【薬屋のひとりごと】天祐は優秀な見習い医官!正体・過去や猫猫との関係は?

薬屋のひとりごとにおいて登場したのが天祐です。優秀な見習い医官として登場した天祐ですが、その過去や皇族などではないか、と様々な考察を呼ぶキャラクターになっています。この記事では薬屋のひとりごとの天祐について、明らかになっているプロフィールや性格、天祐の過去や正体について、猫猫との関係性や性格、評価など、既に明らかになっている情報を元に、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

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目次

  1. 薬屋のひとりごとの天祐は優秀な見習い医官
  2. 薬屋のひとりごとの天祐の正体や過去をネタバレ
  3. 薬屋のひとりごとの天祐と猫猫の関係
  4. 薬屋のひとりごとの天祐の性格を考察
  5. 薬屋のひとりごとの天祐に関する感想や評価
  6. 薬屋のひとりごとの天祐まとめ

薬屋のひとりごとの天祐は優秀な見習い医官

薬屋のひとりごとにおいて、医局編で優秀な見習い医官として登場したのが天祐です。この記事では天祐について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

薬屋のひとりごとの作品情報

薬屋のひとりごとの概要

天祐が活躍する薬屋のひとりごとは、2011年から日向夏先生が小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載しているミステリー要素の強い作品です。架空の中世中華風帝国を舞台に、王宮内で起こる事件を薬学の知識を用いて解き明かしていくという作品になっています。ミステリーの他、ファンタジーやラブコメの要素も孕んだ独自の作風や世界観から高い人気を集める作品となっています。

小説家になろうにて人気と評価を獲得した薬屋のひとりごとは、2012年には初めての書籍化が行われ、以降もメディアミックス展開が行われる作品になっています。メディアミックスが行われる度に、知名度も上がっていき、2019年から3年連続で『アニメ化してほしいマンガランキング』で、トップ10入りを果たすなどしました。2023年には、アニメ化も行われるなど、順調に展開している作品です。

薬屋のひとりごとのあらすじ

医師の養父の元で育った少女、猫猫(マオマオ)。薬草採取の最中に人攫いにあい、宮中に下女として売られてしまいます。人攫いに金をやるのが嫌だった猫猫は、年季が明けるまで目立たないように過ごすつもりでしたが、皇子が衰弱死してしまう事件を、持ち前の薬学の知識を持って解いてしまいます。このことをきっかけに宦官の壬氏に注目され、以降起こる事件の解決を手伝うことになるのでした。

天祐のプロフィール

天祐は、薬屋のひとりごとが医局編に入った段階で出てきたキャラクターです。立場としてはまだ医官ではなく、医官見習いとなっています。感情の起伏が他の人と比べて著しく少なく、軽薄であるとされていますが、その外科技術は非常に高いキャラクターです。また挿絵やマンガ版では、天祐の瞳のみ、ハイライトが描かれない形で描かれています。

同じ医局で働く燕燕や姚とは違い、正確な年齢は描かれていませんが、17歳の猫猫と比べても年上で、20代前半だろうとされています。

アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト

薬屋のひとりごとの天祐の正体や過去をネタバレ

天祐の前職

現在は医官見習いをしている天祐ですが、前職は一族が代々行ってきた、猟師をしていました。狙っていた獲物はクマやシカなどで、この時点でまだ少年だった天祐ですが、クマを1人で解体できるほどの腕前を持っていたのです。これが、天祐の外科技術が高くなる要因になっています。偶然天祐の解体の様子を見た劉医官が弟子にする形で、天祐は医官見習いとなったのです。

天祐に対する劉医官の見解

天祐を医官にスカウトする形だった劉医官。彼が天祐をスカウトしたのには、理由がありました。少年時代の天祐は、その解体技術はもちろん凄かったのですが、少年ながらに顔色1つ変えずに解体するその様子に、『あのまま一生猟師として過ごしていたら、いずれクマや鹿と同じような感覚で人間も切り分けてしまっただろう』と感じたのです。天祐の人間性とも言える正体を、見破った結果でした。

実際、薬屋のひとりごと作中において、初めて行われた解体実習の際、天祐はいつもと雰囲気が変わり、目を見開いて臓腑を見ているといった描写も入っています。やはり天祐は人間の解体に興味があったようで、劉医官の見解は正しかったといえます。薬屋のひとりごとの世界でも墓荒らしや、死体漁りは重罪になるので、それなら手綱を握った方がいい、という劉医官の判断は正しかった可能性が高いです。

天祐は皇族?華佗の子孫?

