【MIX】澤井圭一はタッチでも登場した？マネージャーになった理由や死因を調査

『MIX』の澤井圭一は、物語が始まる前にすでに死亡しているキャラです。登場シーンは少ないですが、MIXにおいて不可欠なキャラでもあります。本記事では、MIXの澤井圭一について詳しく解説します。まずは、澤井圭一のプロフィールや、他のキャラとの関係を見ていきましょう。

MIXは、作者のあだち充さんの過去作である『タッチ』の続編ともいえる物語です。舞台はタッチと同じ明青学園野球部で、タッチから約30年後の野球部の活躍を描いています。2024年1月時点で21巻まで発売されており、累計発行部数は800万部を超しています。アニメは第1シーズンと第2シーズンが制作されており、それぞれ全24話が放送されました。

親同士の再婚で兄弟となった立花投馬と立花走一郎は、兄弟でバッテリーを組んでいました。2人は同じ中学・高校へと進学し、一緒に野球部に入ります。2人は甲子園出場を目指し、野球部の仲間たちと練習に励みます。並み居る強豪校相手に活躍する立花兄弟は、徐々に周囲の注目を集めていくのでした。

MIXの澤井圭一は、立花走一郎と立花音美の実の父親です。子供たちが小さい頃に亡くなっており、作中には回想シーンでのみ登場します。高校時代は、上杉達也たちが卒業した後の明青学園野球部に所属していました。澤井圭一は1年生からエースを任されており、上杉達也以降の明青野球部ではナンバーワン投手として知られています。自分が高校球児であったことは、妻や子供にも内緒にしていたようです。

MIXの立花英介は、立花投馬の実の父親です。走一郎や音美の母親と再婚したことで、3人の子供の父親となりました。立花英介は澤井圭一の2年上の先輩で、同じ明青学園野球部に所属していました。ただ、澤井圭一とは違ってあまり才能はなく、万年控え選手として高校3年間を過ごします。

立花英介が3年のときに澤井圭一が入部したことで、エースの可能性は完全になくなりました。立花英介は大人になってから澤井圭一の元妻と再婚していますが、これはまったくの偶然であるようです。

MIXの澤井圭一と上杉達也には、何の関係もありません。澤井圭一は甲子園優勝を果たした上杉達也の名前は知っているでしょうが、実際に会ったことはないはずです。立花英介は上杉達也に憧れて明青学園に入学していますが、澤井圭一に関してはそういった描写はありません。ただ、同じピッチャーとして、上杉達也を憧れの存在として見ていた可能性もあります。

MIXでは、立花兄弟の父親である立花英介が、上杉達也の3つ下の後輩だとわかっています。立花英介は上杉達也と入れ違いで明青学園に入学しているため、上杉達也とは面識がありません。澤井圭一は立花英介の後輩で、上杉達也とは5つも歳が離れています。そのため、立花英介と同じく上杉達也との面識はなく、タッチにも登場していません。澤井圭一はMIXだけのオリジナルキャラであり、タッチの登場人物たちとは関わりがないようです。

MIXの澤井圭一は、物語が始まった時点ですでに亡くなっています。ただ、作中では澤井圭一の死因は明らかにされていません。MIXには澤井圭一の妻であった真弓がレギュラーキャラとして登場していますが、澤井圭一の死因などを語ることはありません。澤井圭一の子供である走一郎と音美も、澤井圭一の死因については覚えていないようです。澤井圭一は2人が小さい頃に亡くなっているため、音美に至っては澤井圭一の記憶すら曖昧になっています。

澤井圭一が若くして亡くなっていることから、死因としては病死や事故死が考えられるでしょう。ただ、澤井圭一が病気であったという記述はないため、病死の可能性は低いと推察されます。死因が病死でないとすれば、考えられる死因は事故死ということになります。タッチの上杉和也のように、人を助けて事故死したという可能性も捨て切れません。

MIXの澤井圭一は、1年生エースとして明青学園野球部を引っ張っていました。澤井圭一が1年生のとき、明青学園野球部は、東東京大会準々決勝まで進みます。相手の栄新高は澤井圭一の前に手も足も出ず、ポテンヒットか内野安打での出塁を目論んでいました。そこで、足の速い1年生の千本木豊が、代打として選ばれます。バットにボールを当てた千本木は、ベンチの期待通り俊足を活かして1塁へと駆け込みました。

