【薬屋のひとりごと】水蓮（すいれん）は壬氏の侍女！正体や阿多妃との関係は？

「薬屋のひとりごと」とは、「なろう系の最終兵器」と言われたライトノベルです。原作小説とコミカライズ版が大ヒットしたことで知られており、テレビアニメ版の放映でさらに人気を拡大してきました。この記事では、薬屋のひとりごとに登場する水蓮（すいれん）にスポットを当てます。彼女のプロフィールと正体、水蓮と阿多妃との関係、彼女と壬氏との関係などをネタバレを交えながら紹介することで、同作品の魅力に迫ります。

薬屋のひとりごとの原作ライトノベルは、2023年12月現在、「小説家になろう」上で連載中です。同作品の単行本は、原作者の日向夏が加筆修正を行い、しのとうこのイラストを加えた形でヒーロー文庫より、14巻まで刊行されました。また、薬屋のひとりごとには、倉田三ノ路が作画を務める月刊サンデーGＸ版がコミックス既刊17巻で、ねこクラゲ作画の月刊ビッグガンガン版のコミックスが既刊12巻と、二種類の漫画版があります。

薬屋のひとりごとは、2023年2月16日にファン待望のテレビアニメ版の制作が発表されました。なろう系の最終兵器といわれた同作品のアニメ化は、一般層の間でも話題になったとのことです。そして、同年10月22日にテレビアニメ版の放映がスタートしました。3話一挙放送という形式に、衝撃を受けた視聴者が多かったとされています。薬屋のひとりごとのテレビアニメ版はTverの見逃し配信や、動画配信サービスでも視聴可能です。

薬屋のひとりごとの主人公猫猫（まおまお）は、下女として後宮に住み込んでいます。しかし、自分の意思で入ったわけではなく、外出中に人さらいに遭って売り飛ばされたのでした。実は彼女は、花街で薬師として働いており、下女には相応しくない知能と知識を有していたのです。争いごとを好まず、人付き合いもあまり得意ではない猫猫は、自分の正体を隠して勤めいましたが、ある日彼女の好奇心を刺激する出来事が起きました。

メガヒットを記録しているライトノベル薬屋のひとりごとには、後宮内や花街などに暮らす多くのキャラクターが登場します。その中でも、水蓮（すいれん）は、同作品の中でも屈指の癒し系キャラクターとしてファンの人気と支持を得てきました。水蓮とは、果たしてどのような人物なのでしょうか？この章では、薬屋のひとりごとの水蓮のプロフィールと役割をネタバレ紹介していくことで、彼女の正体を浮き彫りにしていきます。

薬屋のひとりごとに登場する水蓮（すいれん）は、年齢は不明ですが初老の女性です。彼女の容姿は、非常に穏やかそうな感じに描かれており、どことなく品の良さを感じさせる美人でした。現在の水蓮は、壬氏付の侍女です。彼女は見た目の通りの穏やかな性格の持ち主ですが、確固たる威厳を持ち合わせており麻美や雀といった性格のきつい女性陣はおろか、壬氏でさえも頭が上がりません。水蓮は、謎を秘めた人物でもあります。

猫猫は、一度後宮を解雇された後、緑青館で見習い妓女をしていたところを壬氏に身請けされて宮廷へ戻ってきました。外廷勤務となった彼女のことを、優しく迎え入れたのが水蓮です。水蓮は、猫猫と壬氏がお互いを意識し合っていることを知っていて、陰ながら二人の関係が進展するように応援しています。しかし、厳しい一面もあり、後宮教室の際に予算を水増ししようとした猫猫のことを、穏やかながら毅然とたしなめていました。

また、水蓮は非常に有能な女性であることが描かれています。後宮内で事件や揉め事が起きた際でも、常に落ち着いて行動しており、壬氏をバックアップしている様子が窺えました。また、気の利く一面もあり、壬氏が激務で披露した時に、猫猫が薬湯を持ってきた際、自らは部屋を出て壬氏と猫猫の二人きりにしたのです。こうした行動が相まって、水蓮は薬屋のひとりごとのキャラクターの中でも高い人気を得ていました。

