【こち亀】ガルパン回は漫画の何巻何話？取り上げられた理由やコラボ小説も紹介

「こち亀」の正式名称は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」であり、「週刊少年ジャンプ」に連載された長寿作品として人気があります。この記事ではこち亀に社会現象にもなったアニメ「ガールズ＆パンツァー（ガルパン）」が取り上げられた理由や、何巻何話に掲載されたかなどについて紹介します。

こち亀は1976年6月20日発売の「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、2016年に発売された「週刊少年ジャンプ」42号まで一度の休載もなく連載された作品で、少年誌の最長連載記録をもっています。単行本は201巻まで発売され、2021年に漫画「ゴルゴ13」に抜かれるまでは「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されていました。

累計発行部数1億5650万部を記録している人気作品で、1996年から放送されたアニメ版も人気を博しました。また、アニメ版だけではなく2009年には香取慎吾さん主演で実写ドラマ版が放送されています。2016年に連載終了をしたこち亀ですが、連載終了後も描きおろし漫画が発表されました。

亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉は、人間離れをした身体能力と生命力の持ち主です。しかしギャンブル好きで、お金が絡むと手段を選ばずに行動し大きなトラブルを巻き起こします。こち亀は、破天荒な両津勘吉をはじめさまざまな特徴的なキャラクターたちが登場し、1話完結の物語を描く作品です。

こち亀でガルパンが登場するのは漫画の何巻何話なのでしょうか？それは、漫画版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の192巻8話でした。192巻が発売されたのが2014年で、ちょうどガルパンブームが起きていたころでした。ガルパンの正式名称は「ガールズ&パンツァー」で、2012年10月から放送されたオリジナルアニメです。テレビ版が完結したあとも、劇場版として公開が続いている人気作品です。

こち亀にガルパンが登場したときの構成は、物語の前半でガルパンの詳しい解説を行い中盤から終盤にかけて両さんが所属するラジコン戦車部と、警視庁率いる女子プラモ部が対決するというものでした。ガルパンを解説するときに両さんは「ガールズ＆パンツァー」ではなく「ガールズ＆タンク」になるはずだとツッコミを入れています。その理由は、パンツァーはドイツ語で一般的に知られていない言葉だからです。

このほかにも、こち亀らしい切り口でガルパンについて語っているのでガルパンファンの方は漫画版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の192巻8話をチェックしてみてはいかがでしょうか？また、こち亀ではガルパンだけではなくガルパンと似た作品を取り上げたことがあります。

それは戦前に活躍をしていた軍艦を擬人化した人気作品の「艦これ」です。こち亀で艦これが取り上げられた回が何巻何話かというと、漫画版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の193巻8話です。こち亀の艦これ回の構成は、前半で両さんがこち亀らしい切り口で艦これを解説して、中盤から女子ラジコン部と戦うというものでガルパン回と似たような構成となっています。

こち亀のガルパン回や艦これ回は、アニメファンやミリオタの間で大きな話題となったようです。またガルパンがこち亀に取り上げられたときは、ガルパン公式がTwitterで反応していました。

こち亀とガルパンのコラボは漫画版だけではありませんでした。こち亀とガルパンがコラボをしたのは、40周年記念&コミックス200巻発売を記念して発売された「VSこち亀」というアンソロジー小説です。「VSこち亀」にはガルパンのほか「おそ松さん」「魔術師オーフェン」「チア男子！！」「ハルチカ」「謎解きはディナーのあとで」とのコラボ小説が収録されています。

こち亀とガルパンのコラボ小説のタイトルは「両津&パンツァー」で、両さんとガルパンの大洗女子が対戦する物語が描かれています。この作品はガルパンのように本物の戦車に乗って戦うのではなく、茨城県大洗町でおこなわれる「ラジコン戦車道」という大会でラジコン戦車バトルを行うというものです。勝ち進む両さんの対戦相手は大洗女子の秋山優花里でした。

勝負のためであればなんでもするという両さんは、汚い手も駆使して秋山優花里を追い詰めます。しかし、西住みほなどチームメイトが彼女に協力をして秋山優花里が勝利を収めました。物語はここで終わらず、勝負に納得がいかない両さんがごねて本物を使った戦車による決闘を申し込む流れになり、結局本物の戦車による対戦が行われました。結果はアンソロジー小説「VSこち亀」でチェックしてください。

こち亀でガルパンが取り上げられた理由は、作者の秋元治さんがガルパンに興味があったからではないかとされています。こち亀ではガルパンだけではなく艦これなど、そのときに流行している作品が取り上げられることが少なくありません。また、アニメだけではなくさまざまなものが取り上げられるのがこち亀の特徴となっています。

「ドラゴンボール」のフリーザとは、「フリーザ編」で初登場をした悪役キャラクターです。「私の戦闘力は53万です」をはじめさまざまな名言があるフリーザは、ドラゴンボールの悪役キャラクターのなかでもトップクラスの人気を誇ります。フリーザは銀河系一の軍隊と恐れられるフリーザ軍の首領で、銀河系宇宙で大暴れをしている大物です。

丁寧な口調で本人は部下のことを大切にしている様子を見せますが、その一方でミスをした部下は消し飛ばすという冷酷な面をもっています。また、変身をするたびに強化されていくことが特徴で、孫悟空たちと激しい戦いを繰り広げました。

こち亀はガルパンだけではなく、「ドラゴンボール」のフリーザとコラボしたことがあります。それは1991年4月発売の第69巻に描かれました。201巻まで刊行されたこち亀ですが、じつは69巻でも最終回が描かれました。もっともその最終回は「エセ最終回」で、両さんが読者へお別れの言葉を言ったあとすぐに戻ってきて派出所のメンバーを驚かせるというものでした。

しかも、「終了とは言っていない」「パチンコ屋の新装開店みたいなもの」のような軽口を叩き、大原部長から「お前などもうでなくていい！他の漫画にいっちまえ！」と本当にほかの漫画へ追い出されました。追い出された先は「ドラゴンボール」の世界で、そこにフリーザがいました。また、2007年にもまた両さんは「ドラゴンボール」の世界に追い出されてしまいます。

そこで両さんはフリーザの宇宙船を発見してバトルになりした。フリーザ軍の攻撃を受けてボロボロになってもピンピンとしている両さんに、フリーザ軍の兵士は「あいつはギャグ漫画人間だ…！」とおののきます。さらにフリーザも「そうとうのベテランですよ！」と言い攻撃しますがとどめを刺せずに逃げ出します。フリーザですら倒せない両さんの姿がこのコラボで描かれました。

こち亀とガルパンがクロスオーバーしたアンソロジー小説「VSこち亀」を購入した方が、面白くてよかったという感想をツイートしています。

こち亀のガルパン回を目当てに漫画を購入した方が、ガルパン回だけではなくほかの話も面白いという感想をツイートしています。

こち亀のガルパン回で、両さんがこち亀らしい考察をしているところが好きだという感想がありました。また、ガルパンや艦これなどのサブカル回が好きという感想もあります。

こち亀のガルパン回について紹介しました。こち亀のガルパン回では、両さんらしい考察のほかにラジコン戦車などについて描かれました。また、アンソロジー小説「VSこち亀」でガルパンが取り上げられていてこちらも好評なようです。まだチェックしていない方は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか？