葬送のフリーレンの名言・名セリフ集!フリーレンや登場キャラの印象的なシーンは?

『葬送のフリーレン』は、エルフのフリーレンが主役の物語です。フリーレン以外にも多くの個性的なキャラが登場し、それぞれに名言・名セリフや名シーンが存在します。本記事では、葬送のフリーレンに登場する名言や名シーンを、キャラ別にまとめて紹介します。フリーレンやヒンメルだけでなく、フェルンやシュタルクなど他のキャラの名言や名シーンもまとめています。それぞれの名言が原作やアニメの何話に登場するかも記載しているため、ぜひ参考にしてください。

葬送のフリーレンの名言・名セリフ集!フリーレンや登場キャラの印象的なシーンは?のイメージ

目次

  1. 葬送のフリーレンとは?
  2. 葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集〜フリーレン〜
  3. 葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~ヒンメル~
  4. 葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~ハイター~
  5. 葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~フェルン~
  6. 葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~その他~
  7. 葬送のフリーレンの名言に関する感想や評価
  8. 葬送のフリーレンのキャラの名言まとめ

葬送のフリーレンとは?

『葬送のフリーレン』は、魔族を倒した勇者一行の後日譚が楽しめるファンタジー 漫画です。葬送のフリーレンは名言が多いことでも 知られている作品で、作中の名言が話題に上がることもあります。本記事では、葬送のフリーレ に登場した名言を、キャラ別にまとめて紹介します。まずは、葬送のフリーレンの詳しい作品情報や、あらすじを見ていきましょう。

葬送のフリーレンの漫画やアニメの概要

葬送のフリーレンの漫画は、2020年に小学館の習慣少年サンデーで連載が始まりました。2021年には第14回マンガ大賞と、第25回手塚治虫文化賞の新生賞を受賞しています。テレビアニメは、2022年9月29日から日本テレビ系列などで放送が始まりました。初回から4回までは金曜ロードショーで放送され、その後は「FRIDAY ANIME NIGHT」の枠で放送されるようになりました。

葬送のフリーレンのあらすじ

葬送のフリーレンは、勇者パーティーが魔王を倒したところから物語が始まります。勇者パーティーは魔王討伐後に解散となり、魔法使いのフリーレンは1人で気ままな魔法収集の旅に出ました。エルフであるフリーレンは感情が希薄で、仲間に対する思いも強くありません。しかし、勇者ヒンメルが亡くなった際、フリーレンは彼をよく知ろうとしなかったことを後悔します。そのときに流した涙の意味を知るため、フリーレンは人を知る旅に出ました。

葬送のフリーレン|小学館集英社プロダクション ライセンスビジネスサイト

葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集〜フリーレン〜

フリーレンの名言①「人間の寿命は短いって…」

人間の寿命は短いってわかっていたのに……なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう……

最初に紹介する名言は、葬送のフリーレンの作中でも特に重要な意味を持つフリーレンのセリフです。フリーレンは魔王を倒してから1人で旅を続け、50年もの時が経ってからようやくかつての仲間たちに再会しました。その頃にはヒンメルはすっかり歳を取っており、再会から程なくして息を引き取ります。

フリーレンはヒンメルの葬儀で、「悲しい顔ひとつしていない」と周囲から陰口を叩かれます。そのセリフを聞いたフリーレンは、「この人のこと、何も知らないし」と口にしました。フリーレンは10年もヒンメルと旅をしていたにも関わらず、ヒンメルのことをよく知ろうともしなかったのです。そのことにようやく気づいたフリーレンは、ヒンメルをもっと知ろうとすれば良かったと後悔の涙を流します。

こちらの名言は、そのときにフリーレンが涙を流しながら言ったセリフです。それまでは人間に大して興味を持っていなかったフリーレンでしたが、ヒンメルの死をきっかけに人間を知ろうと努力するようになります。この名言があったからこそ、フリーレンの物語が始まったともいえます。この名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作とアニメの1話で見ることができます。

フリーレンの名言②「私は今の話を…」

私は今の話をしているんだよ。

こちらの名言は、フリーレンが旅の途中で出会ったザインに向かって言ったセリフです。ザインはある小さな村でひっそりと暮らしていた僧侶で、一時期だけフリーレンのパーティーに加わったキャラです。ザインはもともと、冒険者になることを夢見ていました。しかし、幼い頃からの親友に冒険への旅に誘われたとき、その手を取ることができませんでした。