謎解きミステリーライトノベル作品であることから、薬屋のひとりごとでは多くの謎が提示されています。謎は伏線になっていて、回収されたものもあれば、謎のまま残っているもののありました。水蓮（すいれん）の正体については、原作ライトノベルの14巻で描かれており、多くのファンにインパクトを与えたとのことです。この章では、薬屋のひとりごとの水蓮の正体と、彼女と阿多妃、そして壬氏との関係をネタバレ紹介します。

現在は壬氏付の侍女である水蓮ですが、かつては主上（現在の皇帝）の乳母を務めていたことが判明しています。先帝は幼女趣味の男性であり、主上を産んだ際にも幼過ぎて父を与えることができませんでした。そこで、水蓮が主上に乳を飲ませるようになったのです。こうして主上はすくすくと成長していき、次の世を束ねる皇帝の地位へ就くきっかけとなったのが、水蓮の尽力あってのことだと明らかにされました。

なお、水蓮は皇太后の侍女であったこともわかっています。皇太后は後ろ盾のない女性だったとのことで、彼女が主上を身ごもった際は、政敵やライバルが彼女の命を狙ったとまでいわれました。そのように四面楚歌だった皇太后のことを盛り抜いたのも水蓮であり、彼女は宮廷内において「伝説の侍女」と称されているのです。その事実を麻美から聞かされた猫猫は、驚きとともにどこか納得している様子でした。

薬屋のひとりごとの原作ライトノベル14巻では、さらなる水蓮の正体が明らかにされています。彼女の正体をネタバレしますと、阿多妃の母親でした。水蓮は阿多妃を妊娠していた時に、夫を亡くしており、自らが平民の出であることを弁えて、家督問題に巻き込まれる前に実家に戻ったという経緯があります。しかしながら、阿多妃を出産後に、すぐに後宮に出仕させられました。ちなみに、阿多妃は父親似であるとのことです。

水蓮の立場の弁えぶりは相当なもので、阿多妃に対して決して親しそうな態度を見せなかったとのことです。そして、現在も自分の立場を自覚し続けたまま、壬氏に仕えているのでした。

薬屋のひとりごとのもう一人の主人公ともいえる壬氏は、実は宦官ではなく現皇帝の弟華瑞月であることがわかっています。しかし、彼は次期皇帝になるつもりはなく、現在の地位のままで主上を支え続けたいと考えていました。また、壬氏は猫猫のことを本気で愛しており、彼女を妻に迎え入れるために努力している様子も描かれています。そのような二人のことを、水蓮は穏やかに見守っているのです。

水蓮の正体が阿多妃の母親であることがわかると、壬氏にとって彼女は実の祖母にあたります。しかし、壬氏は阿多妃が実の母親だと知りません。今後、水蓮と壬氏、そして阿多妃の関係がどのように展開されるのかが、注目されています。

この章では、薬屋のひとりごとに登場する水蓮（すいれん）に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。水蓮は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、薬屋のひとりごとの原作ライトノベルの大ファンだと思われる方のツイートです。単行本2巻を読んで、謎解きが面白いことと水蓮が好きなキャラクターだとつぶやいていました。

こちらは、薬屋のひとりごとを考察していると思われる方のツイートです。原作ライトノベル7巻を読んで、水蓮が阿多妃の母親かもしれないと推察していました。

こちらは、薬屋のひとりごとのテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。アニメ版の島本須美のナレーションを聞いて、彼女が水蓮の声優キャストかもしれないと予想しています。

この記事では、薬屋のひとりごとに登場する水蓮（すいれん）について特集してきました。原作ライトノベルでは、阿多妃の母親で壬氏の祖母と判明した彼女は、人気があるといわれています。水蓮に注目して、薬屋のひとりごとを見てください。