【チェンソーマン】サムライソードの元ネタを考察！クロエネンのパクリ説の真相は？

刀の武器人間であり、祖父の仇であるデンジ（チェンソーマン）を狙うサムライソード。元ネタは、ヘルボーイのクロエネンと推測され、軍服姿がかっこいいと人気を集めています。以下では、「チェンソーマン」のサムライソードの元ネタや、ヘルボーイのクロエネンのパクリ説の真相を考察しました。その他、「チェンソーマン」のサムライソードの強さや、沢渡アカネとの関係、第二部での復活や再登場についてまとめました。

藤本タツキ先生の漫画「チェンソーマン」は、チェンソーをモチーフにしたダークヒーローの活躍を描いた作品です。2018年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始され、2020年には「ジャンプ＋」に移籍しました。単行本は、2023年12月時点で計16巻が刊行されています。また、物語は第1部「公安編」、第2部「学園編」の2部構成となっています。

人間の負の感情から生み出された悪魔と、それらと対峙するデビルハンターの戦いを描いた「チェンソーマン」。2022年10月にはテレビアニメシリーズが開始され、同年12月には劇場版の制作が発表されました。

チェンソーの悪魔・ポチタと共に、デビルハンターで生計を立てていた少年・デンジ。仕事を斡旋するヤクザに騙されて殺されるも、ポチタによってチェンソーマンとして復活します。その後、公安所属のデビルハンターとなり、凶悪な悪魔との戦いに身を投じたデンジ。やがて、チェンソーマンは正義のヒーローとして讃えられます。同時に、己の欲望のためにチェンソーマンを手中に収めようと、暗躍する者も現れました。

「チェンソーマン」の3巻23話から登場したサムライソード。その正体は、デンジにデビルハンターの仕事を斡旋していたヤクザの孫であり、刀の武器人間です。敬愛する祖父をデンジに殺されたことを恨み、デンジへの復讐から武器人間に改造しました。変身トリガーは左手であり、手を抜くと刀が現れてサムライソードに変身します。

軍服と軍帽を被ったミリタリー要素の濃さや、得たいの知れない恐怖を感じさせる雰囲気がかっこいいサムライソード。両腕と軍帽から飛び出た刀は、チェンソーマンのチェンソーを彷彿させるでしょう。以下では、「チェンソーマン」のサムライソードの元ネタについて紹介します。その他、サムライソードのヘルボーイ・クロエネンのパクリ説の真相について考察しました。

サムライソードの元ネタと推測されるクロエネンとは、2004年公開のアメリカ映画「ヘルボーイ」に登場する敵キャラです。その正体は旧ナチス・ドイツ軍の科学者、殺し屋であり、自らに改造手術を施すことで不死身の肉体を実現しました。外見はサイボーグであり、軍服にガスマスクをつけた出で立ちや、両腕から突き出た刀が特徴です。

さらに、胸にはゼンマイが施され、ゼンマイを巻くことで身体能力を向上させることができます。武器は両腕の刀の他に銃を使用しており、命中率は脅威の100%です。

軍服をモチーフしたキャラデザがかっこいいと人気を集める刀の武器人間・サムライソード。ヘルボーイのクロエネンとは、軍服や軍帽、腕から伸びた腕など外見的な共通点が見られます。また、最初の戦闘シーンで銃を使うなど「ヘルボーイ」が元ネタと推測される描写もあります。このように外見が似ていることから、サムライソードの元ネタと言われるヘルボーイのクロエネン。

外見だけでなく、クロエネンの設定も元ネタにされており、目的のためなら手段を選ばない、自身を改造することに抵抗がない点も似ているでしょう。さらに、サムライソードとヘルボーイのクロエネンには、不死身という設定も共通しています。サムライソードの不死身は武器人間の特性と捉えられ、これらはチェンソーマンにも当てはまります。

一方、ヘルボーイのクロエネンの場合は、最初から不死身ではなく、一度死んでいることが判明しています。「ヘルボーイ」の劇中にて、1956年の時点ですでに死亡したことが示唆されたクロエネンでしたが、2004年に復活して不死身となりました。このように、サムライソードの設定にはクロエネンの元ネタが多く見られます。

