【葬送のフリーレン】シュタルクの兄・シュトルツは村の最強戦士！現在は死亡？

『葬送のフリーレン』のシュタルクは、途中からフリーレンの仲間に加わった主要キャラの1人です。シュタルクの回想シーンには、兄であるシュトルツが登場しました。本記事では、シュタルクの兄であるシュトルツのプロフィールや強さ、登場回について解説します。

葬送のフリーレンは、2020年から連載が始まったファンタジー漫画です。週刊少年サンデーと、web漫画アプリのサンデーうぇぶりで連載が続いています。葬送のフリーレンは2023年からテレビアニメが始まり、1話から4話までが金曜ロードショーでまとめて放送されました。葬送のフリーレンのアニメは多くの動画配信サービスでも配信されており、どの配信サイトでもランキング上位に入っています。

勇者パーティーの1人であるエルフのフリーレンは、魔王を倒して王都に凱旋します。フリーレンは魔法収集の旅に出るため、1人で王都を旅立ちました。50年後に王都に戻ったフリーレンは、仲間たちと一緒にエーラ流星を眺めます。その後、勇者ヒンメルは死亡し、フリーレンはヒンメルを知ろうとしなかったことに涙を流します。自分の感情に戸惑ったフリーレンは、人間を知るための旅に出ます。

葬送のフリーレンのシュタルクは、赤い髪と額の傷が特徴的な戦士です。故郷が魔族に襲われたときに1人で逃げ出し、その後はアイゼンに拾われて弟子として育てられました。非常に臆病者で強敵を前にすると手を震わせますが、アイゼンすら恐怖させるほどの戦士としての資質を持っています。

喧嘩をしてアイゼンの家を飛び出しますが、今でもアイゼンのことは師匠として尊敬しています。シュタルクはリーゲル峡谷沿いにある村で竜を退けたとして、英雄として讃えられていました。竜が恐くて動けなかっただけのシュタルクでしたが、引くに引けなくなってその村で3年を過ごします。

そこにフリーレンとフェルンが現れ、背中を押されたシュタルクは竜を討ち果たしました。シュタルクはそれからフリーレンたちの仲間に加わり、前衛として活躍しています。シュタルクは優しく純朴な少年で、どこへ行っても皆から好かれます。ただ、フェルンからの当たりは強く、ぞんざいに扱われることも多いです。

葬送のフリーレンのシュタルクの初登場回では、シュタルクの詳細な生い立ちまでは明かされていませんでした。しかし、初登場回からしばらくして、シュタルクの過去がわかるエピソードが登場しました。そのエピソードによれば、シュタルクにはシュトルツという兄がいたようです。では、シュタルクの兄のシュトルツとは、一体どのような人物なのでしょうか？ここでは、シュトルツのプロフィールや強さについて解説します。

葬送のフリーレンのシュトルツは、シュタルクの兄です。シュタルクと同じ赤い髪を持った青年で、前髪は上げて後ろに流しています。顔立ちは成長したシュタルクにそっくりですが、シュタルクよりもややキリッとした目つきをしています。クールな性格をしており、一見冷たく見えることもあります。しかし、根は優しく、シュタルクのことも大事に思っています。

普段は父親の手前、シュタルクに対して冷淡な振る舞いをしているようです。父親のいないところではシュタルクを可愛がっており、シュタルクを怒ったり貶したりすることもありません。シュタルクが誤ってシュトルツのマントを泥で汚したときもまったく怒らず、逆にシュタルクの集中力を褒めました。このエピソードからも、シュトルツの優しさや弟への愛情が伝わってきます。

シュタルクと兄のシュトルツが生まれた村は、男は皆戦士として育てられる戦士の村でした。そこでは強い戦士が最も優れている者として認められ、強くない者は価値がないと見捨てられます。そのため、村の戦士たちは、魔物にも負けないくらいの強さを持っている者がほとんどでした。シュトルツはその中でもさらに優れた戦士で、村最強だといわれています。

シュトルツは常に真っ白なマントを羽織っていますが、戦闘においてこのマントを汚したことはありません。この真っ白なマントは、圧倒的な強さで魔物を倒している証拠だといえます。シュトルツの強さは父親も認めていて、父親はシュトルツのことを誇りに思っていました。シュトルツの能力や使用する技などは、作中で描かれていないため不明です。ただ、剣を持っているシーンがいくつか見られるため、主に剣を用いて戦っていると推察されます。

シュタルクの兄であるシュトルツは、登場回が少ないにも関わらず人気が高いキャラです。そのため、死亡しているのか生きてるのかと話題になることもあります。シュトルツは村を襲撃してきた魔族に、果敢に立ち向かっていきました。魔族との戦いで、シュトルツは死亡したのでしょうか？ここでは、シュトルツが現在も生きてるかどうかや、村を襲った魔族の正体についてまとめます。

シュトルツの登場回では、シュタルクとシュトルツの故郷が魔族に襲われるシーンが出てきます。2人の故郷は魔族の襲撃にあい、シュタルクは兄を置いて1人で村から逃げ出しました。このとき、村を襲撃した魔族の姿も少しだけ描かれています。その魔族の顔ははっきりしませんが、頭に生えた2本の角と長い髪、武器が大きな斧であることだけはわかります。

この魔族は、七崩賢の1人である「血塗られし軍神リヴァーレ」ではないかといわれています。リヴァーレの登場回は、原作の116話です。このときフリーレンは女神の石碑の力で過去に飛ばされ、ヒンメルたちと未来へ戻る方法を探している最中でした。フリーレンが過去へやって来たことを知った魔族たちは、フリーレンから未来の情報を奪って始末することにします。