また天祐は遠い血筋ながらも、その正体は皇族の血を引いている可能性が示唆されています。というのも天祐は、自分の一族の正体は華佗の子孫であると自称しているのです。華佗とは、薬屋のひとりごとの世界において、100年以上前の伝説の医官です。華佗自身が遠いながらも、皇族の血を引いていたことが明らかになっています。その華佗の子孫ということになれば、天祐もさらに遠いながらも、皇族の血を引いているということになります。

当然といえば当然ですが、天祐の両親も華佗の子孫、皇族の血筋であることは知っているようです。劉医官に同行していた揚医官が、冗談っぽく医局に天祐をスカウトしてみせた際には、両親は異常なほどに怯える様子を見せました。両親は、2人を追い出してしまうほどであり、医局とは関わりたくないという様子でした。しかし、天祐自身も医官に興味があったようで、家を出てもいいとして、劉医官に弟子入りする形を取っています。

当初はあくまでも自称だった華佗の子孫ですが、その後の薬屋のひとりごとのエピソードの中で、天祐が華佗の子孫であることは証明されています。天祐の実家に華佗が残した『華佗の書』と皇族の証である『翡翠の牌』が残されていたためです。加えて華佗という名前の『華』という字は、薬屋のひとりごと世界においては、皇族しか使用できない名前となっています。このことから天祐が皇族の流れをくんでいるのは、確定的となりました。

ちなみに、華佗は、才能はあっても倫理観が欠けた人物とされています。当時の医療技術を大きく発展させたのは事実ですが、そのためには何でもやってしまうタイプであり、奇病で死んだ皇子を腑分け(解剖)したことで帝に処刑されています。天祐の一族は、そのような経験で残された一族であるため、天祐の両親などは医局に対して怯えるような姿勢を見せていたのです。

天祐と女華の関係

実は、天祐には親戚も登場しています。その親戚の正体はネタバレすると、猫猫の実家的存在である、高級娼館『緑青館』のトップ3である三姫の1人である女華です。女華は三姫では最年少ながらも、男なら科挙に合格できるだろうと言われるほどの才女で、猫猫の姉貴分でもあります。そのような女華ですが、実は彼女も華佗の子孫なのです。つまりは、女華も薄いながらも、皇族の血を引いていることになります。

天祐の家にあった皇族の証である『翡翠の牌』は半分に割れていましたが、割れたもう一方を持っていたのが女華なのでした。親戚関係ではありますが、天祐と女華はお互いに、面識はないようで、2023年12月現在、天祐と女華は対面したことはありません。ただ両者ともに、猫猫との繋がりがあり、他人を本名で呼ばないという共通点を持っていたりします。

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薬屋のひとりごとの天祐と猫猫の関係

天祐は猫猫の高度な薬師の知識に興味を持つ

天祐は猫猫に初対面の時から興味を示していました。天祐は見習い医官としてはかなり優秀な部類ですが、同じくらい猫猫の薬学の知識は豊富であったためです。薬師としてのスキルの高さをきっかけに天祐は猫猫に興味を示したのでした。猫猫からもその技術は認められるほどに高くなっています。ちなみに天祐は、他人を本名ではなくあだ名で呼ぶことが多いですが、猫猫に関しては娘娘(にゃんにゃん)と呼ぶことが多いです。

天祐は猫猫が恋愛対象として好き?

天祐はキャラクター性も相まって恋愛感情などが非常に分かりにくいキャラクターです。というのも、ここまでネタバレしてきたように、天祐は好奇心旺盛な性格をしており、興味を持って相手と接することが多いためです。確かに猫猫に興味を示しているのは間違いありませんが、それが恋愛感情かと言われると難しい形になっています。

当初、天祐は猫猫に恋愛感情はないと思われていました。しかし、これは天祐の恋愛感情は猫猫ではなく、同じ医局で働く燕燕に向けられていると思われていたためです。ただ薬屋のひとりごとの物語が進む中で、そうではないことが明らかになったことで、もしかしたら猫猫に恋愛感情がある可能性もあるとして考察されるようになっています。

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薬屋のひとりごとの天祐の性格を考察

天祐は好奇心旺盛?

