こち亀最終回の内容と衝撃のオチとは?感想と連載終了した理由を考察

長期連載人気作品のこち亀がなぜ最終回を迎えたのか、こち亀という作品がどのような作品だったか、週刊少年ジャンプの長期作品ゆえの原因など、考えられる理由から考察していきます。様々な要因があったにせよ、こち亀最終回を迎える判断は編集部にとっては簡単ではないでしょう。

こち亀最終回の内容と衝撃のオチとは?感想と連載終了した理由を考察のイメージ

目次

  1. 長い名前でおなじみの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を改めて紹介!
  2. こち亀を最終回まで支えた魅力的なキャラクターを紹介!
  3. こち亀の最終回を支えた他の個性豊かなキャラクターも紹介!
  4. こちら葛飾区亀有公園前派出所は長いタイトルと同じように終了まで長い?
  5. こち亀はなぜこんなに長く続いているのか?
  6. こち亀はなぜ終了してしまったのか?
  7. 大人から子供まで楽しめるこち亀が終了したときの世間の反応は?
  8. こち亀最終回のオチはどうだったのか?
  9. こち亀関係者の終了した時の反応を紹介
  10. こち亀の最終回や過去の回も振り返ろう!次回作も発売!

長い名前でおなじみの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を改めて紹介!

最終回を迎えたこちら葛飾区亀有公園前派出所略してこち亀とは?

こちら葛飾区亀有公園前派出所とは通称こち亀という愛称で親しまれている警察官が主人公のギャグ漫画です。両津勘吉巡査とそれを取り巻く多くの魅力的なキャラクター達を巻き込んだり、巻き込まれたりといった騒動を描いたものです。

こち亀を最終回まで連載し続けた作者秋元治先生

幼少の頃より漫画に興味があり、中高で本格的な漫画を描いて、23歳の時にこちら葛飾区亀有公園前派出所が入賞しました。連載終了までの四十年間もの長期にわたってこち亀の連載を休載することなく続けることができる驚異的なバイタリティの持ち主です。

こち亀を最終回まで支えた魅力的なキャラクターを紹介!

酒に賭博が大好きな破天荒巡査の両津勘吉

こちら葛飾区亀有公園前派出所の主人公。葛飾区にある亀有公園前派出所に勤務する巡査です。四十年の長い連載の間に、機械音痴がハイテク好きになり、子供嫌いが子供と遊ぶほど丸くなるなどの変化がありましたが、一貫してダメ警察官というのは変わりません。

金の誘惑に非常に弱く、最初は好奇心からくる無欲ではじめたことが評価されると、目を『¥』の形にして計算し、商売をあっという間にはじめます。そうして調子に乗って次々と商売や活動に手を出し、やがては失敗して転落するのが一通りの『いつものこち亀』です。

連載当初は、賭け事をしているときぐらいにしか見せない真剣な表情をする両さんが、単行本の表紙を飾ることもありました。この当時はほのぼのギャグよりも圧倒的にハチャメチャな感想を抱かせる内容が多かったです。

気に食わないことがあれば銃を連射。しかし終盤ではもう少し丸くなり、持っている物を地面に叩きつけるか、発砲しても一発で納めてくれます。

両さんの魅力を最大限に引き出すツッコミ扼の大原部長

破天荒な両津勘吉の上司の巡査部長です。こちら葛飾区亀有公園前派出所を縦横無尽に暴れまわる破天荒な両さんの活動に胃を痛め、連載中には時折ストレスを訴えて服薬している場面があります。しかし、破天荒な両さんをしかりつけられる数少ない人物で、彼の『転落クセ』も把握しており、調子に乗る両さんを冷静に見守ることもあります。

かと思えば、機械音痴なところに目を付けられ法外な値段を請求されてしまい、さらに続けて両さんが原因でとてつもないことが起き、騒動に巻き込まれてしまうなんていうこともあります。

その週の最終のコマで戦車や甲冑、様々な武装をして派出所に『両津のバカどこだ!』と怒鳴り込むのがこち亀の定番のオチです。このオチを見るとどこか安心する感想も抱かせるこち亀の鉄板オチに必要不可欠なキャラクターなのです。

