【薬屋のひとりごと】時代と舞台のモデルは中国・唐?作中設定からいつなのか考察

『薬屋のひとりごと』の時代設定や舞台になった国のモデルが話題になっていました。モデルになったのは、中国の唐のいつの時代なのか?ファンの間でも色々な考察が飛び交っています。この記事では、テレビアニメも人気の『薬屋のひとりごと』の時代設定がいつなのか?や、モデルになった舞台の中国の唐との関係に関する考察だけでなく、猫猫の薬学に関する知識や共通点などをまとめて紹介していきます。

【薬屋のひとりごと】時代と舞台のモデルは中国・唐?作中設定からいつなのか考察のイメージ

目次

  1. 薬屋のひとりごととは?
  2. 薬屋のひとりごとの時代と舞台のモデル
  3. 薬屋のひとりごとの中国の伝統医学
  4. 薬屋のひとりごとの作者のイメージの部分もあった?
  5. 薬屋のひとりごとの時代と舞台に関する感想や評価
  6. 薬屋のひとりごとの時代と舞台のモデルまとめ

薬屋のひとりごととは?

薬屋のひとりごとの概要

  • 作品タイトル:薬屋のひとりごと
  • 著者:日向 夏(ひゅうが なつ)
  • イラスト:しのとうこ
  • 出版社:イマジカインフォス
  • 掲載サイト:小説家になろう
  • レーベル:ヒーロー文庫
  • 連載期間:2011年10月27日~連載中
  • 巻数:14巻(2023年12月現在)
  • アニメ放送期間:2023年10月22日~放送中

薬屋のひとりごとのあらすじ

猫猫は、羅門という養父に花街で育てられました。薬草を取りに向かった猫猫は、後宮へ売り飛ばされてしまったのです。実家にも連絡ができなかった猫猫でしたが、上級妃の毒見役になったことで、手紙を送れるようになります。休みをもらって里帰りした猫猫は、そこで心中を企てた遊女とお客を助けて欲しいと頼まれてしまいました。

アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト

薬屋のひとりごとの時代と舞台のモデル

薬屋のひとりごとの舞台のモデルは中国?

『薬屋のひとりごと』の舞台のモデルは中国?を紹介していきます。『薬屋のひとりごと』のストーリーの舞台は、昔の中国がモデルになっていることを、原作者の日向夏さんも明かしていました。昔の中国を舞台にしている作品は、『薬屋のひとりごと』以外にも多くあります。日向夏さんは、『薬屋のひとりごと』のストーリーの舞台が中国だというだけでなく、唐の時代がテーマになっていることを明かしていました。

唐の時代が舞台になっているという理由は、モデルになった上級妃たちの名前が同じというのも理由の1つです。『薬屋のひとりごと』には、上級妃の4人が登場していて、それぞれ徳妃と貴妃と叔妃と賢妃がいます。実際に、モデルになった中国の唐の時代にも、同じ上級妃が存在していました。他にも、舞台になっている中国の唐の時代には、世界的に有名な楊貴妃が活躍していたとされています。

薬屋のひとりごとの時代設定はいつ?

考察①唐とは?

『薬屋のひとりごと』の時代設定はいつなのか?に関する考察①唐とは?を紹介していきます。テレビアニメも人気の『薬屋のひとりごと』の時代や舞台などに関しては、中国の唐がモデルとされていますが、あくまでも架空の時代背景になっています。モデルになっている唐の時代と、『薬屋のひとりごと』の時代の共通点は、それぞれの登場人物が着用している服のデザインや、昇給のために行われている科挙などです。

中国の唐の時代をモデルにしていますが、主人公の猫猫の知識などは、いつの時代の知識なのか?などは、ストーリーの中で明かされていません。モデルになっている唐の時代は、300年程度続いていた国家で、隋の後に建国されています。618年~907年まで続いたとされている唐は、すでに日本との交流があったことが、歴史でも判明していました。中国の唐の時代は、日本の奈良平安時代ではないか?と考察されています。

考察②唐は一時滅亡していた?

