【はめつのおうこく】ヤマトは妹想いの帝国保安局局長！アドニスとの関係や声優は？

はめつのおうこくのヤマトは、国家保安局の局長を務めている人物です。物語の冒頭から、メンバーに指示を与えるシーンで多く登場します。アドニスが原因で大切な妹を失ったことから、彼に対して強い憎悪を抱きました。本記事では、ヤマトがどのように物語と関わっていくのか、最後は死亡するのかについて解説していきます。

ヤマトが登場するはめつのおうこくは、2019年5月号より「月刊コミックガーデン」にて連載されている漫画作品です。また、同年5月よりウェブコミック誌の配信サイト「マグコミ」にも発表されています。

作者はyoruhashi先生で、物語のジャンルはダークファンタジーです。2023年10月時点で単行本の累計数は、100万部を突破しています。2023年にはメディアミックスとして全12話がテレビアニメ化され、毎日放送、TBSほかにて放送されました。

物語の舞台は、かつて人間と魔女が共存していたリディア帝国です。科学文明が発達したことで、魔法を使える魔女の存在を、人間が疎ましく思うようになりました。そして、人間族の王が魔女狩りを行い、魔女を排除しようとします。人間のアドニスは、育ての親である魔女のクロエと逃亡しました。しかし、最後は捕まり、クロエはアドニスの目の前で殺されてしまいます。アドニスは最愛の師を失い、帝国への復讐を誓うのでした。

はめつのおうこくのヤマトは、リディア帝国の保安局で局長を務める人物です。主人公のアドニスと敵対する立場で、リディア帝国が緊急事態になったときは、迅速に現場へ指示を出します。指揮官として非常に優れており、正義感の強い性格です。厳格すぎる一面もあり、魔女は邪悪な存在だと思い込んでいました。

いかなるときも、落ち着いて物事を判断することができます。戦闘シーンでは、すべての部下たちがヤマトの指示に従っていたことから、人望の厚いリーダーだと考察できます。彼は非常事態宣言の発令や、軍隊への支援要請などの権限を持ち、独自の判断で行うことも可能です。

はめつのおうこくのヤマトとユキは兄妹関係で、二人とも国家保安局に属しています。ヤマトが保安局に入ると、追いかけるようにユキも入局しました。また、局長になれば、自分は副局長となり兄を補佐しようと奮闘します。妹のユキは兄に認めてもらえることが、最大の喜びでした。ヤマトも「すごい妹」と彼女を褒め称え、大切に思っている様子です。

はめつのおうこくのヤマトは、アドニスに対して強い憎しみを抱いています。なぜなら、最愛の妹ユキが、アドニスの襲撃によって大きなダメージを受けたためです。また、人間であるにもかかわらず、魔法を用いるアドニスに嫌悪しています。クロエの復讐のために生きるアドニスと、妹の復讐に燃えるヤマトの戦いは、互いの想いがぶつかりあい本作の見どころの一つです。

ヤマトの死亡シーンは、はめつのおうこく原作漫画の3巻第15話「魔女ドロカ」で登場します。刀が彼の後頭部から眉間の部分を貫通し、続けて首にとどめを刺されました。最初に後頭部を切られた際は、ヤマトは何か言葉を発します。この時点では、死亡してなかったのですが、最後に首を切られたことで死亡しました。

アドニスは人間を皆殺しにするため、リディア帝国で暴れまわりました。その結果、彼は魔女たちによってルナミリア（月園）へと、異層間搬送されることになります。アドニスにはGPSが埋め込まれており、ヤマトと多くの兵士たちは、それを辿ってルナミリアへ追いかけてきました。

以前、アドニスの襲撃により、妹のユキがDAMを起動させてしまいます。ユキは高線量被爆が原因で、意識を失いました。ヤマトは妹を失ったのは、アドニスのせいだと強い復讐心を抱いています。そのため、アドニスを追いかけて来たヤマトは、兵士たちが魔女たちと戦っている際中も、彼を殺すことにだけ集中していたのです。

ヤマトの様子を見ていたドロカは、戦いの状況を食い止めようと、愛の魔法マンドラゴラ（束縛）を発動します。しかし、ヤマトは戦いを止めようとしません。ドロカはさらに強い魔法をかけて、ヤマトの動きを封じました。すると、その隙を見てアドニスがヤマトの後方から、刀で襲ってきたのです。最後は彼の首を斬り落とし、死亡させました。

