【GANTZ】西くん（西丈一郎）は死亡した？復活したその後や最後の結末は？

「GANTZ（ガンツ）」とは、2000年代に一世を風靡したSFバトルアクション漫画です。同作品は、実写映画化やアニメ化されたことで、2024年現在も新しい新規ファン層の開拓に成功していました。この記事では、GANTZのメインキャラクターの一人である西丈一郎（西くん）について特集します。西くんのプロフィールと彼女、「田中星人編」での最後の死亡シーンと復活、その後の活躍と最後の結末などを取り上げていきます。

GANTZ（ガンツ）は、2000年から2013年まで、週刊ヤングジャンプに連載された漫画です。同作品のコミックスは全37巻にまとめられ、累計発行部数が2400万部を超えました。GANTZの原作者は、「変[HEN]」や「いぬやしき」など、大ヒット作を多く手がけた奥浩哉です。奥浩哉は、GANTZの連載終了後も話題作を描いており、2024年1月時点での最新作は、ビッグコミックスペリオールに連載された「GIGANT」でした。

GANTZは、メディアミックスが展開された漫画としても知られています。最も有名だといわれるのは、二宮和也と松山ケンイチがW主演した実写映画版2部作です。また、最初に行われたメディアミックスは、2004年に放映されたテレビアニメ版でした。本編終了後の2016年には、「大阪編」を主に描いたフル3DCGアニメーション映画「GANTZ:O」が公開されています。こうした映像版は、円盤や動画配信サービスで視聴可能です。

GANTZは、現代の日本を舞台にして展開されるSFバトルアクション作品です。同作品のキーアイテムとなるガンツは、死亡した人間や動物をコピーそして復活させて、謎の宇宙人とバトルさせるというミッションを課していました。GANTZの主人公である高校1年生男子の玄野計は、地下鉄駅のホームでホームレスを助けようとした幼馴染の加藤勝の行動に巻き込まれて、二人揃って地下鉄にはねられ死亡し、ガンツに復活させられました。

奥浩哉原作の傑作SFバトルアクション漫画GANTZ（ガンツ）には、主人公格の玄野計や加藤勝など、重要キャラクターが多数登場します。その中で、ストーリーのキーパーソンと評される重要人物が、西くんこと西丈一郎でした。そして、西くんは非常にクセの強いキャラとして知られているのです。西くんとは、どのような人物なのでしょうか？この章では、GANTZの西丈一郎のプロフィールと性格、強さを三項目に分けて紹介します。

• 名前：西丈一郎（にし じょういちろう）
• ニックネーム：西くん
• 年齢/誕生日：14歳（中学2年生）/不明
• 身長/体重/血液型：約160cm/不明/不明

GANTZ（ガンツ）に登場する西丈一郎（西くん）の主なパーソナルデータを、上記しました。西くんの容姿は、初期はどことなく卑屈そうな表情をしていましたが、復活後には美形キャラクターに変貌しており、現在ではそちらのイメージが定着しているとのことです。「田中星人編」より後の復活した西くんは、黒髪に色白の肌、そして切れ長の瞳が印象的なイケメンに描かれていました。

西くんこと西丈一郎の性格は、非常に屈折しています。玄野計も世の中を見下していた人物ですが、西くんは彼以上に世の中を蔑んでおり、人間的に成長した玄野とは違い、最後まで屈折した人間性の持ち主でした。基本的にはクールな態度の西丈一郎ですが、本質はマザコンでパニックになると母親に助けを求めています。また、人や動物の死や破壊に性的興奮を覚える異常性癖者でもあり、ネクロフィリアやサディズム有していました。

• 賢さ：☆☆☆☆☆
• 敏捷：☆☆☆
• 体力：☆☆
• 力：☆☆
• 運：☆☆☆
• 卑怯：☆☆☆☆☆☆

GANTZ（ガンツ）に登場する西丈一郎（西くん）は、頭脳明晰な少年であり、上記のパラメータを見ても賢さが極めて高いです。その代わり、身体能力や運動神経は低く、近接戦闘には向いていません。しかしながら、射撃能力に秀でており、ガンツチームでも銃を主武器にしていました。ガンツのミッションにおいては、自分が生き延びることを最優先事項にしていて、およそチームワークという概念と縁のない戦闘をしているのです。

