【転スラ】web版と書籍版の違いを解説!漫画・アニメはどちらを元に描かれている?

『転スラ』の原点・web版小説とその他のメディア作品の違いについて詳しく解説します!人気のライトノベル『転スラ』は、web版・書籍版をはじめ漫画、アニメなど様々なメディア展開がされています。すべて読むのは大変ですしお金もかかります。どれを選べばいいか迷う方も多いことでしょう。この記事では、各メディアの相違点やおすすめのポイントについて紹介し、悩むことなく最適の選択ができるようサポートします。

【転スラ】web版と書籍版の違いを解説!漫画・アニメはどちらを元に描かれている?のイメージ

目次

  1. 転スラとは?
  2. 転スラのweb版と書籍版の小説の違いを解説
  3. 転スラの漫画・アニメはweb版を元に描かれている?違いを解説
  4. 転スラのweb版に関する感想や評価
  5. 転スラのweb版まとめ

転スラとは?

転スラの概要

概要のイメージ

『転スラ』(転生したらスライムだった件)は、伏瀬によって執筆された日本のなろう系ライトノベル作品です。オリジナルweb作品は、2013年2月20日から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載され、その後大幅な改訂を経て、2014年5月にマイクロマガジン社のGCノベルズから書籍版が刊行されました。また、この作品は、漫画化や外伝漫画、ゲーム、アニメ化など多岐にわたるメディア展開が行われています。

転スラのあらすじ

あらすじのイメージ

ある日、通り魔に襲われて命を落としたサラリーマン、三上悟は、異世界の洞窟でスライムとして転生します。その後、「リムル=テンペスト」という名が与えられ、ドラゴンやゴブリン、ドワーフなど様々な種族と出会う中で、世界の秩序と在り方を学んでいきます。転生時に得たスキルである「捕食者」と「大賢者」を駆使して困難に立ち向かい、暴風竜ヴェルドラや仲間たちと共に魔物たちの街を築き始めました。

【公式】「転生したらスライムだった件」ポータルサイト

転スラのweb版と書籍版の小説の違いを解説

転スラのweb版と書籍版の違い

ここからは、この記事のメインテーマである『転スラ』のweb版と書籍版小説での違いについて解説します。この違いを大きく分けると三つに集約することができます。各話のブラッシュアップによる違いと設定や戦闘の追加・変更、そしてキャラの追加・変更による違いです。ただし、極端に大きな違いがあるわけではなく、『転スラ』が好きになったファンであれば、web版・書籍版どちらでも楽しめるレベルの違いです。

まず最初に、各話のブラッシュアップによる違いを見てみましょう。例えば、シズの過去の回想シーンを引き合いに出すと、web版では、サラッとしか書かれておらず、何で召喚されてどういう仕打ちを受けたのかがわかりません。書籍版ではさらに詳しく描かれており、クロとの絡みなどweb版にはなかった話も追加されています。エピソードが追加されているので、作品全体がボリュームアップした印象を受けるでしょう。

続いて、設定や戦闘の追加・変更について解説します。例として、カリュブディス戦を挙げてみます。周りの雑魚キャラの戦闘ですが、web版ではあまりしっかりとは描かれていません。凄く頑張って戦い、片付けていた程度です。一方、書籍版では、シオンたちの活躍が詳細に描かれています。メインとなる大きな戦闘では脇役の活躍に至るまで細部が克明に描かれているのです。

最後のキャラの追加・変更や設定の変更では、書籍版で、田口省吾や橘恭弥、水谷希星などの召喚者が新たに追加され、ゴブリンたちの中にも新キャラクターが登場しています。また、魔王レオンの二つ名も変更されています。web版では金髪の悪魔(プラチナデビル)と呼ばれていましたが、書籍版では白金の剣王(プラチナムセイバー)または白金の悪魔(プラチナデビル)となりました。

転スラのweb版と書籍版でおすすめなのは?

おすすめのイメージ

『転スラ』の小説を読む場合、お金に制約があるならweb版、余裕があるなら書籍版がおすすめです。率直に言いますと、書籍版を読んだ方が作品全体をより深く楽しめるでしょう。書籍版には細部まで描かれた情景や多彩な設定が含まれているからです。

ただし、ファンの中には経済的に余裕がない方もいることでしょう。書籍版は一冊400円ですから、全巻を揃えると数千円、時には万単位にもなることもあります。そのため、大元のストーリーが同じであるweb版を楽しむことも一つの選択肢となります。言い換えれば書籍版では細部が追加されているだけであり、その点を度外視すればweb版でも十分に楽しめるでしょう。

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転スラの漫画・アニメはweb版を元に描かれている?違いを解説

転スラの漫画・アニメはweb版と書籍版のどちらを元に描かれている?