ザインはそのことをずっと後悔しながらも、今さらどうにもならないと諦めの気持ちを抱いていたのです。その背中を押したのが、ザインに自分の姿を重ねたフリーレンでした。フリーレンは「今さら遅い」と思っているザインに対して、この名言とともに旅立つきっかけを与えました。

実はこの名言は、かつてヒンメルがフリーレンに言ったセリフでもありました。フリーレンがヒンメルから勇気をもらったように、フリーレンのセリフはザインの心を大きく揺さぶりました。この名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第27話とアニメの13話に登場します。

フリーレンの名言③「お前が死ぬまでにやるべきことは…」

お前が死ぬまでにやるべきことは、あの子にしっかりと別れを告げて、なるべくたくさんの思い出を作ってやることだ。

続いて紹介するのは、葬送のフリーレンの原作の第2話とアニメの2話に出てきた名言・名シーンです。ヒンメルの死後、各地を巡っていたフリーレンは、聖都に寄ったついでにハイターの家を訪れました。フリーレンは墓参りをするつもりでいましたが、ハイターはまだ健在でした。ハイターはヒンメルの葬儀の後、フェルンという戦災孤児を引き取り、2人で暮らしていたのです。

ハイターは自分が死んだ後もフェルンが生きていけるよう、フリーレンにフェルンを託すことにします。そして、自分の死期を悟ったハイターは、自分が死ぬ前にフェルンとともにここを発つようフリーレンに言いました。この名言は、そのときにフリーレンがハイターに言ったセリフです。フリーレンはこの名言とともに涙を流し、ハイターとの別れを惜しみました。

フリーレンの名言④「やっぱりお前達魔族は…」

やっぱりお前たち魔族は化け物だ。容赦なく殺せる

葬送のフリーレンには、魔王直下の「七崩賢」という魔族たちが登場します。フリーレンのこちらの名言は、七崩賢である断頭台のアウラに対してのセリフです。アウラは80年前、フリーレンたち勇者一行と戦ったことがあります。そのときは命からがら逃げ出し、しばらく身を潜めていました。ヒンメルが死んだことでアウラは再び姿を現し、グラナト伯爵領を狙って暗躍し始めます。

グラナト伯爵領にやって来たフリーレンはアウラの暗躍を知り、今度こそ決着をつけようとアウラのもとへ1人で向かいました。アウラは自分を倒しにやって来た人間の戦士たちを操り、不死の軍勢として利用していました。フリーレンは魔力消費が激しい解除魔法を使い、アウラの不死の軍勢を無力化していきます。以前のフリーレンは、死者たちの尊厳など構わず、派手な魔法で不死の軍勢を吹き飛ばしました。

そのことを知っていたアウラは、なぜこのような回りくどいことをするのかと不思議そうに尋ねます。フリーレンが「後でヒンメルに怒られた」と言うと、アウラはますます不思議そうな顔をしました。すでにこの世にはいないヒンメルのために、フリーレンがわざわざ手間のかかる魔法を使っていることが、アウラには理解できなかったのです。

「ヒンメルはもういないじゃない」と言われたフリーレンは、そこで人間と魔族の決定的な違いを改めて感じました。そして、この名言とともに、アウラを完全に葬り去る決意を固めたのでした。こちらの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第18話とアニメの9話に登場します。

フリーレンの名言⑤「コミュニケーションはチームワークを…」

コミュニケーションはチームワークを高めるんだよ。

こちらの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第73話で登場したセリフです。テレビアニメには、未収録のエピソードです。北部高原を旅していたフリーレンたちは、大陸魔法協会から魔族の討伐依頼を請け負いました。そこで、同じく魔族の討伐にやって来たゲナウとメトーデに出会い、一同は協力して魔族を倒すことになります。そして、フリーレンはフェルンとメトーデとともに、魔族の探索に出かけました。

その途中でフリーレンは、「お話でもしよう」と2人に提案しました。緊張感のなさを指摘するフェルンに対し、フリーレンは緊張と緩和が大事だと教え、続けてこの名言を口にしました。ヒンメルたちと旅をしていた頃のフリーレンは、人とのコミュニケーションなど重要視していませんでした。この名言・名シーンにより、フリーレンが以前と比べて大きく変化したことがわかります。

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葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~ヒンメル~

