【葬送のフリーレン】神技のレヴォルテはゲナウの故郷を滅ぼした魔族！強さや最後は？

『葬送のフリーレン』に登場する神技のレヴォルテは、ゲナウやシュタルクと戦った魔族の将軍です。一般的な魔族よりも強く、北部高原で多くの人間を殺してきました。本記事では、葬送のフリーレンに出てくる神技のレヴォルテについて詳しく解説します。まずは、葬送のフリーレンの作品情報とともに、神技のレヴォルテのプロフィールなどを見ていきましょう。

葬送のフリーレンは、小学館の週刊少年サンデーで連載中のファンタジー漫画です。連載が始まったのは、2020年の22・23合併号です。葬送のフリーレンは第14回マンガ大賞と、第25回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しています。2023年にアニメ化されたことで注目を集め、一気に人気に火が着きました。You tubeでは、『葬送のフリーレン 〜●●の魔法〜』というミニアニメが配信されています。

エルフのフリーレンは、仲間たちとともに魔王の討伐に成功します。人間よりも寿命の長いフリーレンは、それから50年もの間気ままな旅を続けました。50年振りに帝都に戻ったフリーレンは、すっかり歳をとった勇者ヒンメルと再会します。それから間もなくヒンメルは息を引き取り、フリーレンはヒンメルのことを知ろうともしなかったことを後悔しました。フリーレンはヒンメルの死をきっかけに、人間をより深く知るための旅に出るのでした。

神技のレヴォルテは、葬送のフリーレンの作中に登場する魔族の将軍です。葬送のフリーレンには七崩賢という魔王の幹部たちが登場しますが、神技のレヴォルテはこの七崩賢のメンバーではありません。「将軍」というのも役職ではなく、強い魔族の戦士につけられた称号のようなものです。神技のレヴォルテは4本の腕と、大蛇のような下半身を持っています。

ほとんどの魔族は人間に近い姿をしていますが、神技のレヴォルテは人間に比べるとやや異形であるといえます。アイマスクのような仮面をつけているため、はっきりとした顔はわかりません。魔族は基本的に個人主義ですが、自分より強さが上の魔族には従う傾向にあります。将軍と呼ばれるほどの強さがあるレヴォルテにも、配下の魔族たちがいました。配下の魔族たちは、ゲナウやフェルンらによって倒されました。

神技のレヴォルテは冷静で性格で、あまり感情の起伏が見られません。ただ、魔族の戦士らしく、戦うことは好きなようです。人間の性質をよく理解していて、その性質を戦いに利用する狡猾さもあります。

神技のレヴォルテの「神技」とは、葬送のフリーレンの世界に伝わっている神話に由来しています。その神話には、「神技の砕剣」という山をも砕く剣が登場します。レヴォルテの持っている剣がまるで神技の砕剣のような強さを持っていることから、レヴォルテは「神技のレヴォルテ」と呼ばれるようになりました。また、「レヴォルテ」という名前は、ドイツ語の「Revolte（反乱）」に由来しています。

葬送のフリーレンの神技のレヴォルテは、一級魔法使いのゲナウと因縁が深い魔族です。ゲナウは神技のレヴォルテによって相棒を殺されただけでなく、故郷まで滅ぼされました。ここでは、神技のレヴォルテとゲナウの間に何が起こったかを、詳しく解説します。また、神技のレヴォルテの最後のシーンも紹介します。

葬送のフリーレンの世界ではすでに魔王は倒されていますが、魔王が消えても残った魔族たちが大人しくなることはありませんでした。平和な世になったとはいえ、まだまだ魔族の残党が各地で猛威を振るっています。特に北部高原での魔族の動きは活発で、一級魔法使いのゲナウは北部高原の魔族討伐の任についていました。その討伐任務の途中で相棒の魔法使いが戦死し、新たにメトーデがゲナウの相棒に選ばれました。

2人はゼーリエからの命を受け、北部高原のルーフェン地方へと向かいます。そこでゲナウが目にしたのは、魔族によって殲滅されたかつての故郷でした。メトーデは村に残っていた騎士団たちの死体を魔法で検死し、彼らが4本の腕の魔族の将軍に襲われたことを突き止めます。