『薬屋のひとりごと』の時代設定はいつなのか?に関する考察②唐は一時滅亡していたを紹介していきます。唐の時代は、300年程度続いたとされていますが、実際は一時滅亡していたことがありました。日本でも有名な楊貴妃の時代になるよりも前に、唐は一時滅亡してしまっていたのです。その期間の国の名前は、武周というモノだったことが判明しています。

則天武后という人物が、唐の女皇帝になり唐の時代を一時終わらせているのです。政治の方針などを一新し、唐を壊滅状態にしていましたが、次の皇帝が国を救っています。玄宗という人物は、唐を救うために、立ち上がって国を取り戻すことに成功していました。玄宗皇帝は、中国の歴史の中でも優れた人物だったとされていて、唐の再建を成し遂げた偉大な人物です。

『薬屋のひとりごと』のストーリーの中でも、先帝は女帝の操り人形という設定がありました。唐の時代と同じように、皇后陛下だった皇帝の母親が、政治を担っていたシーンがあります。そういった『薬屋のひとりごと』のエピソードも、唐の時代をモデルにして設定した可能性が高いです。

考察③楊貴妃とは?

『薬屋のひとりごと』の時代設定はいつなのか?に関する考察③楊貴妃とは?を紹介していきます。唐の時代を立て直した優秀な玄宗皇帝でしたが、世界三大美女の1人でもある楊貴妃の魅力に溺れていってしまったのです。楊貴妃のことを気に入りすぎた玄宗皇帝は、彼女の一族を優遇し、他の上級妃だけでなく、国の人々から反感を買ってしまいました。

唐を再建するほどの優秀な皇帝だった玄宗でしたが、国民や権力者たちから反感を買ってしまったために、再び国が傾いてしまったのです。反発が起こったことが原因で、安史の乱という謀反が起こってしまいます。唐は徐々に力を失っていき、立て直すことができなくなってしまいました。『薬屋のひとりごと』は、安史の乱が発生する前の時代設定になっているのではないか?と考察されています。

唐の時代に活躍したとされている、詩人の李白などが『薬屋のひとりごと』のストーリーでも登場しています。李白は、安史の乱が起こる前に生きていた人物なので、楊貴妃が登場する前の時代をモデルにしていると考察されているのです。

考察④唐の時代の宦官とは?

『薬屋のひとりごと』の時代設定はいつなのか?に関する考察④唐の時代の宦官を紹介していきます。『薬屋のひとりごと』のストーリーには、宦官というワードが多く登場していました。猫猫のことを気に入っている壬氏も、表向きには宦官ということになっています。宦官とは、生殖器を取られた男性のことで、女性ばかりの後宮で、子供が作れないようにするためだとされていました。

後宮の中で、女性が妊娠したとしても、皇帝以外の子供ではないことを証明するためでもあり、医者なども宦官だと判明しています。『薬屋のひとりごと』に登場している宦官という制度は、実際に中国で行われていたモノでした。後宮を出入りする人物は、しっかりと検査をされる仕組みになっていたのです。しかし、『薬屋のひとりごと』のストーリーの中でも、宦官の制度は廃止されていました。

宦官の制度が廃止されていましたが、元々奴隷だった人物たちは、手術を施されていた者が多く、後宮の中で採用されています。いつの時代を堺に、宦官の制度が無くなったのか?などの設定は明らかになっていません。

考察⑤唐の時代の皇帝とは?

『薬屋のひとりごと』の時代設定はいつなのか?に関する考察⑤唐の時代の皇帝を紹介していきます。モデルになっている唐の時代の皇帝は、とても大きな権力を持っていた人物です。皇帝に取り入るために、多くの政治家や別の小国などが、自分の美しい娘を後宮に輿入れさせていました。『薬屋のひとりごと』のストーリーの中でも、上級妃だけでなく、中級妃など後宮の中には多くの女性が暮らしています。

皇帝に娘を気に入られれば、政治で優位な立場になれるだけでなく、子供を授かることで権力を得ることができます。自分の娘と皇帝の子供ができれば、親族になれるだけでなく、息子の場合は次期皇帝の祖父母となれるのです。『薬屋のひとりごと』でも、モデルになった唐の時代と同じように、権力を得ようとする侍女や政治家がいました。皇帝の妃たちは、彼の子供を授かるために必死になっていたのです。

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薬屋のひとりごとの中国の伝統医学

考察①皇帝たちは不老不死を追い求めていた?

