【薬屋のひとりごと】チョコレートの効果は媚薬?壬氏の目的や依頼人の正体は?

『薬屋のひとりごと』は薬師として働いていた猫猫が、毒や薬の知識を活かして宮廷で活躍する物語です。猫猫は作中で媚薬を作るよう依頼され、媚薬としてチョコレートを作りました。本記事では、チョコレートの媚薬としての効果や、作中での作り方などを解説します。また、薬屋のひとりごとで媚薬作りを依頼した壬氏の目的や、芙蓉妃との関係についても説明します。チョコレートの話が何話で登場するかも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

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目次

  1. 薬屋のひとりごととは?
  2. 薬屋のひとりごとのチョコレートの効果は媚薬?作り方は?
  3. 薬屋のひとりごとのチョコレートを作らせた壬氏の目的や依頼人の正体
  4. 薬屋のひとりごとのチョコレートを壬氏も食べた?
  5. 薬屋のひとりごとのチョコレートに関する感想や評価
  6. 薬屋のひとりごとのチョコレートまとめ

薬屋のひとりごととは?

『薬屋のひとりごと』は、毒や薬が大好きな猫猫という少女を主人公とした作品です。主人公が薬師であることから、作中にはさまざまな毒や薬にまつわる話が出てきます。中でも、チョコレートを媚薬として使った話は、大きな反響を呼びました。

本記事では、薬屋のひとりごとのチョコレートの話が何話か、チョコレートに媚薬の効果は本当にあったのかなどを解説します。また、壬氏が媚薬を作らせた目的などもまとめています。まずは、薬屋のひとりごとの作品情報をチェックしておきましょう。

薬屋のひとりごとの概要

薬屋のひとりごとは、もともと「小説家になろう」に投稿されていた作品です。作者は日向夏さんで、2012年に第1部の後宮編だけが抜粋され、Ray Booksから単行本として発売されました。その後、2014年にヒーロー文庫から新装版が発売され、2023年12月時点で14巻までが発刊済みです。

薬屋のひとりごとは2017年に漫画化され、月間ビッグガンガンと月間サンデーGXで連載が始まりました。ビッグガンガンとサンデーGXでは作画担当が異なり、話の内容もやや異なります。その後、薬屋のひとりごとはテレビアニメにもなり、2023年10月から放送が始まりました。

薬屋のひとりごとのあらすじ

薬師として花街で働いていた猫猫は、薬草を採りに出かけた際、人さらいにあいます。後宮に下女として売られた猫猫は、年季が明けるまで目立たずに勤め上げるつもりでいました。しかし、皇子の衰弱事件を解決してしまったことで、宦官の壬氏に何かと協力を求められるようになります。それから猫猫はさまざまな事件に関わるようになり、壬氏との仲も徐々に変化していきます。

『薬屋のひとりごと』公式サイト

薬屋のひとりごとのチョコレートの効果は媚薬?作り方は?

薬屋のひとりごとの作中では、チョコレートが媚薬として使われるエピソードが登場します。では、薬屋のひとりごとでチョコレートのエピソードが出てきたのは、何話でしょうか?ここでは、チョコレートの話が何話で読めるかに加えて、薬屋のひとりごとでのチョコレートの作り方や効果を解説します。
 

チョコレートの歴史は媚薬から始まった?

薬屋のひとりごとの作中で、猫猫は媚薬を作ったことがあります。しかし、その媚薬とは何か特別な薬ではなく、現代でもよく知られているチョコレートでした。チョコレートが媚薬だと聞いて、驚いた人もいたのではないでしょうか?チョコレートは現代では、子供でも食べられる安全なお菓子として売られています。ところが、歴史上の記録を見ると、チョコレートは本当に媚薬として使われていたことがあります。

古代メキシコのアステカ帝国では、皇帝がハーレムに入る前にカカオのドリンクを飲んでいたそうです。他にも、昔の王族や兵士が滋養強壮のために、カカオのドリンクを飲んでいたこともわかっています。このように、チョコレートは昔から媚薬として扱われており、嗜好品として食べられるようになったのは意外と最近のことです。チョコレートには、恋愛ホルモンともいわれている「フェニルエチルアミン」という成分が含まれています。

この成分の作用で、チョコレートを食べると恋愛をしているときのようなドキドキ感が表れるのです。ただ、チョコレートに入っているフェニルエチルアミンの濃度は低いため、チョコレートを食べ慣れている現代人には大した効果はありません。しかし、チョコレートをほとんど口にしたことがない昔の人にとっては、媚薬のような効果が期待されたのでしょう。

薬屋のひとりごとのチョコレートの話は何話?