メトーデの調査結果を聞いたゲナウは、その魔族の将軍が神技のレヴォルテであると推測しました。ゲナウは以前にも神技のレヴォルテと戦ったことがあり、そのときに相棒を亡くしています。ゲナウの推察通り、ゲナウの故郷を襲ったのは神技のレヴォルテでした。神技のレヴォルテはゲナウたちの勢力が分散するのを待ち、攻撃を仕掛けることにします。

北部高原で野営していたフリーレン一行は、大陸魔法協会から魔族の討伐以来を受けます。フリーレンたちが向かった先にいたのは、同じく魔族の討伐にやって来たゲナウとメトーデでした。フリーレンたちはゲナウやメトーデと協力し、村を滅ぼした魔族を倒すことにします。情報を共有したところで、フリーレンは魔族の探索に向かいました。ゲナウは安置されている死体を守るために村に残り、シュタルクもゲナウに付き合いました。

戦力が分散したことを確認した神技のレヴォルテは、村に残ったゲナウとシュタルクに襲いかかります。ゲナウは「黒金の翼を操る魔法（ディガドナハト）」を使い、シュタルクとともに神技のレヴォルテに向かっていきました。しかし、ゲナウとシュタルクの攻撃は、神技のレヴォルテの4本の剣に阻まれてしまいます。

そのとき、正面から神技のレヴォルテの剣を受けたシュタルクが、上半身を斬られました。しかし、これはシュタルクの作戦でした。シュタルクは神技のレヴォルテの油断を誘うため、わざと攻撃を受けたのです。そのことに気づいたゲナウは、隙をついて神技のレヴォルテに致命傷を負わせました。追い詰められた神技のレヴォルテは、そこで言葉巧みにゲナウの動揺を誘います。

さらに、ゲナウは人間の子供に化けた配下の魔族に騙され、剣で腹を刺されます。ゲナウはそれでも死ぬことはなく、配下の魔族を黒金の翼で倒しました。ゲナウとシュタルク、剣技のレヴォルテは、それぞれに傷を負いながら死闘を繰り広げます。ゲナウとシュタルクは脆くなってきた神技のレヴォルテの剣を狙い、武器を削っていく作戦に出ます。

そして、ついに4本の剣をすべて叩き折り、2人は勝ちを確信しました。しかし、その油断をつき、神技のレヴォルテはゲナウとシュタルクの腹を素手で突き破ります。それでも即死を免れた2人は、お互いに渾身の一撃を撃ち込み、ついに神技のレヴォルテを倒したのでした。

葬送のフリーレンには、「将軍」と呼ばれている魔族が何体か登場します。将軍格の魔族はいずれも強大な存在で、他の魔族たちとは一線を画しているようです。ここでは、魔族の将軍である神技のレヴォルテの能力や強さ、武器についてまとめていきます。

葬送のフリーレンの神技のレヴォルテは、人間の習性を学習する能力に秀でています。神技のレヴォルテは大勢の人間を殺す過程で、人間がどのような場面でどのような動きをするかを学んでいきました。そして、学んだ知識を活かし、人間をおびきだしたり欺くことができるようになりました。神技のレヴォルテと戦ったゲナウも、戦闘中にレヴォルテの策にはまってしまいます。

神技のレヴォルテは「将軍」と呼ばれているだけあり、魔族の中でも特別な強さを持っています。神技のレヴォルテが作中で戦ったのは、シュタルクと一級魔法使いのゲナウです。シュタルクとゲナウには、一般的な魔族相手なら1人でも倒せるほどの強さがあります。しかし、神技のレヴォルテには、2人がかりでも瀕死状態まで追い込まれました。2人が神技のレヴォルテに手こずったのは、ただ単にレヴォルテの戦闘能力が高いだけではありません。

一般的な魔族と戦う場合、いかに相手が強くとも、腕が2本である限り攻撃パターンは限られます。しかし、神技のレヴォルテには腕が4本あるため、戦闘経験豊富な戦士でも攻撃パターンが読みづらいのです。また、神技のレヴォルテが繰り出す斬撃の威力は桁違いで、普通の人間であれば斬撃だけで消し飛ぶこともあります。4本の剣から繰り出される凄まじい斬撃は、人間にとってかなりの脅威だといえるでしょう。