ヘルボーイのクロエネンを元ネタにしたかっこいいキャラデザが目を引くサムライソード。クロエネンとの共通点の多さや外見が似ている点から、一部でパクリ疑惑が浮上しました。しかし、結論から述べると、サムライソードはクロエネンのパクリではありません。その理由は、作者・藤本タツキ先生の作風にあります。大の映画好きで知られ、自身の作品にもオマージュとして取り入れている藤本先生。

「チェンソーマン」にも、ホラー映画のオマージュやパロディを描いていることを明かしています。しかし、作中のオマージュは、映画に詳しい方でなければ気づかないシーンも多いです。そのような傾向から、パクリとの声が出てきたでしょう。もちろん、サムライソードはヘルボーイのクロエネンのオマージュであり、パクリではありません。

チェンソーマンにも似たキャラデザや刀の武器人間から、かなりの強さが予想されたサムライソード。初登場には銃を使い、姫野を含めた多くの公安職員を殉死に追いやったことから、強敵のイメージを植え付けたでしょう。しかし、再戦時にはあっけなく倒されてしまい、デンジと早川アキから屈辱的な復讐を受けました。以下では、チェンソーマンのサムライソードの能力や強さをネタバレ紹介します。

サムライソードはその名の通り刀の武器人間であり、変身後は両腕と軍帽のつばの部分から刀が飛び出たような姿になります。戦闘では居合切りを得意とし、低い姿勢から高速で切り裂く攻撃でデンジたちに苦戦を強いらせました。その威力はチェンソーマンの胴体を真っ二つに切断するほどで、圧倒的なスピードと攻撃力で公安職員を追いやりました。

サムライソードの登場は公安4課に大打撃を与え、姫野をはじめとする公安職員が犠牲になり、戦闘経験が豊富な早川アキを苦戦させています。デンジへの復讐を糧に彼らを追い詰めたサムライソード。しかし、攻撃パターンの少なさが仇となり、最終的にデンジに倒されました。

デンジと同様、武器人間であるサムライソードも不死身の肉体を持ち、どんなに攻撃を受けても死ぬことはありません。つまり、サムライソードを殺すには、彼の心臓を狙うしか手段がありません。

デンジが殺害したヤクザの孫であり、武器人間となってデンジへの復讐を目論んだサムライソード。キャラデザがかっこいいと評されたものの、性格は小物そのものです。変身後の姿がかっこいいだけに、小物な性格は残念なポイントでしょう。以下では、「チェンソーマン」のサムライソードの性格について紹介します。その他、沢渡アカネとの関係やサムライソードの死亡についてまとめました。

祖父の代からヤクザの世界で暗躍するサムライソード。彼の性格を一言で表すならば、自己中心的でしょう。自分の考えこそが世間の常識だと勘違いしており、自分と異なる考えを持つ人間は劣っていると見下すような態度を取っています。また、目的のためなら殺人も躊躇なく行い、身に危険が及ぶと判断した時には部下を見捨てる非情さも見られます。

ヤクザでありながら、どこか小物のように感じられるサムライソード。一方、デンジに殺された祖父のことは、非常に敬愛していました。祖父を正義のヤクザと評し、祖父の悪事を肯定するような発言もしています。また、作中のセリフから祖父に甘やかされていたとも推測され、後のサムライソードの人格に影響を及ぼしたでしょう。

沢渡アカネは、チェンソーマンの心臓を狙う1人で、蛇の悪魔と契約を交わした少女です。また、サムライソードを刀の武器人間に改造した人物でもあります。目的の一致からパートナーとして手を組んだサムライソードと沢渡アカネ。さらに銃の悪魔とも契約しており、金銭と引き換えにヤクザへ銃を流していました。サムライソードはデンジへ復讐、アカネはチェンソーマンの心臓を手に入れるべく、公安との戦いに挑みます。

サムライソードとアカネの圧倒的な強さと、銃の悪魔の力を借りたヤクザの戦力もあり、初戦はサムライソード側の圧勝となりました。しかし、再戦では公安側に敗北し、アカネも捕らえられました。尋問中、蛇の悪魔を使って自らの首をはねたアカネ。なぜ、自ら口封じをするような真似をしたのでしょうか。その背景にはマキマがいると考察されています。

