【薬屋のひとりごと】女華は録青館の三姫の一人!正体や天祐との関係をネタバレ

『薬屋のひとりごと』に登場する人気妓女、女華を特集します!ミステリー小説でありながら、ファンタジーやラブコメの要素が詰まった小説『薬屋のひとりごと』は、漫画版も含めて発行部数2700万部を突破する大人気作品となりました。この記事では、録青館の三姫の一人、女華にスポットを当て、彼女の正体や天祐との関係、そして翡翠牌を巡る事件をネタバレ解説するとともに、気になるアニメの声優情報も合わせてお届けします。

【薬屋のひとりごと】女華は録青館の三姫の一人!正体や天祐との関係をネタバレのイメージ

目次

  1. 薬屋のひとりごとの女華は録青館の三姫の一人
  2. 薬屋のひとりごとの女華の正体や天祐との関係
  3. 薬屋のひとりごとの女華と猫猫の関係や今後
  4. 薬屋のひとりごとの女華の声優
  5. 薬屋のひとりごとの女華に関する感想や評価
  6. 薬屋のひとりごとの女華まとめ

薬屋のひとりごとの女華は録青館の三姫の一人

薬屋のひとりごとの作品情報

この記事では、『薬屋のひとりごと』に登場する録青館の妓女・三姫の一人である女華を特集します。これから、女華の正体や天祐との関係やアニメの声優情報を解説していきますが、まずはその前に『薬屋のひとりごと』の作品情報をお届けしましょう。最初に『薬屋のひとりごと』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

薬屋のひとりごとの概要

概要のイメージ

「薬屋のひとりごと」は、ミステリー、ファンタジー、ラブコメディの要素が詰まった日向夏による小説です。2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載がスタートし、大きな反響を受け、2012年9月には書籍版の第1部「後宮編」がRayBooks(主婦の友社)から刊行されました。2014年8月には、ヒーロー文庫で第1部が新装刊され、その後シリーズ化されています。

さらに2017年からは、「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)と「月刊サンデーGX」(小学館)の2誌で、それぞれ別々の漫画家によってコミカライズ版が連載されています。2023年11月現在、シリーズの書籍発行部数は2700万部超を記録しました。

薬屋のひとりごとのあらすじ

あらすじのイメージ

花街で薬師として働く少女・猫猫は、薬草を取りに森へ行った時に人にさらわれ、後宮に下女として売られてしまいます。ある日、皇子の体調不良の謎を解いた彼女は、宦官・壬氏の目に留まります。彼から事件の調査を依頼されるようになり、その後起きた寵姫の失踪事件では国家転覆計画の渦中に巻き込まれていくことになりました。

女華のプロフィール

ここからは、この記事のメインテーマである『薬屋のひとりごと』の女華の話題に移ります。緑青館という高級妓楼にいる女華は、その中でも一番人気の妓女です。一晩の仕事で一年分の銀を稼ぐと言われているくらいです。三姫の一人である彼女は、黒髪とスレンダーな体型をしていて、クールで美しい印象を与えています。しかし、疲れたような目でいつも不機嫌そうに見えます。

また、三姫と呼ばれるだけあり非常に知識豊富で、四書五経を全て暗記しています。女華との会話ができれば科挙に合格するといわれるほどの才女で、特に詩歌を作る才能に長けています。しかし、妓楼で重視される踊りや碁などの才能は持っていませんでした。それゆえ、一芸を磨くために厚い書物に挑戦することにしました。年齢は不明ですが、三姫の中では一番若いとされ、20代前半ではないかと推測されます。

女華の性格

性格のイメージ

梅梅や白鈴と共に三姫と呼ばれる人気妓女の女華は、娼館で生まれた妓女なのですが、男性嫌いで通っています。彼女の母親が男性に騙されて彼女を身ごもったことから、男性不信の気持ちが強いようです。また、恋愛に関しては猫猫と同じように否定的です。実際、恋愛について猫猫にアドバイスすることもあります。容姿は中肉中背で控えめな顔立ちをしていますが、性格的にはかなり積極的で、面倒見のよい姉御肌です。

アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト

薬屋のひとりごとの女華の正体や天祐との関係

女華の名前の意味

ここからは、『薬屋のひとりごと』の三姫の一角を占める女華の正体を探っていきます。『薬屋のひとりごと』の物語の舞台となる茘(リー)の国では、華という名前を持つのは皇族だけに許されたことになっていました。女華の母親は芸のない妓女で、ただ美しい容貌だけが取り柄だったようです。男にだまされて子供を産み、呪いを吐きながら亡くなったと言われています。女華の正体は、この妓女が産んだ子供でした。