この記事でもネタバレしてきたように、天祐は非常に好奇心旺盛な性格をしています。自身が興味のあることにはかなりのめり込むタイプであり、同時に、自身の興味を引くものに対して、容赦や倫理観が働かないタイプであることも明らかになっているのです。しかも、ネタバレすると興味を失うと、どうでもよくなるタイプであり、あからさまに態度が変わったりします。

天祐は燕燕に気がある?

天祐が好奇心旺盛な性格であること、そして倫理観が働かない性格であることを示すエピソードの1つが燕燕とのエピソードです。当初、天祐は燕燕に気があるような素振りを見せていました。この時は、燕燕と結婚まで考えているようなゾッコンぶりで、男嫌いな燕燕に足蹴にされるのがある種の日常だったのです。ただ薬屋のひとりごとの物語が進む中で、これは好意とは別の感情であったことが明らかになっているのです。

ネタバレすると、天祐の行動の正体は燕燕と姚を仲違いさせたら面白そう、という好奇心からくるものだったのでした。この様子には猫猫も『面白い』が何かが分からない。核が見えないと見解を残しています。ちなみに、天祐がこの発言をした時には、天祐の興味は既に別のものに移ったようでしたが、何に移ったのかは不明です。

天祐の李白からの評価

サイコパスとも言えるような性格でそれを隠そうともしない天祐を、正面から嫌っているのが李白です。李白は直観に優れ武官として登場したキャラクターです。その李白は天祐に関して『どうやっても背中を預けられねえ奴って分かるんだよ』と評価をしているのです。これに対し天祐は反論していますが、それでも李白の評価は変わることはありませんでした。基本的には相性最悪という状態になっています。

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薬屋のひとりごとの天祐に関する感想や評価

ここからは既に薬屋のひとりごとを読んでいる人の、天祐に関しての感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。天祐は、過去の話も含めてかなりサイコパスな要素があるのが良いと言われることが多いキャラクターです。何を考えているのか分からないところ、その上、比較的猫猫の近くにいるキャラクターであることが、何かやらかしそうで怖いと言われる結果になっています。

そういった意味では過去編で語られた、劉医官の判断は正しかったとする声も多いです。倫理観が欠けている天祐が、野放しになっている方が危険だとする声があるのです。2023年12月現在、言動はともかく大きな事件は起こしていない天祐ですが、この先何かがある可能性もあるとまで考えられています。

天祐の過去は既に描かれていますが、実はまだ隠された過去があるのではないか、とする考察もあります。倫理観が明らかに欠如していることもあり、『実は過去に人を殺したことがありました』と言われても納得感があるとさえ考察されているのです。猫猫も多少倫理観が欠如している部分はありますが、天祐の存在のお陰で幾分マイルドに見えるとさえ言われる結果になっているのです。

天祐は、薬屋のひとりごとにおいては、登場が比較的遅めのキャラクターです。そのため、2023年12月現在放送しているアニメにはまだ未登場という状態になっています。サイコパスなキャラクターではありますが、その独特な雰囲気や物語を動かす存在として、確かな人気もある天祐は、誰が声優を担当することになるのか気になるという声も多くなっているのです。

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薬屋のひとりごとの天祐まとめ

薬屋のひとりごとの天祐は、医局編において、医官見習いとして登場したキャラクターです。その正体をネタバレすると、実はかなり薄くなってはいるものの、皇族の血を引いているなどの事実も明らかになっているキャラクターでもあります。天祐自身は、華佗の生まれ変わりとまで言わないまでも、同様に倫理観に欠けている部分があり、確かな技術と同時に危うさも持ち合わせたキャラクターになっています。

既に過去編などでネタバレされている要素も多い天祐ですが、そのサイコパスな言動などから、まだ明かされていない過去があっても不思議ではないともされているキャラクターです。同時に、薬屋のひとりごと作中でも何かトラブルを起こしそうだとも考察されています。薬屋のひとりごとを読む時は天祐の過去や現在の様子にも注目しながら、読んでみましょう。

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