ヒンメルの名言①「人はどうでもいいことに…」

人はどうでもいいことに命を懸けない。

最初に紹介するヒンメルの名言は、ヒンメルがフォル爺に向かって言ったセリフです。フォル爺はフリーレンの長寿友達で、原作の第33話にだけ登場したゲストキャラです。フォル爺は北側諸国にある小さな村に住んでおり、400年近く村を守り続けてきました。魔王討伐の旅の途中にこの村に立ち寄ったヒンメルは、フォル爺になぜこの村を守っているか尋ねます。

フォル爺は「どうでもいいだろう」と言って、理由を教えようとはしませんでした。フォル爺が何か大事なもののために戦っていることを察していたヒンメルは、真剣な顔でこちらの名言を口にしました。このセリフにフォル爺は一瞬黙り込み、亡き妻のために村を守っていることを教えてくれました。この名言・名シーンは葬送のフリーレンの原作の第33話だけでなく、アニメの16話でも見ることができます。

ヒンメルの名言②「相手に貸しを作ってしまったら…」

相手に貸を作ってしまったら本当の意味で助けたことにはならないだろう。

フリーレンはオレオールを目指す旅の途中、立ち寄った街や村でさまざまな人助けを行ってきました。しかし、無償で依頼を請け負うことはせず、必ず何か報酬を求めるようにしています。ある日、フェルンがそのことを指摘すると、フリーレンは「ヒンメルがそうだったから」と答えました。実は、フリーレンはヒンメルが人助けのたびに報酬をもらうことに疑問を感じていて、なぜ報酬をもらうのか尋ねたことがありました。

そのときにヒンメルが返したセリフが、こちらの名言です。ヒンメルが行っている人助けは、自分たちが感謝されるためのものではありません。本当の意味で人助けをするためにも、ヒンメルは貸し借りを作らないようにしていたのです。こちらの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第77話に登場します。テレビアニメでは、まだ放送されていないエピソードです。

ヒンメルの名言③「生きているということは…」

生きているということは誰かに知ってもらって覚えていてもらうことだ。

一級魔法使い試験の一次試験が終わった後、フリーレンは同じパーティーだったカンネとラヴィーネから感謝の言葉をもらいます。そのときにフリーレンが思い出したのが、こちらのヒンメルの名言でした。いつも人助けばかりしているヒンメルに、フリーレンはなぜ人助けをするのか訊いたことがあります。その質問に対し、ヒンメルは「自分を覚えていてもらいたいのかも」と答えます。

続けて、この名言を口にしました。葬送のフリーレンの世界ではヒンメルが死んでから30年ほど経っていますが、ヒンメルはいまだに人々の記憶に残っています。大勢の人たちに覚えてもらっているヒンメルは、まだこの世界に生き続けているといえるでしょう。この名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の47話で見ることができます。テレビアニメでは、第1期の2クール目の中で登場すると推察されます。

ヒンメルの名言④「でも僕は目の前で困っている人を…」

でも僕は目の前で困っている人を見捨てるつもりはないよ。

ヒンメルは魔王を倒すまでに、数えきれないほどの小さな人助けをしてきました。あるときアイゼンは、ヒンメルの小さな人助けに対して「意味があるのか」と苦言を呈したことがあります。ヒンメルは確かに小さな人助けだと認めつつ、困っている人を見捨てるつもりはないと断言しました。この言葉通り、ヒンメルはそれからも小さな人助けを続けます。

そして、その小さな人助けは、着実に次の世代を育てました。フリーレンはヴィアベルとの会話で、ヒンメルの小さな人助けが世界を変えていると確信します。そして、自分のことのように喜んで笑みをこぼすのでした。この名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第59話に登場します。アニメが一級魔法使い試験編の最後まで放送されるとすれば、1期の2クール目に収録されるでしょう。

ヒンメルの名言⑤「僕はね、終わった後にくだらなかった…」

僕はね、終わった後にくだらなかったって、笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいんだ。

まだ、魔王討伐の旅が始まったばかりの頃、フリーレンはあるダンジョンでかき氷を出す魔法が書かれた魔導書を手に入れます。ハイターとフリーレンが魔法で作られたかき氷にはしゃぐ中、アイゼンは冷めた口調で「くだらない」と言います。真面目なアイゼンは、魔王を早く討伐しなければならないという使命感に駆られていたのです。