また、西丈一郎のパラメータで特筆されるのは、卑怯という項目の数値が極めて高いことです。GANTZの原作者の奥浩哉は、彼のことを「純粋な悪」と評しており、その評価が裏付けられる数値となりました。

2000年代の週刊ヤングジャンプを代表するSFバトルアクション作品のGANTZ（ガンツ）は、ハードなストーリー展開が面白い魅力の一つとされ、そのため多くのキャラクターが死亡しました。また、ガンツのミッションクリアの特典があることで、死亡したその後に復活した人も多いのです。それでは、西丈一郎（西くん）は、最後にどうなったのでしょうか？この章では、西丈一郎の活躍や死亡と復活、最後の結末などを紹介します。

西丈一郎（西くん）の初登場シーンは、玄野と加藤が死亡後にガンツに復活させられて召集された時でした。彼は自分が14歳の中学2年生であることを、淡々と紹介しています。この時の西くんは、年齢の割には落ち着いた雰囲気を湛えた少年でした。その一方で、玄野や加藤たちが武器やガンツスーツに戸惑いを隠せていない時に、唯一服の下にガンツスーツを着ているなど、このミッションへの参加が初めてでないことが窺えたのです。

西くんこと西丈一郎が、ガンツのミッションに参加することになった経緯は、原作漫画では「万引きで補導され、警察署に連行された際に逃亡して、誤ってマンションの屋上から転落死したこと」でした。テレビアニメ版やノベライズでは、飛び降り自殺が原因になっています。ちなみに、小説版では、母親が自殺したための後追いとされており、原作漫画でも母親が自死したことが語られました。その後、復活しガンツに参加したのです。

西丈一郎（西くん）についてネタバレしますと、彼は「田中星人編」で死亡しました。田中星人とは、東京都板橋区のボロアパートをアジトにする宇宙人です。田中星人は全部で13体おり、正体は鳥型の宇宙人ですが、田中星児によく似た人型の外装を纏ってカモフラージュしていました。田中星人の武器と能力は、口から発せられる超音波で、その威力は数回直撃を受けるとガンツスーツも破壊されてしまうほど強力なものです。

西くんは、田中星人とのミッション時に、暴走族の参加者グループの銃の誤射を受けて、ガンツスーツの耐久性を下げられた腹いせにグループの一人を射殺しました。その後、ミッションで田中星人と対峙したのです。転送直後の西くんは、田中星人のヒナを踏みつぶして殺すなど、残虐性を発揮しました。しかし、これが田中星人の怒りを買ってしまい、田中星人の超音波攻撃で、スーツをオシャカにされてしまうのです。

西くんは必死に救いを求めたものの、彼の独善的な態度が災いして誰も助けに来てくれません。そして、ヒナを殺された田中星人も、容赦がありませんでした。加藤勝が西くんを助けようとしますが間に合わず、田中星人の超音波攻撃によって肉体を破壊されます。それでも即死でなかったため、その後加藤に頼み込んでガンツのもとに戻ってきました。ところが、ミッションクリアには至らず、結局最後には西くんは死亡したのです。

田中星人編で死亡した西丈一郎（西くん）は、その後しばらく復活することがありませんでした。西くんが復活したのは、田中星人編の半年後となる「オニ星人編」です。オニ星人編では、多くのガンツチームメンバーが100点を突破しており、彼らは思い思いの特典を用いました。その状況下で、風大左衛門は肉弾戦を得意にしている武闘家であるため武器に興味を示さず、特典の使用意図を玄野計に委ねたのです。

玄野は西くんを復活させることを風に提案し、彼がこれを受け入れたことで、その後西くんは復活しました。玄野が彼を復活させた目的は、今後のガンツのミッションをクリアする上で、経験者であり頭脳明晰な西くんの存在が不可欠だと考えたからです。復活した西くんは、先述のようにクールな雰囲気を湛えたイケメン少年に変貌していました。しかしながら、性格は変わるはずもなく、その後もダークな面を全開にしていくのです。