『薬屋のひとりごと』13巻では、女華という名前を聞いた客が「皇族の血を引いているか?」と尋ねてきました。しかし実際には、女華とは母親があてつけで付けた名前でした。危険を伴う行為でしたが、同時に注目を集めることにもなります。女華は母が「私の父は尊き人だ」と言っていたと伝え、細工箱から表面が欠けた翡翠牌を取り出すと、母が宝物として持っていたと話しました。

意味のイメージ

ここで、割れた翡翠牌を巡る事件が発生します。羅漢の部屋で、武官の王芳が殺されたのですが、それは官女3人の共謀による殺人事件とされました。しかし、その事件にはそれ以外の闇の部分があるように感じられました。しかも、殺された王芳は、女華に皇族の血を引いているかと尋ねた人物でもあったのです。

『薬屋のひとりごと』14巻では、女華の部屋に盗人が入ります。犯人は男でしたが、それを主導したのは猫猫が緑青館に連れてきた梓琳(ズーリン)という女の子の姉でした。梓琳の姉の動機はお金を稼ぐことにありました。金を稼ぐためには上に立たなければならず、古参の王芳が邪魔になったのです。

女華の部屋に盗みに入った族の目的は彼女の翡翠牌でした。しかし、王芳殺害の話を聞いて嫌な予感がした女華は、翡翠牌をすぐに隠しておいたため無事でした。ただし、細工箱は盗まれてしまいます。そして、お金を十分にためた女華は、皇族の名前を語ることはもう終わりにしようと、妓女を引退することを決意します。翡翠牌は猫猫に託し、引退後はやり手婆の後を継いで緑青館を率いるつもりのようでした。

女華の翡翠牌の秘密

秘密のイメージ

猫猫は、女華の依頼を受けて翡翠牌に関する調査を行います。その結果、翡翠牌には華押(サイン)が刻まれていることがわかりました。そして、その華押は華佗という人物のものだと判明します。華佗の正体は医者であり、皇族の遺体を死亡直後に解剖したことから処刑された人物です。猫猫は、壬氏に同僚の天祐も華佗の末裔であることを教えます。さらに、王芳が羅漢の家で天祐のことを詮索していたのではないかと考えました。

王芳は翡翠牌を手に入れたがっており、皇族の血を引く者を探していた可能性があります。また、辰の一族の家宝についても興味を持っていたようで、王芳の殺害と官女の関与から、辰の一族が浮かび上がりました。しかし、それ以上の詳細はまだ明らかになっていません。

女華は華佗の子孫?

翡翠牌に花印が刻まれていたことから、女華の正体が華侘の子孫であることがわかりました。元皇族の華侘は、非常に高度な医術の技能を持つ医官でした。しかし、皇帝が寵愛する皇子が病死した時、その遺体を廟から運び出し解剖するというタブーを犯してしまったのです。

皇帝の怒りを買った華侘は、厳しい処罰を受けました。処刑され、その存在が社会から完全に葬り去られたのです。ちなみに、皇族以外の者が使うことを許されていない「華」の文字を名前に持つ華侘は、別名の「元化(ゲンカ)」で呼ばれていました。

女華と天祐の関係

女華と宮廷の医官見習いである天祐の関係を掘り下げてみましょう。実は、二人はいとこ同士であり、華侘の血を引いていました。天祐の曾祖父が華侘であり、女華の父の弟が天祐の父です。女華の持つ翡翠牌と天祐の父が持つ翡翠牌を合わせると、秘宝の在処がわかります。曾祖母が隠した秘宝は、禁書とされていた華侘の文書が入った壺から発見されました。天祐の正体は猟師でしたが、解剖に興味を持ち医学の道に進みました。

天祐の曾祖母は、猟場で出会った医者と親しくなり、彼との間に子をもうけました。その後、その医者は曾祖母に翡翠牌を渡しましたが、その行為が皇帝の怒りを買い、結果的に処刑されてしまいます。曾祖母は家族や子供を守るため、翡翠牌に傷をつけて模様が読み取れないようにし、大切に保管していました。

一方、天祐の父の兄は「皇族の宝が隠されている」と主張し、それを持ち出そうとしていました。しかし、天祐の父はそれを許さず、結局兄は牌を二つに割って持ち去ったとされています。女華の正体は、妓女とその兄の間に生まれた子であり、母から牌の半分を形見として受け継いでいました。

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薬屋のひとりごとの女華と猫猫の関係や今後

女華と猫猫の関係

続いて『薬屋のひとりごと』の主人公である猫猫と女華の関係や今後について考察します。女華は猫猫の姉貴分のような存在であり、他の三姫と共に猫猫の幼少期から世話をしてきました。猫猫のことは心から大切に思っています。

女華はやり手婆の跡を継ぐ?

