【呪術廻戦】鹿紫雲一は死亡した？宿儺との戦闘シーンや再復活の可能性を考察

こちらの記事では、『呪術廻戦』に登場する、鹿紫雲一の情報を紹介していきます。鹿紫雲一の最後の死亡シーンや、死亡したその後、復活する可能性があるのかを紹介しています。鹿紫雲一の死亡シーンまでの流れは『呪術廻戦の鹿紫雲は最後死亡した？戦闘シーンを解説』の項目で紹介しているので、鹿紫雲一がどのような最後を迎えたのか気になっている人は、そちらの項目を参考にしてみてください。

また、宿儺との会話で登場した「贅沢者」や「飽きるだろ」のセリフの意味についても、考察を交えて紹介しています。鹿紫雲一と宿儺の会話シーンの意味が気になっている人は『呪術廻戦の鹿紫雲と宿儺の会話や復活の可能性を考察』の項目にも目を通してみてください。まずは、下記の項目で鹿紫雲一が登場する作品、呪術廻戦の作品概要と物語のあらすじを紹介します。

呪術廻戦は、2018年から週刊少年ジャンプにて連載中のダークファンタジーバトル漫画です。作者は芥見下々先生で、2023年12月時点では、コミックスが24巻まで刊行されています。これまでに『全国書店員が選んだおすすめコミック2019』の1位、『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019』の大賞などを受賞しており、コミックスの累計発行部数は8000万部を突破する人気を見せています。

人気作として話題となったことから、2020年からはアニメも放送開始し、2023年12月時点ではアニメが第2期まで制作されています。また、呪術廻戦は劇場版映画も登場しています。映画では、呪術廻戦本編の主人公である虎杖悠仁が呪術高専に入る前の物語が描かれています。こちらの劇場版映画『劇場版 呪術廻戦 0』は、2021年12月24日に公開されてからの3日の間に、興行収入26億円を突破し話題となりました。

高校生の虎杖悠仁はある日、学校の先輩が持ち込んだ呪物の呪いに巻き込まれます。虎杖は、呪物の回収に訪れていた伏黒恵という少年と共に、呪物「宿儺の指」が持ち込まれた夜の学校に乗り込みます。そこで出会った呪霊たちと戦うべく、虎杖は「宿儺の指」を飲み込んでしまいます。呪霊は倒せたものの、宿儺の指を体内に取り込んだ虎杖は、特級呪物・両面宿儺となったことで、呪術師たちから処刑を言い渡されてしまいます。

鹿紫雲一の最後の死亡シーンや、復活する可能性の考察を紹介する前に、まずは鹿紫雲一について紹介します。鹿紫雲一は、呪術廻戦の「死滅回游編」に登場したキャラクターです。死滅回游編では、呪術廻戦の物語の主軸となる敵キャラクター・羂索が仕組んだバトルロイヤルが展開されます。鹿紫雲一は、呪術廻戦の舞台となっている現代の400年前に死亡した人物で、羂索に復活させられたことで死滅回游に参加することになりました。

鹿紫雲一は、400年前に死亡した際には老齢でしたが、羂索によって青い髪の青年の姿で復活させられました。復活する以前から好戦的な性分で、強い者に自ら戦闘を仕掛けていく戦闘狂でした。しかし、だまし討ちなどは良しとせず、自分の実力で正面から相手を倒す戦い方をします。強さは宿儺に本気を出させるほどで、復活する以前も老年で喀血しながらも、1人で複数の呪術師を殺害できるほどでした。

鹿紫雲一は、呪術廻戦の物語のなかで、電気とよく似た性質の呪力を使っています。そのため、敵の武具をすり抜け、相手に電撃を流すことも可能です。そのような鹿紫雲一の呪力を最大限にまで引き出す技が、術式「幻獣琥珀」です。幻獣琥珀は、鹿紫雲一自身の脳に電気信号を送り俊敏性を上昇させたり、技を照射した相手の肉体を蒸発させたりできます。

武具をすり抜け、肉体の細胞を壊すことができる強烈な技ですが、鹿紫雲一は宿儺と戦うまでは幻獣琥珀を使ったことがありませんでした。その理由は、幻獣琥珀が「1度使えば鹿紫雲一自身も死亡する」という能力だからです。電気信号によって肉体を作り変え、一時的に様々な能力が向上しますが、肉体がその負荷に耐えられないため、幻獣琥珀を使用すると術者は死亡してしまいます。