『転スラ』の漫画やアニメは、web版からアップグレードされた書籍版を元にして描かれています。漫画やアニメでは、原初の悪魔の特徴である色が追加されたり、カリュブディス戦などでは戦闘シーンが細部まで詳細に描かれていることがその証拠です。今後もアニメシリーズは、書籍版を基にして制作されていくことでしょう。

転スラの漫画とアニメの違い

アニメ版の『転スラ』は、一回の長さの関係で原作漫画の一部が削られました。「ファルムス王国との戦争」では、リムルが魔法を獲得する経緯が省略され、代わりにシズとディアブロの過去が外伝として追加されました。例えば、ファルムス王国側の3人の異世界人がシオンやハクロウと対戦するシーンが、漫画版よりも縮小されています。また、テンペストに生息する魔物が襲われる場面もカットされました。

次にリムルが召喚魔法を習得する過程での違いを見てみましょう。アニメ版では、リムルが召喚魔法を得る様子が描かれずに進行します。本来、リムルは冒険者としての登録を目指し、ギルドを訪れます。その時、ランクを決定するための試験が行われ、試験官が下級悪魔を召喚します。リムルはこの召喚魔法をスキルとして分析し、獲得することに成功します。しかしこのシーンはアニメ版ではすべてカットされてしまいました。

『転スラ』のアニメ版1期の第24話は外伝として放映されました。これは、原作小説や漫画版にはない「シズとディアブロの過去の出会い」を基にした新たなエピソードです。外伝はリムルの転生以前の物語で、ある女性が悪魔を召喚する場面から始まります。ある日、フィルトウッド王国からの悪魔駆除の依頼を受けたシズが「原初の黒」のディアブロに遭遇します。

その夜、フィルトウッド王国を魔物が支配し、依頼で呼び出した冒険者を殺していたことが判明します。そこにディアブロが駆けつけ、人間に化けていた国王や大臣らを倒しました。実は24話に現れた女性は「銀嶺の翼」と呼ばれ、フィルトウッドの悪魔を撃退するためにディアブロを呼び出していたのです。結局、シズとディアブロは「国王や大臣は悪魔に殺され、シズがその悪魔を討った」という偽情報を流し、その場を後にしました。

転スラのweb版とアニメ・漫画で一番おすすめなのは?

おすすめのイメージ

転スラのweb版とアニメ・漫画で一番面白くおすすめできるのは、漫画となります。web版小説を元にした書籍版をベースに書かれた漫画には、大元のweb版にはないエピソードが数多く追加され、内容も充実しています。大元のweb版には矛盾点が指摘されていますが、漫画ではそれが修正されているのです。

一方の『転スラ』のアニメは、声優の演技により各キャラクターの魅力がより増していますが、ストーリーが展開するテンポが漫画版よりも多少緩慢に感じられます。以上のことから、web版やアニメよりも漫画版をまっさきにおすすめします。

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転スラのweb版に関する感想や評価

ここまで『転スラ』のweb版と書籍版の違いについて考察してきましたが、最後に『転スラ』のweb版に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、転スラのweb版小説にハマったという方のツイートです。作品の精神安定作用により病気の苦痛も軽減し、さらにはコピーライターとしての勉強にもなったと絶賛していました。

続いて紹介するのは、web版小説の完結を機に読んでみようか迷っている方のツイートです。おそらく漫画やアニメで転スラの面白さを知っているので、読みだしたらやめられなくなることを心配しているようでした。

最後に紹介するのは、この記事でも指摘した経済的な問題に関するツイートです。web版を読了し、書籍版を購入しようとしたところ、全巻揃えると2万円にもなり驚きを隠せないようでした。

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転スラのweb版まとめ

この記事では、『転スラ』のweb版と書籍版の違いを解説し、漫画・アニメはどちらを元に描かれているかを明らかにしたうえで、おすすめのバージョンを紹介しました。

まとめのイメージ

小説『転スラ』にはweb版と書籍版があります。2013年『転スラ』は、まず小説投稿サイト「小説家になろう」でweb版として産声を上げました。その後、web小説に加筆・修正を加えたしたものが書籍版となります。書籍版では、ストーリーの見せ場や新キャラが追加されたり細かい設定や表現が変更され、web版よりも内容が濃くなっています。

そこで、基本的には書籍版をおすすめしますが、経済的に余裕がない場合にはweb版でも十分に楽しめる内容となっています。また、小説のweb版、漫画、アニメの中で最も面白くおすすめなのは、漫画です。書籍版をベースに描かれた漫画には、大元のweb版にはないエピソードが数多く追加され内容も充実していますし、web版での矛盾点を修正されているため、万人におすすめできるないよとなっていると言えるでしょう。

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