そのアイゼンに対してヒンメルが言ったのが、こちらの名言でした。アイゼンはこのセリフに対しても「くだらん」と言いつつ、勇者一行の旅を「くだらなくて楽しい旅だった」と振り返っています。こちらの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第11話とアニメの6話で見ることができます。

ヒンメルの名言⑥「ほんの少しだけでいい…」

ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。

こちらのセリフは、3つ目に紹介したヒンメルの名言の続きです。「生きていることは誰かに覚えていてもらうこと」と言われたフリーレンは、どうすれば人に覚えていてもらえるのか尋ねました。

ヒンメルは、誰かの人生をほんの少しでも変えることで、自分のことを覚えていてもらえるとフリーレンに教えます。フリーレンはカンネとラヴィーネに一次試験突破のお礼を言われた際、このときのヒンメルとの会話を思い出しました。そして、自分も誰かの人生を変えてあげることができたと実感し、嬉しそうに微笑むのでした。

ヒンメルの名言⑦「でも一番の理由は…」

でも一番の理由は、君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな。

ヒンメルは魔王城へ向かうまでの道中、立ち寄った村や街でいくつも自分の銅像を作らせています。そのため、ヒンメルが死んでから何十年経った現在でも、各地で勇者ヒンメルの銅像を見ることができます。フリーレンから「よく像作ってもらってるよね」と言われたヒンメルは、後世に自分のイケメンを残したいとおどけたように返しました。

しかし、ヒンメルが銅像を作っていた本当の理由は、自分たちが死んだ後にフリーレンを1人にしないためでした。ヒンメルの死後新たな旅に出たフリーレンは、ヒンメルの銅像を見つけるたびに回想にふけっています。ヒンメルの想いは長い時を経て、しっかりとフリーレンに伝わったようです。こちらの名言・名シーンが登場するのは、葬送のフリーレンの原作の第13話とアニメの7話です。

ヒンメルの名言⑧「偽物だろうが本物だろうが…」

偽物だろうが本物だろうが関係ない。

シュヴェア山脈にある剣の里には、本物の勇者だけが引き抜けるという「勇者の剣」がありました。その剣は勇者ヒンメルが引き抜き、魔王を倒したと後の世に伝わっています。しかし、本当はヒンメルはこの剣を引き抜くことができませんでした。勇者の剣を引き抜けなかったということは、自分が「偽物の勇者である」という烙印を押されたことと同じです。

ところが、ヒンメルはすぐに気持ちを切り替え、「偽物の勇者でもいい」と笑いました。そして、魔王さえ倒せば、偽物でも本物でも関係ないと言ったのでした。その後ヒンメルは宣言通り魔王を倒し、本物の勇者となりました。葬送のフリーレンの原作の第25話とアニメの12話で、この名言・名シーンを見ることができます。

ヒンメルの名言⑨「だったら僕がイメージさせてやる…」

だったら僕がイメージさせてやる。この世に不可能はないって。

フリーレンはヒンメルたちと冒険しているとき、七崩賢の1人である不死なるベーゼと戦ったことがあります。その戦闘の最中、フリーレンたちは不死なるベーゼの結界によって閉じ込められてしまいました。フリーレンはベーゼの結界魔法は自分には破れないと悟り、早々に結界の解除を諦めます。諦めるなと言うヒンメルに、フリーレンは魔法がいかにイメージが大事なものであるかを教えます。

ヒンメルがダイヤモンドを握りつぶすイメージを持てないように、フリーレンにもこの結界を破るイメージが持てないのです。しかし、それでもヒンメルは諦めることなく、この名言とともに結界への攻撃を始めました。ヒンメルの攻撃により結界はわずかに欠け、ベーゼの結果が絶対的なものでないことが証明されます。さらにアイゼンまでもが結界に攻撃を加えようとしたところで、フリーレンは観念して結界の解析を始めました。

そして、ついに結界の解除に成功し、不死なるベーゼを討ち果たしたのでした。このときの経験は、その後のフリーレンの戦いにも大きな影響を与えました。こちらの名言・名シーンは、2024年1月時点ではアニメでは見ることができません。葬送のフリーレンの原作では、第97話に登場しました。

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葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~ハイター~

