【こち亀】フリーザが登場するのは漫画の何巻何話？ドラゴンボールとのコラボ回を調査

「こちら葛飾区亀有公園前派出所（こち亀）」とは、週刊少年ジャンプに40年間連載された長寿漫画です。テレビアニメ化やテレビドラマ化されたことで、国民的人気を誇っていました。こち亀は、同じジャンプ作品でこちらも国民的作品といわれる「ドラゴンボール」とコラボしたことがあります。この記事では、こち亀にドラゴンボールのフリーザが登場したのが何巻何話なのかを中心に、こち亀と他の人気作品のコラボも紹介します。

こちら葛飾区亀有公園前派出所（こち亀）は、1976年から2016年まで、週刊少年ジャンプに連載されました。コミックスは、何巻まで出ているのかというと全201巻で、累計発行部数は1億5650万部を突破しています。こち亀の原作者である秋本治は、同作品で「第30回日本漫画家協会賞」の大賞や、「第50回小学館漫画賞」の審査員特別賞を受賞しており、文字通りこち亀が内外で高評価されていることを証明しました。

こち亀は、1977年にせんだみつお主演で、実写映画版が公開されました。このバージョンは、過去に一度だけビデオソフトが発売されたきりで、2024年1月現在観ることができません。その後、1990年代にはテレビアニメ版、2000年代には香取慎吾主演のテレビアニメ版などのメディアミックスが展開され、こち亀は名実ともに国民的漫画へと成長しました。アニメ版とドラマ版は円盤化されており、比較的容易に鑑賞可能です。

こちら葛飾区亀有公園前派出所（こち亀）は、亀有公園前派出所を舞台に、両津勘吉を主人公にして展開されるギャグ漫画です。初期は、両津の常識外れの行動や言動と世間とのギャップを描いた先鋭的なギャグ作品でした。次第に、世の中の流行りものを描いたり、人情味のあるエピソードが展開されるようになります。後期は絵柄も丸くなり、両津本人よりも、増えたサブキャラクターを中心にストーリーが展開されていきました。

秋本治原作のメガヒットギャグ漫画のこち亀は、40年間というロングラン作品だったことから、様々なエピソードが生まれました。また、他の漫画とのコラボが行われたこともあるのです。有名なコラボに、ドラゴンボールのフリーザが登場しました。フリーザは、原作漫画の何巻何話に出てきたのでしょうか？この章では、こち亀にフリーザが登場するコラボ回について、コミックスの何巻何話で読めるのかを中心に紹介していきます。

フリーザとは、鳥山明原作のバトルアクション漫画ドラゴンボールに登場するキャラクターです。フリーザの正体は、「宇宙の帝王」として恐れられている宇宙人でした。ドラゴンボールの「ナメック星編」におけるラスボスであり、孫悟空をはじめ彼の仲間たちを大いに苦しめたのです。フリーザは、数多くの部下を支配下に置いて、惑星の生命体を絶滅させては、残った惑星を売り飛ばすという宇宙の地上げ屋的な存在でした。

ドラゴンボール本編におけるフリーザは、いくつもの変身能力を有する種族の出身であり、第一から第三携帯まで変身した後に、最終形態となって孫悟空と対峙したのです。さらにフルパワー形態にも変身しましたが、最終的には悟空に敗れました。その後、メカフリーザとなって蘇ったものの、未来からやって来たトランクスの剣で一刀両断にされてしまい、完全に死亡したのです。

こち亀にドラゴンボールのフリーザが登場したのが何巻何話なのかを調査したところ、原作漫画のコミックス69巻の7話（コミックス内の話数）である「両さんメモリアル」だと判明しました。この回は、その前々回の「麗子メモリアル」や前回の「中川メモリアル」とつながっており、両津が生まれてから警察官になるまでの足跡が描かれた後で、両津がこれまでのレギュラーキャラクターを呼び出して、警察官を辞めると宣言します。

そして、見開き2ページに、両津から読者に向けての挨拶と、手を振る彼の姿が描かれました。実は、この回はニセの最終回を描いた実験的な内容であり、これだけでは終わらなかったのです。

さらにページを開くと、「新こちら葛飾区亀有公園前派出所」のタイトルで、いつものように自転車で派出所に出勤する両津が描かれました。先述の通り、最終回は嘘だったのです。しかし、騙された部長たちは完全にキレてしまい、両津をコマから落としました。両津が落とされた先は、ドラゴンボールの世界線であることが判明します。両津は、ナメック星でフリーザと遭遇して、冷や汗をかくのでした。

ちなみに、こち亀のテレビアニメ版で、フリーザとのコラボが何話なのかを調査しました。フリーザのエピソードは、アニメ化されていないことがわかっています。理由は不明ですが、版権上の絡みがあることが推察されました。

「超こち亀」とは、こち亀の連載30周年を記念して発売されたコミックスで、こち亀と総勢92名の有名漫画家陣とのコラボが実現したことで知られています。この本の中で、秋本治と鳥山明の合作が実現しました。ストーリーは、「両さんメモリアル」の続きであり、ナメック星に飛ばされた両津がフリーザの円盤を駐車禁止と判断して罰金を払うように言いますが、フリーザが言うことを聞くわけもなく、意外な戦いが展開されるのです。

先述した超こち亀では、両津とフリーザの夢の戦いが実現しました。他にも、「キン肉マン」のキャラクターと両津とのコラボや、「ゴルゴ13」とのコラボが見られます。読者を最も驚かせたと評されているのは、こち亀と「ルパン三世」とのコラボでした。どのような関りが描かれたのでしょうか？この章では、超こち亀で展開された「両津勘吉VSルパン三世」について、ネタバレを交えながら紹介していきます。

ルパン三世は、モンキーパンチ原作の漫画です。アルセーヌ・ルパンの孫のルパン三世を主人公にして、彼が相棒の次元大介や石川五ェ門、そして峰不二子らとともに様々な物を盗むストーリーや、ライバル銭形警部との対決などで人気を博し、テレビアニメ化されたことで国民的作品となりました。超こち亀に掲載された両津勘吉VSルパン三世は、秋本治とモンキー・パンチのコラボ漫画です。

中川コンツェルンが経営する中川美術館には、「カメアリ・カメリア」というダイヤモンドが展示されています。ある日、カメアリ・カメリアを盗むというルパン三世の予告状が届きました。両津たちは、銭形警部と連携を図り、ルパンの野望を潰すべく予告当日を迎えたのです。

この章では、こち亀とドラゴンボールのフリーザとのコラボに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。両者のコラボは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、こち亀の大ファンだと思われる方のツイートです。超こち亀の両津とフリーザのコラボを読んで、フリーザが両津のギャグ空間に翻弄されまくるのが面白かったと高評価していました。

こちらは、超こち亀を所有している方のツイートです。この本を読むのが大好きとのことで、両津とフリーザとのコラボ漫画で腹筋崩壊してしまったとつぶやいています。

こちらは、ジャンプ漫画の大ファンだと思われる方のツイートです。「呪術廻戦」で超こち亀の両津とフリーザとの戦いのオマージュが描かれたことに興奮が止まらないと高評価していました。

この記事では、こち亀にドラゴンボールのフリーザが登場したエピソードについて特集してきました。両津とフリーザは二度コラボしていることが判明しており、どちらもファンを喜ばせています。二人のコラボに注目して、こち亀を読んでください。