続いて、薬屋のひとりごとのチョコレートの話は何話に出てくるか紹介します。薬屋のひとりごとでチョコレートの話が登場したのは、ビッグガンガン版の漫画の3話です。チョコレートの話は薬屋のひとりごとの序盤のエピソードで、猫猫が後宮に入って間もない頃に起きた出来事です。猫猫は2話の終わりで、壬氏から媚薬を作るよう頼まれます。

大好きな調薬ができると喜んだ猫猫は、「準ずるものなら作れます」と壬氏の頼みを引き受けました。そして、3話で媚薬作りを始め、その媚薬がチョコレートであることが明らかになりました。続いて、薬屋のひとりごとの漫画のサンデーGX版では、何話でチョコレートの話が登場するか紹介します。サンデーGX版はビッグガンガン版よりも1話早く、2話でチョコレートの話が登場します。

話の流れは一緒で、壬氏から媚薬作りを依頼された猫猫がチョコレートを作る話が描かれています。最後に、薬屋のひとりごとのアニメ版では、何話にチョコレートの話が出てきたか見ていきましょう。薬屋のひとりごとのアニメでは、2話でチョコレートの話が出てきました。こちらも漫画版と内容は変わらず、壬氏から媚薬作りを依頼された猫猫がチョコレートを作る話になっています。

猫猫のチョコレートの作り方

媚薬作りを依頼された猫猫は、以前花街で食べたチョコレートを作ることにします。猫猫が壬氏に頼んで用意してもらったのは、大量のカカオの粉末でした。猫猫はカカオの粉末に砂糖と細かく刻んだバターを入れて、それらを低めの湯煎にかけて練りました。なめらかになったところで、牛乳、はちみつ、蒸留酒を加え、味と固さを調整します。最後に香草油を入れてよく混ぜたところで、チョコレートのネタが完成しました。

その後、冷やして固める必要がありますが、薬屋のひとりごとの世界には冷蔵庫はありません。そこで、猫猫は素焼きの水瓶を利用し、その中でチョコレートを固めることにします。猫猫は小さく切った果物にチョコレートをまとわせ、それらを固めて一口チョコレートを作りました。さらにあまったチョコレートをパンに染み込ませ、チョコレートパンも完成させます。

猫猫のチョコレートの効果

薬屋のひとりごとで猫猫が作ったチョコレートは、どの程度の効果を発したのでしょうか?果物入りのチョコレートは壬氏が持っていったため、効果がどの程度のものかはわかりません。しかし、おまけで作ったチョコレートパンは、猫猫の同僚である侍女たちが食べたことで、その効果が明らかとなりました。

チョコレートパンを食べた侍女たちは全員顔を火照らせ、乱れた様子で身を寄せ合って眠ってしまいました。刺激物に慣れていなかった侍女たちには、チョコレートパンだけでも効果てきめんだったのでしょう。壬氏は侍女たちの姿を見て、媚薬としての効果が思った以上のものであると実感します。

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薬屋のひとりごとのチョコレートを作らせた壬氏の目的や依頼人の正体

ここまでは、薬屋のひとりごとに登場したチョコレートの作り方や効果、漫画やアニメの何話でチョコレートの話が見られるかなどをまとめました。続いて、薬屋のひとりごとで、猫猫にチョコレートを作らせた壬氏の目的や、依頼人の正体について解説します。

猫猫にチョコレートを作らせた依頼人は壬氏

薬屋のひとりごとで、猫猫に媚薬を作るように頼んだ人物は壬氏です。壬氏は猫猫にわざと催淫剤入りの饅頭を渡し、猫猫がそれに気づくか試しました。猫猫が匂いだけで催淫剤の混入に気づくと、その腕を見込んで媚薬の調合を依頼しました。この時点で、壬氏は媚薬をどう使うか明かしていません。

猫猫も特に理由は訊かず、媚薬作りを開始しました。猫猫が媚薬のチョコレートを完成させた後も、壬氏はチョコレートの注意点を聞いて大人しく受け取っただけでした。壬氏が媚薬を作らせた目的などは、猫猫がチョコレートを作った時点ではわかっていません。

壬氏の目的は芙蓉妃のため?

