【Helck（ヘルク）】ミカロスは魔王討伐した大賢者！正体や目的をネタバレ

勇者クレスと共に魔王を討伐し、人々から大賢者として敬意を集めるミカロス。その正体は世界の意思に従って暗躍する黒幕でした。また、覚醒の力によって不老長寿を手に入れ、最後までヘルクに立ちふさがりました。以下では、「Helck（ヘルク）」の黒幕でありラスボスのミカロスの正体についてネタバレ紹介します。その他、「Helck」のミカロスの目的や、覚醒により不老長寿の力を手に入れた経緯などもまとめました。

七尾ナナキ先生によるアクション・ファンタジー漫画「Helck（ヘルク）」は、2014年～2017年にかけて「裏サンデー」で連載されていた作品です。単行本は。全12巻で構成されています。

ニコニコ静画にて創作活動を行っていた作者・七尾ナナキ先生のプロデビュー1作目にあたる「Helck（ヘルク）」。ひょんなことから魔王を決める大会に参加した人間の勇者・ヘルクの活躍や旅を描いています。

魔王が倒されたことで、魔界では次の魔王を決めるトーナメントが開催されます。参加者の中には、なぜか人間の勇者・ヘルクの姿がありました。大会責任者のヴァミリオが人間の参加者を問題視する一方、ヘルクは人間が憎い等と勇者らしからぬセリフを発します。ヘルクの不可解な言動から、何か裏があるとみたヴァミリオ。ヘルクを敗退させるべく、あらゆる妨害を仕掛けます。

「Helck(ヘルク）」の登場人物であり、かつて勇者クレスと共に魔王を討伐したミカロス。現在は王国の重臣といて活動しており、「大賢者ミカロス」とも呼ばれています。医療や魔術に優れ、周囲からの信頼の厚いミカロス。ヘルクの過去編にも登場し、雪の日に病気で倒れたクレスを治療しました。しかし、クレスの治療の裏にはミカロスのある目的があり、それらを達成するべくクレスとヘルクの利用を目論見ます。

魔王を討伐した大賢者であり、医療や魔術の知識にも長けたミカロス。しかし、その正体は世界の意思を実現するべく、暗躍し続けた一連の黒幕とされています。目的のためなら利用できる者を駒のように扱うミカロス。彼の正体は何者か、何のためにヘルクを狙い続けていたのでしょうか。以下では、「Helck（ヘルク）」のミカロスの正体や目的、世界の意思の接触者となった経緯、覚醒で入手した力についてネタバレ紹介します。

表向きは王国のために尽くす重臣として活躍し、人々の信頼を集めてきたミカロス。その正体は、自身の目的のために、魔界帝国と人間との争いを引き起こした一連の黒幕です。さらに、共に魔王討伐を成し遂げた勇者クレスを死に追いやり、ヘルクに勇者殺しの濡れ衣を着せた犯人でもあります。目的のためなら手段を選ばず、ヘルクやヴァミリオ、さらに帝国の民も苦しめたミカロス。

彼は、世界で数名しかいないとされる世界の意思の接触者でもあり、接触者の中でもっとも従順とされています。例え自分の身を滅ぼすことになろうと、世界の意思に従う姿勢を見せています。一方で、ミカロスは世界の意思に操られているとも見ることができ、本当の意味での黒幕は世界の意思とも考えられるでしょう。

最後までヘルクに立ち向かい、剣術やあらゆる魔術、新世界によるエネルギー弾等を用いて戦いに挑んだミカロス。その目的は、「世界を本来あるべき姿に変える」ことでした。つまり、全ての人間を覚醒させ、新世界の力を手に入れた人間を生み出すことで、新たな世界を作り出そうと目論んでいたでしょう。そこで、新世界を誕生させるために、帝国の滅亡を計画しました。

もちろん、帝国の滅亡と新世界の誕生はミカロス自身の目的ではなく、世界の意思の目的です。ミカロスは世界の意思に操られ、無意識に暗躍させられていたでしょう。

「Hecke」の黒幕であり、最後までヘルクに立ち向かったミカロスですが、1500年前まで帝国の兵士だったことが判明しています。帝国の一般兵の1人として、アズドラ戦の最前線に立たされたミカロス。アズドラに恐怖するあまり、死体のふりをすることで戦いを生き延びようとします。その間、身体が大地と接触したことで魔界の毒に侵されるも、奇跡的に順応しました。