そのため、鹿紫雲一はこれまで幻獣琥珀を使うことはありませんでしたが、今までに出会ったどの人物よりも強い宿儺を前にしたことで、この能力を解放しました。そして、宿儺との戦いに敗れた鹿紫雲一は、死亡の最後を迎えたのでした。

鹿紫雲一は、羂索に復活させられたことで、死滅回游編に登場することになります。強者との戦いを好む鹿紫雲一は、宿儺との戦いを待ち望んでいました。しかし、宿儺との戦いには、特級呪術師である五条悟がかり出されました。それでも宿儺と戦いたい鹿紫雲一は「五条悟が負けたら自分が出る」と、いう条件を掲げていました。そして、五条悟は宿儺に殺され、約束通り鹿紫雲一が宿儺の次の対戦相手となります。

宿儺と一緒に行動していた裏梅は、鹿紫雲一と同じ陣営のメンバーである秤金次が食い止めます。邪魔者がいない状況で宿儺と戦える場を設けた鹿紫雲一は、戦いの最中に宿儺と言葉を交わします。強さに執着する鹿紫雲一は、宿儺に「生まれた時から最強だったのか？」と問いかけます。

宿儺は、鹿紫雲一の言葉に「少なくとも忌み子として扱われていた」と返答しました。続けて、鹿紫雲一は宿儺に「最強とされる者はどうやって他者を慈しむのか？」「孤独に生きて行くしかないのか？」と尋ねます。そのような鹿紫雲一の質問を聞いた宿儺は、彼の言葉に「贅沢者」と笑うのでした。

最強の敵・宿儺と戦うため、鹿紫雲一は自分を復活させた羂索を裏切り、呪術師たちの陣営に助力することにしました。そして、その願いは叶えられました。宿儺と対峙した鹿紫雲一は、自分の能力を最大限まで引き出すため、術式「幻獣琥珀」を使用します。幻獣琥珀を使えば、肉体が崩壊し、必ず最後は死亡します。そのため、自分が死亡しても戦いたい相手の前でしか使うことが許されない諸刃の剣です。

命をかけた技ということもあり、幻獣琥珀を使用した鹿紫雲一は、宿儺と対等に戦うことができました。鹿紫雲一の放つ衝撃波などの技によって、宿儺は痛手を受けます。そして、宿儺はこれまで隠していた真の姿を見せることになります。

鹿紫雲一は、望みであった宿儺との戦いによって、最後は死亡しました。鹿紫雲一の幻獣琥珀によって痛手を受けた宿儺は、自分も肉体を変化させることにします。受肉によって姿を変えた宿儺の身体は、目と腕が4本になり、腹部には口が現れました。

それによって、掌印を結びながら空いた2本の手で攻撃ができ、2つの口によって詠唱が途切れることなく戦えるようになりました。戦いのためにあるような肉体となった宿儺を見て、鹿紫雲一は彼のことを「美しい」と評価します。そして、宿儺の網目状の斬撃を受けた鹿紫雲一は、その攻撃を避けきれず死亡の最後を迎えました。

こちらの『呪術廻戦の鹿紫雲と宿儺の会話や復活の可能性を考察』の項目では、鹿紫雲一と宿儺の戦いで登場したセリフの意味の考察と、鹿紫雲一が今後復活するシーンがあるのかを考察していきます。まずは、鹿紫雲一と宿儺の会話の意味を考察します。鹿紫雲一は、戦いの最中に宿儺に「最強とされる者はどうやって他者を慈しむのか？」と問いました。それを聞いた宿儺は、鹿紫雲一のことを「贅沢者」と笑います。

この時、なぜ宿儺は「贅沢者」と返答したのでしょうか？その理由は、宿儺が「強い」と思われること自体を「愛されている」と感じているからだと考察できます。宿儺は、鹿紫雲一との会話で「強いということは愛されていることであり、またそれに応えているということだ」と、自身の考察を鹿紫雲一に披露しました。

この対話からは、宿儺にしてみれば、鹿紫雲一は既に他者から愛されている状態であり、それに気が付かず悩んでいることに対して「贅沢」と感じたのだと考察できます。また、宿儺は続けて「他者に満たしてもらう"愛"とはくだらないものだ」と口にします。その言葉を聞き、鹿紫雲一はその生き方に対して「飽きるだろ」と言いました。