普段は真面目で、両さんからすれば「岩よりも固い性格」だが、若い女の子にちやほやされるとこんな姿を見せることもあります。意外とお調子者の気があります。

こち亀にとって金持ちなのにまともな良心を持ち合わせている中川圭一

こちら葛飾区亀有公園前派出所の中川圭一は両さんの後輩で、大企業の中川コンツェルンの御曹司です。両さんや大原部長が着ている標準的な警察官の制服ではなく、黄色地に黒い線の縦ストライプのオリジナルデザインの制服を着ている美男子です。

両さんの弟、金次郎さんのお嫁さんが中川巡査の遠い親戚だったりします。弟の結婚を機に、親戚だという立場を利用して、組織を自由に動かせるようになり、両さんの活動の幅がさらに広まることになります。そのたびに中川巡査は散々な目にあうことになります。それでも両さんを尊敬する先輩として警戒しつつ尊敬しているようです。

最終回までに何度かいい雰囲気にもなった秋元・カトリーヌ・麗子

ピンク色の婦警制服に袖を通す美女。その見た目通りモデルをこなすこともあります。こちら葛飾区亀有公園前派出所の両さんの癖の強さによってキャラクターが埋没しないように、こちらも超がつく大金持ちのご令嬢です。

基本的におしとやかで包容力がある性格だが、暴力的な両さんに負けず劣らずな男勝りな性格で、漫画のコマすら叩き割る力を秘めています。起こると大理石製の綿棒でなんのためらいもなく頭蓋骨を叩き割りにきます。さすがの両さんもその攻撃にはこたえたようです。

連載中に何度か両さんといい雰囲気になることもありました。麗子巡査も満更ではない態度だったりしますが、最後には欲に目がくらんだ両さんに幻滅します。

普通だからこそ最大の個性を発揮した寺井洋一

嵐のような両津巡査、それを制御できる大原部長、会社をいくつも経営する御曹司の中川巡査、超大金持ちで美女の麗子巡査などなど、とんでもないキャラクター性が固まったこちら葛飾区亀有公園前派出所にて、唯一の普通の人間です。

妻子持ちで連載の途中では家を買い、たまに船も買ってと、貯金の中でやりくりしつつささやかな幸せを享受する、そのような私達のような目線を持つ寺井巡査さん。しかし両さんとの出会いにより、彼の平凡も嵐へと飲み込まれてしまいます。彼の名前がタイトルについたとき古参ファンは「今日はどんな騒動に巻き込まれるのか」とドキドキしながら読み進め、両さんのパワフルさに恐ろしいといった感想を浮かべたでしょう。

家を買うたびに散々な目に遭い、両さんによってクイズ番組の罰ゲームで破壊され、船は両さんによって「人生送りバント」「人生犠牲フライ」「人生9回裏逆転負け」と微妙に彼の特徴を持った名前をつけられてしまいます。

168巻で改名を期に運勢がよくなったことを理由に今後『丸井ヤング館』の名前で通すことになります。しかし改名後に出番がなくなってしまい、その存在のようにうっすらと姿を消してしまいます。

あまりにもノーマルな思考を持つために、それだけで個性として認識される。周囲の人間の普通ではないさまがうかがい知れます。なお、こちら葛飾区亀有公園前派出所200巻に及ぶ単行本の表紙に、彼は一度も姿を描かれていないません。最終回でも戸惑った表情を浮かべている程度の登場です。

こち亀の最終回を支えた他の個性豊かなキャラクターも紹介!

最終回までこち亀を支えたその他多くの魅力的なキャラクター達

こちら葛飾区亀有公園前派出所序盤から登場する普段はなよなよとした少女趣味な男性だが、ハンドルを握ると強面の暴走族ですらビビらせる二重人格を持つ機動隊所属の本田速人さんです。

どこからどう見ても女性だが本当は男性で拳法の達人のマリア巡査さん。彼(彼女?)は後々に神様により性転換をうけて、本物の女性になる機会もあります。

四年に一度しか目覚めない夏季オリンピックのような扱いですが、いざ目覚めれば超能力を使いバリバリと難事件を解決していく日暮熟睡男、その逆に四年に一回しか寝なくてもいい体質の双子の弟の日暮起男、正反対の超能力者の双子なんてのも漫画に登場します。

多くの個性的すぎるキャラクター達が両さんによって振り回されたり、逆に両さんを巻き込んで騒動を起こしたり、しっちゃかめっちゃかに動き回り、飽きさせない楽しみを味あわせてくれます。

こちら葛飾区亀有公園前派出所は長いタイトルと同じように終了まで長い?