ハイターの名言①「あなたの中にも大切な思い出…」

あなたの中にも大切な思い出があるとすれば、死ぬのは勿体ないと思います。

最初に紹介するハイターの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第2話とアニメの2話に登場したものです。ハイターは魔王を討伐した後、聖都の司教となりました。ある日ハイターは、森の中で1人の少女と出会います。この少女は、戦争で両親を亡くしたフェルンでした。

崖から飛び降りようとしているフェルンに、ハイターは「死ぬのはもったいない」と声をかけます。そのセリフの意味がよくわからなかったフェルンは、「もったいない?」とハイターに聞き返しました。そこでハイターは、自分自身の経験をフェルンに語って聞かせます。ハイターはヒンメルが死んだ後、大人しく余生を過ごそうとしていました。

しかし、自分がここで死んでしまっては、ヒンメルから学んだ勇気や大切な思い出までなくなってしまうことに気づきます。ハイターが「もったいない」と言ったのは、故人の意思や思い出が消えてしまうことだったのです。フェルンはハイターの名言によって死ぬのを思いとどまり、ハイターと暮らすことになりました。

ハイターの名言②「必死に生きてきた人の行きつく先が…」

必死に生きてきた人の行きつく先が無であっていいはずがありません。

次に紹介するのは、僧侶らしいハイターの名言・名シーンです。ハイターはアイゼンの故郷に立ち寄った際、ハイターの両親の墓に祈りを捧げました。信仰心のないアイゼンは「死んだら人は無に還る」と言いますが、ハイターは「天国に行くんですよ」と言い返しました。実際のところ、ハイターも天国の存在を心の底から信じていたわけではありません。

しかし、一生懸命生きてきた人に報われて欲しいという気持ちから、天国が実在してほしいと願っていたのです。この名言を聞いたヒンメル、アイゼン、フリーレンの3人は、ハイターに倣って祈りを捧げました。葬送のフリーレンの原作の第7話と、アニメの4話に登場する名言・名シーンです。

ハイターの名言③「理想の大人を目指して…」

理想の大人を目指して大人の振りをしてそれを積み重ねてきただけです。

ある日、シュタルクと喧嘩してしまったフェルンは、ザインに相談をしに行きました。フェルンは僧侶のザインを、育ての親であるハイターと重ねていたのです。ザインの中のハイターはとても立派な僧侶でしたが、フリーレンからしてみればただの生臭坊主でした。フリーレンから昔のハイターの話を聞いたザインは、自分が抱いていたイメージとの違いに驚きます。

そこでフリーレンは、ハイターの家にしばらく滞在していたときのことを思い出します。フリーレンは年を取ったハイターに、「大人になったね」と言いました。それに対してハイターが返したセリフが、こちらの名言です。ハイターはフェルンという守るべき存在ができたことで、頼りになる大人にならざるを得なかったのです。

天国に行ったら女神様に褒めてもらうと言うハイターに、フリーレンは「こっちでは私が褒めてあげる」と言って頭を撫でました。フリーレンに頭を撫でられた瞬間だけ、ハイターは子供に戻ることができたようです。この名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第29話とアニメの14話に登場します。

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葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~フェルン~

フェルンの名言①「あなたが私を知ろうとしてくれたこと…」

あなたが私を知ろうとしてくれたことが、堪らなく嬉しいのです。

最初に紹介するフェルンの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第4話とアニメの3話に登場しました。ハイターが亡くなってから、フェルンはフリーレンの弟子として一緒に旅をすることになりました。フリーレンと旅に出てから数年経ったある日、フェルンはフリーレンから誕生日プレゼントをもらいます。

そのプレゼントは、フリーレンが悩みに悩んで買ったものでした。フリーレンは数年経ってもフェルンのことが理解しきれず、何を買ってよいかわからなかったのです。フリーレンがフェルンのために買ったプレゼントは、蝶をモチーフにした髪飾りでした。

フェルンはフリーレンからもらった品物そのものよりも、フリーレンが自分のために悩んでくれたことに喜びを感じました。基本的に他人に興味がないフリーレンがフェルンを知ろうとしたということは、それだけフェルンがフリーレンにとって大事な存在だということです。その事実は、フェルンにとってこの上なく嬉しいことでした。