銃の悪魔の肉片は列強諸国や悪魔たちが所有しており、日本のヤクザが銃の悪魔と契約していた事実は考えにくいでしょう。また、この一連の騒動は公安でも不信に思う者が現れ始め、問い詰められたマキマも怪しさを醸しています。サムライソードや沢渡アカネは、マキマの後の計画のために利用されたと考察されるでしょう。

デンジへ復讐するべく武器人間となったものの、2度目の戦いで惨敗し、公安に捕らえられたサムライソード。後に公安対魔特異5課へ配属され、マキマと共にチェンソーマンとの戦いに挑みました。変身後の姿も軍服からスーツ姿になり、さらに性格にも変化が見られます。これまでは自己中心的な性格が目立っていたものの、マキマの配下となってからは、彼女を慕うような言動をみせています。

以前とは別人のように変わってしまったサムライソード。戦闘力も格段に上がったと予想されるも、やはりチェンソーマンにあっけなく倒されました。明確な死亡シーンが描写されず、その後の動向は不明とされているサムライソード。武器人間の特性である不死身から、マキマとチェンソーマン戦いの後も生き延びているでしょう。

「チェンソーマン」に登場した武器人間において、その経緯が明かされた数少ない人物であるサムライソード。武器人間になることは、悪魔の心臓を自身に移殖する必要があります。どのような経緯で刀の武器人間になったのか、詳しく知りたいでしょう。以下では、「チェンソーマン」かたサムライソードの謎を考察しました。その他、サムライソードの復活や再登場についてまとめました。

突出した戦闘力こそなかったものの、かっこいいキャラデザで読者の魅了したサムライソード。「チェンソーマン」では本名は明かされておらず、「ヤクザの孫」と表記されています。ちなみに、「サムライソード」は公安での便宜上の呼び名として使用されています。また、特徴的なもみあげから、デンジからは「モミアゲマン」と呼ばれていました。

祖父の代からヤクザであり、組織内では「ワカ」と呼ばれているサムライソード。彼の父親もヤクザであり、組長を務めています。息子と同様、特徴的なもみあげがあり、顔には抗争で負ったとされる傷痕があります。作中では、サムライソードと公安の対峙を快く思っておらず、若い衆の暴走を止めようとしていました。しかし、彼らを止めることが出来ず、ビルを明け渡して別荘へ逃亡しました。

息子とは対照的に、物事の道理をわきまえているサムライソードの父親。一方で、ヤクザの存在意義をマキマに語るなど、サムライソードとの共通点も見られました。

第一部「公安編」の終盤で、チェンソーマンに撃破されたサムライソード。悪魔の特性から復活の可能性が予想される中、第ニ部144話で再登場を果たしました。前回はデンジの敵キャラとして登場するも、第ニ部ではデンジたちと共闘も予想されています。世界平和チェンソーマン教会の本部で暴走するサムライソード。このシーンから、彼は公安側の武器人間だと考察されています。

第ニ部でのサムライソードの目的は何か、そもそも公安とはつながりがあるのか、現時点では不明とされています。しかし、チェンソーマン教会の本部のシーンから、サムライソードは公安側だと断定できるでしょう。かつてはデンジに恨みを持っていたサムライソード。第ニ部では、共通の敵を倒すべく、チェンソーマンと共闘する展開もあり得るでしょう。

一部でパクリ疑惑が浮上したものの、かっこいいキャラデザで根強い人気を集めるサムライソード。軍服と軍帽という特徴的なファッションも、彼のかっこいい魅力を引き立てているでしょう。しかし、性格はかっこいいとは言い難く、サムライソードの残念な点にあげられます。以下では、「チェンソーマン」のサムライソードに関する感想や評価を紹介します。

映画「ヘルボーイ」のクロエネンを元ネタにした、かっこいいキャラデザで読者を魅了したサムライソード。一部でパクリ疑惑も浮上したものの、コミカルな役回りで笑いを誘いました。軍服と刀というミリタリー要素の強いキャラデザが人気を集め、デザインが良いとの声も見られます。また、SNSではサムライソードの第ニ部への登場も予想され、再登場を望む声も多く寄せられました。