しかし、そこで1塁カバーに入った澤井圭一と交錯し、怪我を負わせてしまったのです。澤井圭一の怪我は、「右腕靭帯断裂」という選手生命が危ぶまれるものでした。澤井圭一はこの怪我がもとでマウンドを下り、二度とピッチャーに戻ることはありませんでした。しかし、澤井圭一はそこで野球部を辞めず、マネージャーとして裏方に回ります。それからも澤井圭一は笑顔を絶やさず、卒業まで野球部の仲間たちを支え続けました。

MIXの澤井圭一はすでに故人ということもあり、作中での登場回数は極端に少ないです。登場したとしてもわずかな回想シーンのみで、セリフはほとんどありません。その澤井圭一が初めてセリフを口にしたのは、MIX97話の「特別だよな」の中でのワンシーンです。この回では、立花英介や大山吾郎たちが、澤井圭一の墓参りに訪れました。

そして、セミの声を聞いていた立花英介が、「澤井圭一の口癖が聞こえないか」と言います。その口癖とは、「行きましょう、甲子園」というセリフでした。そのとき聞こえてきたセリフは立花英介の腹話術でしたが、その後、本物の澤井圭一のセリフが聞こえてきます。

MIXのアニメでは、声優の内田夕夜さんがこの貴重なひと言を担当しました。内田夕夜さんの爽やかな声は、高校時代の澤井圭一の声にぴったりでした。ここでは、MIXのアニメで澤井圭一役を担当した、内田夕夜さんのプロフィールを紹介します。また、内田夕夜さんがこれまでに出演した主なアニメや、演じたキャラもまとめます。

内田夕夜さんの生年月日は1965年12月3日で、身長は173cm、体重は58kgです。出身地は、埼玉県北葛飾郡三郷町（現在の三郷市）です。内田夕夜さんは学生時代に演劇部に所属しており、大道具などを担当していました。

舞台美術に興味があった内田夕夜さんは、高校卒業後、桐朋学園芸術短期大学芸術科演劇専攻科に進学します。在学中に役者志望に転向し、1987年に劇団俳優座に入団します。その後、声優業も行うようになり、2021年からは東京俳優生活協同組合の所属となりました。

続いて、内田夕夜さんがこれまでに声優として出演したアニメや、担当キャラを紹介します。内田夕夜さんはこれまでに、『魔法使いプリキュア！』の魔法学校の校長や『二十面相の娘』の二十面相、『キングダム』の春申君などを演じています。近年では、『チェンソーマン』の暴力の魔人、『おかしな転生』のコアトン、『葬送のフリーレン』のオルデン卿などを担当しました。

澤井圭一の過去については、MIXの序盤から描かれています。ただ、詳しい回想シーンが登場したのは、だいぶ後になってからです。澤井圭一に怪我を負わせてしまった千本木豊が告白する形で、当時の詳細が描かれました。千本木が明かした澤井圭一の過去には、思わず涙してしまったファンも少なくないようです。

MIXの澤井圭一は、試合中に千本木豊と激しく接触したことで選手生命を断たれました。千本木はこのときのプレーがトラウマとなり、前に人がいると全速力で走れなくなってしまいます。そこで、野球部を辞め、短距離選手に転向しました。短距離選手として成功した千本木に、澤井圭一は心の底から喜びます。怪我の原因となった相手を恨むどころか心配までする澤井圭一には、「人格者」との声が上がっています。

MIXの立花英介は、澤井圭一の野球部の先輩です。ずっとエースの座を狙っていた立花英介にとっては、澤井圭一は1年でエースを奪い去っていった因縁の相手でもあります。2人の過去が明かされたことで、複雑な関係に驚きの声を上げる人もいました。

MIXの澤井圭一と他のキャラとの関係、死因やマネージャーになった理由などをまとめました。澤井圭一はすでに死亡していますが、MIXの作中で重要な役割を担っているキャラです。漫画やアニメでの出番は少ないですが、回想シーンなどで澤井圭一の人となりを知ることができます。MIXの漫画やアニメを見るときは、上杉達也並の選手だった澤井圭一にも注目してみてください。