フェルンの名言②「必要なものは覚悟だけ…」

必要なものは覚悟だけだったのです。

続いて紹介するのは、葬送のフリーレンの原作の第11話とアニメの6話で見ることができる名言・名シーンです。旅を続けるフリーレンとフェルンは、紅鏡龍というドラゴンと戦うことになります。フェルンの攻撃にも大したダメージを負わない紅鏡龍を見て、フリーレンはアイゼンの弟子であるシュタルクを仲間にすることにしました。シュタルクは村の英雄として尊敬されていましたが、実は魔物と戦った経験はありませんでした。

それでもフリーレンはシュタルクなら紅鏡龍と戦えると信じ、一晩考える時間を与えます。フェルンは臆病なシュタルクを見下していましたが、夜中に1人で修行するシュタルクを見て考えを改めます。そして、自分が初めて魔物と戦ったときのことを話しました。フェルンはそれまでフリーレンと散々修行をしてきましたが、いざ本物の魔物を目にしたとき、体がすくんで動かなくなってしまいました。

追い詰められたフェルンは、ようやく覚悟を決めて魔物と向き合います。すると、これまで修行してきたときのように体が動き、魔物を倒すことができたのです。フェルンはシュタルクに、覚悟さえあればこれまでの努力は裏切らないと伝えました。フェルンに背中を押してもらったシュタルクは村を守る覚悟を決め、紅鏡龍に挑んだのでした。フェルンのこの名言は、シュタルクの人生に大きな影響を与えました。

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葬送のフリーレンの名言や名セリフ・名シーン集~その他~

ここまでは、葬送のフリーレンの主役であるフリーレンや勇者ヒンメル、ハイターやフェルンの名言をまとめました。葬送のフリーレンには主役級のキャラ以外の活躍シーンも多く、それぞれのキャラの名言や名シーンを見ることができます。ここでは、アイゼンやシュタルクなど、上記のキャラ以外の名言・名シーンを紹介します。

アイゼンの名言

アイゼンの名言①「人生ってのは衰えてから…」

人生ってのは衰えてからのほうが案外長いもんさ。

このアイゼンの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第1話とアニメの1話に登場しました。ヒンメルが亡くなった後、残された勇者パーティーの3人はそれぞれの道を歩むことになります。ハイターが別れを告げて聖都へと戻っていった後、フリーレンも再び旅立とうとしました。そこで、強力な前衛がほしいと言い、アイゼンをパーティーに誘います。

しかし、エルフほど長生きではないアイゼンはすっかり歳を取っており、もう冒険に出るほどの力は残っていなかったのです。アイゼンの衰えを知り、フリーレンは悲しそうな顔をします。落ち込む彼女に向かってアイゼンが言ったのが、こちらの名言でした。アイゼンのこのセリフに、フリーレンは安心したように微笑みました。

アイゼンの名言②「戦士ってのは最後まで…」

戦士ってのは最後まで立っていた奴が勝つんだ。

アイゼンが弟子のシュタルクに対して言った、まさにアイゼンらしい名言を紹介します。アイゼンは魔族のリーニエと戦ったとき、アイゼンを模した技に圧倒され、一度倒れてしまいます。そのときシュタルクが思い出したのが、アイゼンのこの名言でした。アイゼンがまだシュタルクと暮らしていた頃、アイゼンは「強い相手に勝つ秘訣」をシュタルクに教えます。

その秘訣とは、「何度でも立ち上がって技を叩き込む」という単純なものでした。シュタルクは師匠の教えを思い出し、再び立ち上がってリーニエに向かっていきます。そして、満身創痍になりながらも、リーニエを討ち果たしたのでした。この名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第20話とアニメの9話に登場します。

シュタルクの名言

シュタルクの名言①「あれほど広かった師匠の背中…」

あれほど広かった師匠の背中でさえいつの間にか小さくなっちまっていた。

シュタルクは小さい頃に故郷が魔族に襲われ、1人で村を逃げ出しました。行くあてないシュタルクを拾って育ててくれたのが、勇者パーティーの戦士だったアイゼンです。アイゼンはシュタルクに戦士としての戦い方を教え、シュタルクはずっとアイゼンの背中を見て育ちました。幼い頃のシュタルクにとって、アイゼンの背中は途方もなく広いものでした。

しかし、時が経ってシュタルクも成長し、アイゼンの背中が小さくなっていることに気づきます。この名言は、シュタルク大きくなった自分に気づき、時の流れをしみじみと実感しているときに言ったセリフです。葬送のフリーレンの原作の第12話と、アニメの6話で見ることができる名言・名シーンです。

