに登場する魔族には、名前がついている魔族もいれば、名もなき魔族もいます。

剣の魔族は、固有の名前を持っていない魔族です。出番が少ないため、どのような魔族か知らない人もいるでしょう。本記事では、葬送のフリーレンの剣の魔族についてのネタバレをまとめます。剣の魔族について詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

葬送のフリーレンは、小学館の週刊少年サンデーに掲載されている漫画です。原作の山田鐘人さんと、作画のアベツカサさんの2人による作品で、2020年から連載が始まりました。葬送のフリーレンは第14回マンガ大賞と、第25回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しています。

アニメが始まってからは、第69回小学館漫画賞も受賞しました。アニメは2023年9月から始まり、2024年1月現在も放送中です。葬送のフリーレンのアニメ第1シーズンは連続2クールで制作され、全28話の放送が予定されています。初回から第4話までは、金曜ロードショーでまとめて放送されました。

魔法使いのフリーレンは、1000年以上も生きてきたエルフです。フリーレンは勇者ヒンメルに誘われ、魔王討伐の旅に参加しました。魔王を倒した勇者一行は、王都に凱旋します。それから50年後、ヒンメルは仲間に見守れながら息を引き取りました。フリーレンはヒンメルのことを何も知らない自分に気づき、もっと知ろうとすればよかったと涙を流します。自分の感情に戸惑ったフリーレンは、人間を知るための旅に出るのでした。

北側諸国には、ダッハ伯爵領という領地があります。この地を治めているダッハ伯爵の屋敷には、家宝として大事にしている宝剣がありました。この宝剣を盗んだのが、剣の魔族と呼ばれている女性魔族です。フリーレンはヒンメルたちと旅をしたときも、ダッハ伯爵領に立ち寄っています。そのとき、当時のダッハ伯爵から、魔族に奪われた宝剣を取り戻すよう命令されました。

ダッハ伯爵家の宝剣は元々魔族が持っていたもので、魔族にしかわからない魅力があります。そのため、魔族から狙われ、盗まれることも少なくありませんでした。ヒンメルたちは何の手がかりもないままに魔族を追い、シュベア山脈の頂きでようやく魔族を追い詰めます。そして、魔族を討伐し、宝剣を取り戻したのでした。ヒンメルたちが苦労して取り戻した宝剣でしたが、再び魔族に盗まれてしまいます。

ちょうどそのタイミングでダッハ伯爵領にやって来たフリーレンは、宝剣を取り戻すよう依頼されました。フリーレンはヒンメルの人助けが無駄にならないよう、ダッハ伯爵の依頼を引き受けることにします。今回は魔族が逃げた方向がわかっていたため、以前よりも早く宝剣を盗んだ魔族を追うことができました。

魔族を追いかける途中、フリーレンたちは荒れた村へとたどり着きます。そこには1人の女性がいて、村は剣の魔族に全滅させられたと言いました。ここで初めて、「剣の魔族」という名前が登場しました。フリーレンはこの女性こそが剣の魔族だと見抜き、ダッハ伯爵家の宝剣を取り戻したのでした。

葬送のフリーレンの剣の魔族は、原作の第64話だけに登場する魔族です。戦闘シーンはありますが、それほど詳細な描写はありません。そのため、いまいち強さがわからないという人もいるでしょう。ここでは、剣の魔族の強さや能力を考察してまとめます。剣の魔族が使っていた武器についてのネタバレもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

まずは、剣の魔族の強さや能力のネタバレをまとめます。葬送のフリーレンの剣の魔族は、これまでに多くの村を滅ぼしてきました。襲撃した村の住人は、すべて皆殺しにしたようです。このことから、剣の魔族は、普通の人間では束になってもかなわないほどの強さがあることがわかります。

実際にフリーレンたちと戦ったときは、大地を裂くような衝撃派を放ちました。戦いに慣れていない魔法使いや戦士であれば、太刀打ちできないでしょう。ただ、フリーレンたちは魔族との戦闘に慣れているため、剣の魔族の攻撃をうまくかわしました。フリーレンは剣の魔族の攻撃を避けるとともに飛行魔法を使い、背後に回って一撃で剣の魔族を倒しました。