こち亀最終回のオチをネタバレや感想と紹介:こち亀は終了まで何年続いた?

『こちら葛飾区亀有公園前発出所』として初めて読者の目に触れたのは、1976年の29号。月間ヤングジャンプ賞入選作品の読み切りでした。それから1976年42号から連載を開始し、2016年42号の終了までの四十年間。単行本は200巻。話数にすると1960話の超長期連載作品です。

一度も休載することなく連載し続けた記録として、ギネスの「少年誌の最長連載記録」として記録されています。

こち亀はなぜこんなに長く続いているのか?

こち亀最終回のオチをネタバレや感想と紹介:なぜこんなに続けられたのか?

掲載し続けることだけでも難しい週刊少年ジャンプで、四十年間という長い期間連載し続けられた大きな要因は、作者の秋元治先生の引き出しの多さでしょう。連載開始した1976年といえば、ロッキード事件やモントリオールオリンピックが開催された年です。両さんがいる亀有公園前派出所に置いてある電話は黒電話。携帯電話など携帯できないほどの大きさの技術しか開発されていませんでした。

それから時代は流れ、携帯電話は手の平に収まるほどのサイズになり、個人がパソコンを所有し、人々がいつでもどこでもつながる便利な時代になりました。変化する時代に合わせて、両さんも読者や周囲に愛される『両さん』へと変化していきます。

世の中の変化や、新しい技術を柔軟に取り入れていく姿勢が、新しい世の中の少年少女に受け入れられて、多くの読者に愛されてきたのでしょう。それが、こち亀を40年も支えてきた人気の秘密の一つなのです。

こち亀はなぜ終了してしまったのか?

こち亀の作者秋元治先生の高齢化

初めてこち亀が改正された1976年6月に23歳だとすると、連載が終了したときには63歳。定年退職をしてもおかしくない年齢です。まだまだ週刊連載できていたとしても、2017年に発表された日本人男性の平均寿命の80歳までわずか17年しかありません。

いくら40年の経験で作業を効率化していたとしても、ネタ出し、ネーム作業、打ち合わせ、作画のルーチンワークを老体でこなすには無理があります。もしくは肉体に負荷がかかり、体調を崩してしまう恐れもあります。200巻を区切りにして終了したのはいい機会なのかもしれません。

こち亀の人気の低迷下

週刊少年ジャンプは連載している漫画の人気不人気の判断を、感想のアンケートハガキで集計しております。アンケートハガキには感想を書く欄と、その週に気に入った漫画を指定する欄が三つしかありません。新しい漫画やお気に入りの漫画、続けてほしい漫画、それらだけで三つの欄が埋まってしまいます。

ずっと続けているこち亀に票が入るのは後回しになってしまう場合があります。よっていくら古くから親しまれているからといっても、その読者がハガキを出し続けているのは難しいでしょう。そこからくる、人気があるはずなのに票が入らないための不人気状態に陥ってしまう。超長期連載作品が陥りやすいパターンです。

こち亀の定番ゆえのマンネリ化

こち亀にはよくある定番の流れがあります。『両さんが新しいことに挑戦する』『周囲にそれが認められる』『両さんが調子に乗る』『周囲が崩壊に巻き込まれる』『監督役の大原部長が派出所に怒鳴り込む』の一連の流れです。

いくら作者の秋元治先生が新しい文化や物に敏感で、目新しいものを展開に組み込んでも、18ページに収められる変化にも限界があります。たぐいまれな表現力や、画力、展開力で笑いへと昇華させても、最初の数ページで薄々気づいてしまうのです。ネタバレを避けているはずが、展開のネタバレになってしまう。

だがしかし、展開が読めたからといって、『両さんが取り組んでいる新しいこと』を興味深く漫画を通して知り、『今週は両さんがどのようなオチを迎えるのか』『大原部長がどのような仮装をして怒鳴り込んで来るのか』などワクワクして読むことができるのです。

この辺りの印象や感想は、読んだ読者個人にゆだねられます。マンネリとも言われるかもしれない定番ネタも、面白ければ持ちネタの一つとして続けて行けるのです。

こち亀が人気だからこそいまのうちに切る

週刊少年ジャンプは面白くて人気があるならば漫画を連載します。面白くなくて人気がない作品は掲載しません。だからこそ、人気がある作品は連載を終了できないジレンマがあります。

過去の人気作でも、作者が終わりたいと意思をしめしていたはずが、編集部の意向により新たな展開を盛り込み、連載を続けている話や感想をネット上で囁かれているのを目にします。

多くの読者から連載を望まれている作品だと、少年ジャンプの編集部の人たちも把握していることでしょう。それでも連載を終了させたのは、ただ終了させるだけではなく、秋元治先生に新しい作品にチャレンジしてもらえる機会を与えるためだったのかもしれません。

大人から子供まで楽しめるこち亀が終了したときの世間の反応は?