戦争の悪魔と身体を共有する三鷹アサが主人公のチェンソーマンの第ニ部。新キャラの登場が注目される一方、第一部で登場した悪魔や武器人間の再登場も予想されています。SNSでは、今回取り上げたサムライソードの他、レゼの再登場も濃厚と考察されています。そして、近年に入ってサムライソードが再登場を果たし、ファンからの人気が高い武器人間の登場に熱くなったと、多くの感想が寄せられました。

元ネタとなったヘルボーイのクロエネンと同様、キャラデザがかっこいいと人気を集めるサムライソード。SNSでも、外見がかっこいいと多くの声が寄せられています。クロエネンとかなり似ていることから、パクリ疑惑も浮上したものの、中身に関しては元ネタとは全く異なっています。外見に関しては好意的な感想が多く見られたサムライソードでしたが、性格に関しては厳しい意見が寄せられています。

第ニ部でもチェンソーマンとの因縁が描かれているサムライソード。敬愛する祖父を殺されたことをきっかけに、チェンソーマンに恨みを持ち始めたものの、実際はサムライソードの逆恨みとも言われています。デンジ（チェンソーマン）への恨みは凄まじく、チェンソーマン教会本部の破壊にも盛り出したサムライソード。しかし、デンジへの恨みのうち80%は逆恨みとも評され、コミカルなキャラクター性が笑いを誘っています。

映画「ヘルボーイ」の敵役を元ネタとしつつ、「チェンソーマン」では弱小キャラのように扱われていたサムライソード。第ニ部ではチェンソーマン教会に乗り込み、チェンソーマンに変身した信者と共に戦うシーンが描かれました。しかし、信者を相手に苦戦しているように見え、あまり強くない印象を与えたでしょう。一方、SNSでじゃ第ニ部での再登場を受けて、デンジとの共闘を期待する声も寄せられています。

チェンソーマンを倒すという共通の目的から手を組んだサムライソードと沢渡アカネ。性格が対照的であるものの、ビジネスパートナーとしての相性は良く、2人のカップリングが好きとの感想も見られます。また、アカネはサムライソードを武器人間に改造した人物です。サムライソードはどうやって武器人間の存在を知ったのか、沢渡アカネの正体や2人の出会いも気になるでしょう。

長らく第ニ部への再登場が期待されたサムライソードでしたが、チェンソーマン教会の本部で登場しました。しかし、作中ではチェンソーマン教会を壊滅するような行動を取っており、明らかに教会と敵対関係があると推測されます。SNSでも、サムライソードはチェンソーマン教会にはついていないとの考察も見られ、サムライソードのチェンソーマンに対する個人的な恨みからも、その可能性はないでしょう。

作中の動向から、公安側の人間ではと推測されているサムライソード。しかし、公安のどの課の所属なのかは不明とされています。どのような経緯で公安所属になったのか、理由も気になるでしょう。SNSでは、サムライソードの公安入りの理由を考察した投稿も見られます。自身がいたヤクザの組の壊滅や、身の安全の保障のために公安に入った等と考察されるも、やはりサムライソードの動機が知りたいでしょう。

第一部では祖父を死に追いやった、侮辱的な敗北からデンジ（チェンソーマン）へ恨みを持っていたサムライソード。チェンソーマン教会での暴走は、チェンソーマンに対する個人的な恨みから暴走に至ったとも考察できます。マキマの配下となって、記憶が失われたと推測されるサムライソード。しかし、第ニ部では過去の記憶が戻り、デンジの仲間になってほしいとの声も見られます。

「ヘルボーイ」のクロエネンが元ネタであるものの、一部でパクリ疑惑が浮上したサムライソード。SNSでは、デンジのパクリとの意見も見られます。サムライソードとチェンソーマンは共に武器人間であり、頭と両腕からそれぞれの武器を生やした異形な姿が特徴です。両者は元ネタとなったキャラこそ違うもののシルエットは非常に似ており、サムライソードがチェンソーマンのパクリに思えてしまったでしょう。

「チェンソーマン」のサムライソードの元ネタやパクリ説の真相などを考察しました。第ニ部に登場し、大きな話題を呼んだサムライソード。作中の動向から公安所属である可能性が考えられ、デンジの仲間になるとも言われています。しかし、サムライソードはデンジに恨みを持っています。果たして、サムライソードはデンジの仲間になるのか、公安として彼と共闘する日は来るのか、今後の活躍が気になるキャラクターでしょう。