この計画に参加した魔族のうちの1人が、軍神リヴァーレでした。リヴァーレはシュタルクの回想に出てきた魔族と、髪型や服装、角の形などがそっくりでした。武器に斧を使用していたことからも、シュトルツたちを襲った魔族はリヴァーレと見て間違いないでしょう。

シュタルクの兄のシュトルツは、魔族の襲撃で死亡したのでしょうか？シュトルツが作中に登場したのはシュタルクの回想シーンの中だけで、それ以外の登場回はありません。そのため、シュタルクが村を逃げ出した後のシュトルツが生きてるかどうかは、明確にはわからない状態です。

ただ、シュタルクの村は魔族によって滅ぼされたため、シュトルツもそこで死亡したと考えるのが自然です。しかし、シュトルツの明確な死亡シーンがなかったことから、シュトルツはまだ生きてるという声が上がることもあります。シュトルツが生きてる確証はありませんが、死亡シーンが描かれてない以上、生きてるシュトルツが再登場する可能性も残っています。

シュタルクの兄のシュトルツの登場回は、葬送のフリーレンの26話です。この回では、シュタルクの誕生日の様子が描かれています。北側諸国のアペティート地方にたどり着いたフリーレンたちは、宿に泊まってしばしの休息を得ていました。部屋でフリーレンと話していたフェルンは、今日がシュタルクの誕生日であることを聞かされます。何もプレゼントを用意していなかったフェルンは、シュタルクが欲しい物を探ろうとします。

しかし、どう訊いても怪しまれると思ったフェルンは、直球で欲しいものを尋ねることにしました。フェルンから欲しい物を訊かれたシュタルクは、なぜかと不思議がります。今日が誕生日だからと言われても、それと欲しい物が関係するとは思っていませんでした。シュタルクはこれまで誕生日を祝ってもらったことがなく、誕生日にプレゼントをもらうことに慣れていなかったのです。

フェルンから「そういった風習だったのですか？」と訊かれたシュタルクは、過去のことを回想します。ここで初めて、シュタルクの兄であるシュトルツが登場しました。過去の辛かった記憶を辿っていたシュタルクは、兄のシュトルツが自分にだけは優しかったことを思い出します。しかし、その優しい兄を置いて村を逃げ出したことも同時に思い出し、自分は誕生日を祝ってもらえなくて当然の失敗作だと口にします。

自分を責めるシュタルクにフェルンは優しく微笑み、「プレゼントを選びに行きますよ」と言いました。フェルンにとって、シュタルクの過去はどうでもいいことでした。フェルンたちの仲間になったシュタルクは一度も逃げたことがなく、その事実だけで十分だったのです。2人はそれから一緒に町を巡り、フェルンはシュタルクにブレスレットを買ってあげました。

シュトルツの登場回では、感動的なハンバーグエピソードが登場します。ここでは、シュトルツの登場回に続き、シュタルクとシュトルツの兄弟愛がわかるハンバーグエピソードを詳しく紹介します。フェルンとシュタルクが買い物を終えて宿に帰ると、フリーレンが大きなハンバーグを焼いて待っていました。フェルンはバカでかいハンバーグに首を傾げますが、シュタルクは「誕生日と言ったらこれだろ」と喜びます。

アイゼンはシュタルクに誕生日プレゼントをあげたことはありませんでしたが、誕生日には必ず大きなハンバーグを焼いてあげていたのです。フリーレンは旅の途中、アイゼンにこの大きなハンバーグの意味を訊いたことがあります。アイゼンの村では、精一杯戦った戦士には大きなハンバーグを贈る風習がありました。そのため、誰かの誕生日には、プレゼントの代わりにハンバーグを焼いていたのです。

フリーレンからその話を聞いたシュタルクは、シュトルツのことを思い出します。ある日、調理場で料理をしているシュトルツに、シュタルクは何を作っているのかと声をかけました。すると、シュトルツは「ハンバーグ」と答え、「誕生日だろ」と続けたのでした。シュトルツもおそらくアイゼンの村に伝わっている風習を知っていて、精一杯頑張っているシュタルクを労うためにハンバーグを焼いていたのでしょう。

シュタルクは同時に、魔族に襲撃されたときのことも思い出します。シュトルツは小さいシュタルクに「お前は生きるんだ」と言い、シュタルクを村から逃してくれたのです。シュタルクはフリーレンからもらったハンバーグのおかげで、改めて兄の深い愛情に気づいたのでした。

葬送のフリーレンのシュトルツは、魔族との戦いで死亡したように見えます。しかし、シュトルツが生きてるとの希望を持つ人は多く、「シュタルクと再会してほしい」というコメントもありました。ただ、シュトルツがまだ生きてると願う人も含め、ほとんどの人はシュトルツの死亡説を疑っていないようです。

葬送のフリーレンのシュタルクは臆病者ですが、その強さはフリーレンやアイゼンも認めています。ただ、シュタルクはまだ成長途中であるため、当時のシュトルツは現在のシュタルクよりも強かったと推察されます。作中でシュトルツの戦闘シーンを見ることはできませんが、相当の強さを持っていると推測する人が大勢いました。

葬送のフリーレンのシュトルツには、「良いお兄さん」という感想が多く寄せられています。シュトルツは村で唯一、シュタルクの強さを認めてくれた人です。シュタルクにとっては、救いのような存在だったでしょう。シュトルツの優しさやシュタルクに見せた最後の笑顔には、多くのファンが心を打たれたようです。

葬送のフリーレンのシュトルツのプロフィールや登場回、生きてるかどうかなどをまとめました。シュタルクの兄であるシュトルツは作中にわずかしか登場しませんが、シュタルク同様人気が高いキャラです。すでに死亡している可能性が高いですが、ファンからは再登場が待ち望まれています。シュトルツの再登場を期待しながら、葬送のフリーレンの原作やアニメでシュトルツの活躍を振り返ってみてください。