【葬送のフリーレン】ラヴィーネはかわいいお嬢様！強さ・魔法やカンネとの関係は？

『葬送のフリーレン』には、ラヴィーネというかわいい魔法使いが登場します。ラヴィーネは一級魔法使い試験でフリーレンと同じパーティーになったため、出番もそれなりに多いキャラです。本記事では、葬送のフリーレンのラヴィーネについて詳しく解説します。まずは、ラヴィーネのプロフィールや過去など、基本的な情報についてまとめます。

葬送のフリーレンは、勇者一行が魔王を倒した後の物語を描いたファンタジー漫画です。原作者は、『ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア』などでも知られている山田鐘人さんです。作画は、第82回小学館新人コミック大賞で佳作を受賞したアベツカサさんが担当しています。

葬送のフリーレンは2020年に週刊少年サンデーで連載が始まり、2024年1月現在でもまだ物語は継続中です。コミックスは12巻まで発売済みで、累計発行部数は1100万部を超しています。テレビアニメは連続2クールで制作され、2023年9月から日本テレビ系列などで放送が始まりました。

ヒンメルに魔王討伐の冒険に誘われたエルフのフリーレンは、勇者パーティーの一員として10年間を過ごします。魔王を倒した後、フリーレンはヒンメルたちと別れ、1人で魔法収集の旅に出かけました。それから50年後、フリーレンはヒンメルや仲間たちと再会し、ヒンメルとすぐに死に別れます。ヒンメルの死に流した涙の意味を知るため、フリーレンは新たに人間を理解するための旅に出るのでした。

葬送のフリーレンのラヴィーネは、オイサースト出身の三級魔法使いです。一級魔法使い試験の一次試験で、フリーレンと同じ第2パーティーに割り振られました。貴族の家に生まれたラヴィーネは、お嬢様として甘やかされて育ったようです。

特に3人の兄たちはラヴィーネを非常にかわいがっており、帰省するたびにラヴィーネに大量のお土産を渡します。兄たちのお土産は、ほとんどがかわいい服やアクセサリー類です。それらはラヴィーネの趣味ではありませんでしたが、兄が家にいる間は仕方なく着用しています。

葬送のフリーレンのラヴィーネの過去については、作中では詳しく触れられていません。ラヴィーネの過去の描写が登場したのは、幼なじみのカンネの回想シーンのみです。カンネの過去の回想シーンでは、ラヴィーネとカンネが魔法学校で飛行魔法の訓練を行っている様子が描かれています。

それ以外の過去については何の描写もなく、ラヴィーネがどういう人生を送ってきたかはわかりません。ただ、ラヴィーネは貴族のお嬢様であるため、ここまで何不自由なく過ごしてきたと推察されます。

葬送のフリーレンには、多くの魔法使いが登場します。魔法使いたちはそれぞれ自分に適した特性を持っていて、使う魔法や強さも異なります。ラヴィーネも作中では、得意魔法を使って大きな活躍を見せました。ここでは、ラヴィーネの強さや、作中で使用した魔法について解説します。

葬送のフリーレンのラヴィーネは、魔法で水を凍らせることができます。作中では、大きな湖を一瞬で凍らせたこともありました。ラヴィーネの氷の魔法は水がないところでも使用可能で、大地を凍らせることもできます。また、大地だけでなく人を凍らせることもできますが、魔力量に差がありすぎると効き目がありません。

ラヴィーネの攻撃手段は、相手を凍らせるだけではありません。作中では「氷の矢を放つ魔法（ネフティーア）」を使って、相手を攻撃するシーンが見られます。この魔法は氷でできた矢を作り出し、相手目がけて射出するというものです。見た目は派手ですが、殺傷能力はあまり高くありません。

ラヴィーネと幼なじみのカンネの回想により、ラヴィーネは飛行魔法をマスターしていることがわかっています。しかし、戦闘中にラヴィーネが空を飛んでいる描写はほとんどありません。飛行魔法は魔力の消耗が激しく、精密なコントロールも必要となります。三級魔法使いのラヴィーネは、まだ空中戦をするほどの強さや能力が備わっていないと推察できます。