壬氏が何の目的で猫猫に媚薬を作らせたかは、ビッグガンガン版の漫画では謎のままでした。しかし、サンデーGX版の漫画では、後に壬氏が媚薬を必要とした理由が明かされます。壬氏が媚薬を作らせた目的が明かされたのは何話か、その内容とともに詳しく見ていきましょう。壬氏が猫猫に媚薬を作るよう依頼した理由がわかったのは、薬屋のひとりごとのサンデーGX版の3話です。この回で猫猫は、後宮の幽霊騒ぎに巻き込まれていきます。

後宮で噂になっていた幽霊の正体は、夢遊病の芙蓉妃でした。芙蓉妃は2年前に後宮にやって来ましたが、皇帝の前で舞を失敗して、それ以来部屋に閉じこもるようになります。それから芙蓉妃のもとへ皇帝が通うことはなく、芙蓉妃はある武官に下賜されることが決まりました。下賜が決まったタイミングで、芙蓉妃の夢遊病が発症します。

猫猫は高順から、芙蓉妃の下賜は彼女の幼なじみの武官が強く望んだものだという話を聞きます。その頃後宮では、芙蓉妃の下賜についての噂が流れていました。芙蓉費の下賜を望んだ武官は、堅物として知られていました。しかし、急に熱心に下賜を望み始めたことで、媚薬を盛られたのではないかと噂されるようになっていたのです。

その噂を思い出した猫猫は、自分が作った媚薬が頭をよぎります。そして、芙蓉妃の気持ちを知った壬氏が、芙蓉妃のために媚薬の調合を依頼してきたのではないかと推測しました。また、芙蓉妃は下賜される日まで皇帝が自分に興味を持たないよう、わざと夢遊病のフリをしていたとも推測します。猫猫の推測が事実かどうかはわかりませんが、無事に下賜の日を迎えた芙蓉妃は、幸せそうな顔で後宮を去っていきました。

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薬屋のひとりごとのチョコレートを壬氏も食べた?

壬氏がチョコレートを食べた理由

壬氏は猫猫から媚薬のチョコレートを受け取った後、あまっていたチョコレートパンをつまみ食いしています。壬氏はなぜ、媚薬だとわかりながらチョコレートパンを食べたのでしょうか?理由のひとつは、おそらく好奇心でしょう。目の前にあるのは、これまで食べたこともない材料で作られた美味しそうなパンです。ひとつ食べてみたいと思ってしまうのは、自然なことだといえます。

また、媚薬としての効果を、自分の体でも試したかったという理由も考えられます。壬氏が媚薬を他の人に渡す場合、効果が出なければ申し訳が立ちません。侍女の様子で媚薬の効果は実証されていますが、念には念を入れて自分の体で試してみたのでしょう。また、チョコレートパンを食べた壬氏は、色っぽい様子で猫猫の首筋にキスをしています。

サンデーGX版ではキスではなくうなじを手でなぞっただけでしたが、どちらも色仕掛けだと捉えられる行動です。この頃の壬氏は、自分の色仕掛けがまだ猫猫に効果的だと考えている節があります。そのため、猫猫に対して、色仕掛けを試してみたとも推察できます。

チョコレートを食べた壬氏はどうなった?

猫猫が作ったチョコレートパンを食べた壬氏は、侍女たちのように前後不覚に陥ることはありませんでした。頬も紅潮しておらず、一見したところほとんど普段の様子と変わりありません。しかし、前述したように猫猫の首筋にキスをするなど、色仕掛けとも取れる行動に出ています。

また、そのときの表情は、いつにも増して艶っぽいものでした。壬氏が食べたチョコレートパンは一切れだけだったため、それほど絶大な効果はなかったのでしょう。ただ、普段から色っぽい壬氏が、媚薬の効果でさらに色っぽくなったことだけは確かです。

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薬屋のひとりごとのチョコレートに関する感想や評価

薬屋のひとりごとは、昔の中国をモデルにした作品です。そのため、登場人物も「猫猫」や「壬氏」などの漢字表記になっています。しかし、チョコレートの話からもわかるように、現代人が聞き慣れた横文字が登場することもあります。薬屋のひとりごとの世界観と合わない横文字に、違和感を抱く人もいました。

薬屋のひとりごとを読んで、チョコレートが媚薬だと初めて知った人が大勢いました。チョコレートのエピソードが連載された後は、読者の間で「チョコレートは媚薬」という話題が盛り上がりを見せました。チョコレートのエピソードは原作ではかなり序盤の話ですが、多くのファンに強い印象を残したようです。

日本ではバレンタインデーに、好きな人にチョコレートを贈る風習があります。この風習はチョコレート会社の広告が始まりだといわれていますが、「チョコレートが媚薬」だと知った人からは納得の声が上がっていました。薬屋のひとりごとのチョコレートの話を見て、バレンタインデーを見る目が変わった人もいるようです。

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薬屋のひとりごとのチョコレートまとめ

薬屋のひとりごとのチョコレートの作り方や効果、チョコレートの話が何話で登場するかなどをまとめました。猫猫がチョコレートを作った話は、薬屋のひとりごとの序盤に登場します。現代では珍しくもないチョコレートが媚薬になるという話を、興味深く読んだ人も多いでしょう。薬屋のひとりごとでは、身近な植物や食べ物の意外な効果を知ることができます。メインの物語だけでなく、猫猫が披露する薬や毒の知識にも注目してみましょう。

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