魔族の将軍でもある神技のレヴォルテの武器は、それぞれの手に持った4本の剣です。この剣は神技のレヴォルテが魔法で作り上げたもので、前述したように神話級の力を発揮します。

神技のレヴォルテの剣は威力が強いだけでなく、戦っている間に重さを変えることもできます。巨石を砕くほどに重くなったかと思えば、時には羽のように軽く鋭くなります。神技のレヴォルテは武器の重さを自由自在に変えることで、相手を撹乱して戦いを有利に運びます。

神技のレヴォルテは、作中でフリーレンやフェルンとは遭遇していません。フリーレンたちのもとへやって来たのは神技のレヴォルテの配下の魔族で、神技のレヴォルテと直接戦ったのはゲナウとシュタルクのみです。フリーレンたちが村へ戻ってきたときには、すでに神技のレヴォルテは消滅した後でした。ここでは、神技のレヴォルテと戦った、ゲナウとシュタルクについて詳しく説明します。

葬送のフリーレンのゲナウは、一級魔法使い試験編に登場した魔法使いです。大陸魔法協会の一員で、一級魔法使い試験では試験官を務めました。ゲナウは冷徹な性格で、任務のためであれば子供でも見捨てることができます。自分でも酷薄な性格であると認めており、メトーデには自分のような嫌なやつになるなと忠告したこともあります。

ただ、故郷の知人の死に際に優しい嘘をついたり人々の死を悼むなど、相手を思いやる一面もあります。ゲナウは自分の中にある情の厚い部分を自覚しておらず、死体を守ろうとしている自分に戸惑った様子を見せました。ゲナウの行動を見ていたシュタルクは、ゲナウのことをいい奴だと評しています。

葬送のフリーレンのシュタルクは、フリーレンのパーティーで前衛を務める戦士です。普段はとても臆病ですが、いざとなればドラゴンすら1人で倒してしまいます。シュタルクはかつて勇者パーティーの戦士として活躍したアイゼンの弟子で、アイゼンから戦い方を学びました。「人類最強」ともいわれていたアイゼンに恐怖を抱かせたほど、戦士としての素質に恵まれています。

まだ戦士として未熟なところはありますが、魔族や魔物との実戦経験が豊富です。また、強靭な肉体を持っているため、深手を負ってもしぶとく相手に食らいつくことができます。北部高原ではゲナウと一緒に、神技のレヴォルテと戦いました。シュタルクはゲナウと共闘するのは初めてでしたが、見事なコンビネーションで神技のレヴォルテの討伐に成功します。

葬送のフリーレンの神技のレヴォルテに関しては、4本の腕に対するコメントがいくつか見られました。育児に忙しい親からは、「レヴォルテのように腕が4本欲しい」という感想が上がっています。また、「4本腕で強そう」という感想や、「4本腕が魔族という感じが出て好き」という感想もありました。

魔族の将軍である神技のレヴォルテは、「将軍」という呼び名に恥じないほどの強さを持っています。ただ、ゲナウとシュタルクに倒されてしまったため、思ったほど強く感じなかった人もいたようです。ただ、これは神技のレヴォルテが弱かったわけではなく、シュタルクとゲナウの連携がとれていた結果だといえるでしょう。

葬送のフリーレンで神技のレヴォルテが登場するエピソードは、2024年1月時点でまだアニメ化されていません。レヴォルテ戦をアニメで見たいという声は多く、迫力のある映像を楽しみにしている人が大勢いるようです。アニメの1期では放送しないと予想し、アニメ2期に期待する人もいました。

葬送のフリーレンに登場する、神技のレヴォルテの強さや能力、最後のシーンなどをまとめました。魔族の将軍であるレヴォルテはかなりの強敵でしたが、ゲナウとシュタルクによって無事討伐されました。神技のレヴォルテのエピソードは、激しい戦闘シーンが楽しめます。神技のレヴォルテとゲナウやシュタルクの戦いが見たい人は、ぜひ原作8巻を読んでみてください。