『薬屋のひとりごと』の中国の伝統医学考察①皇帝たちは不老不死を追い求めていた?を紹介していきます。中国の歴代の皇帝たちは、不老不死を求めていたことでも知られています。不老不死は、中国だけでなく、歴史の至る所で登場しているワードです。唐の皇帝だけでなく、秦の始皇帝なども不老不死を追い求めていたことが、明らかになっていました。その結果、中国では養生という健康意識が根付いたといわれています。

薬学などが題材になっている『薬屋のひとりごと』では、蘇りの薬や不老不死などの薬が登場していました。蘇りの薬は、猫猫が作ったわけではありませんでしたが、仮死状態になるというモノです。不老不死の薬に関しては、皇帝が求めているわけではなく、上級妃の母親が求めていたことが判明しています。モデルが中国ということもあり、不老不死などのワードが今後もストーリーの中で登場する可能性が高いです。

考察②中国の漢方の考え方

『薬屋のひとりごと』の中国の伝統医学考察②中国の漢方の考え方を紹介していきます。『薬屋のひとりごと』の主人公猫猫は、漢方薬や薬膳などを作っているシーンがありました。漢方は、中国で昔から末病を治すとされているモノで、病気になる要因を消すという考えに近いです。猫猫は育て親の羅門から教わったことを元に、漢方薬などを作って人を助けていました。

猫猫は、皇帝の子供を失っただけでなく、衰弱してしまった上級妃の看病を命令されます。食事なども食べられなくなってしまった上級妃に、猫猫は薬膳料理や漢方を食べさせ、徐々に回復させることに成功していました。猫猫が、ストーリーの中で欲しがっているモノなども、漢方に関係しているモノが多いです。

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薬屋のひとりごとの作者のイメージの部分もあった?

考察①猫猫の知識や文化レベル

『薬屋のひとりごと』の作者のイメージ部分の考察①猫猫の知識や文化レベルを紹介していきます。猫猫の知識や文化のレベルは、モデルになった中国の唐よりも進んだ時代のモノになっていました。ストーリーの中で猫猫は、花街に里帰りした時に、心中を計った遊女とお客を助けるシーンがあります。毒が使われたと周りが思い込んでいましたが、実際はタバコが原因だったのです。

飲み物に混ぜられたタバコが原因だと気づいた猫猫は、炭を使って解毒します。しかし、中国の唐の時代には、タバコのニコチン中毒に炭を使うことで、解毒できるということは、知られていませんでした。炭に、ニコチン中毒を抑える効果があることは、19世紀頃に判明したとされています。他にも、皇太后が壬氏を帝王切開で出産していたエピソードがありますが、中国の唐の時代には成功例がありませんでした。

生まれてくる子供と、母親のどちらも健康だったのは、1800年後半に行われた手術が初めてだとされています。猫猫や養父の羅門の医学や薬学の知識は、モデルになった中国の唐の時代よりも、遥に進んでいることが判明しています。

考察②キャラの名前は作者がなんとなくつけている?

『薬屋のひとりごと』の作者のイメージ部分の考察②キャラの名前は作者がなんとなくつけている?を紹介していきます。ストーリーに登場しているキャラクターたちの名前は、中国の唐の時代をモデルにしているわけではないと、作者の日向夏さんが明かしていました。唐の時代の名前は、基本的に名と字と姓を組み合わせたモノになっています。しかし、『薬屋のひとりごと』では、基本的に2文字の名前が多くなっていました。

考察③薬屋のひとりごとは仏教のない世界?

『薬屋のひとりごと』の作者のイメージ部分の考察③薬屋のひとりごとは仏教のない世界?を紹介していきます。中国の唐の時代は、仏教が広く信仰されていました。しかし、『薬屋のひとりごと』のストーリーの中では、特に仏教を信仰しているシーンはありません。仏教に登場している用語などが、ストーリー中で使われている部分はありますが、直接的に仏教と関係はありませんでした。

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薬屋のひとりごとの時代と舞台に関する感想や評価

『薬屋のひとりごと』の時代に関する感想や評価には、時代がわからないところが好きだというコメントがありました。ミステリーがベースになっている『薬屋のひとりごと』は、時代背景などが謎に包まれている部分も多く、ファンの間でも徐々に明らかになっていくのが楽しいと注目されています。

『薬屋のひとりごと』の時代に関する感想や評価には、歴史が題材にされていると思ったというコメントがありました。『薬屋のひとりごと』は、時代が古代の中国になっていますが、歴史よりもミステリー寄りの作品になっています。

『薬屋のひとりごと』の時代に関する感想や評価には、設定が好きだというコメントが多いです。『薬屋のひとりごと』の時代がいつなのか?注目されていて、細かい設定などに注目が集まっていました。

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薬屋のひとりごとの時代と舞台のモデルまとめ

この記事では、『薬屋のひとりごと』の時代がいつなのか?や、猫猫の知識や設定などを紹介していきました。『薬屋のひとりごと』の時代設定は、昔の中国になっていますが、知識などは現代のモノも登場しているので、薬学の知識なども是非チェックしてみてください。

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