オニ星人編で復活した西丈一郎は、その後も自分の信条を崩さぬような行動を取り続けました。大阪編では、玄野が死亡しているため、加藤勝がリーダーとなりましたが、西くんもチームメンバーとして大阪に同行したのです。しかし、ミッション開始時点で、ナビゲーターによる透明化を使用したようで、早々に行方不明になりました。その後は、自分が活躍できる機会を窺っていたようで、ボスのぬらりひょん戦でようやく姿を見せます。

大阪編の最後のバトルとなったぬらりひょん戦において、苦戦する加藤や大阪チームメンバーの苦闘を尻目に、西くんは戦いが佳境に入ったところで、透明化を解きました。そして、Zガンでぬらりひょんを圧殺したのです。これでポイント獲得と思われたのですが、ぬらりひょんが復活すると、また透明化で姿を消してしまいました。ところが、ぬらりひょんのサイコキネシスで右腕に重傷を負い、最後まで活躍することができませんでした。

「ダヴィデ星人編」における西丈一郎は、ラストミッションの前に玄野はじめガンツチームメンバーから質問攻めに遭い、仕方なくカタストロフィについてとそれが起きる可能性を話しました。そして、ミッション当日に、これまで自分をいじめ抜いてきたクラスメイト達を惨殺したのです。

ラストミッションにおける西くんは、いつものように透明化で存在感を消しており、目立った活躍シーンは描かれていません。しかし、XショットガンとZガンを駆使して戦闘していたようで、累計点数102点をマークしました。ガンツメンバーたちは、特典で鈴木良一（おっちゃん）を復活させるように懇願しますが、西くんは迷うことなく新しい武器を選択してしまい、メンバーたちを落胆させたのです。

西丈一郎は、カタストロフィを前にして興奮していました。巨人族が襲来した時に、多くのガンツメンバーが強制的に現場へ送り込まれた中、西くんはガンツを操作して転送不可能にする術を知っていたため、一人ガンツ部屋にいたのです。しかし、巨人族にハッキングされてしまい、拠点にしていたガンツ部屋を破壊されました。

その後の西くんは、コウモトタケシとともにハッキングを行い、巨人族のコロニー内部に侵入しました。そして、巨大ロボットに乗り込み破壊活動を行ったのです。彼は巨人族を滅ぼして、世界の最恐権力者になろうと目論みました。しかし、その場に現れた玄野と対峙します。この時に、小島多恵を攻撃したことで彼の怒りを買い、ガンツスーツを破壊された上に、柱のふもとに置き去りにされました。

その後の西くんは、巨人族たちに囲まれてしまいました。巨人族の集中攻撃を受けた彼は、「ママ…死にたくない…」とつぶやいています。最後に西くんが死亡したのかは、明らかにされていません。

奥浩哉原作の傑作SFバトルアクション漫画のGANTZ（ガンツ）は、恋愛要素がある作品として有名です。主人公の玄野計は、紆余曲折を経て小島多恵と付き合いますし、加藤勝も岸本恵や山咲杏に想いを寄せられるというモテ男ぶりを発揮していました。それでは、GANTZの中で純粋な悪と位置付けられている西丈一郎（西くん）には、恋愛要素があるのでしょうか？この章では、GANTZの西くんの恋愛について、ネタバレ紹介します。

GANTZ（ガンツ）のストーリー本編では、西丈一郎がラストミッションの当日に、同じクラスの女子生徒に告白されています。彼は、メガネをかけたふくよかな体型をしたクラスメイト女子から、ラブレターをもらいました。西くんは、彼女の前で無言でラブレターを読みますが、返事をしていません。実は西くんは、クラスで壮絶ないじめを受けており、最後にクラスメイト全員を殺害しましたが、メガネの彼女だけは殺しませんでした。