毒への順応により覚醒したミカロスは不老長寿の力を手に入れ、さらに世界の意思の接触者になりました。その後は、世界の意思の従順な接触者として暗躍を始めたミカロス。ヘルクをはじめ、新世界化を阻もうとする者との戦いに敗れても、不老長寿の力で復活を果たします。何度倒されても復活するミカロスに、ヘルクたちは苦戦を強いられます。

不老長寿であるミカロスを倒すことは不可能と思われた矢先、アズドラやクレスが応戦にかけつけます。そして、激戦の末にミカロスと彼を支配していた世界の意思が倒され、新世界化も阻止されました。

「Helck（ヘルク）」のラスボスであり、一連の事件の黒幕であったミカロス。覚醒によって手に入れた不老長寿の力を使って復活を繰り返し、ヘルクを追い詰め続けました。その行動は読者からもしぶといと評され、非常に厄介な敵だったでしょう。以下では、「ヘルク」から、ミカロスのアニメ声優・平山大輔さんのプロフィールを紹介します。

ヘルクのミカロスの声優・平川大輔さんは、1973年生まれ、新潟県出身の声優、歌手です。声優養成所を経て1998年に声優デビュー、以降はアニメやゲーム作品、洋画の吹き替えなど数多くの作品に出演しています。2023年10月に突発性難聴の発症と入院を公表し、11月に退院しました。今後は体調面を考慮しながら仕事に復帰していくことをSNSで表明しました。

声優・平川大輔さんの主な出演作品は、アニメ「キングダム」慶舎役、「鬼滅の刃」魘夢役、「妖怪ウォッチ シャドウサイド」コマさん役等です。また、洋画の吹き替えも数多く出演しており、「パイレーツ・オブ・カリビアン」ウィル・ターナー役のオーランド・ブルームの担当声優でも知られています。その他、韓国人俳優のチャン・グンソク等の担当声優も務めています。

ヘルクの回想シーンでは、クレスを看病した医者として登場したミカロス。しかし、その行為にも裏があり、ヘルクとクレスの人生を狂わせました。果たして、多くの犠牲を払ってまで実現したかったミカロスの新世界とは、どのようなものだったのでしょうか。もしかしたら、世界の意思が目指した世界だったかもしれません。以下では、「Helck（ヘルク）」のミカロスに関する感想や評価をネタバレ紹介します。

ネタバレのように「Helck」の黒幕であり、最後までヘルクを追い詰め続けたミカロス。周囲の人々に賢者として慕われながらその本性は悪であり、見る人によって評価が大きく分かれるキャラクターでしょう。一方、SNSではミカロスというキャラクターが良い、悪役らしいキャラ設定など、好意的な感想も寄せられています。また、キャラデザの良さもミカロスに惹かれる要因になっているでしょう。

世界の意思に従順な接触者として、長い年月をかけて新世界化の準備を進めてきたミカロス。また、ネタバレのように不老長寿を手に入れたことも、ミカロスにとって大きな強みとなったでしょう。何度倒されても、復活することができるミカロス。また、ヘルクに対してもどこまでも追い詰めており、ファンからはしぶとい、しつこすぎると厳しい評価も寄せられています。

人間軍の首脳であり、ミカロスと共に新世界の到来を目指したラファエド。何を目的にミカロスと行動を共にしているのか、アニメ派のファンから疑問の声が上がっています。ちなみに原作漫画では、終盤でヘルク側に加担し、世界の意思を打ち砕きました。アニメ版では、ミカロスとラファエドの暗躍はどのように描かれるのか、それぞれの結末も気になるでしょう。

「Helck（ヘルク）」のミカロスの正体や目的などをネタバレ紹介しました。世界の意思にもっとも従順な接触者であり、新世界を実現するために暗躍し続けたミカロス。しかし、実際は世界の意思によって操られていた接触者にすぎなかったかもしれません。目的のためなら手段を選ばず、周囲の人々を駒のように使ってきたミカロス。一方、ミカロス自身も、世界の意思の駒や道具として扱われていた存在だったでしょう。