こち亀が終了したときの世間の騒動

読者の人々にこち亀の連載終了が知らされたのは2016年9月3日のことです。神田明神にあった『こち亀』連載40周年記念絵巻奉納式後の記者会見にて200巻で最終回を迎えることが発表されました。その様子はニュースで流れお茶の間に届くほどの衝撃でした。

最終巻の200巻は予約開始の一週間後には予約終了してしまいます。他にも年末にかけてこち亀40周年企画として様々なイベントが催され、両さんと同じように国中を巻き込んでの騒動になることもありました。

多くの愛読者がいったいどういった最終回を迎えるのかを予想しました。この記事を書いている筆者は、こち亀が一度偽連載終了をしたのを知っていたため、実際に最終話を目にするまで、連載終了を疑っていたりしていました。

こち亀最終回のオチはどうだったのか?

40年であらゆる企画をしてきた作者が挑戦する新たな最終回のオチとは?

こち亀では、一度最終回がありました。ネタバレをすると、その最終回は実は偽物でしたといった内容です。その他にも、両さんが死亡してしまうかもしれないと身辺整理をしたり、実際に死亡してしまう、結婚して終了オチ、などなどネタバレ覚悟で書くと数々の挑戦的な内容に挑み続けてきました。そんな作者が贈る最終回展開のネタバレをしていきます。

最終回に開催された40周年記念イベントのネタバレ

こち亀の古くからのファンにはおなじみですが、こち亀では10周年単位で様々なイベントを催してきました。最終回となる40周年に行われたのは、なんと復活キャラベスト10です。発表された当初はキャラクター達もすでにやった企画だと戸惑っていました。しかし、ここで両さんがネタバレをします。

漫画内の30周年記念イベントで復活キャラベスト10をしたときは、ちゃんと読者投票によりデータを集計した結果を反映させましたが、40周年の復活イベントでは読者投票を全くしていないという。とんでもないオチです。

最終回のジャンプと単行本のオチの内容が違う!

なんと最終話が掲載される週刊少年ジャンプ42号と同時発売で最終巻が発売、最終話を単行本と雑誌同時に楽しむことができます。さらに雑誌で掲載された内容と、単行本に掲載されていう内容とは違う展開という、「じゃあもう片方も買おうか」と単行本か雑誌のどちらかでしか読まないつもりだった読者にとっては両方とも手に入れたくなる演出などもありました。

これを両さんが直々に「両方買ってもらうためのいやらしい商法です」と言う。メタメタなことでも平気で言う破天荒型破りな両さんらしい台詞です。その他にも破天荒すぎるだろうといった内容になっています。このような内容でさえ受け入れてしまえるあたり、普段からのぶっとび具合をうかがい知ることができます。

こち亀最終回が発売された当初は、単行本とジャンプが同列に本屋に並んでいる光景を目にできました。しかし、単行本収録のオチは単行本を手に入れれば見ることができますが、ジャンプ本誌のオチはジャンプが発売されている約一週間。それが過ぎればファンが保管しているものか、オークションで流れている本誌を買うしかありません。

ジャンプ本誌は単行本のように重版がかかることなど少ないです。発売期間が過ぎてからの重版になれば、その機会などまずないでしょう。あの時手に入れておけばよかったー!とならないように、こちらで両方のオチをネタバレしていきたいと思います。

もう手に入らないジャンプ本誌の最終回のオチのネタバレ

週刊少年ジャンプに掲載された最終回は、復活キャラベスト10の1位が星逃田刑事が1位に輝いていました。そして最後に2ページの見開きを使い、いままでこち亀に登場してきたキャラクター達が読者たちの応援に対して感謝を言う感動のフィナーレでした。

さらにページをめくると見開きで連載終了によせて、作者の秋元治先生のコメントと、メインキャラクターの両さん、中川巡査、麗子巡査のイラストが描かれていました。

さらにその後、ジャンプ本誌で最初に掲載された記念すべき一話目の「始末書の両さんの巻」がカラーで掲載されていました。現在とまったく違う絵柄に両さんの顔、昔から応援していた読者には懐かしいという感想を抱かせたでしょう。実に心憎い演出です。