西丈一郎（西くん）には、「イタリア編」以前の彼の日常を描いた特別読み切り漫画「GANTZ/NISHI」が存在します。この漫画に登場した西くんの隣のクラスの女子生徒は、彼が猟奇的な行動をしているという周囲の噂が本当であるか確かめるために、彼の後をつけて証拠写真を撮ろうとしました。しかし、西くんは彼女の尾行に気づいていて、路地に入ったところで尾行をまくと、その後間もなく彼女の背後に姿を現したのです。

尾行の本当の理由を話せるはずもない彼女は、身の危険も感じており、とっさに「西さんのことが前から好きで…」と嘘の告白をしたのです。すると、西くんは意外にも「いいけど…」と返答しました。このエピソードのその後、二人がどうなったのかは不明ですが、「純粋な悪の西くんにも人を好きになれる良心があるんだ」と安堵したファンが多かったとのことです。

2000年代から2010年代前半にかけて、週刊ヤングジャンプ誌上に連載されたSFバトルアクション漫画のGANTZは、2011年に2部作として実写映画版が公開されています。実写版は、豪華俳優キャストの共演で話題となり、平均興行収入が30億円を突破するほどの成功を収めました。実写映画版で西丈一郎役を演じたのは、俳優の本郷奏多です。この章では、本郷奏多のプロフィールと経歴、主な出演作品を紹介していきます。

• 名前：本郷奏多（ほんごう かなた）
• 生年月日：1990年11月15日
• 出身地：宮城県仙台市
• 身長/体重/血液型：174cm/非公表/O型
• 所属事務所：スターダストプロモーション
• 趣味：ガンプラ、トレカ、テレビゲーム、サバイバルゲーム、音楽鑑賞、ベース、ギター、漫画、テニス、写真撮影、ダーツ、ビリヤードなど多数
• 開設中のSNS（2024年1月現在）：X（旧Twitter）＊公式スタッフによるもの
• YouTubeチャンネル：「本郷奏多の日常」

本郷奏多は、幼稚園時代から地元仙台市の芸能プロダクションに所属しており、キッズモデルとして活動していました。その後、現在の事務所所属となり、活動拠点を東京へ移したのです。2002年のSFアクション映画「リターナー」で俳優デビューしました。2005年の初主演映画「HINOKIO」と同年のテレビドラマ「あいくるしい」の演技が注目され、美少年ぶりも相まって一躍人気俳優の仲間入りを果たして、現在に至ります。

• アカギ  テレビドラマシリーズ：赤木しげる役
• テニスの王子様（実写映画版）：越前リョーマ役
• NHK大河ドラマ 麒麟がくる：近衛前久役
• 進撃の巨人（実写映画版）：アルミン役
• 鋼の錬金術師シリーズ（実写映画版）：エンヴィー役
• シン・仮面ライダー：カマキリ・カメレオン（K・K）オーグ役

本郷奏多の主な出演作品と演じた人物を、上記しました。GANTZや「テニスの王子様」の越前リョーマ役など、人気漫画の実写映画版に出演する機会が、非常に多いことで知られています。彼は、出演した作品の原作漫画のファンであることを公言しており、「原作ファンとしての視点」を意識して演じていると語っていました。その他にも、NHK大河ドラマなどの重厚な作品にも出演しており、演技の上手さを高評価されてきました。

この章では、GANTZ（ガンツ）に登場する西丈一郎に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。西くんは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、GANTZの原作漫画を読んでいたと思われる方のツイートです。原作漫画を最後まで読んでいないとのことで、西丈一郎が最後にどうなったのか、情報が錯綜していて正しい内容を知りたいとつぶやいていました。

こちらは、GANTZの熱心なファンだと思われる方のツイートです。同作品に登場するキャラクターの中では、西丈一郎が推しとのことで、一時期彼のことが好き過ぎて、西くんボイス集を頻繁に聴いていたとつぶやいていました。

こちらは、GANTZの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品の原作漫画を最後まで読んでいたようで、西丈一郎が退場した辺りで、原作者の奥浩哉の筆が良く進んでいたのではないかと推察していました。

この記事では、GANTZ（ガンツ）に登場する西丈一郎にスポットを当ててきました。同作品の中でも際立った悪役にも拘わらず、人気があるとされる西くんに注目しながら、GANTZを見てください。