葬送のフリーレンのラヴィーネは、昇格する前のフェルンと同じ三級魔法使いです。しかし、強さに関しては、当時のフェルンにもまだまだ及ばないといえるでしょう。一級魔法使い試験では一次試験を突破していますが、これはフリーレンの力によるものが大きいです。

二次試験ではカンネの複製体には勝ちましたが、ゼンゼの複製体にはあっさりと負けています。また、得意の氷魔法も大した殺傷力がないことから、作中の魔法使いたちの中でも強さは低いほうだといえるでしょう。

葬送のフリーレンのラヴィーネの武器は、魔法使いたちが持つ「魔法の杖」です。ラヴィーネの杖は、先端に大きな珠が組み込まれています。原作でははっきりとわかりませんが、アニメでは魔法を使うとこの珠が光るようになっています。杖は持ち手から離れるに従って細くなり、珠と逆側の先端はやや尖っています。

葬送のフリーレンのラヴィーネは、カンネと一緒に登場することが多いキャラです。ラヴィーネとカンネは喧嘩ばかりしていますが、文句を言い合いながらも常に行動をともにしています。葬送のフリーレンのラヴィーネとカンネはどのような関係にあるか、詳しく見ていきましょう。ラヴィーネの性格についても、あわせて紹介します。

一級魔法使い試験編に登場したカンネは、ラヴィーネとともにフリーレンのパーティー仲間になった魔法使いです。ラヴィーネとカンネは幼なじみで、喧嘩をしながらもいつも一緒にいます。昔からカンネは臆病なところがあり、尻込みするカンネをラヴィーネが引っ張るという関係が成り立っています。

カンネはラヴィーネのことを嫌いだと言いながらも、ラヴィーネのことを心から信頼しているようです。ラヴィーネも普段はカンネに厳しく当たりますが、カンネが本気で落ち込んでいるときは優しく接します。

ラヴィーネは気の強い性格で、口調も荒いです。口より先に手が出ることが多く、幼なじみのカンネはいつもラヴィーネに痛い思いをさせられています。ラヴィーネが荒っぽい言動を取るようになったのは、実家に原因があるようです。ラヴィーネの親や兄たちは、彼女にかわいい格好をさせるのが大好きです。まるで着せ替え人形のような扱いに、ラヴィーネは辟易としていました。

毎回お嬢様のような格好をさせられることに反発し、ラヴィーネは振る舞いが荒っぽくなっていったようです。過去について詳しい描写がないため、いつ頃からこのような性格になったかは不明です。ラヴィーネは乱暴な言動から短絡的な性格に見えますが、実は冷静で理性的な考えができます。また、口は悪くても心根は優しく、面倒見の良い性格でもあります。

葬送のフリーレンのラヴィーネは、幼なじみのカンネとともに一級魔法使い試験に挑みます。一次試験ではともにフリーレンと同じパーティーになり、3人で隕鉄鳥（シュティレ）の捕獲に乗り出しました。フリーレンはまず隕鉄鳥を観察しようと提案しますが、2人は構わず見つけた隕鉄鳥を捕まえようとします。ラヴィーネはカンネと協力し、氷魔法で隕鉄鳥を拘束しました。

しかし、非常に頑丈で音速で飛ぶことができる隕鉄鳥は、氷を割って逃げ出してしまいました。それから3人は、改めて隕鉄鳥の観察に時間を割きます。観察の結果、普通の方法では隕鉄鳥の捕獲が難しいことがわかりました。そこで、フリーレンが思いついたのは、魔力に敏感な隕鉄鳥の性質を利用する作戦でした。フリーレンは試験場にあるほとんどの水場に魔力をこめることで、魔力のない水場へ隕鉄鳥をおびき出そうとしたのです。

水場に魔力をこめる役目は、ラヴィーネとカンネが請け負いました。ラヴィーネは試験場を走り回り、目についた水場を片っ端から凍らせます。フリーレンは魔力を完全に消した状態で、魔力をこめていない水場の側に控えました。しばらくすると隕鉄鳥がフリーレンの肩に止まり、フリーレンは「鳥を捕まえる魔法」で隕鉄鳥の確保に成功しました。隕鉄鳥を捕まえたラヴィーネたちは、それから他のパーティーに狙われるようになります。

