ゴールデンカムイの作者・野田サトルの性別は女？出産で休載したことがある？

「ゴールデンカムイ」とは、2010年代の週刊ヤングジャンプの看板作品の一つだった漫画です。アイヌの金塊の争奪戦を軸にしながらアイヌ文化、明治の歴史、果てはグルメに至るまで幅広いジャンルを描いたことで、メガヒットを記録しました。この記事では、ゴールデンカムイの原作者である野田サトルの性別について考察します。顔出しNG漫画家の野田サトルが男性か女性か、また出産休載の噂などを取り上げていきます。

ゴールデンカムイは、週刊ヤングジャンプ2014年38号から2022年22・23合併号まで、全314話が連載されました。同作品のコミックスは全31巻にまとめられており、累計発行部数は2600万部を突破しています。ゴールデンカムイは、冒険やバトル漫画の体裁を取り、グロテスクやゴア描写も満載の作品として有名ですが、一方でアイヌ文化や明治史、そして狩猟とグルメまで描かれたことで、幅広い層から人気と支持を得ました。

原作漫画が話題と高評価を集めたゴールデンカムイは、メディアミックスが展開されています。テレビアニメ版は2018年に1期が放映されると、たちまち原作漫画に劣らぬヒット作となり、2024年1月現在4期まで制作されました。また、2022年には実写映画化がアナウンスされたのです。実写映画版は、逐次最新情報がアップされており、公開日が2024年1月19日に決定しました。同作品は、新規ファンを増やし続けているのです。

ゴールデンカムイには、二人の主人公格キャラクターがいます。杉元佐一は、日露戦争を生き抜いた元軍人で、戦死した親友の妻の目の病気を治す金を得るため北海道へやって来た男性です。彼はアイヌが隠しているとされる金塊の噂話を聞きます。その話に真実味を感じた杉元は、情報を収集しようとしますが、そこでヒグマに襲われました。窮地に陥った彼に救いの手を差しのべたのは、もう一人の主人公のアイヌ少女アシㇼパです。

テレビアニメ版と実写映画版が制作されたメガヒット歴史冒険漫画のゴールデンカムイの原作者は、野田サトルです。野田サトルは、アイスホッケー漫画「スピナマラダ!」が成功しなかったことで、反省点を見出してヒット作品を描く決意をしました。そして、約2年に及ぶ構想と準備期間を経て、ゴールデンカムイを発表したのです。ゴールデンカムイは、癖の強いキャラクターが跋扈する漫画でありながら、空前のヒット作となりました。

ゴールデンカムイの原作者である野田サトルは、性別が男性なのか女性なのかで議論になったことがありました。女性かもしれないという噂が出た理由の一つに、同作品におけるBLチックな描写があったとのことです。また、「鬼滅の刃」の原作者の吾峠呼世晴や、「魔入りました!入間くん」の作者の西修など、男性名をペンネームにした女性漫画家が増えたことも、野田サトル女性説の一因だといわれました。

また、野田サトルは「出産のため休載」というツイートが、ゴールデンカムイの公式アカウントに出たことがありました。この一件も、野田サトル女性説の証左だと、まことしやかにいわれたのです。しかし、野田サトル自身が出産で休載したのかは不明であり、既婚者であることを明かしていることから、「野田サトルの奥さんが出産するため休載になったのではないか？」という考察も多く見受けられました。

結論を書きますと、野田サトルの性別は男性だと判明しています。野田サトルは、顔出しNGの漫画家であることなどから、女性説が流れたこともありました。しかし、野田サトル自身が、男性であることを公表したのです。彼は、2024年1月現在、X（旧Twitter）を開設しており、その紹介文に「漫画家です。男です。」と記載していました。こうして、謎の多い漫画家野田サトルのプロフィールの一端が、ファンに提示されました。

先にも触れましたが、ゴールデンカムイの原作者である野田サトルは、自身の本名や素顔などのパーソナルデータをほとんど公開していない漫画家として知られています。生年月日も公表していないことから、彼の年齢は明らかにされていません。ただ、野田サトルは、2003年に漫画家デビューしています。漫画家デビューした時が20歳だと仮定すると、彼の年齢は40歳ではないかと推察されるのです。しかし、詳細は不明でした。

野田サトルは、2003年に「恭子さんの凶という今日」で漫画家デビューしました。2006年には「ゴーリーは前しか向かない」で、第54回ちばてつや賞のヤング部門大賞を受賞します。2011年に初の連載作となるアイスホッケー漫画「スピナマラダ!」を、週刊ヤングジャンプに連載しました。そして、ゴールデンカムイで一躍人気漫画家の仲間入りを果たしたのです。野田サトルの最新作は、アイスホッケー漫画「ドッグスレッド」です。

ゴールデンカムイの連載は約8年間に及び、文字通り野田サトルの代表作品となりました。彼は同作品で、2016年マンガ大賞、第22回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第51回日本漫画協会賞コミック部門大賞を受賞するなど、内外で高評価されたのです。

先述した通り、野田サトルは顔出しNG漫画家として有名であり、インターネットで検索しても彼の素顔を見ることはできません。今後も彼は、この方針を続ける可能性が高いとみられており、素顔をみせることはないと考えられています。

ゴールデンカムイの主人公である杉元佐一のモデルは、原作者野田サトルの曾祖父であるという説が噂になりました。彼の曾祖父の名前は、杉本佐一とのことです。野田サトルは、「名前を借りただけ」と公言しています。彼がゴールデンカムイを描くにあたって、曾祖父に関連した作品にしたいという気持ちがあったようで、当時の担当編集者から持ち掛けられた「北海道を舞台にした猟師の物語」に曾祖父を絡めたとのことでした。

野田サトルの曾祖父は、日露戦争に出兵した屯田兵だったことが判明しています。彼は、父親から曾祖父の話を聞いたことがあるとのことで、ゴールデンカムイにおける従軍など軍人描写のリアルさは、曾祖父のエピソードを膨らませた可能性が示唆されました。

この章では、ゴールデンカムイの作者に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。同作品の原作者の野田サトルは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、ゴールデンカムイを考察していると思われる方のツイートです。同作品を何の予備知識も持たずに読んだところ、原作者の野田サトルの性別を女性だと思ったとつぶやいています。

こちらは、漫画ファンだと思われる方のツイートです。ゴールデンカムイの大ファンでもあるようで、原作者の野田サトルの性別論争について、男性であっても女性であっても作品の良さは変わらないと主張していました。

こちらは、ゴールデンカムイの原作漫画を読んでいたと思われる方のツイートです。原作者の野田サトルについて、Wikipediaを読むまで北海道帯広市出身であることを知らなかったとつぶやいていました。

この記事では、ゴールデンカムイの原作者である野田サトルについて、性別を中心に特集してきました。ゴールデンカムイは、連載終了から1年以上経過しましたが、人気が衰えていない漫画とのことです。是非一度、この機会にゴールデンカムイの漫画を読んでください。