シュタルクの名言②「無駄ってことはねぇだろ…」

無駄ってことはねぇだろ。言葉があるんだ。話し合いで解決するならそれに越したことはねぇじゃねぇか。

続いて紹介するのは、葬送のフリーレンの原作の第14話とアニメの7話に登場した名言・名シーンです。中央諸国から北側諸国へと足を踏み入れたフリーレン一行は、グラナト伯爵領を訪れました。そこでフリーレンは街中で魔族を目撃し、攻撃魔法を放とうとします。しかし、その魔族は、和睦を結ぶためにやって来た使者でした。

フリーレンはそのまま牢屋へと入れられ、しばらくしてフェルンとシュタルクが面会にやって来ました。グラナト伯爵が魔族の和睦の使者を受け入れたという話を聞いたフリーレンは、魔族との対話など無駄な行為だと言います。そのセリフを聞いたシュタルクが口にしたのが、こちらの名言です。

シュタルクは誰が相手でも、話し合えば分かり合うことができると思って接しているのでしょう。しかし、魔族にとっての言葉は、人を騙すための手段でしかありません。フリーレンからその事実を教えられたシュタルクは、魔族に対する認識を改めるのでした。

ザインの名言「想いってのは言葉にしないと...」

想いってのは言葉にしないと伝わらないんだぜ。

ザインは少しの間しかフリーレンたちと一緒にいませんでしたが、その短い期間でもいくつもの名言を残しています。数ある名言のうちのひとつが、フェルンに向かって言ったこちらのセリフです。フェルンは自分の誕生日にシュタルクがプレゼントを用意してなかったことに怒り、喧嘩をしてしまいました。

そして、ザインに相談をしに行き、仲直りを促されます。ザインは「察しは良くない」と言い、続けてこちらの名言を口にしました。ザインに背中を押されたフェルンはシュタルクに会いに行き、素直に謝罪することができました。こちらのザインの名言・名シーンは、葬送のフリーレンの原作の第29話とアニメの14話に登場します。

レルネンの名言「“いつか”なんて時は…」

“いつか”なんて時は私たちの人生には存在しない。

葬送のフリーレンのレルネンは、一級魔法使い試験編に登場したキャラです。大魔法使いゼーリエの弟子で、黄金郷のマハト編にも登場しました。こちらの名言は、黄金郷のマハト編でレンネルが言ったセリフです。レルネンはエーデルとともに黄金郷の調査に赴き、その帰り道にデンケンとの思い出話を聞かせました。

レルネンはデンケンに恩があり、その恩をいつか返そうと思っていました。しかし、結局は恩を返せないまま時が経ち、レルネンは限られた時間の大切さに気づくのです。黄金郷のマハト編は2024年1月現在アニメになっておらず、アニメではこの名言・名シーンを見ることはできません。葬送のフリーレンの原作では、第82話に登場します。

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葬送のフリーレンの名言に関する感想や評価

葬送のフリーレンには、名言や名シーンが数多く登場します。中でも名言が多いキャラとして名前が上がるのが、魔王を倒した勇者ヒンメルです。ヒンメルは登場するたびに名言を残していて、「名言が多すぎる」との感想を抱く人もいました。ヒンメルの名言に関しては、「かっこいい」というコメントも多く見られました。

葬送のフリーレンのアニメは、基本的に原作に忠実に作られています。キャラたちの名言も原作通りのセリフを使っていますが、文字で見ることで感じ方が変わることもあるようです。原作とアニメでまた違った楽しみ方ができるのも、葬送のフリーレンの魅力のひとつだといえるでしょう。

葬送のフリーレンには、原作にもアニメにも毎回といっていいほど名言が登場します。どのセリフが名言と感じるかは人によって違いますが、いずれの名言も物語の盛り上がりに一役買っていることは間違いありません。中には笑える名言もあり、大勢のファンがさまざまな名言を楽しんでいるようです。

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葬送のフリーレンのキャラの名言まとめ

葬送のフリーレンに登場する、主なキャラの名言をまとめました。葬送のフリーレンには数多くの魅力的なキャラが登場し、キャラそれぞれに心に残る名言が存在します。主要キャラだけでなく、ゲストキャラや魔族にも名言といえるようなセリフがあります。葬送のフリーレンの原作やアニメで、ぜひお気に入りの名言を探してみてください。

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