鹿紫雲一のこのセリフから、鹿紫雲一も宿儺と同じように「愛はくだらないものだ」と感じていた時期があったのではないかと考察されます。宿儺と同じように、自分と対等に戦える者と出会えなかった鹿紫雲一は、戦いだけを繰り返す刺激のない人生に「飽きた」と感じたことがあったのではないでしょうか？そして、"愛"というものに気づいたことで、戦いがより一層楽しくなったのではないでしょうか？

鹿紫雲一が、今後の呪術廻戦の物語に再登場する可能性は低いでしょう。鹿紫雲一は宿儺に殺されたあと、現世ではない場所に移動していました。そこがあの世であると考えられるため、鹿紫雲一は完全に死亡したと考えられます。また、鹿紫雲一の目的であった「宿儺と戦う」という目標も達成しているため、現世に未練はなく、そのまま死を受け入れたと予想されます。

ここからは、呪術廻戦での鹿紫雲一の活躍シーンを紹介します。まずは、鹿紫雲一が死滅回游の泳者になったシーンです。鹿紫雲一は、生前から戦いを生きがいとする戦闘狂でした。しかし、死亡する最後の時まで自分の心が躍るような戦いをしたことがありませんでした。鹿紫雲一は最後を迎える前に羂索と出会い、「最強の呪術師」謳われる宿儺の話を耳にします。

それがきっかけで、鹿紫雲一は「宿儺と戦いたい」という夢を持ち、死後呪物となっていつか復活して宿儺と戦うことを決意します。その後、羂索が「死滅回游」という名のバトルロイヤルを始めたことがきっかけとなり、鹿紫雲一は現世に復活することになりました。復活した鹿紫雲一は、呪術師を次々と殺害してポイントを溜め、ポイントを消費して宿儺を見つけやすくするためのルールを追加しました。

呪術高専の3年生・秤金次と鉢合わせた鹿紫雲一は、彼と戦闘になります。このシーンでは、秤金次の領域展開「坐殺博徒」によって、鹿紫雲一は苦戦します。坐殺博徒は領域内に具現化されたパチンコ台の出目によって、秤金次の能力が上昇するというものです。秤金次は連続で大当たりをひき、優勢となりました。

そして、秤金次は鹿紫雲一の弱点である海に鹿紫雲一を突き落とします。しかし、鹿紫雲一は海水を分解し、塩素ガスを発生させました。不意を突かれた秤金次は、海中に引きずり込まれてしまいます。その後、水中爆発を秤金次に避けられたことで、鹿紫雲一は勝負に負けます。

秤金次との戦いが終わった後のシーンで、鹿紫雲一は秤金次に取引きを持ちかけられています。秤金次は、鹿紫雲一の持っている100ポイントを活用したいと思ったのです。最強の呪術師とされている宿儺と戦うことが目的だった鹿紫雲一は、宿儺と戦うチャンスがあった際には、自分と宿儺を戦わせるよう秤金次に約束させます。秤金次がそれを了承したことで、鹿紫雲一は彼らと行動するようになります。

呪術廻戦の死滅回游編を読んだ人から「鹿紫雲一がかっこいい」というコメントが寄せられています。鹿紫雲一は、生前は老齢の男性でしたが、羂索によって復活させられた後は、青い髪の青年の姿をしています。かっこいいキャラクターデザインや、戦いに全てをかけているところなどが、読者から好感を寄せられています。

鹿紫雲一は、呪術廻戦の死滅回游編の登場キャラクターとして人気となっています。こちらのかたは、呪術廻戦のキャラクターのぬいぐるみ商品「ちょぴぬい」に、「鹿紫雲一バージョンを入れて欲しい」とコメントされています。

鹿紫雲一は、呪術廻戦の強キャラである宿儺と対等に戦える強さを持っています。しかし、そのような戦闘能力に反して、女性キャラクターのようなかわいいお団子ヘアーをしています。呪術廻戦の読者からは、そのようなギャップについて「かわいい」といった感想や、「角が気になる」という感想が寄せられています。

以上、呪術廻戦の死滅回游編のシーンに登場する鹿紫雲一の死亡について紹介してきました。鹿紫雲一は、戦いが生きがいの戦闘狂で、「最強の呪術師」と呼ばれている宿儺と戦うことを夢見ていました。羂索が始めたバトルロイヤル・死滅回游のために復活させられた鹿紫雲一は、そこで宿儺と出会います。

両者譲らぬ戦いが行われましたが、最後は避けるのが不可能な斬撃を宿儺が繰り出したことで、鹿紫雲一は死亡しました。死亡後に、現世ではない場所にいたことや、「宿儺と戦う」という生前の目的を達成していることから、今後登場可能性は低いと予想されます。