剣の魔族は一般人には脅威ですが、フリーレンのような熟練の魔法使いに対抗するほどの強さはなかったようです。おそらく、一級から二級程度の実力がある魔法使いであれば、勝つことは可能でしょう。剣の魔族はあっさり倒されてしまったため、どのような能力があるかも不明です。何かしらの能力を持っていたとしても、フリーレンにはかなわなかったと推察できます。

次に、剣の魔族の武器のネタバレについて見ていきましょう。剣の魔族が作中で使用した武器は、1本の剣です。柄の部分や鞘の模様を見ると、どうやらダッハ伯爵家の宝剣を武器として使っていたようです。この宝剣にどのような能力があるか、詳しいことはわかっていません。

しかし、剣の魔族は宝剣のひと振りで、凄まじい衝撃波を生み出しました。ダッハ伯爵家の宝剣は、元々は魔族のものでした。そのため、魔族が武器として使うことで、凄まじい威力を発揮する可能性もあります。

ここでは、葬送のフリーレンの剣の魔族の性格や、フリーレンとの関係についてのネタバレをまとめます。剣の魔族の性格を知ることで、剣の魔族への理解もさらに深まるでしょう。

葬送のフリーレンの剣の魔族は、非常に狡猾な性格をしています。剣の魔族はフリーレンたちの前に堂々と姿を現し、旅の僧侶だと嘘をつきました。頭の角はフードで隠し、天使の羽のペンダントを身につけるという用意周到さです。剣の魔族は自分が殺した村人たちの墓を作り、フリーレンたちにも祈るようお願いしました。おそらく、フリーレンたちが祈りを捧げている間に、殺そうと思っていたのでしょう。

しかし、フリーレンは剣の魔族の正体にすぐ気づいたようで、墓に死体が埋まっていないことを確認しました。村人たちは、すでに全員剣の魔族に食べられていたのです。剣の魔族は正体を現してからも、「生きるためには仕方がなかった」と同情を買おうとします。人間の習性をよく理解した上で効果的な手段を使ってくる、油断のならない性格だといえるでしょう。

葬送のフリーレンの剣の魔族は、これまでフリーレンに会ったことも戦ったこともありません。一度でもフリーレンと戦ったことがあれば、フリーレンの前に姿を現そうとはしなかったはずです。フリーレンの強さと能力を図りきれなかったことで、剣の魔族はあっさりとやられました。剣の魔族はフリーレンによって完全に滅ぼされたため、その後登場することもありません。

葬送のフリーレンの剣の魔族に関しては、「未亡人っぽい」という感想が寄せられていました。剣の魔族の本当の年齢はわかりませんが、顔つきは人間の30代くらいに見えます。どことなく陰のあるような感じのキャラデザインからは、「未亡人」を連想する人もいたようです。

葬送のフリーレンの剣の魔族は、あっという間にフリーレンに倒されてしまいました。あまりにも呆気ない幕切れに、物足りなさを感じた人もいました。ただ、剣の魔族を瞬殺したことから、フリーレンたちの強さも改めて実感できたようです。

剣の魔族はフリーレンに正体が見破られたとき、生きるために仕方なく人間を食べたと言いました。その言葉に対し、フリーレンは「人以外も食べれるのに？」と返します。魔族が人間を食べなくても生きていけるという事実には、驚きの声が上がっていました。

葬送のフリーレンの剣の魔族の強さや能力、性格などのネタバレをまとめました。剣の魔族は、原作の第64話に登場する女性の魔族です。自らを「剣の魔族」と称し、ダッハ伯爵家から宝剣を盗みました。僧侶に化けて人を欺く狡猾な魔族でしたが、フリーレンによって一撃で倒されます。ダッハ伯爵からの面倒な依頼は、最終的に北側諸国の多くの人を救う結果となりました。