ジャンプとは違う単行本の最終回のオチのネタバレ

ジャンプのオチは随分と、感動を演出したフィナーレでした。しかし、これは逆にこち亀らしくない感想を抱かせます。そこで単行本では、両さんが両さんらしく、こち亀の鉄板にそった元気な最終回です。

復活キャラベスト10の1位が両さんになります。大喜びで表彰を受ける両さん。大原部長が「君はこれで自由だ。どこにでも行きなさい」と笑顔で送り出すします。自由になった両さんは、笑顔で去って行きます。こうしてこち亀は終了しました。…と思うじゃろ?もうちっと続くんじゃ。とジャンプの有名漫画の台詞を引用して続けます。

そして場面は違う場所に移動します。豪華絢爛な食事が並ぶテーブルに、こち亀のキャラクター達が並んでいます。そのなかに主人公である両さんの姿はありません。そんななかで大原部長が乾杯の音頭をとります。「両津がいるとメチャクチャになるかなら」と両さんを遠ざけた部長の策略だったのです。

しかし携帯の忘れ物に気づいて現場に戻って来た両さんが、宴会に気づいてしまいます。そこで大激怒です。こうなった両さんが誰にも止められないこと、怒りの度合いにより彼の行動は行く何階級的に酷くなることを私達は知っています。両さんは全ての料理にツバをかけて、台無しにしてしまったのです。200巻の最終回なのにすごいオチだ…と呆れる中川巡査の呟きで終了します。

ジャンプ本誌と違う秋元治先生のコメントが掲載され、こてにで単行本としてのこち亀が終了します。これを見た読者たちは、酷いという感想を浮かべるでしょう。しかし、この酷さが両さんの破天荒さを最大限に活かした最終回なのです。品行方正なジャンプの最終回よりも、両さんが生き生きした単行本の騒動は、最後のしんみりとした感想を抱かせない、ギャグマンガならでわのぶっ飛び具合でした。

こち亀関係者の終了した時の反応を紹介

日本を巻き込んだこち亀の最終回

こち亀という連載は、週刊少年ジャンプが主な読者層として設定している少年だけではなく、いままでこち亀を読み続けていた高い年代の人々の読者を放さないようにしていました。

こち亀を終了させるということは、その読者層をごっそりと失ってしまう恐れもあります。決して簡単な判断ではありません。しかし、彼らには、現行の漫画達でそれらをつなぎとめることができるという自信があったのでしょう。

その通り、ジャンプは次々に新しい作品を世に放ち、こち亀が終了したからといって読まないという選択肢を抱かせることは少なく、終了しても他の読みたい作品があるから読み続けるという選択肢を人々に抱かせました。

40年間こち亀を描き続けた作者にとっての最終回とは

四十年続けた連載を終了させることは、自分の人生の半分以上を費やした事業を止めることです。人は安定を求めるもので、それは世の中の変化を柔軟に受け入れて漫画に取り込んできた秋元治先生も変わらないでしょう。

しかし彼には、こち亀の連載中に時間がなくてできなかったことを実行する機会が産まれます。その通り、連載終了がしてからも、秋元治先生は次々と新しい作品を生み出し続けています。

こち亀が続くものだと思っていた読者にとっては

少年少女ではなく、もう少し年代が上の読者の方々は、こち亀が終了して寂しさも覚えたことでしょう。いまだに週刊少年ジャンプにこち亀が掲載されていない違和感を時折覚える読者も多いようです。

そして秋元治先生が新しい作品に取り組み、いまだにお店には漫画が増え続けています。電子書籍を購入するようになっても、彼の作品は紙で読みたいと本屋さんに足を運んでる方も少なくないようです。

はじめはこち亀が終了したことによる不安や混乱があったでしょうが、秋元治先生の新しい作品を楽しむことができるようになるでしょう。

こち亀の最終回や過去の回も振り返ろう!次回作も発売!

こち亀が終了してからも四つの連載を不定期に描いて、単行本を発売。精力的に活動しています。編集者がこち亀の長期連載が終了して休んでもらおうとしているというむねを発言していましたが、秋元治先生はまだまだ休む気はないようです。これからも新たな作品を楽しみに待ちましょう。

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