ラヴィーネたちを狙ってきたのは、デンケンたち第13パーティーの3人でした。フリーレンが持っていた隕鉄鳥はラオフェンによって奪われ、デンケンとリヒターはフリーレンたちの足止めにやって来ます。ラヴィーネとカンネの足止めを担当したのは、リヒターでした。

ラヴィーネはリヒターを凍らせようとしますが、自分より遥かに魔力量の多いリヒターには効果がありませんでした。続いてラヴィーネは氷の矢を放つ魔法（ネフティーア）で攻撃をしますが、これも簡単に防がれてしまいます。ラヴィーネとカンネは、リヒターの圧倒的な質量攻撃に為すすべもなくやられます。

しかし、フリーレンが試験場の結界を破ったことで、これまで結界にはじかれていた雨が降ってきました。そこでカンネは大量の雨を操り、リヒターを攻撃します。この攻撃はリヒターも防御しきれず、2人は辛くも勝利をおさめます。隕鉄鳥もフリーレンが無事取り返し、ラヴィーネたちは一次試験を通過しました。

一級魔法使い試験の二次試験では、一次試験のパーティーは解散となりました。二次試験は前人未到のダンジョンの踏破が課題で、ラヴィーネはカンネと2人でこの課題に挑みます。ラヴィーネとカンネは特に苦労した様子もなく、ダンジョンの最深部近くまでたどり着きました。ラヴィーネの兄がこのダンジョンの攻略隊の一員だったため、ラヴィーネはダンジョンの詳しい情報を持っていたのです。

ラヴィーネとカンネが最深部前の広場にたどり着いたとき、そこにはすでに多くの受験者がいました。しかし、その先にある扉の前でフリーレンの複製体が待ち受けていたため、それ以上奥に進めなかったのです。ラヴィーネは複製体を作り出している魔物の正体や、複製体には弱点がないことなどを一同に教えます。魔物を倒せば複製体もすべて消えると聞いた受験者たちは、フリーレンの複製体の対応策の話し合いを始めました。

話し合いの結果、フリーレンの複製体はフリーレンとフェルンの2人が相手をすることになります。その他の受験者は、フリーレン以外の複製体の足止めにと向かいました。リヒターと組んだラヴィーネは、自分とカンネの複製体と出会います。ラヴィーネはカンネの複製体を倒しますが、ゼンゼの複製体の奇襲で大怪我を負います。同じく怪我をしたリヒターから棄権を促されたラヴィーネは、悔しがりつつも試験続行を諦めました。

葬送のフリーレンのラヴィーネには、「かわいい」という感想が多く寄せられています。外見はもちろん、口が悪いところや男っぽいところもかわいいと評判です。他の魔法使いに比べて強すぎないところが、かわいいと感じる人もいるようです。また、「かわいい」だけでなく、「かっこかわいい」という感想も見られました。

葬送のフリーレンのラヴィーネは、幼なじみのカンネと喧嘩ばかりしています。2人の絡みが好きな人は多く、ラヴィーネとカンネのやり取りは人気があります。中には、ラヴィーネとカンネを百合カップルとして推す声もありました。

葬送のフリーレンのラヴィーネには、「アニメの声がイメージ通りだった」というコメントが多く見られます。ラヴィーネのアニメの声の評価は高く、声を聞いてさらにラヴィーネを好きになった人も多いようです。

葬送のフリーレンのラヴィーネの強さや魔法、過去や作中での活躍などをまとめました。ラヴィーネは上品そうな見た目に似合わず乱暴な話し方をするキャラで、そのギャップが魅力的だと評判です。ラヴィーネは他の受験者に比べるとそれほど強い魔法使いではなく、一級魔法使い試験にも落ちてしまいました。

しかし、ラヴィーネはまだまだ成長途中であるため、今後さらに強い魔法使いとなり、一級魔法使いにもなれるでしょう。ラヴィーネは一級魔法使い試験編の一次試験と二次試験で活躍するため、原作やアニメで実際の活躍シーンを確認してみてください。