復讐に取り付かれているアドニスは、死亡したヤマトの顔を剥がしました。アドニスにとって、師の命を奪った人間を殺すことに、罪悪感などありません。ヤマトの顔を剥がしてお面として活用し、彼を装うことを考えます。そして、記述式召喚魔法の音声変換（パラボイス）の能力を使って、ヤマトの声へ変換して彼になりきろうとしたのです。しかし、最終的にアドニスは、彼の顔を投げ捨てました。

はめつの王国のヤマト役を担当したアニメ声優は、日野聡（ひのさとし）さんです。最初は舞台俳優を目指していましたが、「ER緊急救命室」の吹き替えを担当したことがきっかけで、本格的に声優として活動開始します。熱血、ヘタレ、狂気じみた役まで幅広くこなせる声優です。アニメ声優として転機となった作品は、「灼眼のシャナ」「ゼロの使い魔」になります。声優として関わる作品は、原作を読み込んでから演じるそうです。

• 愛称：日野っち、日野ちゃん
• 出身地：アメリカ合衆国・サンフランシスコ
• 生年月日：1978年8月4日
• 職業：声優
• 事務所：アクセルワン

• 2003年：一騎当千（～2010年 周瑜公瑾役） 4シリーズ
• 2005年：灼眼のシャナ（～2012年 坂井悠二役）3シリーズ
• 2008年：隠の王（相澤虹一役）
• 2012年：NARUTO -ナルト- （～2013年 サイ役）
• 2015年：プラスティック・メモリーズ（コンスタンス役）
• 2019年：鬼滅の刃（～2023年 煉󠄁獄杏寿郎役）4シリーズ
• 2022年：オリエント（武田尚虎役）2シリーズ

はめつのおうこくのヤマトは、アドニスによって殺されました。その後、彼は復活できたのでしょうか？漫画原作8巻の時点では、ヤマトは復活していません。また、その後のルナミリアの状況も、描写されていないため不明です。ルナミリアで戦った兵士たちは、全員死亡しました。数名の魔女が生き残っていますが、憎い人間であるヤマトを復活させる可能性は低いと考察できます。

はめつのおうこくのヤマトが、復活して生き返る方法はあります。彼の妹ユキは、機械化した身体になってアーマード・ユキとして復活しました。リディア帝国では、死亡した人間を復活させる技術がある様子です。機械化された義体に対象者の脳を組み込んで、新しい姿で復活させます。

脳が生きてるのであれば、生前の人格をそのまま引き継ぐことが可能です。そのため、ヤマトの肉体がなくなったとしても、脳が生きていれば復活できるかもしれません。

はめつのおうこくのヤマトとアドニスが戦うシーンは、予想を裏切るほどのサイコだった、異形アニメすぎるという感想が上がっています。一方で、衝撃的なシーンが多いけれど、しんどさよりもジワジワと面白くなってきたという評価もありました。原作漫画の購入も止められなくなりそうと、はめつのおうこくにハマっている人もいます。

はめつのおうこくのヤマトとユキ兄妹の思い出シーンが、非常に面白かったという感想がありました。3話までに主要キャラが次々と退場していくなど、展開の読めないところが本作の面白い点だという評価も上がっています。ヤマトは魔女を排除しようとするキャラで、要は魔法に対する人類の向き合い方が、軸となっている物語だと考察するファンもいました。

はめつのおうこくのヤマトは、アドニスの攻撃のせいで妹が意識不明となり、復讐心に燃えています。しかし、妹が止められるのも聞かずに、DAMを起動させたことが原因のため、自業自得という声もありました。ヤマトの復讐心は八つ当たりで、自己中心的な考え方だという感想も上がっています。

はめつのおうこくのヤマトは、リディア帝国の保安局長を務める人物で、アドニスと敵対する立場にいます。アドニスの攻撃のせいで、妹のユキを失ってしまったため、彼に強い復讐心を抱きました。しかし、最終的にはヤマトも、アドニスに殺されてしまいます。敵キャラではあるものの、筋の通った男らしい性格に魅了されたファンも多いようです。はめつのおうこくのヤマトにも、ぜひ注目してみてください。