三姫の中でも一番人気の女華は、その後、やり手婆の後任として妓楼を率いることになりました。前述のように翡翠牌の花印から彼女が華侘の子孫であることが判明しており、翡翠牌を狙う者が現れます。女華は身の危険を感じて牌を処分する決断を下しました。

やり手婆も歳を重ね、体力に限界を感じていました。女華はゆくゆくは徐々に仕事を減らし、妓楼を取りしきることになるでしょう。今すぐ引退するわけではないでしょうが、その時は遠からず訪れることでしょう。

女華は翡翠牌を手放し、猫猫に処分を頼みました。かつて牌を買い取りに訪れた王芳という男性が殺害されました。そして、翡翠牌を狙う盗賊が現れており、今後、命が危険にさらされる可能性があるため、手放すことを決断したのです。王芳は殺される前、皇族の血を引く者を探しており、天佑を追っていた可能性が高いと噂されていました。

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薬屋のひとりごとの女華の声優

七海ひろきのプロフィール

ここで、アニメ『薬屋のひとりごと』の女華役の声優を紹介します。アニメで女華の声を演じた声優は、1月16日生まれ・茨城県水戸市[出身のアーティスト、七海ひろき(ななみ・ひろき)です。七海ひろきは、元宝塚歌劇団星組・宙組の男役スターとして知られ、現在は俳優・歌手・声優・ラジオパーソナリティなど、アーティストとして幅広く活動しています。

七海ひろきは、2003年に宝塚音楽学校を経て89期生として宝塚歌劇団に入団しました。入団時の成績は39番で、月組公演「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」で初舞台を踏みました。宙組に在籍したのち、2015年4月から星組に組替えされ、2019年3月に退団しました。

宝塚歌劇団退団後は、2019年8月にキングレコードよりメジャーデビューし、俳優・声優・歌手として活躍しています。ちなみに、声優としては、2014年のテレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』のウエスギ・ケンシン役でデビューを飾りました。

七海ひろきの主な出演作品や演じたキャラ

次に、アニメ『薬屋のひとりごと』で女華役の声優を務めた七海ひろきの主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

テレビアニメ(声優)
  • ヴィジュアルプリズン(イヴ・ルイーズ)
  • ソマリと森の神様(シズノ)
  • ジビエート(鳩波彩愛)
  • 織田シナモン信長(三津秀人)
  • SHAMANKING(麻倉葉王)
  • 美少年探偵団(麗)
  • インセクトランド(テオ)
  • RWBY氷雪帝国(シオン・ザイデン)
  • マッシュル-MASHLE-(アビス・レイザー)

舞台(俳優)
  • 燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-(竹中半兵衛)
  • theWILDMeetstheWILD(ベンジャミン・ノースブルック)
  • 風と共に去りぬ(ルネ/スカーレット)
  • 刀剣乱舞(細川ガラシャ)
ドラマ(俳優)
  • 合コンに行ったら女がいなかった話(蘇芳)
ゲーム(声優)
  • アンジェリーク ルミナライズ(ノア)

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薬屋のひとりごとの女華に関する感想や評価

ここまで『薬屋のひとりごと』の女華特集をお届けしてきましたが、最後に女華に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、ビッグガンガンのコミカライズ版を読んだ方の感想です。原作小説にイラストはないのですが、想像通りにクールな美人だったとのことでした。四書五経を暗記し、会話も知的な女華にふさわしい見た目だったようです。

続いて紹介するのもコミカライズ作品を読んだ方の感想です。キャラデザインが好みすぎて、なぜかつらいそうです。ちなみに「小姐」とは、中国で未婚女性に付ける敬称のことで、英語の「Ms.」に当たります。

最後に紹介するのは、『薬屋のひとりごと』の主人公猫猫と女華の男性不信に関するツイートです。それによると、女華の男性嫌いの原因は、茘国の軍部の最高幹部で、「変人軍師」こと漢羅漢だといいます。猫猫にちょっかいを出しているのを見て男性不信に陥ったのでしょうか?

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薬屋のひとりごとの女華まとめ

この記事では、『薬屋のひとりごと』に登場する録青館の三姫の一人、女華を特集し、彼女の正体や翡翠牌を巡る事件の顛末、さらにはアニメの声優情報までまとめてお届けしてきました。 

まとめのイメージ

『薬屋のひとりごと』の女華は、美しい容姿だけが取り柄の妓女が男に騙されて身籠り産んだ子供です。しかし、父親であるその男は、高い地位についていた人物のようで、母親はその男からもらった高価な翡翠牌を宝物として大切に保管していました。

ところが、ある日、その翡翠牌を巡り殺人事件が起こります。身の危険を感じた女華は、翡翠牌を手放すことを決め、猫猫に処分を依頼しました。さらにゆくゆくは妓女を引退し、やり手婆の後任として妓楼を率いることになりました。

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